CH0242RE ドイツ 1860年代 ビーダーマイヤー キューバンマホガニー サーペンタインシェイプ 4ドロワーチェスト
サイズ |
幅 990mm 奥行 485mm 高さ 1045mm 収納部内寸・幅 815mm 収納部内寸・奥行 395mm 収納部内寸・高さ 120mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から150年ほど前、ドイツ19世紀中盤に製作され、イングランド北部で使われていた、
クロッチマホガニーの4ドロワーチェストです。
まさに「息をのむほどの美しさ」・・。
世界最高級、スパニッシュ・マホガニーで構成され、
その官能的な色、艶、そしてデザインフォルム・・全てがパーフェクト。
その仕上げぶりは文字通り、超・一級品。
家具というよりも芸術品に近い高級骨董です。
ズシッと重みのある良質なマホガニーの躯体は、ご覧の通り木目も美しく、
赤銅色に輝く“レッド・マホガニー”カラーのすばらしいマテリアル。
前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょう、目立ったダメージもなく、
木肌には良く磨き上げられた自然な艶があります。
アンティークとしてはトップレベルの風合いです。
デザインはドイツ19世紀前半の、“ビーダーマイヤー”様式に影響を受けたと思われる、
直線基調に曲面を組み合わせたスタイル。
当時、貴族たちに人気の高かった英国ヴィクトリアン家具に近いデザインを持ち、
また、英国家具のようにコンパクトなフォルムだったことで、はるばる大陸から持ち込まれた家具と思われます。
いや、持ち込まれたのは後年、アンティークコレクションとして・・だったのかもしれません。
19世紀当時の実用家具、あるいは近年に輸入されたコレクティングファニチャー、
いずれにしても、19世紀の時代の貴族家具のデザイントレンドを色濃く残しています。
全体のフォルムは、サーペンタインフロント(波型の引き出し飾り面)や、
ターニングレッグ(刳りもの脚)といった、柔らかな曲面で構成。
当時のデザイントレンド独特のフォルムです。
またその引き出しについていえば、ポピュラーなイギリス家具のように取っ手金具などはなく、
引き出しの両サイドに設けられたモールの突起を指に引掛けて引き出しを引き仕組み。
よく考えられた機能的なデザインです。
デザインや製作技術を見ても一級の家具であることはわかりますが、
この家具の特筆は、何と言ってもその素材品質でしょう。
4段の引き出し前板の上下でシンメトリーを描く、”ファニアー(扇状)”の化粧張りは、
おそらくは中米産スパニッシュマホガニーの中でも最強の銘木、”キューバン・マホガニー” の杢。
大変贅沢な仕様です。
さらに外まわりのフレームにも、その構成材すべてがマホガニーの無垢、
見えない構成材や消耗品的な背板ですら、イングランドパインの無垢・・という、
余すところなく、「稀代の銘木」で構成されている恐るべきチェストになります。
コンディションやディテールのつくりこみは、お写真でご覧いただければある程度ご判断いただけるとは思いますが、
心で感じる感性的な部分でさえもさまざまな雰囲気作りの工夫が見られ、
家具としての完成度は非常に高いと思います。
本当にUitimateなチェストであることを断言させていただきます。
赤銅色に輝く、あでやかなレッドマホガニーのボディカラーが、
見る人の琴線を揺さぶるほど、表情豊かです。
このチェストを、デニムがお勧めできない理由があるでしょうか・・?
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
とてもコンディションの良い最高級チェストです。
マホガニーの無垢材をベースに、貴重な銘木の化粧張りが、この家具の「顔」として用いられ、
宮廷家具とほぼ同等クラスの質の高さを感じます。
機能的にも大きすぎない、小さすぎない、ちょうどいいサイズ感な躯体である一方、
収納性はたっぷり目の引き出しサイズで良好。
実用チェストとしても使い勝手は良いです。
こちらはおそらく、コレクティングファニチャーとして所有されていたのでしょう、
入荷時のコンディションについては、手厚く維持されてきた素性の良さを感じました。
構造的には、無垢ならではの収縮や変形といった自然変化もほとんど見られず、
基本的な躯体の接合部や扉などの稼働部、脚回りなどの接地部などについては、
常にメンテナンスを受けてきたようで、入荷時より不具合は見当たりませんでした。
一見、200年も経過している家具とは全く思えず、てっきり20世紀初期頃の家具だと、
メンテナンスに実際かかるまでは、てっきり思い込んでいました。
ただ塗装面では、全体的に相応に退色が進んでいて、天板にはやや目立つ小キズなどもあり、
全体的に手を加える必要がありました。
ということで、主に修復作業は外観のリフレッシュを中心に行うことなりました。
まずはクリーニングから。
清掃は各部ばらした状態で、見えないところから脚の裏まで、
隅々まで徹底的に行なっております。
この年代の家具としては比較的きれいな方でしたが、より一層クリーンアップされました。
全体にきれいな印象です。
次に構造面。
特別に修復を必要とする箇所はありませんでしたが、念のため、
脚元などについては、再度締めなおしをしてあります。
引き出しの可動状態は良好で、稼働部は軽い調整のみになりました。
素材も反りの少ない贅沢なマホガニー無垢です。
そして引き出し飾り面および天板塗装。
これほどの高級家具ですので、躯体は全面再塗装することにいたしました。
まず塗装前の事前処理として、全体を細かい粒度で慎重にサンディングし、下地を整えます。
そして旧塗装を完全にはがすまでサンディングを慎重に進め、木の素地にまで磨きあげを行いました。
