OT0234 イギリス 1920年代 HMV キャビネットグラモフォン
サイズ |
幅 420mm 奥行 490mm 高さ 1165mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
パーフェクト・コンディションのグラモフォンをゲット!
1920年代に製作された英グラモフォン社正規品のHMVグラモフォン(蓄音器)、
しかもミュージックキャビネット付きです!
※こちらのグラモフォンのレコード再生が視聴できます。
下記サイズコメント欄をご覧ください。
いやはや、驚きました・・。
これ程のレアアイテムを入手できるとは。
特にデニムには「蓄音器」マニアがいるわけではないので、一般的な骨董評価しかできませんが、
それでもこれほど古いもの好きの筆者の心を揺さぶるアンティークグッズは久しぶりです!
まずはその躯体!
ソリッドオークの堅牢かつオリエンタルな造形は、古艶(パテナ)のダークオークも美しく、
ほぼ当時の容姿を今に伝えています。
家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!
次に、そのプレミアム性!
・・ちょっと話は変わりますが、世界で初めて“レコード”を実用化したのは、
かの発明王“エジソン”ですね。
でも、エジソンの発明したレコードは、ほどなく姿を消すことになる「円筒式」というレコードで、
私たちが一般に知っている「円盤式」のレコード再生システムを開発したのは
“エミール・ベルリナー”というドイツ系アメリカ人だったこと、知ってましたか?
彼はエジソンと「円盤型 VS 円筒型」の普及競争に勝利し、1895年、アメリカに
“ベルリーナ・グラモフォン”という蓄音器の製造・販売会社を設立します。
そして“ベルリーナ・グラモフォン”社は1901年、”ビクタートーキングマシン”社と名を変え、
さらに発展していきます。
え?”ビクタートーキングマシン”社って?
そう、勘の鋭い方ならすでにご察しの通り、あの「日本ビクター」の親会社で、現・米RCA社の前身です。
「日本ビクター」といえば・・覚えてますか?
トレードマークの「犬」の絵。
蓄音器に耳を傾けている“ニッパーNipper”という犬のキャラクター、30代後半以降くらいの方なら
ピンとくるのではないでしょうか?
今でこそ、犬といえば「ソフト○ンクのお父さん犬・白戸次郎」ですが、
その当時、犬といえはビクターのニッパー!が最も有名人(有名犬?)でした。
で、何が言いたいかといえば、このグラモフォンについている「犬」のマーク。
・・あれ? これ、ニッパーではありませんか!
これ、日本ビクター製?
いえ、そもそもニッパーはイギリスの犬の話なのです。
絵の下にある“His Master's Voice”(ご主人様の声)とは、亡き飼い主の声が聞こえる蓄音機を
不思議そうにのぞき込むニッパーの姿を描いた、悲しいストーリーのタイトルです。
そう、ニッパーは、実は米”ビクタートーキングマシン”社、そしてさらにその前身、
米“グラモフォン”社のオリジナルキャラクターだったのです。
そしてニッパーのマークの下、“The Gramophone Company LTD”の文字が読めますか?
この英グラモフォン社は、米グラモフォン社が1897年に設立した会社です。
しかし英グラモフォン社は短命で、1931年には英コロムビア社と合併をしています。
ちなみにその会社は・・現在の英EMI社です。
つまりこの蓄音器は1931年のEMI社設立以前から、1897年英グラモフォン社の設立以降に
製作されたものであることがわかりますね。
これらのことから、英国ディーラー情報通り、製品の完成度から見ても
1920年前後につくられたものであることはほぼ間違いがありません。
素性のはっきりとした骨董品です。
尚、“His Master's Voice”の頭文字をつなげると、“HMV”。
今では日本でも有名な英EMI社のレコード(CD)販売会社グループの名前となっていますが、
もともとはグラモフォン社の蓄音器のブランド名だったのです!
何とびっくり!
さて、長文すみません。
このグラマフォンの魅力について長々語ってしまいましたが、実は本当の魅力は、
今まで語ってきたインテリア性でも、プレミアム性でもありません。
・・その「音」です。
蓄音器に詳しい方に見ていただきましたところ、このグラモフォンのコンディションはほぼ完璧、とのことでした。
ゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量、全てが当時に近い状態を維持しています。
もちろん、相当な専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
筆者の「耳」、そして「心」をわしづかみにして離さない、この”サウンド”は、
ふと気がつけば、自分自身がニッパーになっていたほどのものです・・。(笑)
些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)
ぜひその音源、聞いてください・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
シンプルなアールデコデザインの蓄音器ですね。
専用のレコード収納キャビネットに、卓上型の蓄音器をのせた2段構成のモデルです。
入荷時より、全く問題なく使用可能な状態でした。
蓄音器はラッパを本体に収納したホーンレスタイプです。
音は観音開き扉の扉の開放具合で音量調整できるようになっています。
初期の蓄音器よりも進んだモデルと思われます。
また、下段のキャビネットは後付けではなく、純正品のようです。
外装は全体的に家具職人が製作するレベルの本格的なキャビネットで、
オークの無垢材が、内・外部共に使用されていてその意匠の美しさを際立たせています。
入荷時のコンディションについては、驚くほど、良い状態を保っていました。
内部機構はサウンドボックス・ターンテーブル・スピードレギュレーター、
内部のゼンマイ動力etc.. 全く問題ありません。
全てまだまだ現役でした!
