CH0299 イギリス 1940年代 トップクオリティ オールドフレンチスタイル サーカシアウォルナット 4ドロワーチェスト/コモド
サイズ |
幅 1070mm 奥行 550mm 高さ 960mm 天板高さ 750mm 収納部内寸・幅 375mm 収納部内寸・奥行 400mm 収納部内寸・高さ 135mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
シャビーなフレンチチェストが入荷いたしました!
今から80年ほど前、イギリス20世紀中盤に製作された、フレンチウォルナットの最高級ドロワー チェストです。
・・いかがでしょう?
お写真をご覧になっていただくだけで、ちょっとアンティークにお詳しい方でしたら
すぐにこのチェストのクオリティの高さがおわかりいただけるのではないでしょうか。
半世紀以上を経てなお、端正なフォルムを保ちつづけている良質のフランス産ウォルナット材に
華やかでかつ確かな、英国伝統家具の製作技術がしっかり継承されています。
デザインはフランス伝統のロココ様式、ルイ15世Louis XVスタイル。
18世紀当時、フランス貴族たちの間で大流行したとても優雅な宮廷家具の様式になりますが、
その”ドロワーチェスト/コモド”のデザインがこちらの家具に忠実に再現されています。
イギリスでは18世紀クイーンアンの時代に、このルイ15世様式の”ウォルナット・コモド”が
自国の家具デザインに取り入れられ、やはり富裕層の間で人気を博します。
以来、イギリスのクイーンアン系ドロワーチェストのデザインの中では定番の1つとなり、
現在に至るまで、高級家具を中心にそのデザインは受け継がれてきました。
こちらは、そんな歴史あるデザインを、アンティーク調にエイジングして製作された、
20世紀当時の高級骨董家具の復刻モデルになります。
いわゆる”リプロダクション”と呼ばれる「復刻家具」になりますが、
デザインだけ似せた現代のリプロとはレベルが違いますよ。
デザイン、素材はもとより、工法、そして経年の味付けまで、完璧に再現、
というか本物そのものに「復元」しています。
使用素材にはアンティーク同様に、ヨーロッパの主に黒海地方で産出される銘木、
フレンチ(ヨーロピアン)ウォルナット材が使用され、現代家具でありながら、
見えない構成材にさえも一切の合板は使用されておりません。
そして製法は昔ながらの釘を使用しない、旧来式のほぞ組み構造。
フロント面のサーペンタイン(波型)デザインはロココの特徴的なフォルムですが、
現代家具のように、中空のフラッシュ構造(合板家具)ではありませんよ。
無垢のほぞ組(蟻組み)です。
全面、贅沢に銘木の無垢材が削り出されて使用されています。
今では考えられないほどの高級仕様です。
引出し両サイドのウェーブラインの側面デザインももちろん無垢削り出し。
このラインが”フレンチ・コモド”のアイコンともいえるフォルムです。
躯体にはスクロール(渦巻)文様がちりばめられていて、より18世紀の本物感が演出されています。
真鍮金具ももちろん無垢のソリッド・ブラス。
何年経っても磨けば光ります。
ブラス・ハンドルのデザインも、やはりロココならではのデコラティブなループハンドル。
採用されているケルビム(天使)とフェストゥーン(花綱)モチーフも古来からの縁起の良い文様です。
そして、驚くべきはエイジング(時代仕上げ)の技術。
すでに1世紀近い、「本物」のアンティーク家具クラスにはなっていますが、
アンティークに詳しい人であればあるほど、19世紀以前の200年ものの骨董家具と見分けがつかないと思います。
まず全体に色ムラが付けられていますが、表面仕上げ自体は蜜蝋ワックス系の仕上げのみ。
これはまさに18世紀ジョージアンアンティークの仕様そのもの。
しかし、塗装をしなければアンティーク調の色ムラはつけられないので、
一体、塗装をせずに、どのようにしてこうした色ムラをつけているのか?
