AC0029 イギリス 1900年代 マホガニーアームチェア
サイズ |
幅 560mm 奥行 640mm 高さ 980mm 座面高 470mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
大変すばらしい彫刻の椅子が入荷いたしました!
今から約100年ほど前、20世紀初頭のイギリスで製作されたロココスタイルのサロンチェアです。
かなり、パーフェクトなスタイルだと思います・・。
この椅子が製作された頃、イギリスではエドワード7世からジョージ5世へと治世が変わり、
また、ヨーロッパでは列強がアフリカやバルカン半島をめぐって、
世界大戦へ秒読みの段階に入っていくなど、世の中は非常に混乱している時代でした。
また美術史的にも、19世紀末のイギリスの“アーツアンドクラフツムーブメント”
(デザインを見直そうとする美術工芸運動)を経て、“アールヌーヴォー”から“アールデコ”へと、
時代が「古典」から「近代」へと大きく移り変わろうとしている、胎動の時代でもありました。
・・でも、このスタイルを見てください。
まるで、そんな激動の時代に生まれたとは思えない、
時間が止まっているかのような優雅なスタイル・・。
デザイン的には、18世紀のイギリス・ロココ時代に生まれた世界初の家具デザイナー、
“トーマス・チッペンデール”のアームチェアにとても良く似たプロポーションをしています。
それも、チッペンデールがごく初期の頃につくっていた、
英国伝統家具“クイーン・アン”系のデザインを彷彿とさせるような、そんなデザインです。
“ピアスドカービング”(透かし彫り)を効果的に施しつつ、
全体的に緩やかな曲線でシルエットを構成し、アカンサスなどの西欧伝統のオーナメントをちりばめた、
イギリス・ロココの正統スタイル=“クイーン・アン”・・。
どんなに時代が変わっても、変わらない「美」は絶対に存在するんだよ・・なんて
製作者の主張が感じられるようです。
サイズは幅560mm×奥行640mm×高さ980mm(座面高470mm)です。
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
実用性のあるアンティークとして、また観賞用の骨董として
ほぼパーフェクトなコンディションになります。
レリーフの欠損は徹底的にチェックいたしましたが、かなり良い状態だと思いますし、
がたつきやぐらつきは基本的にメンテナンスしておりますのでご心配は無用です。
また、全体的に年代のわりには小傷も少なく、
マホガニーの木肌には、不用意なポリッシュ(ニス)などでコーティングされていない、自然な艶があります。
カラーも、“ローズウッド”をイメージさせる紫檀色でとても良い風合いだと思います。
座面は「無銘の椅子」で新品に交換させていただきました。
張り地には“ヴェルディ”というイタリア製の高級ブランド生地を使用しております。
“ヴェルディ”の柄は古代メソポタミアの“ナツメヤシ”をイメージさせるような、
オリエンタルな雰囲気のデザインパターンですが、
椅子張り専用生地ですので、かなり厚めで腰のある生地になります。
柄の仕上げは、専門的な呼び名はわかりませんが、
キルティングのよう、とまではいかなくとも立体的に膨らんでいる織り柄で、
高級感を感じさせる、実際、上質なものです。
ブレード(縁飾り)など、ディテールにももちろんこだわっておりまして、
世界に名だたるブレードのトップブランド、フランスの“ウレスde Suzanne HOULES”社の、
品番31304(カラーNo9023)をフランスより取り寄せて使用しております。
やや黒味の感じるマホガニーのカラーを、
オフホワイトのシート&ブレードで現代風にモノトーンにアレンジしながらも、
さりげなくも主張感のあるデザインをセレクトすることで、単調にならないようにまとめております。
もちろんクッションの詰め物も、オリジナルを生かしつつ、やわらかめのウレタンを新しく追加することで、
座った際の感触にも配慮させていただきました。
・・いかがでしょうか?
脚の裏から彫刻の穴の中まで徹底的にクリーニングも施し、
一切手抜きのない状態です。
自信を持ってお奨めできるコンディションです。
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
“タイタニック”って映画がありましたね。
筆者は99年(?)の「レオ様」バージョンしか見ておりませんが、
あの映画の、船が沈没してしまう時の、陶器や家具やその他もろもろの高級品が海に飲み込まれていくシーンに、
「うわー、もったいない!」って思ったのは私だけでしょうか?(苦笑)
実際、あの豪華客船“タイタニック”号が、歴史上、沈没したのは1912年4月のことだったそうです。
う~ん、ちょうどこの椅子が製作された頃だったんですね・・。
この椅子は、貴族階級よりもちょっと下の、事業に成功した実業家クラスの家柄で使われていたものだと思いますが、
当時のオーナーは、「タイタニック号、沈没!」の歴史的大事件をどう思ったことでしょう?
・・なんて、取りとめのないことをこの椅子に座りながら想像したりするのが、
アンティークの楽しみだったりしますよね!
緩やかなS字を描く“ガブリオールレッグ”(猫脚)は、
チッペンデールでは“クロウ&ボウル”(ボールをつかんだ猛禽類の脚)が多かったと記憶しておりますが、
複雑なラインを描くスプラット(背もたれ)と、ピョンと先がとがったデザインのトップレイル(上部の肩のライン)は、
まさに“1st”チッペンデールです。
高価な椅子ですが、おそらく相場的にはその表示価格のさらに1.5倍から2倍の価格帯で流通する商品だと思います。
きっと将来的にも、その資産価値にはご満足いただけるはずです。
アンティーク上級者の方にぜひご検討いただきたいお品です!
よろしくお願いいたします!
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商品基本情報 | ||||
品名 | マホガニーアームチェア | |||
品番 |
AC0029
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管理番号 | prc3-0_1107 | |
販売価格(税込) | 130,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 560mm 奥行 640mm 高さ 980mm 座面高 470mm サイズは幅560mm×奥行640mm×高さ980mm(座面高470mm)です。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> アームチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 布 | |||
その他の素材のカラー | 白系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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