ST0189 イギリス 1890年代 スーパークオリティ ヴィクトリアンピアノスツール
サイズ |
幅 560mm 奥行 430mm 高さ 670mm 座面高 520mm 座面奥行 380mm 座枠高 440mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から100年ほど前、20世紀はじめごろに製作された、伝統的なイギリス・クイーンアン様式のピアノスツールです。
美しい椅子です・・。
いや、きちんと“スツール”と呼ぶべきですね。
もともとスツールは中世ヨーロッパの貴族階級においては、
背もたれのある「椅子」とはやや見方が違っていて、実用性よりも装飾性が重視され、
ある意味ではステイタスのシンボルとして位置づけられていました。
そもそもスツールは人類が初めて製作した「座る道具=椅子」のカタチですので
“チェアChairs”が持っていた「権威性」がどんな椅子よりも強かったのかも知れませんね・・。
私感はさておき!
このスツールは、といえば、
ヴィクトリアン当時の人気の高かったデザイン・フォルムを持つ、フレンチスタイルのピアノスツールです。
フレンチスタイルの“カブリオールレッグ(獣脚=猫脚)”は、ヴィクトリアン当世の特徴的ですね。
「羽」のように天に開いた持ち手(アームレスト)も人気のあるスタイルです。
こちらはおそらく上流階級のご家庭で、ピアノを弾かれる方の体系、
姿勢に合わせて作られた、オーダーメイド品と思われます。
きっとオーダーメイドならではの良材がセレクトされていたのでしょう。
”ピアノポリッシュ”と呼ばれるような木肌は、磨けば磨くほど艶を増す逸材です。
一体、このスツールで、どんな素敵な貴婦人がどんな素晴らしいピアノ演奏をされていたことでしょう。
落ち着いた色合いながら、ぱあっと、目を引くフォルムの華やかさを見るにつけ、
そんな取りとめのない思いに浸ってしまいます・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
マホガニーのソリッド(無垢材)で製作されたピアノスツールです。
1890年頃の製作と100年以上経過した、名実ともに「真のアンティーク」クラスの逸品です。
入荷時より全体的にコンディションは良好でした。
年代を考慮すればエクセレントコンディションと言えるでしょう。
特に素材のマホガニーは磨けば磨くほど艶の増す良材で、大変美しいマテリアルです。
木地の美しさをとくとご覧になってください!
メンテナンスは基本的な作業を中心に行いました。
ピアノスツールとして、座面を持ち上げると、下は小物入れになっております。
小物入れとはいえ、A4×2倍ほどの面積で、深さもそこそこありますので、
楽譜などでしたら、十分な数量を収納できそうです。
天蓋の座面には、オリジナルのステーが付いていて、開くとロックする構造のステーが使われています。
ですので不意に扉が閉まってしまう事はありません。
閉める時ですが、扉をただ閉めようとしても閉まりません。
閉めようとする時はステーの裏側を軽く上に押し上げますと簡単にロックが解除できます。
構造的には、すべて接合部はチェックして締め直しを行い、接合強化いたしました。
実用家具として、充分に強度を持ち、安心してご使用頂けるコンディションです。
その他、脚元にはガタつき、グラつきはありません。
シートは入荷時のオリジナルの金華山織りです。
ベースはモスグリーン系のモケット地で、
菱形の格子に小さなドットがパターン化されていて、葉っぱとお花のように見えます。
オリジナル生地の再利用ですが、目立った使用感もなく、
シート用洗浄フォームで衛生的にドライクリーニングを行いましたので
気持ちよくお使いいただける状態です。
ただしクッションはヘタってしまったのか、張り地がぶかぶかの状態で、ちょっと見栄えの悪い状態でした。
中身を詰め直し、生地をピンと張り直す必要があります。
またナイロン製のブレード(縁飾り)が付いていましたが、
こちらはしみがひどく、交換の必要がありました。
ということで座面については張り直しを行いました。
入荷時のクッションはヴィクトリアンの高級アンティークらしく、「馬毛」と綿で構成されていました。
綿は耐久面で再利用は不可でしたが、馬毛はすでに入手困難な貴重な素材ですので、
もちろん清掃後再利用しております。
オリジナルの馬毛を座のベースに、綿の代わりに現代のチップウレタンと発砲ウレタンの硬軟2層を上にのせ、
3層構造でオリジナル生地を用い、張り直しました。
ブレードについては、イタリア製のネイルヘッドトリム(真鍮製連続鋲)に交換させていただきました。
また、フレームはオイルステインで磨いて表面の微小な傷をレストアしました。
大きな損傷は無く、小さな傷も少なめで年代の割りにダメージは少ないと思います。
金具類もすべて取り外し、一つ一つ丁寧に磨きあげました。
仕上げは全身クリーニングの後、ダークカラーの天然蜜蝋ワックスで丁寧に磨いて仕上げました。
全体的に充分お勧めできるグッドな仕上がりとなっています。
(Restorer/OT)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
美しいスツールが入荷しました!
英国家具の伝統を強く感じさせられるスツールです。
保守的な“クイーンアン”のスタイリングを踏襲しつつ、
19世紀当時のヴィクトリアンスタイルの感覚でバランスの取れた秀逸なデザインに仕上げております。
・・抜群のセンスではないでしょうか。
しかも120年以上経過しているにもかかわらず、この良好なコンディション!
まれに見る良質なアンティーク、と評価しております。
クラシカルはもちろん、モダン系にもあわせやすく、
永くお付き合いいただける間違いのないスツールだと思います。
また、座面の下は、収納になっていますので、
実用面で使い勝手が良さそうです。
もちろん、ピアノ演奏にも、座面高さえあえば、ご利用いただける頼もしい椅子です。
インテリアとしてアンティーク上級者の方にも充分ご満足いただけるお品だと思います。
この機会にぜひご検討下さい!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ ヴィクトリアンピアノスツール | |||
品番 |
ST0189
|
管理番号 | LC15-3_0601 | |
販売価格(税込) | 95,550 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 560mm 奥行 430mm 高さ 670mm 座面高 520mm 座面奥行 380mm 座枠高 440mm ※内寸サイズは幅410mm×奥行310mm×高さ105mmです。 ※「座面高」は床からクッションの頂点までの高さを計測しています。 実際に座られた際の座面高は「座枠高」もご参照いただき、座面高~座枠高の範囲内とお考えください。 | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > スツール/ベンチ |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 布 | |||
その他の素材のカラー | 緑系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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