チッペンデール サイドバイサイドキャビネット アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
BR0051
イギリス
1900年代 チッペンデール サイドバイサイドキャビネット
| サイズ |
幅 1395mm 奥行 405mm 高さ 1260mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
20世紀初めに製作された、グッドスタイリングなグラスキャビネットです。
“サイドバイサイド”とか“セクレタリ”と呼ばれる、書記棚付の機能的な実用アンティークです。
美しい・・。
このフォルム、そして鮮やかな彩り・・。
本当に、息を呑むほどに美しいキャビネットです。
ズシッと重みのある良質なマホガニーの躯体は、ご覧の通り木目も美しく、
華やかに輝く“レッド・マホガニー”カラーのすばらしいマテリアルです。
前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょう、
手荒に使われたような形跡もなく、木肌には良く磨き上げられた自然な艶があります。
アンティークとしてとてもよい風合いです。
デザインのベースは18世紀のイギリス・ロココ、“クイーンアン”スタイルをベースにした、
“チッペンデール”スタイルになります。
チッペンデールスタイルとは何度もご紹介させていただいておりますとおり、
17～18世紀に活躍した世界初の家具デザイナー、“トーマス・チッペンデール”の家具様式で、
彼の活躍した時代は俗にイギリス家具の「黄金時代」とまで称されております。
このキャビネットは、そのチッペンデールスタイルの中でも、彼が晩年に影響を受けたシノワズリ(中国趣味)デザイン、
通称“チャイニーズ・チッペンデール”といわれるスタイルで構成されています。
“チャイニーズ・チッペンデール”は当時の貴族階級に大変人気のあったデザインです。
“ボウルアンドクロウ”と呼ばれる、猛禽類の脚が珠をつかんでいる“カブリオールレッグ”(獣脚)や
サーペンタイン(波型のフロントパネル)シェイプ、マホガニーの美しい化粧張り、
“スワンネック”と呼ばれる白鳥の首の形をモチーフにしたブラスハンドル(真鍮製引き手)等々、
クラシカルな“チャイニーズ・チッペンデール”様式を忠実に再現しつつ、
この家具が製作された当世風にデザインアレンジを加えています。
コンディションやディテールのつくりこみは、お写真でご覧いただければ
ある程度ご判断いただけるとは思いますが、
心で感じる感性的な部分でもさまざまな雰囲気作りの工夫が見られ、
家具としての完成度は非常に高いと思います。
温かみのあるオフホワイトの内装色と、黄金色に輝く、あでやかなレッドマホガニーのエクステリア・デザインが
琴線を揺さぶるほど、表情豊かです。
くらくら・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1世紀の時を経てきたジェニン・アンティーク(真のアンティーク)ですが、
まだまだ日常的にお使いいただけるエクセレントコンディションです。
素材は、目の詰まった艶やかなマホガニー材です。
サーペンタイン型の天板から、猛禽類の脚がデザインされた“ボウル&クロウ”の脚先まで、
全身にマホガニーならではの艶と色が出ています。
また、特に天板は美しい木目とマホガニーレッドで、シンメトリーなベニヤリング(化粧張り)が施され、
見る人を魅了させてくれることと思います。
・・と、現在は非常に状態の良いエクセレントのアンティークですが、
実はここまでくるには、結構長い道のりがあったんですよね・・。
そう、入荷時はかなりやんちゃなコンディションでした。
経年の汚れなどは毎度のことですので何の問題もありませんが、
もともとの内部に張られていた壁紙はボロボロ、
鍵は不調、デスク天板はがたつき、キーキーときしみ音がして、
さらに棚板のガラス板はサイズが大きめなのを強引にはめ込んでいた状態でした。
無銘の椅子職人、がっくり・・。
こりゃ、大変だ・・。
基本的には全て修復可能な不具合でしたので、質は高いお品だったのですが、
そのやることの多さに・・。
でも、四たたび無銘の椅子職人は立ち上がりました!
