オールドカリモク ジャパニーズアッシュ&ビーチ ドレッサーベース/サイドボード アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
SB0436
日本
1970年代 オールドカリモク ジャパニーズアッシュ&ビーチ ドレッサーベース/サイドボード
| サイズ |
幅 1220mm 奥行 455mm 高さ 735mm 収納部内寸・幅 330mm 収納部内寸・奥行 320mm 収納部内寸・高さ 95mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
素晴らしい日本の名作家具をご紹介します。
今から50年ほど前、1970年代から80年代の日本で製作されたオールドスタイルのサイドボードです。
国産家具メーカーの最大手、カリモク家具のヴィンテージカップボード(食器棚)を、
英国アンティーク風にリプレースした、デニムオリジナルのドレッサーベース/サイドキャビネットになります。
・・う～ん、さすがにジャパンブランドの木工家具マニュファクチャーとしてトップクラスの企業、
その商品レベルは、ハンドメイドが多用された相当な高級家具です。
例えば、イギリスアンティークとして日本でもよく知られている、”ジェイシーJaycee”、
あるいは "オールドチャームOld Charm" など、イギリスの優秀な家具を多数見てきたデニムの感想としましても、
間違いなく同等以上のクオリティであることは明言いたします。
ズシッと重みのある良質な天然ブナ材の躯体は、ご覧の通り木目も美しく、
パテナ(古艶)の輝くすばらしいマテリアルです。
また、前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょう、
目立ったダメージもなく、木肌には良く磨きこまれた自然な艶があります。
デザイン的には、アメリカンコロニアルスタイル、すなわち17世紀ごろの
イギリス・チューダー様式のデザイン&フォルムをベースとし、
日本の伝統的な生活様式にアレンジした家具デザイン。
製作されたのが、日本の1970年頃という時代性らしく、
モダンな西欧古典風に製作されています。
天然ぶな材の杢目を彩ったフィールデッドパネル(羽目板扉)、
チューダー調のブラケットタイプの台輪スタイル、3ドア&3ドロワーの収納デザイン、
そして蝶番や取っ手などの金具のディテールまでも、すべて西欧古典様式のデザインに基づいています。
ちなみに、現在のカリモク家具のカタログを確認したところ、
何と!こちらの家具、現在も現行モデルでラインアップされていました。ちょっとびっくりです。
品名は”コロニアル”シリーズの「飾り棚」、モデルコードはEC4010NK。
いつ頃から販売されているモデルなのかは不明ですが、
仮にこちらのモデルが1970年代の個体であれば、少なくとも半世紀ほどは継続して販売されている、
”カリモク”ブランドのロングセラーモデル、ということになりますね。
とすれば、お客様から下取り品として入荷してまいりましたこちらの”コロニアルEC4010NK”、
ちょっとした「お宝」といって良いでしょう。
ただ、デニムの入荷時、上段のガラス戸の食器棚が撤去されてしまい、
使用用途がなくなってしまったためにデニムに送られてきた、という事情のあった家具だったわけですが、
これほどの日本の「名作家具」を、「半分」といえどもお蔵入りさせてしまうのは忍びない。
英国アンティーク家具に精通しているデニムの手で、もう一度この日本で活躍できるように、
英国家具のドレッサーベース風にカスタマイズし、手塩にかけて復活させていただきました。
具体的には専用の天板を製作し設置しただけですが、それでもこれだけの見栄え。
さすがに、現行価格343,200円税込の高級家具だけあって、本家イギリスのドレッサーベースに引けは取りません。
リビングのTVボードなどにはぴったりではないでしょうか?
