AC0296 イギリス 1830年代 アーリーヴィクトリアン ダブルボウバックチェア
サイズ | 幅 535mm 奥行 625mm 高さ 950mm 座面高 420mm 肘掛高 655mm 座面奥行 360mm 座枠高 420mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から180年以上前、19世紀前半のアーリー・ヴィクトリア期、
イギリスで製作された、ウィンザースタイルのハイバックアームチェアです。
アンティークファンの方ならご周知の”プレミアムチェア”ですね。
英国アンティークの中では昔から常に高値で取引されてきた
コレクティングファニチャー(収集目的の高級骨董)の代表格、ダブルボウバックウィンザーです。
あまりアンティークに馴染みのない方ですと、
「え? この値段、うそでしょ?」
「なんでこんな古い椅子が、こんなに高値?」
と思われることでしょう。
それはそうですよね。
良く見なければわからない似たような家具が、
ともすれば新品でこのチェアの10分の1くらいの値段で売られているのですから。
でも・・そもそも両者は根本的に違うのです。
比較すること自体にどだい無理があるのです。
現代のリプロダクション(復刻品)では、良くできてはいても、
あくまでそれは多くの家具の中で、1つの椅子の種類、というだけにすぎません。
つまりそれらは売買を目的とした「商品」。
「効率化」という商業主義のもと、「こだわり」という「作る側」の論理で製作された家具の一つにしか過ぎません。
一方、19世紀以前、このようなハイバックアームチェアは人の身分を示す「象徴」でした。
決して売り買いされるためにつくられた商品ではありません。
つまり、商売上の利益を優先するような家具製作とは無関係で、
必要だからその材料を使い、必要だからそのデザインをし、必要だからその工法を用いる、
つまり、「座る人ありき」でつくられた階級社会の献上品なのです。
要するに、使う人の利益と製作方法の筋道のみが通っていて、
作る側の論理とか商売の合理性などは全く無視された、極めて不合理な概念でつくられているのです。
・・と、このような説明でご理解いただけますでしょうか?
単なるマスプロダクション(量産品)とオーダーメイド(1点もの)という違いだけではありません。
「世俗」と「芸術」くらいの違いはあると思います。
話が抽象的すぎますでしょうか。
ちょっと大雑把な話でしたが、もう少し具体的なお話をしますと、高価なウィンザーチェアは
材料にエルムElm(ニレ)とユーYewwood(イチイ)が使われているものが多いです。
それはなぜか?
単純な話、その材料がもっとも良い、最適だからです。
エルムは硬く目が詰んでいて木目が良く、使われるほどに人肌になじんできます。
ローズウッドのカントリー版、的なイメージです。
ユーはこちらのボウバック(背もたれの笠木)の曲げ木に使われている材料。
普通、曲げ木といえばユーではなくビーチ(ブナ)ですよね。
それはなぜかというと、ビーチは豊富に入手が可能で量産に向いているからです。
商業主義的な考えを捨てて、本当に曲げ木にふさわしいのは何か、
つまり、割れなどを起こさず、粘りがあって、長期間弾力を保ち続けることができる材料は何か?
それは誰もが知るところでしょう、そう、「弓」の柄(え)に使われている材料です。
かつて、命を左右した戦闘道具は決して曲げ木の割れなど、許されませんでした。
だからこそ、弓にはユーウッドが使われていたのです。
ただし、エルムもユーも、大量に入手することは困難で、品質も安定せず、製造も容易ではありません。
ですから商業的な家具材としてはこれらの材料は全く不向きなのです。
しかし厳選された材で作ることのできる1点物ならば、話は違います。
エルム&ユー以外に勝るものはありません。
・・以上、あくまで、ヨーロッパという地域特性を加味してご理解くださいね。
相場的にはそれぞれのチェアの現状でのコンディションにもよりますし。
コンディションの点でいえば、こちらのチェアはほぼパーフェクトです。
永年大切に使われて、使われて・・人の手の摩擦で全ての角が取れた、丸い木肌。
決して人工的には再現ができない、100年もののアンティークだけが持つ、独特の質感。
長年、人の体重を支え続けながらも、ほとんど歪みを見せない屈強な躯体・・。
ホント、最高です。
まだまだアンティークワックスでまめに磨きこんだら、どんどんつやが深みを増していくことと思います!