また各所に、大時代家具に特徴的な「虫食い穴」が付けられていますが、
これほど小さく綺麗な穴をいろいろな場所に開けることは、相当に難易度の高い作業かと思われます。
電動ドリルなどのなかった時代に一体どうしてこれほど大量に穴があけられたのか?
尚、もちろん、この「虫食い穴」はほぼすべてダミーです。
もし本物であれば、内部の繊維がスカスカになって、材の重量が軽くなってしまいますので、
本当に虫が侵入したものでないことは判断ができます。
メンテ時にチェックしたところ、各部の部材には浸食されたような軽い材はありませんので、
全てがエイジング処理の一環と思われます。
いずれにしても、相当のキャリアを持った専門職でなければこのようなエイジング処理は不可能ですので、
イギリスの家具メーカーの中でも、その道では相当に名の通ったクラスのマニュファクチャーにより
製作されたものと思われます。
現代でも、18世紀ジョージアンのフレンチコモドは、個体にもよりますが、
「3ケタ」万円の値が付くこともある代表的なコレクティングファニチャー(収集目的の家具)ですから、
こちらの家具は、当時、そうした価値を見込んで、それなりコストをかけられて製作された、
超・高級家具だったことは間違いないでしょうね。
細部についても、天板や引き出しの前板にはきれいな部分の杢目だけを使用しつつ、
部分的には素材の板目で動きを出したり、と、木取りにも製作者のこだわりを感じられます。
骨董家具としては、これ以上ないクオリティと言えますね。
もちろん、実用家具としてみても、ご覧いただける通り、全体のデザインバランスがとても秀逸で、
とても優雅な外観である一方、コンパクトな外寸の中に最大限の収納性が確保されています。
使いやすい3段4ドロワーという収納の配置に加え、ちょうどデスクトップと同じくらいの天板高の位置に、
補助天板も設置され、用途に応じてさっと引き出せるようになっています。
元はチェストに収納するクロスなどをたたむためのちょっとした作業台だったものですが、
椅子に座ってちょうど良い高さに、レザートップ付きの広い天板面、という仕様にしたことで、
ドレッシングチェストとして有効活用ができ、液体ボトルの化粧品なども気兼ねなく置いていただけます。
またこれほどのインテリア性がありますので、リビングなどに鎮座させれば、
ちょっとした書き物もできるライティングデスクとしてもご活用いただけるでしょう。
その場合には、ドロワーは書類整理などに高いユーティリティ性が発揮されますね。
全段にロック(鍵)が付いていますので、セキュリティーの面でもご安心いただけます。
・・歴史ある伝統家具、そのものでありながら、近代の家具製作の技術の粋が凝縮され、
さらに実際の経年でアンティークとしての存在感をも身にまとったスーパーアンティーク。
コンパクトな実用家具であり続けながら、骨董家具としての質の高さも永遠に失われることはないことでしょう。
シャビー系アンティークファンの方にとっては、これ以上のコレクティングファニチャーはない、
とご案内させていただきます。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
質の良いフレンチ・ウォルナット材で製作された4ドロワー チェスト/コモドです。
シャビーなフランス風イギリスアンティーク家具になります。
ウォルナットといえば、現在の家具ではちょっと黒みがかったアメリカンウォルナットが主流ですが、
こちらは20世紀の近代家具ながら、アンティーク独特のフレンチ(ヨーロピアン)ウォルナット材が使用されています。
フレンチウォルナットは、オークほど黄色くなく、マホガニーほどは赤くない、
中間的な色合いでどちらにも馴染ませられる古い時代の高級材です。
サーカシアウォルナットとも呼ばれ、アンティークの時代の3大銘木の1つになります。
こちらのフレンチコモドは引き出し3段4杯で構成されており、また
ライティングテーブル(天板)が収納されているので、ドレッサーやデスクとしても実用的に活用いただけそうです。
1段目の引き出しは左右に分かれていますので、書類、書籍、小物等の整理にも適した収納家具。
全段鍵付きでセキュリティーも万全です。
さて入荷時、外観は全体的に小傷が少なめのグッドコンディションでした。
正確に言いますと、実際に日常使用で着いた傷などは少なめ、という意味です。
エイジング(時代仕上げ)されていますので、デザインとしてつけられた傷や色ムラ、
そして「虫食い穴」は、お写真通り全体的にまんべんなく装飾されています。