当時の最高級、すなわち世界の歴史上最上級の、中米産スパニッシュマホガニー、
おそらく杢から見て ”キューバン・マホガニー” と思われる柾目が姿を現しました。
現代感覚では、こんな贅沢、何をかいわんや、ですね。
いずれも現代ではワシントン条約で、すでに入手不可能となった幻の銘木ですから、
これを上回る様な価値をもつ材料など、探し出すのは間違いなく不可能です。
素材の点で言うと、引き出しは底板も側板もすべてがオールドパイン無垢材。
背板も同様です。
ヨーロッパのオールドパインだって今や銘木の部類ですから、
使われているすべての素材が、銘木、で無垢構成ということになりますね。
何だかもう、やりたい放題、って感じです。
さて、塗装についてはレッドマホガニーの英国製オイルステインで色調整をし、
天然樹脂塗料のシェラックニスで仕上げしました。
素晴らしい色艶が回復いたしました。
見事なサーペンタインの曲面が、より一層引き立ちました。
塗装は躯体全体も全面再塗装でフィニッシュしています。
基本的にはきれい目に塗装をしながらも、ある程度時代感を残した仕上げとし、
天板の色味に合わせながら躯体を調色、統一感のある仕上げとなっています。
仕上りは、全体的に良い色艶がしっかり乗っています。
装飾的なパネル面が多かったので、塗装剥離にかなりの労力がかかりましたが、
結果、とても良い仕上がりとなったものと自負しております。
これも長く使われてきた、前オーナーの手入れの良さの賜物でしょう。
素性の良さも感じられる商品です。
尚、キーにつきましては、入荷時には付属しておりませんでしたので、
当店のアンティークキーストックより近似したものを選択し、合いカギを製作いたしました。
ロックアンロックは正常に動作しています。
ちなみにこのロック、18世紀から19世紀の頃の古いロック構造。
最初、躯体のコンディションが良かったので、100年ほどの前のアンティークかと思っておりましたが、
この古い時代のロックを見て、19世紀の頃の家具であることに気が付きました。
時代考証の際に大変参考になる、珍しい貴重なロックです。
これがオリジナルで残っているだけでも価値があります。
その他、ボタン型の鍵穴飾りも含め、
大切な金物類は全て一つ一つ磨き上げを行っております。
最後に塗装の完全乾燥を待って、英国直輸入の天然蜜蝋ワックスで艶やかに磨いて仕上げます。
以上、これほどのお品ですので、隅から隅まで手抜きなく
しっかりとメンテナンスいたしました。
最高級の「観賞用収集家具」ながら、フルレストア済みで実用にも適した
アンティーク・ドレッシングチェストになります。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
アンティークならではといった、大変美しいマホガニーチェストです!
一目見て、他とはちょっと違うハイクオリティな存在感を感じました。
おそらくその理由は、主材に現代家具ではありえない最高級のキューバンマホガニーが使用されていること。
マホガニーレッドの木肌は見事に美しく、落ち着いた色合いと艶で、
ため息をつきながらなでなでしてしまう事請け合いです。
前面をシェイプするサーペンタインの曲面は、繊細で優美な「玉縁」のモールもあしらわれ、
しかもそれが引き出しの突起も兼ねているという機能的なデザイン。
クオリティの高さを物語っています。
インテリアとしては、アンティークらしい存在感はかなり充分、
きっとリビングをぐっと高尚な雰囲気に演出していただけると思います。
実用面では、たっぷり目の引き出しが4段、
そして全段当時もののオリジナルロック付きでセキュリティーは万全。
※現代の保安感覚ではありません。
実用的なアンティークインテリアといえます。
間もなく200年を迎えようとする “スーパー・アンティーク” ですが、
まだまだこれからも充分永くお付き合いいただけるクオリティとなっております。
とにかく、きちんと手入れをされ、大切に扱われてきたことが伺われる、すばらしいコンディションの “アンティーク・コレクタブルズ” です。
ヨーロッパ伝統のクラフトマンシップを受け継ぎ、
最高級の素材と技術で製作された、まがうことなき真のアンティークとして、
素材の質感、デザインのバランス、仕上げの技術、骨董としてのプレミアム性等、
全てがパーフェクトなお品だと評価しております。
生涯の家財として、一生を共にしていただきたい最高級の骨董家具、とご案内させていただきます。
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ビーダーマイヤー キューバンマホガニー サーペンタインシェイプ 4ドロワーチェスト | |||
品番 |
CH0242RE
|
管理番号 | LOT23-4_0527 | |
販売価格(税込) | 143,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 990mm 奥行 485mm 高さ 1045mm 収納部内寸・幅 815mm 収納部内寸・奥行 395mm 収納部内寸・高さ 120mm ※収納部内寸の代表サイズは1段目です。 ※2段目以降は幅・奥行共通で、高さ2段目215mm、3段目190mm、4段目185mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > ワードローブ/チェスト/ミラーチェスト |
商品プロフィール | ||||
原産国 | ドイツ | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | ドイツ | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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