TB1020
イギリス
1810年代 リージェンシー キューバンマホガニー ボビンエッジ ティーテーブル
サイズ | 幅 730mm 奥行 545mm 高さ 720mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
イギリス・リージェンシーの時代、19世紀初期に製作されたソリッドのティーテーブルです。
200年以上は経過しているスーパー骨董です。
当時、富裕層のエンドテーブルなどとして使われていた特注家具になります。
下半身のスタイリッシュなフォルムに対して、天板がちょっと飾り気なさすぎ・・?
いえ、一番の見どころはこの天板です。
業界関係者の方なら逆に目をお付けになると思いますが、とても珍しい杢。
宮廷家具の代名詞、”キングウッド”材のようにも見えますが、
おそらくはスパニッシュ・マホガニー、それも最も人気の高いキューバン・マホガニーの、
珍しいリボン杢を厳選して用いたものと思われます。
それも化粧材ではありませんよ。
一枚板の無垢です。
このような贅沢な天板があれば、その他に驕奢な装飾が必要でしょうか?
どんな装飾よりも豪華な、淡い霞のかかった「飾り紐」状の杢が、天面全面に彩られています。
そして、当時流行したオリエンタルな幾何学文様を、ささやかに周囲に演出。
”ボビン”状のエッジで周囲を縁取り、キューバンマホガニーのリボン杢をより一層引き立てています。
天板は2cmに満たない厚みの1枚板ですが、信じられないことに目立った反りや歪みを一切見せておりません。
天然木の無垢板が200年もの間、変形しない?
常識では考えられない品質です。
「銘木」級の品質、というよりも、本物の「銘木」が使用された天板ということでしょう。
もちろん構造設計、製作技術の高さがあってこその結果。
すでに2世紀以上のほどの歳月が経過しているので、どこかに不具合が生じていてもおかしくはないはずですが、
驚くべきことに、ダメージらしいダメージは一切なし。
日本の江戸時代末期につくられた民衆家具を想像してみてください。
ほぼ朽ち果てていますよね。
わずかな無垢の収縮による小ひび、脚のカーブの歪みなども、まったく確認できません。
ほぼ誤差レベルの経年変化、程度です。
全体のフォルムがかなり華奢な造形にもかかわらず、このグッドコンディション。
一体、どのような工法で製作したものなのでしょうか?
目の肥えた方ほど、こちらのテーブルの技術レベルの高さがお分かりになっていただけるものと思います。
超一級の骨董家具、優良な200年物のスーパーアンティーク、とデニムが保証させていただきます。
おそらくはイギリスでも名の通ったワークショップの商品だったことでしょう。
前置きが長くなってしまいましたが、テーブルデザインはリージェンシー期に流行した、
リアルタイムなサーベルフォルムのシルエット。
当時の権威あるブリティッシュデザインです。
リージェンシー、すなわちイギリスの摂政時代(せっしょうじだい)は、狭義では1811年から1820年の間、
広義には1795年から1837年までの期間を差しています。
政治的には混乱していた時代でしたが、上流階級の文化は華やかだった時代。
1本の支柱を持つその優雅なサーベルレッグのデザインは、
リアルタイムな「本物」のリージェンシーフォルムです。
21世紀の「美的感覚」をもつ私たちさえも充分に魅了する、エイジレスな造形美だと思います。
素材については前述の通りの超一級品。
繊維の目は詰み、木肌には華やかな赤みがあって、独特の杢も大変美しい。
磨けば磨くほど、年月を経れば経るほどに、赤銅色に輝くこの逸材は、
トップ面全体を淡い光に包みこんでいます。
相当な技術を持った家具職人と相当な品質の材が出会って
初めてこの世に存在することのできた、究極のリージェンシーテーブルといえるのではないでしょうか。
当時の貴族たちのオーダー品、華やいだイギリス上流階級の文化がしのばれます。
長い歳月を全く感じさせることのない、いまだ生き生きとした躍動感すら感じる、工芸品のようなテーブル。
まだまだその役目は終えることなど、私たちが生きている限りではなさそうです。
さらにそのブロンズに輝く、華やかなレッドマホガニーの木肌は、
200年という時が作り上げた“パテナ(古艶)”を身にまとって、より一層輝きを増しています。
現代ではまず復刻不可能な「奇跡」のような究極のティーテーブルといえるでしょう。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
高級家具の代名詞、リージェンシー期のティーテーブルです。
今から200年以上前の貴族クラスの高級家具になります。
素材は当時の最高級家具材、キューバン・マホガニー。
大航海時代の中米産のマホガニー材で、
現代の最高級材、ホンジュラス産マホガニーが一般材だった時代に高級材とされた、
事実上、史上最高級の逸材です。
天板、脚部ともに、価値ある総無垢ベース。
入荷時のコンディションとしては、2世紀も経過しているにもかかわらず、
比較的、外観は綺麗な状態でした。
天板には歪みや反りも見られず、脚周りにもガタつきやぐらつきもなく、
構造的にもとても良好でした。
天板面には小さめの傷すら少ない状態。
そこで天板および脚部全面は、軽めのサンディングにより、外観は汚れ落としのみにとどめ、
できるだけ現状の経年の雰囲気を残すようにリフレッシュすることにいたしました。
特に、こちらのリージェンシー様式の家具、アメリカではコロニアル様式などとして、