前オーナー様の下では良い環境に置かれていたのでしょう、経年による乾燥や退色もあまりなく、
エイジングも本物らしく経年変化し、古艶の乗った「味」のある表情となっておりました。
「虫食い穴」も本物ではないようなので、穴をふさいだり、殺虫処理も不要、
その点はご安心ください。
なので、あまり外観の雰囲気、風合いは変えないようにして、
一方では引き出しなどの稼働部を基本メンテナンスで調整しつつ、
積年の汚れをクリーンアップすることによって、リフレッシュさせていくことに致しました。
まずは、構造点検から。
20世紀に作られたリプロダクション(復刻家具)とはいえ、永年使用されてきたものなので、
全ての接合部、稼働部分をチェックし、必要に応じて調整します。
現状、引き出しの稼働状態は良好です。
構造的な緩みや接地のガタつき等もありません。
1段目と2段目の引き出しの間には、スライド引き出し式の書記板がありますが、
そちらも動作良好。
また重量級の躯体ですので足回りの接地、強度もしっかりとチェックしました。
以上、構造的な問題が各部ないことを確認しております。
まだまだ長く安心してご利用いただける状態です。
構造点検の後は各部のクリーンアップ。
まずデザインとしての小傷と日常での使用傷を選別、
気になるうすい凹みなども含めて、硬質樹脂パテなどを使用し埋めていきます。
こうすることによって、良い傷はそのままに、ダメージに見えるような傷などは目立ちにくくし、
全体の印象を「味わい」深くデザインしていきます。
傷の処置をした後、内外全体を丁寧にウッドソープでクリーニング致しました。
デニム愛用の「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 473ml」が活躍します。
良質なウォルナット材がベースですから、丁寧にクリーンアップすればくすみが取れ、
その分美しい木目が現われてきます。
この手応えが銘木クラスの木製家具に向きあっているときの喜びでもあります。
もちろんただきれいにするのではなく、時代感は失わないように配慮して進めます。
全体をクリーニングし木肌を整えた後は、表面仕上げをいたします。
こちらはもともと蜜蝋仕上げと思われるナチュラルな色合いで、
着色塗料などは使用されていませんでした。
(正確には染料などで色ムラなどをつけられていると思われます。)
ですので、デニムでもナチュラル仕上げにすることといたしました。
ただ、半世紀以上の歳月で木肌が乾燥していますので、少し保湿してあげる必要があります。
ということで、今回はオイル&ワックス仕上げとさせていただきました。
オイルにもさまざまな種類がありますが、
こちらでは浸透性が高く保湿向きのリンシードオイル(亜麻仁油)を使用しています。
昔ながらのオイルフィニッシュです。
リンシードオイルには英国王室ご用達、直輸入のマイランズ製を使用しています。
結果、銘木の木目が引き立ち、全体的には色合いがあめ色に引き締まりました。
とてもきれいなアンティークウォルナットカラーだと思います。
時間が経ってオイルが揮発すると、だんだんと色合いが薄くなっていくと思いますが、
その経年変化を楽しんでも良いですし、浸透性の高いワックスを定期的に刷り込んで、
色合いをキープするのもよろしいかと思います。
今回は、オイルフィニッシュだけですと、あまり艶が出ない感じに仕上がりますが、
こちらの個体は比較的古艶の乗りが良かったので、さらに蜜蝋ワックスコーティングをして、
艶が感じられるように仕上げました。
良い風合いかと思います。
尚、スライド引き出し式の書記板には、本革のレザートップが張られておりますが、
こちらも入荷時より小傷程度の良好な状態で、まだまだ当分お張替えの必要はない状態でした。
「CR0309 HOWARD レザークリーナーLeather cleaner 473ml」と
「CR0304 HOWARD レザーコンディショナーLEATHER CONDITIONER 236ml」でリフレッシュしています。
最後は金具を一つ一つ磨き上げて、状態チェック。
細かな造形のロココ調ハンドルですが、こちらもダメージなく問題なしです。
引出しに全段設置されているロックも施錠解錠問題なし。
キーは現地で使われていたオリジナルキーが付いています。
1段目のロックについてのみ、引き出しではなく躯体側にロック本体が設置されているため、
ロックアンロックともに、2つ同時に動作いたします。
(片側のみのロックはできません)
