AC0324
イギリス
1920年代 ダブルボウバック ウィンザーアームチェア
サイズ | 幅 535mm 奥行 605mm 高さ 1030mm 座面高 470mm 肘掛高 720mm 座面奥行 435mm 座枠高 470mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から100年ほど前、20世紀初頭、イギリスで製作されたウィンザースタイルのアームチェアです。
こちらは初期のころのウィンザーデザインを再現した珍しいモデル。
カントリー系のアンティークチェアに詳しい方なら、その希少性はご存知でしょう。
ウィンザーチェアといえば、今や世界各国でつくられているポピュラーなカントリーチェアのカタチ。
でも、今広く知られているウィンザーチェアデザインは、アメリカ発のコロニアルスタイルだということ、
実は知る人は少ないのではないでしょうか。
もともとウィンザーチェアはイギリスが発祥の地なのですが、後にアメリカで広く普及し、
アメリカから世界各地に広まることになったんですよね。
したがって、現在一般にみられるウィンザーチェアの多くはアメリカスタイル、ということになります。
本場英国でさえ、今ではコロニアル風のウィンザーチェアが主流です。
一方、このチェアはそのウィンザーチェアのルーツ、初期の頃のウィンザーデザインです。
イギリススタイル、というとわかりやすいでしょうか。
初期のウィンザーチェア、というのは、1700~1725年ころのこと。
イギリス・ウィンザー城周辺の車大工や挽き物師が、当時の農民たちのために製作した椅子、
その椅子がウィンザーチェアと呼ばれるようになった、といわれています。
その時代、世の中のデザインは、「猫脚」に代表されるクイーンアン様式が主流でした。
ウィンザーチェアも例外ではなく、初期のころのウィンザースタイルはクイーンアンチェアをまねた、
カブリオールレッグ(獣脚)&ベースバック(花瓶状の背もたれ)のロココ風デザインでした。
それがこのチェア。
ストレートな「ハ」の字型の脚に見慣れた人には、前脚の「猫脚」が新鮮に映るのでは。
ホイールバック(車輪型の背もたれ)もかなり古い時代のデザインのようです。
この初期型のウィンザーチェアは工法がシンプルで、
実用性の高いそのチェアは、庶民に受け入れられ、彼らの生活に浸透。
そしてその後、世界初の家具デザイナー、“トーマス・チッペンデール”や“ヘップルホワイト”たちにより、
従来の古典様式とは違う、新しいタイプのチェアとして洗練されていき、
さらには海を渡り、アメリカで独自に“コロニアル”様式の家具として熟成され、
世界各国へ普及していくことになります。
ということで、話は長くなってしまいましたが、ウィンザーチェアが誕生したごく初期の
とてもめずらしいタイプのチェアデザインであることがお分かりいただけたことと思います。
現代のウィンザーチェアのルーツにあたるモデルです。
まだ農民たちの家具だった時代、その頃のデザインを忠実に再現した復刻品といえるでしょう。
フォルムは英国伝統の「二段」タイプのダブルボウバックデザイン。
エルム無垢の一枚座面とアッシュ系無垢の曲げ木パーツで構成され、
実際に永い間生活で使用されていた、まさしく「真のウィンザーチェア」と呼べるものです。
ぜひ次代へ引き継いでいただきたい、“コレクタブル・アンティーク(収集目的の骨董品)”です・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
長年使用していた使用感はありますが、それが全て良い「味」に変化しているグッドコンディションです。
長い間、まめにお手入れがされていたようです。
ハンドメイドで製作された背の高いダブルボウバックデザインですが、
グラつきも無く、使われ方も丁寧に使用されていたものと思われますね。
アームや背もたれ部分の素材はおそらくアッシュ材を使用した無垢のベントウッド(曲げ木)製です。
合板が主流の今ではなかなか見る事がありませんね。
座面の素材は無垢のニレ材で、素材も変化の少ない良いものを使っています。
ヨーロッパ産独特の杢目をもつ、東洋産のニレとはちょっと違う質感の一枚板の座面で
こちらも接ぎあわせの多い現代品とは根本的に質が違います。
一部脚の接合部に関してグラつきがありましたので締め直しを行っております。
その他には特に不具合は感じられませんでしたので、安心してご使用いただけます。
塗装に関しては、ダーク系のオイルステインで色調整をして天然樹脂製のシェラックニスで仕上げてあります。
出荷時にはもう少し磨かせていただいて、艶だしをしておこうと思っています。
その他、小傷は年代なりに存在しますが、商品価値を損なうほどのものではないと思います。
クリーニングは脚の裏までしっかり行っています。
天然のビーズ(蜜蝋)ワックスで磨き上げさせていただきますので、
さらに味わいのある艶になっていると思います。
これからのご利用に当たって、定期的にビーズワックスで磨いていけば、
より一層、良い艶が増していくものと思います。
将来が楽しみな逸材です。
隅々まで手を尽くして味のある仕上がりました。
自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
イギリスの伝統家具、“ウィンザーチェア”です。
珍しい猫脚の希少モデルです。
色は重厚感あるダークブラウンカラー。
木肌の色艶が絶品のお品です!
弓のように湾曲した背枠の“ボウバック”が2段式となっていて、
イギリスでもウィンザーチェアの中で最も人気のあるデザインです。
しかしながら海を隔てた遠い異国の日本でも、和骨董にも不思議に調和するデザインだと思います。
今までイギリス・アンティークにあまりなじみのなかった方にも、お奨めのお品です!
あと10年で100歳を迎える真のアンティークですが、19世紀の同等品に比べれば、
これからもまだまだ永くお付き合いいただける良好なコンディションです。
また価格も高価ながら、19世紀のウィンザーチェアよりは3割近くは低めに設定されています。
将来価値も期待できますし、価格的にもお値打ち品といえそうです。
一生をともにするにふさわしいプレミアムチェアです。
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ダブルボウバック ウィンザーアームチェア | |||
品番 |
AC0324
|
管理番号 | Lc17-6_0111 | |
販売価格(税込) | 102,900 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 535mm 奥行 605mm 高さ 1030mm 座面高 470mm 肘掛高 720mm 座面奥行 435mm 座枠高 470mm | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > アームチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | スチール | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。