すばらしい材、手の込んだ製作技術、重厚かつ格調高いクラシカルスタイル、
そして大切に扱われてきた良好なコンディションと真摯に向き合って行われた再生メンテナンス・・。
英国家具に目の肥えた上級者の方でも、きっとご期待にこたえられるものと信じています。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1970年代と思われるオールド・カリモクのドレッサーベースです。
優良な”ジャパニーズ・ヴィンテージ・ファニチャー”になります。
こちらは、本来は2段式の食器棚でしたが、デニムに入荷した時には上棚であるガラス戸の棚はなく、
下棚の戸棚のみの状態でした。
イギリスでは”ドレッサーベース”といって、ドレッサー(2段式の食器棚)の上棚と下棚を別々に使用した後、
下棚(ベース)の必要がなくなってしまって、下棚だけを中古家具市場に売却するようなケースがあります。
もともと上下分けても使用できる家具のため、そうしたドレッサーベースにはそれなりの需要があり、
したがってそれなりの値もつくアンティークアイテムなのですが、
日本では中古の家具市場がそれほど成熟しているわけでもなく、
またリメイクする業者もそれほど多くはないので、日本メーカーの家具では、
このような”ドレッサーベース”という商品はあまり見かけませんよね。
何となく、日本人はオリジナルを好む傾向があって、ドレッサーベースを購入するのなら、
もともとサイドボードとして作られた家具を買いたい、と思う方が多いのかもしれません。
でも、まあ、ちょっと考え方を変えてみて、そもそもサイドボードは
ドレッサーベースから生まれた家具、ということも言えるわけですから、
リメイクしたドレッサーベースだって、オリジナルといえばオリジナルなんですよね。
実際にイギリスではそもそも”ドレッサーベース”という家具が作られていますし。
特に、このような日本の名作家具が、まだまだ使えるのにお蔵入りしてしまってはもったいない。
・・ということで、こちらの「下台」のみの下取り品は、
デニムでドレッサーベースとして再生することにいたしました。
といっても、それほど大げさな話ではなく、天板をつけるだけの話。
ただ、無垢の木板をポン、と乗せるだけでは、多分違和感がありあり、でしょう。
違和感のないようにするには、素材と杢目、そして塗装の感じをすべて合わせなければなりません。
ひと手間かけて、カリモク仕様の天板を製作することにいたしましょう。
今回のメンテナンスについては、べース本体自体は入荷時よりコンディション良好でしたので、
リメイク用の天板製作をメインに、本体のリフレッシュ作業を行ってまいります。
まず天板製作に先立って、こちらの商品について、素材や塗装の方法など、
同じ仕様の天板を作るための仕様調査をします。
多分、有名なメーカー品ですので、ネットで調べればわかるでしょう。
カリモクさんのホームページからウェブカタログを選んで・・と、なんとこちら、
今でも作られている現行品ではないですか!
労せず、製品情報を入手。
素材はブナの突板仕様、塗装はラッカーまたはウレタンのアンティーク調仕上げのようです。
カラーはコロニアルウォールナット。
イギリスのアンティーク・オークカラーとほぼ同じ色調です。
まず、同じ素材を入手しようと思い、ビーチ材の突板を探したところ、
どうも杢の感じが違う。
たまたまなのか、カリモクのぶな材が特殊なのか、ちょっとわかりませんが、
杢目の感じから探すと、国産のタモ材(ホワイトアッシュ)がよく似た感じでした。
そこで、地元・湘南の老舗木材店、キリガヤさんに依頼をして大判の突板を購入。
キリガヤさんは昭和の古い時代から逗子で木材店を営んでいる名店です。
現在は大きな会社になってハウスメーカーさんになっているようですけど。
で、ジャパニーズアッシュの突板が当店に入荷。
合わせて見るとぴったりでした。
安心して実作業にかかります。
最初はベースの本体の仕上げから行います。
素材の質も良く、大切に使われてきた家具です。
大がかりな修理修復の必要はありませんでした。
下記のエキストラフォトを見ていただければお分かりのように、
カリモクのメーカーロゴシールは残っていますし、新品当時の取説まで保存されているコレクターズコンディション。
素晴らしい。
個体としての構造的にも、躯体を支える脚元はぐらつきもなくしっかりとしたものでした。
扉や引き出しなどの可動部分は全く問題なく、微調整のみ行っております。
外観的にはユーズド品として優良なレベルでした。
塗装面も劣化はほぼないといって良い状態で、
目立った欠損や小傷なども少なく、再塗装の必要は無し。
