TB1060 イギリス 1970年代 ジョージアンスタイル バールウォルナット&マホガニー チルトアップ&ローテイト バードケージテーブル
サイズ |
幅 675mm 奥行 675mm 高さ 1020mm 天板高さ 670mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
イギリス1970年ごろに製作された“トライポッド(三脚台)”のワインテーブル/ティーテーブルです。
とても上品なテーブルです・・。
何もかも、「まず美しく」をポリシーに製作されたことが
想像させられる、そんなプロポーションです。
デザインのモチーフは18世紀ジョージアンのトライポッド(三脚台)スタイル、チッペンデール様式。
必要最小限にコンパクトにまとめられた、8つの弧を持つ雲形テーブル形状は
お部屋の隅で空間のアクセントとして活用いただけると思います。
このテーブルについていえば、20世紀後半につくられたリプロダクション(復刻品)。
いろいろな機能が盛り込まれたこちらのテーブル、さすがに現代家具、と思われるかもしれませんが、
こうした機能は全て18世紀当時からのオリジナル機能なんですよね。
メインのお写真のように、こちらのテーブルにはチルトアップ機能があり、
天板を90度立ちあげることができるので、使わないときには省スペースで室内に配置可能。
さらに”バードケージbird cage”という「鳥かご」状のサポートを持つ回転軸があり、
天板は360度回転いたします。
この「中華料理店」のような回転機能を持つテーブル、
ティーサービスの時にはとても便利にお使いいただけます。
しかもさらにすごいのは、チルト&ローテイト機能を持ちながら、
天板を固定している「かんぬき」を外せば、天板と脚に分解できてしまうところ。
普通の家具製作者だったら、こうした3つの機能はテーブル全体の剛性や耐久性を考え、
それぞれ1つづつの機能を別々に持たせるように設計すると思います。
ところがこのテーブルの場合には3機能/ワンパッケージの「三位一体」。
それがなんと、200年以上前に考案されたオリジナル設計、というわけですから、
何をかいわんや、ですね。
さらにさらに、こうした高いユーティリティ性のあるテーブルを、
これほどの美的なデザインにまとめ上げる、家具としての完成度の高さ。
やはり、こうしたことこそが、ジョージアンの家具が「英国家具の黄金期」、
といわれる所以なのでしょう。
・・三またのフットスタイルや、天板“スカロップ”エッジのウェーブ、
マホガニー無垢のフレームに、バールウォルナットの化粧張りなど、
随所に盛り込まれる高級家具の「証し」。
今では現代のPL法がこのような、華やかで危うい「三つまた」テーブルをこの世から抹消してしまいましたが、
過去を振り返れば、まだまだ私たちを楽しませてくれるアイテムは数多く存在しているのですよね。
ぜひ後世に引き継いで行っていただきたい逸品です・・。
(Buyer/AY)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1970年代に製作された、トライポッド型チルト&ローテイトテーブルです。
省スペースに設置できる、折りたたみ式の多機能テーブルになります。
使わない時は場所をとらず、壁際において美しいインテリア。
でも、使う時は大きく使える。
しかもこうした天板の開閉はワンタッチのロック式チルトアップ。
さらに天板は360度、左右どちら方向にも回転させることができて、
移動時には天板を外すことのできる組み立て式ながら、天板と脚の接合時にはしっかりとした剛性感がある。
なかなか、こんなテーブル、現代にはないですね、
ハンドメイドを続けている現代家具工房だからこそ再現できた、真のアンティーク仕様のテーブルといえます。
※天板のユーティリティにつきましては、下記の「サイズコメント」欄内の動画にて機能紹介をしていますのでそちらをご参照くださいね。
さて、入荷時より状態は良好でした。
現代のリプロダクション(復刻家具)とはいえ、半世紀ほど経過していますので、
それなりに不具合が出ていてもよさそうですが、概ね、状態はノーダメージといって良い状態でした。
機能的にも全て問題なく稼動しています。
素材はマホガニーの無垢。
天板は見事なバール・ウォルナットの縮み杢を貼りこんだ化粧材です。
アンティーククラスの素材品質です。
コンディションですが、ほとんど使われてなかったかのような使用感のなさでした。
天板には輪染み・小キズ等、ほとんどありませんでしたし、脚まわりに関しても同様。
また、ありがちな天板のエッジ部分にも小さな欠け等、一切ありませんでした。
もちろん経年の自然劣化やセカンドハンドとしてのある程度の使用感はありましたので、
外観的には程度の良いユーズドコンディション、といったところ。
構造面では、 フラットな板の上の乗せてガタつきや緩みをチェックいたしましたが、接地は良好。
頑丈なマホガニー材の脚には接合部の緩みもありませんでした。
長期間、形状を維持するのが難しいといわれるトライポッドデザインですが、
現状、脚周りはとてもがたつきぐらつきなく、自立もしっかりしています。
天板の開閉が出来るチルトアップの折りたたみ機能は、今なお実用レベルにあり、
回転軸のローテイトもとてもスムースな具合でした。
回転軸は、アンティーク家具のように削れたりダメージあったりすることは皆無。
この辺りはヴィンテージクラスの家具のメリットですね。
回転軸は滑りの調整のみ行っています。
ちなみにこの回転軸、鳥かご形状の ”バードケージ” と呼ばれる独特のデザインで、
