CH0310
イギリス
1900年代 ダブルシャッター マホガニーファイリングキャビネット
サイズ |
幅 880mm 奥行 380mm 高さ 1490mm 収納部内寸・幅 365mm 収納部内寸・奥行 285mm 収納部内寸・高さ 140mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
20世紀初め頃、イギリスで製作されたちょっとユニークなキャビネットです。
情報が入ってなかったので、どこでどのような用途に使われていたものか、想像でしかありませんが、
一般的には学校や病院、図書館などといった公共施設、あるいは
店舗や事務所などの商業施設で使われていたファイリングキャビネットなのでしょう。
まあ、普通に考えれば・・オフィスの資料ケースですね、アンティークの時代の。
でも、良質なマホガニー材の無垢が多用された高級仕様であることから、
由緒ある公共施設などで使われていたことが想像されます。
機能的には、写真でご覧いただけるとおりですが、
まず上方にある鍵を回してロックを解除・・すると、前面にあるジャバラ扉が勢いよく下に落ちます。
「下に落ち」るという表現通り、ジャバラ扉が、両サイドに掘られたレールに沿って一気に重力で開きますので、
最初はちょっとびっくりします。
一度見てしまえば動作がわかるので、シャッターの落ちる動作を楽しんだりも出来るのですが、
無造作なシャッターの開閉は何となく、躯体に負担をかけているような(実際にはそんなこともなさそうですが)、
申し訳なさも感じてしまうので、ロック解除の際には扉の取っ手に手を添えていた方が良さそうですね。
で、扉を下に落とすと左右2列各6段、計12スペースの棚割りが現れます。
棚板は取り外し式になっていますので、かさばる大きなものも収納出来そうです。
※棚板はあと3枚追加できますので、フルで1列9段、全18段になります。
ファイリングキャビネットの名の通り、書類の整理にはとても便利そうですが、
棚割には余裕があるので、厚めのファイルや小物類の整理にも役立ちそうです。
・・それにしても、たかが資料ケースとはいえ、この存在感は圧倒的。
アンティークの時代ならではのスパニッシュ・マホガニーの躯体、
そして、19世紀末から受け継がれてきた、”アーツアンドクラフツ”のシャープなフォルム。
リアルに歴史を積み重ねてきた「重み」がひしひし伝わってきます。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
非常に良い状態で入荷いたしましたファイリングキャビネットです。
コレクションクラスのアンティーク家具です
1900年代エドワーディアンのころの製作です。
時代的にアーツアンドクラフツの流れをくむデザインでしょう。
収納が2列、扉がダブルシャッターとなっている点が珍しい。
ありそうだけどなかった仕様ですね。
素材もファイリングキャビネットとしては珍しいマホガニー製。
明らかにひとクラス上の家具として作られた作品、ということでしょう。
入荷時、外観的にはかなり傷みもありましたが、自然劣化、といった感じで、
構造的にはダメージは無し。
骨董家具としては、まずまずグッドコンディションでの入荷でした。
メンテナンスは外観のリフレッシュを中心に進めていきます。
まずは構造点検から。
左右の前面シャッターの動きもよく、引っ掛かりはありません。
シャッターの動作は、内部構造がロールトップデスクのジャバラ扉をさかさまにしたような形になっていて、
シャッターが重力で下に落ちると扉が底面を通って、背面側にぐるっと勢いで駆け上がり、
そのまま回りこんだらまた重力で止まる仕組みです。
例えていえば、ジェットコースターが勢いよく急な下り坂を下っていった後、
今度は急な上り坂を一気に駆け上がり、だんだん勢いが落ち、緩やかに停車する、といったイメージ。
したがってどこかにぶつかったりして止まっているわけではないので、
開閉のし過ぎで躯体にダメージを受けることはないでしょう。
でも、実際のご利用シーンでは、鍵を回す前に扉の取っ手に手を添えて、
ゆっくりと扉は下に落としてあげた方がよさそう、です。
重力のまま、一気に扉が下に落ちると、ハイな気分の時は良いかもしれませんが、
下げ気味の気分の時は、ちょっと家具の元気感についていけなそう・・。
さて、扉のロックの解錠は、右まわし90度+αでロックが外れます。
施錠は下から扉を持ち上げるように引き上げて、扉側の金具の突起を、
躯体側の鍵受けに差し込めばカチッとロックします。
ジャバラの扉は両サイドのガイドレールに沿って上下しますが、
このレールには当然滑りを良くするための「遊び」がありますので多少扉は左右に振れます。
従いまして、扉側の金具の突起を躯体側の鍵受けに差し込む際には、
多少位置合わせをしてロックいただくことになります。
特にご留意点というほどではありませんが、無造作に扱わないでいただければ、という意味合いです。
キーもロック本体も製作当時のオリジナルが付属しており、特に問題なく動作しています。
内部の棚の状態も良好です。
13~14cm間隔で側面に溝が彫られていて、左右あと3枚ずつ、棚板を追加できる溝があります。
1列9段、全18段になります。(棚板は左右各6枚ずつ付属しています。)
