DT0482 イギリス 1860年代 ミッドヴィクトリアン アルティメットクオリティ ローズウッドサーペンタインテーブル
サイズ | 幅 1485mm 奥行 1705mm 高さ 740mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
デニム始まって以来のビッグニュース、究極のダイニングテーブルが入荷いたしました。
大変すばらしいブラジリアン・ローズウッドの最高級アンティークテーブルです。
今から約150年ほど前、19世紀半ば、ヴィクトリアン中期のイギリスで製作された、
ネオ・バロックスタイルのキャスター付きダイニングテーブルです。
・・2014年9月、ニュースで見た方も多いと思いますが、南アフリカ共和国で
232カラットのホワイトダイヤの原石が発見されたこと、覚えてらっしゃいますか?
何と、その時価、およそ21億円!
すごいなー、とその時はダイヤ採掘のロマンに魅せられてしまいましたが、
いやいや、実はアンティークにだって、勝るとも劣らない「夢」はいっぱい。
このローズウッドのテーブルを発見したときには、まさにそんな「ダイヤの原石」を発見したような気分でした。
だって、こんなに大きな天板のテーブル一面に、1枚で張り込まれたローズウッドの化粧材なんて、かつて見たことありますか?
正確にいえば天板は左右対称の「2枚接ぎ(はぎ)」で化粧張りされていますので、
ローズウッドの材料はテーブルの幅の2分の1サイズという事になりますが、
それでもその幅は、1.5m級の半分=約75cm級の単板サイズ!
これほど大きなローズウッドの単一の縞杢(しまもく)は、
かなりローズウッドファンの方でも見たことはないのではないかと思います。
それもそのはず、なぜかというとローズの原木は幹が比較的細く、巨木はほとんど存在しないからなのです。
今までの記憶をたどっていただければ、納得いただけるかと思いますが、
ローズウッドは比較的小さい家具やテーブルなどの化粧材として使用されているケースが多くないでしょうか。
家具以外でも、雑貨や楽器など、小物の使用がほとんどです。
近年では、1992年にワシントン条約のレッドリストに指定され、原木(丸太サイズ)での輸出入が禁止されたため、
大きな面取りができなくなってしまった、という事情がありますが、
19世紀のアンティークの時代にはそのような制限がなかったはずですので、
加工さえ可能であればローズの大判も使用が可能だったはず。
にもかかわらず、ほとんど見られる事がないのは、そもそもローズウッドは柾目(丸太からの平板の取り方)で
大きな面取りができなかったことを示しているのです。
これは筆者によるあくまで仮定でのコメントですが、このテーブル、
おそらくは日本に存在するローズウッド単板として最大サイズ、
世界的に見ても最大級の部類に入るものではないかと思っております。
また価格が高価なのは、単に入手困難な希少材だから、というわけではありません。
そもそもローズウッドはヨーロッパの宮廷家具などに好まれてきた逸材で、
古くはインド産のインディアン・ローズウッド(日本で言う本紫檀)が貴族たちに徴用されてきました。
18世紀の植民地時代になると、ブラジル産のローズウッドがインド産と同種である、と評判になり、
それ以降は家具材などに、より杢の華やかなブラジリアンローズに人気がシフトしていきます。
さらに20世紀半ばにはブラジル政府の資源保護のための輸出規制により、
ブラジリアンローズはブランド化することとなり価格が高騰、したがってローズウッド製のアンティーク家具は
ほとんど全てが入手困難なコレクティングファニチャーと化してしまった、というわけなのです。
そんな時代背景の中にあって、確かに高価ではありますが、これほどの「歴史的遺産」を入手できた、というのは、
デニムにとっては、先の「ダイヤの原石」にも匹敵するニュース、というのもご理解いただけることでしょう。
何せ、ベースの足回りはマホガニー製かな、と思いきや、どう見てもこれは無垢のローズウッド。
堅く加工性の悪いローズウッドの無垢材に、これほどの見事な彫刻を施し、
また果実や植物のオーナメントの伝統デザインを採用する点などを見ても、
こちらは貴族お抱えの優秀な家具工房がハンドメイドで製作したものであることは自明の事実。
見る人が見れば、このテーブルの価格には妥当性がある、とご理解いただけるものと思っております。
・・なんて、前置きが長くなってしまい申し訳ございません。
素材の話にばかり終始してしまいましたが、こちらのテーブル、
骨董テーブルとしての価値だって超・一級品です。
なぜなら、現在出回っているそれら“ペデスタル・テーブル”のルーツとなるモデルだから、です。
ペデスタルテーブルが誕生した1世紀半前、そのリアルタイムな時代に作られた
正真正銘、本物です。
“ペデスタルPedestal”テーブルとは、テーブルの脚が四隅、あるいは両端にあるのではなく、
一般的に中央に1本、台座式に天板が支えられている構造をもつダイニングテーブルの総称です。
古くはイギリス18世紀半ばごろ、主に王侯貴族の朝食用テーブル(BreakFast Table)として多くみられたデザインで、