外装は塗装面に経年劣化が進んでいましたので、ある程度手を入れる必要がありました。
修復としましては、扉の上に若干目立つ傷がありましたので、ここは広い面積をサンディングで下地を整え、
オイルステインで色調整をしました。
その他の小傷は部分的に、塗装処理前に全体を細かい粒度で慎重にサンディングし、
その後、薄い目のオイルステインで色の調整後、天然樹脂塗料のシェラックニスで仕上げにしました。
内部はクリーニングをメインに行ないました。
強力パワーのダスターガンを使い、埃を追い出し、ステイン塗装でリフレッシュさせました。
機械部はメッキ部分などにやや錆の浮いている箇所があります。
完全に落とすことは困難ですが、簡易的な金属磨きとオイルメンテナンスでクリーンアップは行なっております。
尚、使用方法ですが、まず、本体下の扉を開け、内部の右奥にサウンドボックスと連動している
「フォーク型」のレバーがロック(左に傾いている位置)されていることを確認し、
付属のハンドルを時計回りに10回ほど回します。
そうするとディスクを回す動力源のゼンマイが巻きあがります。
次にサウンドボックスを時計方向に回し、レコードの上に「針」をのせますが、
この時サウンドボックスの動きに連動している「フォーク型」のバーがロック解除され、レコードが回転をはじめます。
停止はサウンドボックスを一度奥まで持って行き(左に傾いている位置)、
少し戻すと回転盤にロックがかかり、回転が止まります。
またゼンマイが伸びきっても停止します。
回転数は1分間に78回転ですが、微調整が可能です。
左手前の「FAST]「SLOW]のレバーの位置を手動で動かし、曲調に合わせて回転数を調整します。
お好みの回転数をお試しください♪
蓋は音の再生に大きな役割を担っています。
本体下のホーンから出る音を蓋で反射拡大して、ホーンの長さを補っていますので、
レコードの再生には蓋を開けて使用して下さい。
また左奥には予備針の収納ボックスがあります。
(予備の針はサンプル程度に付属していますが、こまめな交換が必要ですので、別途入手していただく必要がございます。
専門店で予備の針は今でも入手可能です。)
このポータブル蓄音器で奏でる音楽はとても、気持を豊かにしてくれます。
実際、レコードなどのアナログ音楽には、CD、DVD等のデジタル技術では、
表現できない音域が再生可能といわれていますが、
そんな科学的な根拠に加えて、スピーカーの原点ともいえるオルゴールのようなストレートなサウンドが、
きっと私たちを心地良くさせてくれるのだと思います。
コレクターの方ばかりで無く、初心者の方にも簡単に楽しくご使用出来ます。
自信を持ってお勧めできる素晴らしいお品です。
(Restorer/HM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今から80年前のイギリスで製作された、オーク製外装の蓄音器グラモフォンです。
骨董品ですが、単に曲を聴くだけでしたら、全く知識のない初心者の方でも、
すぐに簡単にご利用いただくことができます。
とてもシンプルな操作です。
ハンドルを回すだけでレコードを聴く事が出来ます。
レトロな音には、何だかほっこりします・・。
機械的にも、何か物理的な障害でも起こらない限り、当面メンテナンスの必要はありません。
安心してお使いいただけます。
どこかで聞きかじった話ですが、現代のデジタル音では、どうしても発音できない音域の周波数があるとのこと。
それが、アナログのレコードプレーヤーならその音を表現できるそうなのです!
今でもレコードマニアの方がいらっしゃるのは、そういう音域に魅かれているのかもしれませんね・・。
もちろん!
ディスプレイやインテリアのアクセントとしてもおすすめのアイテムです。
こちらはキャビネットがセットされた、特にレアなアイテムです。
コレクションのレコード収納にもとても便利だと思います。
ぜひお早めにご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | HMV キャビネットグラモフォン | |||
品番 |
OT0234
|
管理番号 | LC8-5_0521 | |
販売価格(税込) | 99,750 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 420mm 奥行 490mm 高さ 1165mm ※ターンテーブルは幅430mm×奥行き280mm×高さ85mmです。 ※レバーは幅520mm×奥行き365mm×高さ775mmです。 ※スピーカーは幅280mm×高さ150mmです。 ※棚は 幅385mm×奥行440mm×高さ1段目385mm・2段目250mmです。 ↓どうぞ、ご視聴ください! | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 装飾品/Decor > 蓄音器 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | その他 | |||
その他の素材のカラー | その他 | |||
メンテナンス状況 | 一部メンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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