唯一、古いウィンザーに良く指摘されますが、脚先が削れて少し短くなっていますが、
それでも、現代の椅子とほぼ同じ程度の座面高。
アームレストにダメージがあったりすることはありません。
デザインはポピュラーな「二段」タイプのボウバック・ウィンザースタイルですが、
だからこそ、長い経験に基づいた座り居心地の良さがそこにあります。
硬い座面もお尻にフィットし、長時間座っても傷みを感じない”サドル・シート”、
極めて人間の着座姿勢に対し、的確な角度と位置に配置された”ダブルボウ”、
座り心地の安心感に直結する、高い強度を兼ね備えた”H型ストレッチャー”(脚をつなぐ補強材)・・。
まったく、お勧めできない理由はどこにもありません。
ぜひ次代へ引き継いでいただきたい、“コレクタブル・アンティーク(収集目的の骨董品)”です・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
長年使用していた使用感はありますが、それが全て良い「味」に変化しているグッドコンディションです。
歴代のオーナーが、まめにお手入れされていたようです。
ハンドメイドで製作された背の高いダブルボウバックデザインですが、
構造的に大きな破損も無く、使われ方も丁寧に使用されていたものと思われます。
アームや背もたれ部分の素材はユーウッドを使用した無垢のベントウッド(曲げ木)製です。
ビーチ材や合板が主流の今ではなかなか見る事がありませんね。
座面の素材は無垢のニレ材で、素材も変化の少ない良いものを使っています。
ヨーロッパ産独特の杢目をもつ、東洋産のニレとはちょっと違う質感の一枚板の座面で
こちらも接ぎあわせの多い現代品とは根本的に質が違います。
一部アームや脚の接合部に関してグラつきがありましたので締め直しを行っております。
メンテ後はとてもしっかりとしてぐらつきはありません。
塗装に関しては、オイルステインで色調整をしてシェラックニスで仕上げてあります。
再塗装でいい感じのアンティークになったと思います。
小さな傷、色むらなどは多少ありますが、気になるようなものは無いと思います。
全て「味わい」レベルのもので常識的な範囲内のものです。
全体的に見たダメージは非常に少ないと思います。
かなり古い椅子になりますが、特別なメンテナンスの必要はなく、ご留意点もありません。
英国製の天然蜜蝋ワックスで隅々まで磨き上げて仕上げました。
艶やかな仕上がりで自信をもってお勧めできるエクセレントのお品です。
(Restorer/MR)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
イギリスの伝統家具で、収集品のアンティークとしても定番品の“オールドウィンザーチェア”です。
色は落ち着いたアンティークブラウンカラー。
木肌の色艶が絶品のお品です!
弓のように湾曲した背枠の“ボウバック”がダブルサイズとなっていて、
イギリス国内でも、ウィンザーチェアの中で最も人気のあるデザインです。
しかしながら海を隔てた遠い異国の日本でも、和骨董にも不思議に調和するデザインだと思います。
今までイギリス・アンティークにあまりなじみのなかった方にも、お奨めのお品です!
すでに180歳を迎えた真のアンティークですが、
19世紀の同等品に比べれば、これからもまだまだ永くお付き合いいただける良好なコンディションです。
また価格も高価ながら、一般相場よりは3割近くは低めに設定されています。
将来価値も期待できますし、価格的にもお値打ち品といえそうです。
※イギリスアンティークの相場で、最も権威のある“ミラーMiller”社のプライスリストによると、
現地の価格で400ポンドから1,200ポンドくらいで取引されているようです。
(現在、1ポンド=130円前後です)
一生をともにできる実用性とコレクションチェアとしての所有欲、いずれも満足させてくれるプレミアムチェアです。
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
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商品基本情報 | ||||
品名 | アーリーヴィクトリアン ダブルボウバックチェア | |||
品番 |
AC0296
|
管理番号 | LC13-3_1201 | |
販売価格(税込) | 81,900 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 535mm 奥行 625mm 高さ 950mm 座面高 420mm 肘掛高 655mm 座面奥行 360mm 座枠高 420mm | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > アームチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1830年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1830年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | スチール | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 木 | |||
その他の素材のカラー | 茶系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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