19世紀にはいるとヘップルホワイトなど、著名な家具デザイナーが自身のテーブルデザインに取り入れはじめました。
すると、こうした1本柱の台座式テーブルは瞬く間に広く普及することになりました。
といってもこうしたテーブルは、明らかに当時の平均的なダイニングテーブルよりも、数段上のクオリティをもち、
素材やその彫刻や飾りの豪華さを見れば、流行していたのは富裕層の間だけ、
当時も「高嶺の花」だったんだろうな、ということは容易に想像できますが、
19世紀前半あたりがそのが「誕生期」と考えてよいと思います。
その後、ペデスタルテーブルは、小ぶりな“トライポッド”型の三つまたから
大きめサイズの四つまたも見られるようになり、
また、生活様式が変化とともにダイニングテーブルの拡大ニーズが高まったことから、
台座の構造も1本柱から2本柱、3本柱・・と増加し、
マルチレッグの“ピラーテーブル”Piller Tableも派生していきました。
おそらく現在のペデスタルテーブルの構造的なルーツは、
この19世紀後半あたりに確立されているように思われます。
デザインはクイーンアン、チッペンデール、シェラトンから、フランス系、リージェンシー、
エドワーディアン様式(20世紀初め)とさまざまな影響を受け、
1970年に入るとモダンデザイナー、エーロ・サーリネンにも取り入れられるほど、普及しました。
ということで、ペデスタルテーブルが誕生した当時のリアルタイムなこちらのアンティーク。
厚みある“サーペンタイン”(波型)のテーブルトップに四つまた一本柱のペデスタル構造、
やわらかなシルエットラインのフランス系デザインは、1860年ごろのヴィクトリアン・ネオバロック様式のど真ん中!
当時の最先端のデザインが用いられています。
コレクターズガイドによれば、19世紀オリジナルのペデスタルテーブルは、ウォルナット製のテーブルでさえ、
数年前までは£8,000~12,000ほどの値段が付けられていた、ということです。
※現在1ポンド:180円くらいです。
こちらのテーブルは、英国のアンティークバイヤーが、素姓の確かなコレクティングファニチャーとして、
現地オークションで落札したものになります。
基本的に実用家具というよりもコレクタブルズ(収集目的のアンティーク)になりますが、
しっかりとしたつくりの良さは、間違いなく200年(あと半世紀)は十分に実用に耐えられると思われます。
インテリアとしても、“S”字を描くやさしい脚の曲線使いや、ゴージャスかつエレガントなレリーフのオーナメントは
不必要なデコレーションは廃することで、現代のインテリアスタイルにも対応するまとまりの良いデザインとなっています。
間違いなくデニムがかつて輸入した中でもトップクラスのテーブル、
もしかすると、現存している日本のアンティークテーブルの中でもトップクラス、でしょうか?
一生をともにしたいアンティークテーブルをお探しの骨董ファンの方には、
ぜひお勧めしたい「至高の一品」といえそうです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1850~60年頃に製作された最高級アンティークテーブルです。
素材には家具材の宝石、ローズウッドが使用されています。
脚部に関しましては無垢のローズウッド材、天板はかなり厚めのローズウッド化粧材で、
ベース材はおそらく無垢のウォルナットあるいはマホガニーと思われます。
アンティークの天板では大理石のようなマーブル模様の木目が出た貴重な材を使用し、
その材料をシンメトリーに配置して化粧張りしたりしているケースが多いですが、
こちらはローズウッドの化粧張りを施した最高級バージョン。
これほど大判のローズの化粧材は、ほとんど博物館クラス、といっても過言ではないと思います。
さて、メンテナンスの話になりますが、こちらは150年~160年も経過したジェニン・アンティーク(真の骨董)。
おそらく長年大切に保存されてきた高級骨董と思われますので、
それほど大がかりなレストア作業の必要はないと思われました。
実際、経年による色あせなどは見られましたが、それ以外は目立ったダメージはないグッドコンディション。
構造面では全く問題はありませんでしたので、古いものですが日常使いにも強度は十分と思われました。
その他、特別なご留意点もありませんでした。
150年前のものですので、外観上それなりにちょっとした補修あとは見受けられましたが、
全て些細なキズ消し程度のもの。
年代を考慮すれば全体的にコンディションはパーフェクト級と思います。
分解して接合部などの締め直しなどは基本メンテナンスとして行っておりますし、
古いものですので、クリーニングも、デニム独自配合のメンテナンスオイルを使用し、
裏の裏まで徹底的に行っています。
塗装面では、全体的に退色した色味を、英国製のローズウッド専用カラーのステインで補い、
仕上げについては全体を天然樹脂製シュラックニスで一面塗装再生いたしました。
天板はもともとの状態が良く、多少のシミや小キズなどはありましたが、
目立ったダメージはなかったので、天板をサンダーなどで削ることもなく、