現代でも人気のあるデザインのため、リプロダクション(現代の復刻古典家具)も多く、
ことによっては現代家具とも間違われかねないため、極力アンティーク感を失わないよう
心掛けることといたしました。
まずは構造補修から。
脚元はガタつきやぐらつきもなく実用コンディションを維持していましたが、
これほどのテーブルですのでもう一度接合部は総チェック、一通り増し締めしております。
天板に対して華奢な、1本支柱の四つ股の脚部ですが、接地のバランスも良好。
がたつきやぐらつきもなく、安心してお使いいただける状態です。
構造点検の次は外観チェック。
天板のボビン装飾や脚部のフルーティング彫刻も、200年という歳月を考えれば信じられないほど状態は良く、
目立った欠損はほとんど見られず、きれいに整っております。
これだけでも大変な骨董品と思います。
そして仕上げ塗装の前にクリーニング。
2世紀もの歳月の汚れを落とすべく、デニム愛用のメンテナンス用品、
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 473ml」や
「CR0290 HOWARD オレンジオイルOrange Oil 473ml」でしっかり洗浄。
全体としてクリーンにお感じいただけるものと思います。
そして最後の工程、仕上げ塗装です。
経てきた歴史を完全に消してしまうのは避けたいので、
素地までは出さずに慎重に表面のみを削り落とすことで、材の本来のきれいな姿と時代感を両立させるようにします。
電動工具は使わずに、ハンドサンディングで、表面の劣化層のみ削り落とし。
狙い通り、アンティークらしさは失われることなく、赤みの華やかな美しい杢が顔を見せました。
その後、小傷消しや全体のお色を整えるため、
塗装補修剤の「CR0298 HOWARD レストアフィニッシュRestor-A-Finish マホガニー 236ml」で調色。
アンティーク家具標準のステイン塗料や艶出しのニスを使用することなく、
極力、時代感に配慮しながら、200年物の骨董家具らしく、
ナチュラルな風合いにに仕上げることに成功いたしました。
天板は、ほぼ人工的なお色はついていない、マホガニー本来の赤みの色のまま。
かなり良い感じに仕上がったものと自負しております!
メンテナンスのフィニッシュは、英国直輸入、天然の蜜蝋ワックスで全体を磨き上げて仕上げました。
以上、これほどの高級アンティークですのでしっかりと手を尽くし、
コレクティングファニチャーにふさわしいエクセレントコンディションに仕上がりました。
2世紀前の時代感を持ちながら、決して古臭さを感じさせない、
スタイリッシュな最高級キューバンマホガニー製ティーテーブル。
二度とお目にかかれることのない超・高級骨董とご紹介いたします。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/KM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
美しい色艶と線象嵌の装飾が印象的な、リージェンシーのエンドテーブルです。
200年以上経過したスーパーアンティークです。
天板のリボン杢は化粧張りではなく、無垢のもの。
最上級クラスの銘木。
木取りで計算された美しさです。
素晴らしいのは天板だけではありません。
四つ股1本柱の脚は、リアルタイムな ”サーベルレッグ”。
200年を経過した今でも、その美しいフォルムを端正に維持しています。
アンティークらしい独特の風格も充分にあって、
きっとリビングを格調高い雰囲気に演出していただけると思います。
さらに70cm角程度の使いやすい天板サイズと、通常のダイニングテーブルと同じ高さの天板高。
ダイニングの天板を拡張させたり、リビングのソファサイドに設置するテーブルとして、
実用的にもユーティリティ性の高いテーブルになります。
もちろん、お二人程度のティーテーブルにはぴったり。
高いインテリア性を持ちながら、機能性をも兼ね備えたパーフェクトなオケージョナルテーブル。
アンティーク上級者の方にもきっとご満足いただけるお品です。
インテリア性、デザイン性、実用性、そして骨董としてのプレミアム性もそろえた、
4拍子そろった最高級のコレクティングファニチャーと評価しております。
今ではほとんど入手できなくなったリージェンシーの家具です。
次代への遺産として。
この機会にぜひ、ご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | リージェンシー キューバンマホガニー ボビンエッジ ティーテーブル | |||
品番 |
TB1020
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管理番号 | LC37-5_1112 | |
販売価格(税込) | 198,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 730mm 奥行 545mm 高さ 720mm | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1810年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1810年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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