OT0242 イギリス 1930年代 HMV テーブルグラモフォン
サイズ |
幅 395mm 奥行 490mm 高さ 340mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
パーフェクト・コンディションのグラモフォンをゲット!
1920年代に製作された英グラモフォン社正規品のHMVグラモフォン(蓄音器)です!
いやはや、驚きました・・。
これ程のレアアイテムを入手できるとは。
特にデニムには「蓄音器」マニアがいるわけではないので、一般的な骨董評価しかできませんが、
それでもこれほど古いもの好きの筆者の心を揺さぶるアンティークグッズは久しぶりです!
まずはその躯体!
ソリッドオークの堅牢かつオリエンタルな造形は、古艶(パテナ)のダークオークも美しく、
ほぼ当時の容姿を今に伝えています。
家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!
次に、そのプレミアム性!
・・ちょっと話は変わりますが、世界で初めて“レコード”を実用化したのは、
かの発明王“エジソン”ですね。
でも、エジソンの発明したレコードは、ほどなく姿を消すことになる「円筒式」というレコードで、
私たちが一般に知っている「円盤式」のレコード再生システムを開発したのは
“エミール・ベルリナー”というドイツ系アメリカ人だったこと、知ってましたか?
彼はエジソンと「円盤型 VS 円筒型」の普及競争に勝利し、1895年、アメリカに
“ベルリーナ・グラモフォン”という蓄音器の製造・販売会社を設立します。
そして“ベルリーナ・グラモフォン”社は1901年、”ビクタートーキングマシン”社と名を変え、
さらに発展していきます。
え?”ビクタートーキングマシン”社って?
そう、勘の鋭い方ならすでにご察しの通り、あの「日本ビクター」の親会社で、現・米RCA社の前身です。
「日本ビクター」といえば・・覚えてますか?
トレードマークの「犬」の絵。
蓄音器に耳を傾けている“ニッパーNipper”という犬のキャラクター、30代後半以降くらいの方なら
ピンとくるのではないでしょうか?
今でこそ、犬といえば「ソフト○ンクのお父さん犬・白戸次郎」ですが、
その当時、犬といえはビクターのニッパー!が最も有名人(有名犬?)でした。
で、何が言いたいかといえば、このグラモフォンについている「犬」のマーク。
・・あれ? これ、ニッパーではありませんか!
これ、日本ビクター製?
いえ、そもそもニッパーはイギリスの犬の話なのです。
絵の下にある“His Master's Voice”(ご主人様の声)とは、亡き飼い主の声が聞こえる蓄音機を
不思議そうにのぞき込むニッパーの姿を描いた、悲しいストーリーのタイトルです。
そう、ニッパーは、実は米”ビクタートーキングマシン”社、そしてさらにその前身、
米“グラモフォン”社のオリジナルキャラクターだったのです。
そしてニッパーのマークの下、“The Gramophone Company LTD”の文字が読めますか?
この英グラモフォン社は、米グラモフォン社が1897年に設立した会社です。
しかし英グラモフォン社は短命で、1931年には英コロムビア社と合併をしています。
ちなみにその会社は・・現在の英EMI社です。
つまりこの蓄音器は1931年のEMI社設立以前から、1897年英グラモフォン社の設立以降に
製作されたものであることがわかりますね。
これらのことから、英国ディーラー情報通り、製品の完成度から見ても
1920年前後につくられたものであることはほぼ間違いがありません。
素性のはっきりとした骨董品です。
ちなみに“His Master's Voice”の頭文字をつなげると、“HMV”。
今では日本でも有名な英EMI社のレコード(CD)販売会社グループの名前となっていますが、
もともとはグラモフォン社の蓄音器のブランド名だったのです!
何とびっくり!
さて、長文すみません。
このグラマフォンの魅力について長々語ってしまいましたが、実は本当の魅力は、
今まで語ってきたインテリア性でも、プレミアム性でもありません。
・・その「音」です。
蓄音器に詳しい方に見ていただきましたところ、このグラモフォンのコンディションはほぼ完璧、とのことでした。
ゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量、全てが当時に近い状態を維持しています。
もちろん、相当な専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
筆者の「耳」、そして「心」をわしづかみにして離さない、この”サウンド”は、
ふと気がつけば、自分自身がニッパーになっていたほどのものです・・。(笑)
些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)
ぜひその音源、聞いてください・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
シンプルなデザインの卓上蓄音器ですね。
ラッパを本体に収納したモデルで、これはホーンレスタイプです。
音は観音開き扉の扉の開放具合で音量調整できるようになっています。
コンディションはサウンドボックス・ターンテーブル・スピードレギュレーター、
内部のゼンマイ動力etc.. 全てまだまだ現役でした!
