TB1019 イギリス 1890年代 ヴィクトリアン マーケットリーインレイローズウッド ドロップリーフ ティーテーブル/トロリー
サイズ |
幅 530mm 奥行 420mm 高さ 720mm 最大拡張幅 880mm 収納部内寸・幅 380mm 収納部内寸・奥行 295mm 収納部内寸・高さ 55mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
大変すばらしいマーケットリー(絵画調の象嵌細工)の紋章入り最高級アンティークテーブルが入荷いたしました!
今から約130年ほど前、19世紀末、ヴィクトリア後期のイギリスで製作された、
バタフライトップのティーテーブル/トロリーです。
“リッチ”という言葉すら、このテーブルの前では陳腐でしょうか・・。
家具材の最高峰、ローズウッドの木肌は、木目も大変美しく、
このテーブルのボディ全体を淡い光に包みこんでいます。
デザインはヴィクトリア末期に流行した、クラシカルなシェラトンスタイル。
その優雅なテーパードレッグ(先細り脚)の繊細なストレートラインと、
4本の脚をつなぐストレッチャープラットフォーム(下棚)のデザインバランスは
21世紀の「美的感覚」をもつ私たちさえも充分に魅了する、エイジレスな造形美だと思います。
しかも、これほどの端正なラインを実現させ、さらに1世紀という歳月を経ていながらも、
一切の歪みを見せず、当時のままの姿をキープし続ける、この逸材、ブラジリアン・ローズウッド!
・・信じがたいほどのスーパー・クオリティです。
非常に硬く波の職人には加工の難しかったローズウッドを、
相当な技術を持った家具職人が、このように相当な品質の材と出会って
初めてこの世に存在することのできた、究極のヴィクトリアンテーブルではないでしょうか。
特にその素材の色、艶、質感、きめの細かさ、そして独特の墨を水面にこぼしたような縞杢は、
家具材の中でも最高級とされるローズウッド材の中にあってさえ、
さらに歴史上最高峰とされる、“ブラジリアン・ローズ”クラスの銘木、と推測しております。
もちろんブラジリアンローズは、レッドリスト(絶滅危惧種)により現代では伐採禁止。
もはや二度と家具材として使われることの無い希少な銘木になります。
また、その気品あふれるプロポーションには、非常に細かな描写のマーケットリーのシェル文様がトップに象嵌され、
その文様を引き立てるかのように、ストレートなシルエットを
ピンストライプのストリンギング(線象嵌)が周囲を飾り立てています。
長い歳月を全く感じさせることのない、生き生きとした躍動感すら感じる、
みずみずしい家具装飾のアクティビティです。
さらにそのブロンズに輝く、華やかなブラジリアンローズの木肌は、
100年という時が作り上げた“パテナ(古艶)”を身にまとって、より一層輝きを増しています。
現代ではまず復刻不可能な、「奇跡」のような究極のティテーブル、
ティートロリーといえるでしょう。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1世紀以上前の最高級アンティークテーブルです。
コレクティングファニチャーとして、アンティークオークションでも高値の付くローズウッド製の逸品です。
素材はマホガニー無垢ベースのローズウッド化粧材。
マホガニーは赤みの強い、最高級の中米産スパニッシュマホガニーと思われ、
ローズウッドは縞杢が独特のブラジリアン・ローズウッド。
家具材としてはこの上なく、最上級の銘木がハイブリッドで構成されています。
また上下棚の天板面には美しいマーケットリーインレイ(絵画調象嵌)が施され、
全体のシルエットを引き立てるように、ピンストライプのストリンギング(線象嵌)が
天板、脚に装飾されています。
まさに当時の貴族家具仕様ですね。
入荷時からコンディションは良く、
拡張板の稼働部など、基本構造には特に目だった留意点はみられませんでした。
予想のつくことですが、コレクターの手で大切にコンディション維持されてきたものと思います。
細かい傷などは若干ございましたが目立つようなダメージは無く、
年代なりの常識的な範囲内のものです。
もちろんアンティークなりの経年は感じる状態でしたが、輪染みなどの使用感も少なく、
まずまずの状態でした。
ただ入荷時のチェックポイントとしては、天板面が色あせ、色むら、など、
使用感が目立っておりましたので、全面旧塗装は剥離し、再塗装することに致しました。
また、脚先のキャスターについては、多少のガタはありますが、まだまだ交換不要の現役な状態。
おそらく経年の風合いから見て、貴重な130年前のオリジナルキャスターと思われますので、
しっかりとチェック&メンテをして再利用させていただくことといたしました。
ということで、リフレッシュ塗装を行って全体のクリーンアップをはかり、
基本メンテナンスをしっかりと行って優良な骨董家具に仕上げていきたいと思います。
まず塗装面では、全体的にやや退色気味だったのと、乾燥気味だったのがちょっと気になりました。
気になりそうな傷などについては埋め木やパテ充填により、目立たないよう処理させていただきました。
その上で全体にサンディングをかけ、積年の汚れを削り落とすと共に、再塗装に向けて表面を整えます。
天板面は前述のとおり、古い塗膜は剥がしました。
130年前のローズウッドの木肌があらわになりました。
見事な杢です。
もちろん、塗装作業はマーケットリーインレイを変色させないよう、しっかりと保護して進めました。
そして、削りかすやらその他の汚れなど、水拭きと
「CR0291 ハワードHOWARD クリーナフィニッシュ 16oz(473ml)」できれいに除去します。
ひっくり返して裏面までしっかりお掃除しておりますので、清潔に感じて頂けるものと思います。