何と、3日3晩の大仕事になってしまいましたが・・。
でも、がんばった甲斐あって、このキャビネット往年のエクセレントを
再び取り戻すことができました♪
以下、結果のご報告です。
鍵は全て調整いたしました。
引き出し、扉全てでロックは可能な状態です。
気持ちいいです。
内装の壁紙は全面新しく張り替えました。
素材にはウィリアム・モリスが1875年にデザインした、
“アカンサススクロール”という作品のウォールペーパーをセレクトいたしました。
落ち着いたアイボリーに薄いベージュのアカンサス模様がモノトーンで描かれています。
中に飾っていただくお品が映えるようにと、この柄を選びましたが、いかがでしょうか。
こちらのプリントは“サーフェスプリント”と呼ばれる伝統的な印刷物で、
初期に作られていた手刷りの風合いが再現されており、柄の部分がほんの少し浮き上っているような感じになっています。
あたかもオリジナルの工芸品のようです。
※ウォールペーパーのお手入れですが、汚れた場合は水を硬く絞ったきれいな布で軽く拭く程度にして下さい。
(あまり強く擦りますとスレてしまいますのでご注意ください。)
また、普段ははたき等で埃を払っていただければ、きれいな状態を保つ事が出来ると思います。
尚、張る際にほんの目立たない程度ですが、くすみのような汚れをつけてしまいました・・。
気にはならない範囲かと思われますが、何卒ご了承くださいませ。
ガラスの棚板は入荷時のオリジナル品ですが、サイズ調整をして
取り外しをしやすくさせていただきました。
各棚位置は木ダボで位置固定してあります。
※高さ調節は現状では出来ませんが、棚受けは木ねじで打ちかえることが可能ですので、
棚位置自体を変えることは可能です。
デスク天板は角度が下がりすぎておりましたので、水平になるように位置調整させていただきました。
(2枚目お写真、右下ご参照)
開閉もスムースになっております。
ただし、マホガニーの無垢一枚板が使われている宿命で、天板自体に反りが出ています。
使用上は問題がないように角度・位置調整は行っておりますので、天然素材の家具ということで何卒ご了承ください。
また裏(デスク内部から見て)側のベニヤリングに一部浮きが出ておりました。
浮いている部分は再接着いたしましたのでこちらもご利用上に不都合はありませんが、
表面が多少ざらついておりますことのみ、ご理解ください。(いわれなければわからないとは思いますが。)
幸い、オリジナルのデスク天板のレザーは擦れや破れのない状態でしたので、
クリーニング&トリートメントできれいになりました。
・・その他、書ききれないくらいメンテナンスを行いました。
隅々までクリーニング&ワックスを施し、またジョイント(接合部)、
可動部などもチェックしておりますので安心してお使いいただける状態になっております。
脚のがたつきなどはありません。
ガラスはオリジナルですが、結構きれいです。
外観上は、長年使われてきましたことによる使用感や細やかな小傷等は年代なりですが、
目立ったダメージもなく、比較的きれいだと思います。
充分お薦めに値するコンディションです。
(Restorer/FG)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
高級家具の代名詞ともいえる“ボウルアンドクロウ”、そして“サーペンタイン”フォルムが、
狂おしいほどの「美」を表現しています・・。
そしてフルメンテナンスを施した無銘の椅子職人、入魂の逸品でもあります・・。
どんな高級現代家具と並べて置いても役不足ではない、
いや、それどころかその存在感の強さはこのお品の数倍の価格帯の高級家具すら凌駕するのでは・・、
と余計な心配すらしてしまいます。
そんな、このカジュアルプライスからは想像できない、高級感あふれるディスプレイ・キャビネットです。
骨董ファンの方でしたら、きっとその価値を認めていただけるものと思っております。
サイズやスペース的にも大きすぎず、小さすぎず、また広めのディスプレイ棚板、
そしてサイド面シースルーならではの、視認性の高いグラスキャビネットが
ディスプレイ・キャビネットとして、最適な形状を提供しています。
また一方で、厚めのガラス棚板(6mm以上)がある程度の重量物も受け止めますので、
サイドバイサイドとして、書籍を収納することも可能です。
状態も、アンティークとしてはきちんと手入れをされ、大切に扱われてきたことが伺われるもので、
また当店でも手を入れさせていただいておりますので、最高級のコンディションとなっております。
現状、上記のコンディションでご説明した点以外、ご留意いただく点はございません。
きっちりメンテナンスをしたことで、まだまだこれから永くお付き合いいただける状態になりましたし、
あと20年ほどお付き合いいただいて、ぜひ100年物のアンティークに育てていただければ幸いです!
その頃には資産価値としてきっとご満足のいく評価を受けることになると思っております。
厳選された素材、デザインのバランス、仕上げの伝統技術等、3拍子そろった素晴らしいお品だと評価しております。
商品性を考えれば相当のお値打ち品と思っております。
次代へと引く継いで行くべき生活文化遺産です!
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/AM)
★EXTRA PHOTO
↑中央あたりがベニヤリングのザラツキです。
↑機械製ではない、ハンドメイドのダブテイル(蟻組み。伝統工法)です。
↑お写真は大きめのB5モバイルPCです。
↑お写真の紙はA4サイズです。
※お合わせしている椅子は、HC0178 クオリティクイーンアンチェアです。
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | チッペンデール サイドバイサイドキャビネット | |||
| 品番 |
BR0051
|
管理番号 | prc19-4_0719 | |
| 販売価格（税込） | 158,000 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 1395mm 奥行 405mm 高さ 1260mm サイズは幅１３９５ｍｍ×奥行４０５ｍｍ×高さ１２６０ｍｍです。 ※中央デスク部のサイズは、幅５０５ｍｍ×奥行４４５ｍｍ×デスク天板までの高さ７７５ｍｍです。 ※左右の扉は、左右とも入口内寸で、幅340mm×奥行320mm×高さ855mmです。 ※棚板ガラスまでの高さは、天板裏から上段まで350mm、中段255mm、下段290mmです。位置は固定ですがガラス板は取り外し可能です。 | |||
| 送料ランク・重量 | ||||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 家具/Furniture ＞ ビューロー/ビューローブックケース | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン＆シェラックニス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ウォルナット | |||
| 主要素材の材質 | 化粧材 | |||
| 主要素材の等級 | １級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | その他 | |||
| その他の素材のカラー | その他 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 少ない | |||
| 交換・改造 | 年代なり | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ａ | |
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