機械部については、デニムのご近所にお住まいのお客様、「N様」が蓄音器にお詳しかったので、
ご教授をいただきました。
ほぼ完璧な状態を維持していることがわかりました。
また「音」の確認には、同「N様」より素敵なSP盤レコードを1枚譲り受けました。
N様、本当にありがとうございました!
さて、レコードにサウンドボックスを下ろした所、素晴らしい音色が流れました♪
スタッフ一同、「おぉ~♪」。
その後しばらく、その音色を聴きながら仕事をしてた次第です・・。
100年前にタイムスリップしたよう・・。
ちなみに音は“YOU TUBE”にアップしましたのでぜひ聞いてください!
↓このページ下の方の「サイズコメント」欄で動画をご覧いただけます。↓
さて、外装ですがメーカーと家具職人が製作に携わったものと思われオークの無垢材が、
内・外部共に使用されていてその意匠の美しさを保っています。
修復としましては、扉の上に若干目立つ傷がありましたので、ここは剥離・サンディングで下地を整え、
オイルステインで色調整をしました。
その他、小傷の部分は、塗装処理前に全体を細かい粒度で慎重にサンディングし、
その後、薄い目のオイルステインで色の調整後、天然樹脂塗料のシェラックニスで仕上げにしました。
外装はデニムが完全に再生いたしました。
内部のクリーニングですが、強力パワーのダスターガンを使い、埃を追い出し、ステインにて仕上げました。
また可動部にはオイルメンテナンスをしてあります。
ややメッキ部分に錆の浮いている箇所がありますが、簡易的な金属磨きとオイルメンテナンスのみとさせて頂きました。
もう少し、きれいにすることもできそうでしたが、次のオーナー様へお届け前の宿題とさせていただきます。
尚、使用方法ですが、まず、本体下の扉を開け、内部の右奥に「I字」のレバーがロック(奥の位置)されていることを確認し、
付属のハンドルを時計回りに10回ほど回します。
そうするとディスクを回す動力源のゼンマイが巻きあがります。
次にサウンドボックスを時計方向に回し、レコードの上に「針」をのせます。
そして「I字」バーを解除(手前側に引く)すると、レコードが回転をはじめます。
始動時は手で回転を助けてあげるとスムーズに音が流れだします。
停止はゼンマイが伸びきるか、Iバーを戻す(奥の位置)と回転は止まります。
尚、ターンテーブルが回転しだすと右手前の回転速度計のメモリが動きます。
メーターがセンター程の位置が標準のようです。
回転数につきましてはゼンマイのテンションにより回転が変わりますので、お好みの回転数をお試しください。
また回転数の調整につきましては、左手前のネジを緩めると回転速度が遅くなります。
蓋は音の再生に大きな役割を担っています。本体下のホーンから出る音を蓋で反射拡大して、
ホーンの長さを補っていますので、開けて使用して下さい。
また左奥には予備針の収納ボックスがあります。
(予備の針も付属していますが、専門店で予備の針も入手可能です。)
CDやDVD等が全盛の昨今、このポータブル蓄音器で奏でる音楽はとても、
気持を豊かにしてくれると思います。
コレクターの方ばかりで無く初心者の方にも簡単に楽しくご使用出来ます。
自信を持ってお勧めできる素晴らしいお品です。
(Restorer/HM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素敵なアンティークが入荷いたしました!
今から80年前に製作されたオーク製外装の蓄音器グラモフォンです。
骨董品ですが、単に曲を聴くだけでしたら、全く知識のない初心者の方でも、
すぐに簡単にご利用いただくことができます。
とてもシンプルな構成です。
ハンドルを回すだけでレコードを聴く事が出来ます。
レトロな音には、何だかほっこりします・・。
どこかで聞きかじった話ですが、現代のデジタル音では、どうしても発音できない音域の周波数があるとのこと。
それが、アナログのレコードプレーヤーならその音を表現できるそうなのです!
(本当に聞きかじりの話ですが・・。)
今でもレコードマニアの方がいらっしゃるのは、そういう音域に魅かれているのかもしれませんね・・。
もちろん!
ディスプレイやインテリアのアクセントとしてもおすすめのアイテムです。
二度と会えないかもしれない、レアなアイテムですので、
ぜひお早めにご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | HMV テーブルグラモフォン | |||
品番 |
OT0242
|
管理番号 | LC6-11_0115 | |
販売価格(税込) | 79,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 395mm 奥行 490mm 高さ 340mm ※ターンテーブルは幅240mm×奥行き240mmです。 ※レバーは幅115mm×奥行き25mm×高さ105mmです。 ※スピーカーは幅305mm×高さ130mmです。 ↓グラモフォンの感動的な「音」をぜひ聞いてください! | |||
送料ランク・重量 |
Aランク 送料目安:3,190円~4,290円
(沖縄 5,720円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 装飾品/Decor > 蓄音器 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1930年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1930年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 2級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | その他 | |||
その他の素材のカラー | その他 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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