棚板は当時のベニヤ合板で製作されています。
構造的には実用家具のわりに保存状態が良く、大きな補修の必要な箇所はありませんでした。
扉の滑り調整、ロックのオイルメンテはしっかり行っています。
金具類は全て入荷時のオリジナル。
こちらも点検後、オイルメンテいたしました。
自立については構造的なグラつきやガタつきはありませんでした。
接合部に関しては念のため一通り点検済みです。
現状、接合部の緩みなどを原因とするぐらつき等は感じられません。
次にクリーニング。
内部の棚板はすべて取り外し、しっかりくまなく内部清掃を行います。
横に逆さに、と奮闘してクリーニングを行いました。
1世紀という積年の汚れを落とし、概ねきれいになったのではないかと思います。
最後は外観のリフレッシュ。
サンディングにより全面を平滑に磨き上げた後、再塗装をしています。
まず英国直輸入のオイルステインで全体をレッドマホガニーカラーに染め上げます。
積年の色ムラなども色調が整い、きれいに染め上がりました。
仕上げ塗装は当時も使用されていた天然樹脂製シェラックニス。
環境にやさしい自然由来の塗料で隅々まで再塗装いたしました。
きれい目ながらアンティークらしい時代感は失われず、良い雰囲気に仕上がりました。
最後は磨き上げた金具類を取り付けて完成です。
以上、これほどの高級骨董家具ですので、隅から隅まで丁寧に、そして
しっかりと実用家具として日常的にお使いいただけるような状態にまで再生いたしました。
このようなコレクティングファニチャーで、こうした実用コンディションクラスの個体は
なかなか見つけることが困難なのではないかと思います。
お届け前には塗装の完全乾燥を待ち、英国直輸入の天然蜜蝋ワックスで艶やかに磨いてお送りいたします。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/MS)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
人気のファイリングキャビネットの入荷です!
レッドマホガニーの色艶が素晴らしく、アンティークらしい、とても味わい深い雰囲気を醸し出していますね・・。
オーク家具が中心のファイリングキャビネットで、マホガニー仕様はとても珍しいです。
コレクティングファニチャーとしても代表的な、シャッター式のファイリングキャビネットですが、
ダブルシャッターでマホガニー仕様ともなれば、まぎれもなく一級の高級骨董と言えますね。
もちろん、デニムがフルメンテ済みで、実用家具としても使い勝手は良好な逸品。
前面のジャバラ扉はちょっとユニークな動作で開閉します。
シンプルにいえば重力を利用した「自動扉」で、キーをひねって解錠するだけで、
じゃらら、っと一気に巻き扉が下に落ちます。
最初はびっくりしますので、扉の取っ手に手を添えていた方が良いかと思いますが、
ちょっと開閉がエンターテイメントで、癖になりそうです。
ちなみに落ちる扉は、下方から後ろにかけて内部で巻き上がっていきますので、
躯体にダメージを与えているわけではありませんのでご安心を。
内部のファイリングケースは、容量が2列でたっぷり。
棚がスライドして取り外しできますので、書類の整理から小物収納まで、とても便利そうです。
鍵つきなので、重要な書類の収納にも信頼がおけますね。
そもそも自宅でも、整理して保管しておかなければいけない書類というものは重要なものが多いと思うので、
現代のカタログ通販などで販売されている、プラケースのファイリングケースよりも、
数段利用価値が高いのではないでしょうか。
その他、一瞬で開く扉を利用して、アイデア次第ではいろいろな演出にお使いいただけそうです。
実用家具でありながら、インテリアとしても充分な存在感があり、
しかもかなり希少な1世紀以上前の生活骨董品・・。
トップクラスのコレクターズアイテムと評価いたします。
ぜひこの機会をお見逃しなく、ご検討ください。
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ダブルシャッター マホガニーファイリングキャビネット | |||
品番 |
CH0310
|
管理番号 | LC39-12_0111 | |
販売価格(税込) | 176,000 円 | 在庫数 | 1 | |
サイズ |
幅 880mm 奥行 380mm 高さ 1490mm 収納部内寸・幅 365mm 収納部内寸・奥行 285mm 収納部内寸・高さ 140mm ※収納部内寸は左右共通、各1段のサイズです。 ※棚板のピッチは格段多少の誤差があり、13~14cm間隔で棚板を差し込む溝が彫られています。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > ワードローブ/チェスト/ミラーチェスト |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 銀系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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