木部になじむ程度までに適度にポリッシュして磨き上げ、再び設置確認、以上で完成です。
ちなみに金具類は全て入荷時のオリジナル。
価値あるソリッドブラス(真鍮無垢)のループハンドルです。
以上、これほどの高級家具ですので、隅々まで手を尽くし、
安心して気持ちよくお使いいただける状態となっております。
お届け前には再び天然蜜蝋のアンティークワックスで磨きあげてお送りいたします。
有名な高級骨董家具のフレンチコモドですが、これほどの実用コンディションのお品には
なかなか巡り合えないものと思います。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素敵なフレンチコモド/4ドロワーチェストが入荷しました!
高級家具の代名詞ともいえる、銘木“フレンチ・ウォルナット”材でつくられており、
80年物の復刻家具ながら、200年物のジョージアン家具とほぼ同じ、といえるほどの高いクオリティです。
なんといっても抽斗(ひきだし)とか側面のラインのかわいらしさがチャームポイントですね。
機能面と意匠の両方が高いレベルにあります。
本格的な18世紀当時のロココ様式、フランス伝統のルイ15世スタイルのデザイン。
とても上品で、かつ上質な雰囲気です。
単体で眺めてみて大きな存在感のある家具ですが、サイズ的にはそれほど大きな家具ではないので
他の家具とのコーディネートでもでしゃばることはなく、幅広い協調性があります。
状態も、ご覧のようにアンティークとしてはきちんと手入れをされ、
大切に扱われてきたことが伺われるもので、
また当店でも手を入れさせていただいておりますので、グッドコンディション、
実用骨董家具としてパーフェクト級となっております。
デザインバランスも良く、アンティークのオーラさえも身にまとっています。
ご利用面では、ドレッシングチェストにも使えますし、PCデスクやライティングデスクにもOK、
様々な場所/シーンでお役立ていただけて、ユーティリティ性もグッドです。
高価なお品ではありますが、世界的なオークションハウスで取引されるほどのカテゴリの商品ですし、
年代によってはこちらの価格の3倍以上もする個体も、珍しくない人気アイテムです。
それらと比べてもそん色ないクオリティですので、骨董ファンの方でしたら、
きっとその大きな価値を認めていただけるものと思っております。
なかなか見つけることは難しい高級骨董です。
お目に留まった方はぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | トップクオリティ オールドフレンチスタイル サーカシアウォルナット 4ドロワーチェスト/コモド | |||
品番 |
CH0299
|
管理番号 | LC38-4_1028 | |
販売価格(税込) | 418,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1070mm 奥行 550mm 高さ 960mm 天板高さ 750mm 収納部内寸・幅 375mm 収納部内寸・奥行 400mm 収納部内寸・高さ 135mm ※収納部内寸の代表サイズは上段引き出し(左右とも)です。 ※天板高は、引き出せる書記板の、床からデスクトップ面までの高さです。 ※引き出し下2段内寸サイズは、幅865mm×奥行き465mm(3段目400mm)×深さ155mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > ワードローブ/チェスト/ミラーチェスト |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1940年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | オイル&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1940年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | パイン | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ナチュラル系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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