アンティークファンに方には人気がとても高く、アンティークオークションなどでも
高値を付ける要素の一つです。
尚、付属パーツの「かんぬき」を回転軸の穴に抜き差しすれば、
天板は取り外しも可能。
またかんぬきは、初期に入っている穴の方向とは逆方向から強く差し込めば、
天板の動きを止めることも可能です。
ただし、これは推奨される使用方法ではないと思いますし、かんぬきが抜けなくなる恐れもありますので、
あまりお試しはお勧めできません。
ということで状態は良好でしたので、外観面のリフレッシュを中心にメンテナンスを行いました。
まず細かな傷や欠け部分には硬質パテでしっかり消し込みいたしました。
ほぼ傷などのあったのがわからない程度にまで仕上がっております。
さらに、表面の汚れ落としのため、軽くサンディング処理をいたしました。
塗装の状態は悪くなかったので、現在の風合いを生かすように、
塗装面を落としきってしまうことをせず、慎重に磨き上げを行いました。
サンディングで出た削りかすやら、積年の汚れやらを
水拭きと「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュ 473ml」を使用してキレイにお掃除いたします。
もちろん、重要なチルトアップの真鍮パーツ、ラッチ金具に対しても抜かりなく、 クリーンに磨きあげます。
そして、マホガニーの赤みを引き出すレッドマホガニーカラーの塗装補修剤で色味を整えます。
もちろん単にきれいにするのではなく、時代感は失わないように配慮します。
仕上げは天然樹脂製シェラックニスを数回重ね塗りして艶だし致しました。
天板はもちろん、脚裏まで全体に塗布しました。
最後は真鍮製のラッチ金具をつけ、動作の位置調整を確認して完成です。
このラッチは、アンティークの時代から変わっておりませんが、テーブルとして使用するときは、
立っている天板を水平にするだけでカチッとロックがかかるオートロック式になっています。
未使用時(垂直時)には、ラッチの突起をつまんで手前に引くことでアンロックしますので、
天板がフリーになったら、垂直まで天板を引き上げます。
チルトアップ時には、忘れずにレバーを引き、ロックを必ず解除してから行なって下さいね。
ロックしたまま無理に引き上げるとラッチや木部が破損してしまいます。
尚、立てた状態の時には倒れ防止などのロックは設定されておりませんので、ひっかけてしまうなどして、
バタン!と勢いよく倒してしまわないよう、壁沿いに立てておくことをお勧めいたします。
以上、高級コレクティングファニチャーとして、隅々までしっかりと丁寧にメンテナンスいたしました。
出荷時は、塗装の完全乾燥を待って英国製の天然蜜蝋ワックスで磨いてお送りいたします。
価格的には比較的お求めやすいクラスのテーブルですが、おそらく新品で販売時には、
〇十万円クラスの高級品だったことでしょう。
担当職人が、自信をもってお勧めします。
(Restorer/AY)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
1970年代ごろに製作されたトライポッド(三脚)テーブルです。
英国アンティークでは定番のワインテーブルデザインになりますが、
よく見かける小ぶりなサイズのそれではなく、比較的たっぷり目の直径68cmφほどの天板サイズ。
お二人程度のティータイムに軽食が取れる程度の、ゆとりあるサイズになります。
それにしても、美しいバール・ウォルナット天板の杢目、
そしてスラッと美脚のマホガニーの色艶にはうっとりします。
贅沢極まりないハイブリッド、とてもきれいですね。
人それぞれ好みはあれど、全ての方が「美しい」と感じるルックスではないでしょうか。
現代のリプロダクション(復刻家具)にはなりますが、素材には、アンティークとそん色ない、
最高級のマホガニー&バール杢が用いられています。
アンティークインテリアの空間を、より高貴な雰囲気に演出してくれそうです。
一方では、骨董家具のようにインテリア性だけではなく、さすがに若い家具だけあって、
チルト機能もローテイト機能も、完璧に実用的。
安心して普段使いでご利用いただけます。
これから「味」を深めていただける、一生お付き合いいただけるテーブルとして、
長くご愛用していただければ幸いです。
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ジョージアンスタイル バールウォルナット&マホガニー チルトアップ&ローテイト バードケージテーブル | |||
品番 |
TB1060
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管理番号 | LOT23-9_0113 | |
販売価格(税込) | 99,000 円 | 在庫数 | 1 | |
サイズ |
幅 675mm 奥行 675mm 高さ 1020mm 天板高さ 670mm ※天板チルト時の最大高は1020mm、テーブル使用時の天板高は670mmです。 ※YouTubeにて、このテーブルの機能を紹介しています。↓ | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1970年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1970年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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