DC0911 オーストリア 1890年代 JACOB & JOSEF KOHNベントウッドチェアNo19 "エンジェルバック"
サイズ | 幅 460mm 奥行 545mm 高さ 905mm 座面高 475mm 座面奥行 380mm 座枠高 475mm |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
オーストリア1890年~1900年代につくられたと思われる、
ヤコブ&ヨゼフ コーンJACOB & JOSEF KOHN社製のベントウッドチェアです。
ベントウッド収集家の方のコレクターズアイテムになります。
こちらは19世紀末、トーネット商会により発売された、”No19”というごく初期のころのモデルです。
コレクターには”エンジェルバック”と呼ばれた著名なモデルです。
世界的に人気の高いモデルですので、ネットでも”トーネット No19”と検索すればさまざまな情報に行き当たります。
オリジナルデザインはトーネットですが、販売されていた当時、すでに人気が高かったのでしょう、
ヤコブ&ヨゼフ コーンJACOB & JOSEF KOHN、フィッシェルFISCHELからも
No19と同デザインが販売されています。
トーネットの販売開始が正確に何年かは不明ですが、1873年のポスターカタログには載っていなくて、
JJコーン社の1883年のカタログにはすでに掲載されています。
つまり1870年代後半につくられた可能性が高いですね。
フィッシェルのNo19はさらにそのもう少し後かもしれません。
さらに20世紀後半にエンジェルバックの復刻モデルが出ます。(おそらくポーランド製)
つまりエンジェルバックデザインは合計4社のメーカーが作っている、ということです。
さらに各社のエンジェルバックは、それぞれまったく同じデザイン、というわけではなくて、
微妙に背面のデザインが違っているんですよね。
つまりエンジェルバックのチェアは4種類存在している、ということです。
え?
どこが違うのかって?
デニムサイトのキーワード検索に”エンジェルバック”と入れてみましょう。
4種類全てのエンジェルバックデザインが検出されるはずです。(エヘン)
4つのデザインとも「天使の翼」が生えていますし、「天使の輪」もあります。
違いは「翼」のデザインが(曲げ木の処理の仕方)がちょっと違うだけ。
構造的には同じであることがわかります。
ただし、20世紀の復刻盤だけは構造が全く違っています。
これは、オリジナルデザインがとても長いブナの木を使用するため、現代ではつくれなくなっているためと思います。
つまりアンティークのNo19は「過去だけの遺産」ということですね。
ベントウッドのイチファンとしては、もう一度復活してくれることを願ってやみません。
そういえばもっと長いブナの木を使用するロッキングチェアの復刻プロジェクトが、
ドイツの現トーネット社であったと聞きました。
なんと、その1脚の小売価格は3ケタ越え!
いくら復刻できてもそれでは・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1890年ごろのベントウッドチェアです。
背の部分がエンジェルバックのデザインと珍しいタイプですね。
素材はヨーロピアンビーチ材が使用されています。
こちらはJJコーン社製の1883年のカタログモデルです。
かなりのマニアの方でも実物を見るのは初めてではないでしょうか。
残念ながらメーカーのラベルや刻印は残っておりませんが、当時のカタログを見れば、
本物であることに疑いはありません。
※1883年当時のカタログ(上段左から2番目のモデル)
約120年程経過しているお品ですが、大きく破損したような箇所も無く、
全体的にはエクセレントコンディションです。
間違いなくコレクションアイテムだったものと思います。
ベントウッドチェアは接合部分の多くが木ねじでのジョイントになっていますので、
緩みや破損がないかどうかのチェックを行い、すべて増し締めを行っています。
そういった基本的なメンテナンスだけでも強度に不安は感じられず
構造的な強度には特に問題はありません。
木部同士の接合部などはきちんと締め直しも行っています。
カーブの部分が割れる「はじけ」もきちんとすべて処理済みです。
塗装面には、全体的に目立ったような傷は特にございませんが、
天板に若干の使用感と細かい小傷がありましたので、
細かいサンドペーパーで表面を整え、アンティーク風に天然樹脂製のシュラックニスで塗装の再生を行いました。
座面のエンボスも年代の割にまだまだ残っていて、これからさらに長い年月使用できると思います。
座面の裏側までもきちんとクリーニング済みですので、全体が清潔な状態です。
この後、完全な塗装の乾燥を待ってワックスで仕上げを行います。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします!
(Restorer/MR)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
とても美しいスタイリングのベントウッドチェアです。
希少性はとても高いです。
今でもベントウッドチェア自体は世界各国で無数に作られておりますが、
こんな素敵な“ハッピーチェア”はアンティークでしか見られないと思います。(笑)
ぜひ一生をともにするパートナーとしてお選びいただきたいです。
もちろんインテリアとしてもクラシカル、カントリー系問わずあわせやすく、
永くお付き合いいただける間違いのない椅子だと思います。
状態も良く、カジュアルに使える実用性もあります。
アンティーク上級者の方にもきっとご満足いただける、レアなお品だと思います。
この機会をお見逃しなく。
ぜひご検討下さい!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | JACOB & JOSEF KOHNベントウッドチェアNo19 "エンジェルバック" | |||
品番 |
DC0911
|
管理番号 | LC13-9_0112 | |
販売価格(税込) | 29,925 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 460mm 奥行 545mm 高さ 905mm 座面高 475mm 座面奥行 380mm 座枠高 475mm | |||
送料ランク・重量 |
B/2ランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送:同ランクの椅子をもう1つ同梱できます。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> ダイニングチェア/キッチンチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > ベントウッド/トーネット |
商品プロフィール | ||||
原産国 | オーストリア | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | オーストリア | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ローズウッド | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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