引き出しおよび扉の前板は見事な羽目板構造ですが、こちらもオリジナルの状態で
ほぼ完璧な状態を維持しておりました。
内部もおおむねきれいな状態でしたので、クリーニングケアが中心の作業になりました。
強力なダスターガンでホコリをたたき出し、デニム愛用のウッドソープ、
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 473ml」でクリーニングいたしました。
外回りは再塗装はしませんでしたが、全面にデニム独自配合のメンテナンスオイルを使用し、
塗装面のリフレッシュは行っております。
良い雰囲気に仕上がっています。
金具類も1つ1つチェック済み。
いずれもダメージなどはなくきれいな状態を維持しております。
ベース本体が仕上がったところで、ベースの風合い、色調に合わせて天板を製作いたします。
キリガヤさんから届いたアッシュの突板を適切なサイズにカットし、2cm厚のベニヤ板に化粧張り。
イギリスアンティーク家具のように、杢の良い部分を狙ってプレス機でベース材に張り込みます。
次に木口(周囲の縁取り)を造形します。
外観的には、台座の縁の形状に合わせればしっくりくると思われます。
実際にカタログを確認すると、上棚の底板はそうなっているようでした。
周囲にアッシュの無垢材を周囲四辺に張りつけ接ぎ合わせ、
その後、いわゆる「ヒョータン」面というトリムの造形を行います。
いずれも現代の呼応具を使用する作業ではありますが、全てハンドツールですので、「手工業」と呼べる作業。
無垢材の天板を作るのは、日曜大工でもできるかもしれませんが、
実はこのような合板の化粧張りをしたような天板づくりというものは、家具屋さんにしか作れません。
余談になりますが、アンティーク家具のファンの方で、
化粧材の家具よりも無垢の家具の方が価値がある、と無垢でできた家具を好まれる方がいらっしゃいます。
でも本来、かつては無垢の家具よりも化粧材の家具の方が値が高く、価値があったんですよね。
なぜって、無垢の家具は確かに材料費はかかりますが、極論すれば誰にでも作れるもの、
一方で、化粧材の家具は、こちらの家具の天板製作でお分かりのように、
材料費はそれほどかかりませんが、製作に技術が必要で誰にでも作れるものというわけではない、
ということを考えれば、どちらの方の価値が高いか、というのはあまり意味のない疑問で、
結局それは、その時の時代性や価値観に左右されるもの、ということがわかりますね。
余談が長くなりましたが、無垢板の天板製作よりもはるかに手をかけて、
カリモクのメーカー仕様の化粧材天板が完成いたしました。
そして、あとは仕上げ塗装さえ同じようにできれば完成します。
英国製のオークステインを使用して、少しずつ木部を染色。
最後に上塗りをすると色が変わってしまうので、その仕上がりも想定しながら、
適当な状態まで色合いを調整します。
その後、色調整が終わったら、環境にやさしい現代のウレタン塗装で仕上げ塗装をします。
ウレタン塗装は艶合わせができるので風合いは合わせやすいです。
一度上塗りをした後で、ベースの本体に塗装されているように、周囲にアンティーク調の「影」を吹き付けます。
いわゆるブラシ塗装というものですね。
これでほぼ、オリジナルと同じような雰囲気の天板に仕上がりました。
合わせてみると、外観的にはほぼパーフェクト。(主観です。)
きっとご期待にお応えできる仕上がりです。
取り付けは、本体側に差し込みダボがありましたので、それに差し込むだけ(乗せるだけ)の仕様といたしました。
万が一、上台が見つかった時(まずあり得ませんが)簡単に差し替えができるようになっています。
以上、「日本の名品」ということで、手抜きをすることなく隅々までしっかりとメンテナンスいたしました。
とても雰囲気のあるアンティーク調サイドキャビネットです。
上に引き出し、下にフリーな戸棚、とシンプルで使いやすい構成です。
天板の高さ、奥行きや間口のサイズなど、形状的にもとてもいいバランスです。
構造的にもしっかりしており、ご家庭での実用に、またはお店のディスプレー用にと、
幅広く活躍していただけそうです。
お届け前には英国直輸入の天然蜜蝋ビーズワックスで全体を磨き上げお送りいたします。
深みのある光沢できっとお喜びいただけるものと思っております。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/MS)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素敵なサイドボード/ドレッサーベースのご案内です!