時代感を残したうえで、ニスコーティングいたしました。
天板の化粧材はかなり厚めの単板が使用されているようでしたので、
一面旧塗装を落として磨きあげることも可能ではありましたが、これほどの稀に見る大きさのローズウッド材ですから、
少しでも長く使えるように、と、現状にてリフレッシュ塗装をさせていただいております。
といっても決して仕上がりが良くないわけではなく、大切に長い歳月を経てきたことがわかるような、
とても良い風合いに仕上がっております。
※天板のコンディションにつきましては、詳細写真をエキストラフォトに掲載しております。
ご参照ください。
杢目の化粧張りにも目立った欠損もなく、稀に見るほどの美しい状態かと思います。
脚回りに関しましては、時代感を残しつつ、やはり小キズなどは補修し、
やはり全面塗装とさせていただきました。
こちらも元々、彫刻などには目立った欠損はありませんでした。
また、脚裏には150年前のオリジナルと思われるキャスターが付けられていました。
脚裏にくぼみが掘られていて、その中に設置されていますので、外からは見えにくいようになっているのですが、
結構しっかりとしたサイズの実用目的の真鍮製ホイールです。
デザインからして製作当時の貴重なオリジナル品と思われましたので、
磨きあげて再利用をする事に致しました。
4つのうち1つに若干、ガタつきがありましたが、まだまだ実用範囲内のもので、
さしあたって新品交換する必要はないと思います。
現状、普通に床の上をこれらのキャスターで滑らせることが可能です。
構造面も外観面でも、上記以外の点で特筆するほどのご留意点はありません。
最終仕上げには塗装の完全乾燥を待って、英国製の天然蜜蝋ワックスで丁寧に磨き上げてお送りいたします。
全体的にしっかりと磨きあげますのでより一層良い艶がでてくると思います。
尚、発送の際は、状況により天板と脚を別梱包で発送いたします。
固定の仕方は、脚部に天板を乗せ、木ネジで固定するだけですので、どなたでも簡単に取り付けられますが、
大きいものですし、オリジナルのマイナスネジを使用しますので、ご希望があれば、
当店より配送のヤマト運輸さんに組み立て設置の依頼をさせていただきます。
お求め時にその旨お申し付けください。
以上、手を尽くして仕上げた最高級のアンティークテーブルです。
自信をもってお勧めできる素晴らしいコレクターズアイテムだと思います。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
かつてない、大変貴重なアンティークの入荷です!
今から150年前のイギリスで製作された、
“ミッドヴィクトリアン”の高級アンティークテーブルです。
しかも、木の宝石“ローズウッド”総無垢製です。
実用的な大判のローズウッド天板、さらにインテリアにもなるデザイン性、
しかもキャスターが付いていて移動はお一人でも行えますし、
ラウンドフォルムなのでご利用時には6人掛けができるほどのユーティリティ性。
まさに「宮廷家具」クラスの優れた商品性、と言えそうです。
完璧ですね!
アンティークとして非の打ちどころはありません。
ぜひ一生涯のパートナーとして、長く共にしていただきたいテーブルです。
高価なお品ですが、これほどの希少な全面ローズウッド製のダイニングテーブルともなれば、
きっと将来にわたっても、ご満足いただける資産評価を受けることになるはずです。
長い目でお考えになってみてください。
かつては日本円で3ケタに届くほどだったスーパーアンティークテーブルです!
おそらく日本に1つ、世界的に見ても入手困難なお品になります!
この機会にぜひご検討ください!
ライオンヘッド
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ミッドヴィクトリアン アルティメットクオリティ ローズウッドサーペンタインテーブル | |||
品番 |
DT0482
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管理番号 | Lc20-5_1011 | |
販売価格(税込) | 777,600 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 1485mm 奥行 1705mm 高さ 740mm | |||
送料ランク・重量 |
Fランク 送料目安:23,375円~40,645円
(沖縄 0円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > ダイニングテーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&ニス&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | エルム | |||
主要素材の材質 | 化粧材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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