下地調整後、ローズウッドカラーの英国製オイルステインで色調整。
時代感を失わないよう注意しながら染色します。
フィニッシュは英国製の天然樹脂製シュラックニスでトップコートの再塗装をいたしました。
多少色むらなどが残っている部分もありますが、ほぼ杢目と違和感なく、
ローズウッドの杢目の色艶の良さが回復し、とても風合いの良い状態となりました。
また、パーツの欠損や全体のゆがみなど、構造面は隅々までチェックしました。
特に問題もないようでしたが、安心してお使いいただけるように、
念のためレベルには締め直しを行いました。
天板は無垢なので厳密に測れば反りや歪みも出ているかとは思いますが、
拡張時にはぴったりと隙間なくリフトアップできますので、
実用的、見た目的には特に支障のない状態です。
細い4本脚の自立の状態はよく、設置は安定しています。
脚には歪みや傾きもありません。
また、こちらには引き出しが付いていますが、底板材も含め、
見えない部分にも全てマホガニー無垢材で構成。
さすがの銘木ですので、100年以上を経過した無垢の家具構成ながら、この部分も構造不良は一切なし。
現状おさまりも良く、ご使用上不具合はありません。
拡張板の開閉を司る金具(ストラップヒンジ)や天板の拡張を保持する回転式の「腕木(天板支え木)」についても、
付け替えられた痕跡がないので100年前のオリジナルと思われますが、
今なお、稼働状況は現役、良好です。
こちらもしっかり点検整備、金具はオイルメンテしておきました。
最後は真鍮製の取っ手金具とキャスターの磨き上げ。
真鍮金具は様式デザイン通りの高級ループハンドル。
当時流行していた東洋趣味的なデザインですので、おそらくは当時ものではないかと思われます。
とても高級感があります。
ハンドル、キャスターともに、ソリッドブラスですので、何年経過しても磨けば光る。
特にアンティークブラスのゴールドは美しいので磨きがいがあります。
真っ黒だったハンドルも作業後は黄金色に輝きました。
以上、磨き上げた金具類を取り付けて作業完了です。
隅々まで手を尽くし、安心して気持ちよくお使いいただける状態となっております。
尚、実用的なティーテーブルなどとしてお使いいただくのであれば、アンティーク塗装の塗料は水や熱に弱いので、
ガラスやビニールマットなどを敷いて使われた方がよろしいかもしれません。
※デニムでも天板マットの製作を承っております。
また、天板面には、水や熱に強い現代のウレタンクリアコーティングを施すことも可能です。
必要に応じてお求め時にその旨お申し付けください。
※別途費用が必要です。
お届け前には天然蜜蝋のアンティークワックスで磨きあげてお送りいたします。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
とても美しいテーブルが入荷しました!
今から100年以上前に製作された“シェラトン・スタイル”のティーテーブルです。
当時のティーテーブルですから、上流階級の調度品だったことは容易に想像できますね・・。
アフタヌーンティーの文化が一般大衆にまで普及したのは、20世紀以降のことですからね。
素材は、「木の宝石」と呼ばれるローズウッド。
美しく輝く華やかな色艶、そして独特の縞杢は、まさに、アンティークならではの彩りです。
もちろん、見た目だけではありません。
天板は両サイドに上げ下げできる"ドロップリーフ” のついた拡張式、
足もとにはちょっとした移動も片手でこなせるキャスター付き、
そして1ドロワーの収納機能もついています。
ティートロリーの機能も備えたティーテーブルとして、
当時、最先端の多機能テーブルだったのではと想像されます。
加えて、華奢な見かけによらず、躯体はしっかりとしておりますので、
日常使用に耐えられるユーティリティ性も充分。
現代の生活でも、収納付のオケージョナルテーブルとして、
様々なシーンで実用的にお役立ていただけるのではないでしょうか。
デニムでは、天板を長く良い状態に保っていただけるよう、ガラスやCSマットなど、
きれいな天板面を保護するテーブルトップの製作なども承っておりますので、
ご質問などはお気軽になさってください。
100年を超えた“ジェニン・アンティーク”(真のアンティーク)ですが
まだまだこれからも充分永くお付き合いいただけるクオリティです。
現代家具にはないこの味わい・・。
そして、世界にいくつも存在していない、貴重な逸品です。
ぜひ、この出会いにご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ヴィクトリアン マーケットリーインレイローズウッド ドロップリーフ ティーテーブル/トロリー | |||
品番 |
TB1019
|
管理番号 | LC37-15_0128 | |
販売価格(税込) | 154,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 530mm 奥行 420mm 高さ 720mm 最大拡張幅 880mm 収納部内寸・幅 380mm 収納部内寸・奥行 295mm 収納部内寸・高さ 55mm ※片側拡張時は幅705mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
家具/Furniture
> テーブル
家具/Furniture > トロリー/ワゴン |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | エルム | |||
主要素材の材質 | 化粧材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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