アンティークらしい存在感があり、重厚感あふれるデザイン、
彫刻や金具など、細部まで質の良い造りで、さすがに日本のトップブランド、
カリモクのメーカー品です。
もともと存在していた上棚はなくなってしまい、下半身だけの状態でデニムにやってきた下取り品ではありましたが、
逆に言えば、下半身の戸棚部分だけでも直近まで必要とされていた使える収納家具、ということでもあります。
イギリスでも優良な家具の下台は、”ドレッサーベース” として上台がなくなっても使い続けられていますので、
イギリスアンティークに精通している当デニムの手で、
まさにそのような、英国風ドレッサーベースに生まれ変わらせていただきました。
リプレースした天板には、地元湘南の老舗材木店、キリガヤさんより取り寄せた、
日本産タモ材、”ジャパニーズ・アッシュ”を使用。
デニムらしく、カスタマイズにもしっかりとこだわっています。
取り外しも可能な専用天板を製作し、設置。
日本で唯一のオールドカリモクに仕立て上げました。
サイズやスペース的にも、大きすぎず、小さすぎず、
またたっぷりめの収納スペースは、フリーにお使いいただけ、使い勝手も良好です。
ご覧のようにアンティークとしてはきちんと手入れをされ、
大切に扱われてきたことが伺われるもので、
また当店でも手を入れさせていただいておりますので、
エクセレントなコンディションとなっております。
蛇足にはなりますが、新品当時のカリモクの取説まで付属しています!
一応、コレクターズコンディションです。(笑)
リプレースされた再生家具とは言え、そもそもサイドボード自体、“トールボーイ”と呼ばれる2段型の食器棚の、
下部のみの仕様から生まれたものですので、違和感の全くないそのデザインは、
まさに純粋なサイドボードと言って良いと思います。
それでも、お値段だけはドレッサーベース単品という事で、
新品価格343,200円税込の高級家具からすれば、驚くほどのロープライス!
商品性を考えれば相当のお値打ち品と思っております。
ぜひ、ダイニングのサイドボートやリビングのTVボードなどに。
当然ですが二度と入荷することはまずありえない、1点ものです。
この機会にお早めにご検討ください!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
↑新品購入当時の書類が残っています。↓
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | オールドカリモク ジャパニーズアッシュ&ビーチ ドレッサーベース/サイドボード | |||
| 品番 |
SB0436
|
管理番号 | LOT23-6_1209 | |
| 販売価格（税込） | 83,600 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 1220mm 奥行 455mm 高さ 735mm 収納部内寸・幅 330mm 収納部内寸・奥行 320mm 収納部内寸・高さ 95mm ※収納部内寸代表サイズは引き出し（3つとも）内寸サイズです。 ※下棚サイズは入口内寸で、幅75ｃｍ（左）／36ｃｍ（右）×奥行40ｃｍ×高さ43ｃｍです。 ※下棚の内部棚サイズは写真の状態で（上スペース高さ）23ｃｍ／（下スペース高さ）19ｃｍ、棚の移動ピッチは上側に1段／6ｃｍです。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安：10,945円～19,525円
（沖縄 29,095円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 家具/Furniture ＞ サイドボード/カップボード/ドレッサー | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | 日本 | 年代 | 1970年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ウレタン塗装仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | 日本 | 年代 | 1970年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ローズウッド | |||
| 主要素材の材質 | 化粧材 | |||
| 主要素材の等級 | １級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 金属 | |||
| その他の素材のカラー | 黒系 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 少ない | |||
| 交換・改造 | あり | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ａ | |
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