アーツ&クラフツ ゴールデンオークキャビネットグラモフォン アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
GF0002
イギリス
1910年代 アーツ&クラフツ ゴールデンオークキャビネットグラモフォン
| サイズ |
幅 570mm 奥行 550mm 高さ 1140mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
とっても素敵なグラモフォン(蓄音器)が入荷しました!
20世紀初頭に製作されたアーツ&クラフツデザインの高級モデル、ミュージックキャビネット一体型の完動品です!
※こちらのグラモフォンのレコード再生が視聴できます。
下記サイズコメント欄をご覧ください。
一般的に蓄音器は、イギリスアンティークとして、”グラモフォン”と呼ばれていますが、
正確に言うとそれは、英コロムビア社製の蓄音器の製品名。
商品名には”グラフォノラGrafonola”と名付けられています。
こちらの蓄音器については、メーカーを知る刻印やラベルなどが見当たらないため、
確実にコロムビア社製の蓄音器、と断言する事はできませんが、基本的に当時は
コロムビア社製が独占していた市場と思われますので、ほぼグラモフォン正規品と見てよろしいのではないかと思います。
さて、それにしてもなんと見事なアーツ&クラフツデザインのサイドキャビネット。
当時の蓄音機は、機械を収納するケースが大変素晴らしく、
アンティークマーケットではそのケースだけをサイドボードなどとして使われているのをよく見かけます。
こちらもそんな家具調蓄音器(?)の一つ。
黄金色に輝くゴールデンオークの美しく堅牢な造形は、古艶(パテナ)のアンティークブラウンも美しく、
ほぼパーフェクトに当時の容姿を今に伝えています。
家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、本当に美しいです。
このキャビネットだけでも価格分の価値は間違いなくあると思います。
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!
ところでちょっと話は変わりますが、12月6日は「音の日」だったって知っていました?
そう、かの発明王“トーマス・エジソン”が蓄音器を発明した日、ということだそうです。
でも、エジソンの発明したレコードは、ほどなく姿を消すことになる「円筒式」というレコードで、
私たちが一般に知っている「円盤式」のレコード再生システムを開発したのは
“エミール・ベルリナー”というドイツ系アメリカ人だったこと、以前にもご紹介しましたね。
彼はエジソンと「円盤型 VS 円筒型」の普及競争に勝利し、1895年、アメリカに
“ベルリーナ・グラモフォン”という蓄音器の製造・販売会社を設立します。
そして“ベルリーナ・グラモフォン”社は1901年、”ビクタートーキングマシン”社と名を変え、
さらに発展していきます。
一方、この米グラモフォン社は、1897年に英グラモフォン社を設立します。
しかし英グラモフォン社は短命で、1931年には英コロムビア社と合併をしています。
ちなみにその会社は・・現在の英EMI社です。
こちらのキャビネットグラモフォンについては、ケースのデザインに特徴があり、
このようなデザインが流行したのが、1890年から1900年代にかけて。
このような情報を考え併せると、製品の完成度から見ても1910年前後につくられたものと考えるのが妥当な線でしょう。
現地ディーラーの評価通り、素性のはっきりとした骨董品です。
機械については、どの程度のレベルのコンディションなのかは専門ではありませんので
骨董品レベルでしか表現できませんが、稼働状況はとても良好だと思います。
すべての機能は完ぺきに稼働しています。
ゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量、全てが当時に近い状態を維持していると思います。
音についてはノイズは若干混じりますが、それが単に針のせいなのか、
本来の音がわからないので私感ですが、デニムの耳にはとても良い音に聞こえます。
どこかで聞いたような(遊園地で聞いたような?)懐かしい音です。
もちろん、詳しい専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
聞く人の「耳」、そして「心」をわしづかみにして離さない、”サウンド”です。
些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)
ぜひそのサウンド、聞いてください・・。
※こちらのキャビネットグラモフォンお求めいただいた方には、お好みのレコード盤を1枚差し上げます!
こちらからお選びください。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
美しいゴールデンオーク材で製作されたキャビネット一体型の高級蓄音器です。
下部にはレコードの収納スペースに使用できるラックがあります。
この蓄音器は、拡声するラッパを本体に収納したホーンレスタイプです。
音は縦型の両観音扉の開放具合で音量調整できるようになっています。
初期の蓄音器よりも進んだモデルと思われます。
扉を全開にするとかなり大きな音になります。
外装は、家具職人が製作するレベルの本格的な高級キャビネットです。
アーツ&クラフツデザイン独特のゴールデンオーク材が、内・外部共に使用されていて
そのフォルムの美しさを際立たせています。
この外装ケースは上部のキャビネットと下部のキャスターラックの2段構成となっています。
入荷時のコンディションについては、機械がやや稼働がぎこちない状態でしたが、
内部機構を取り出し、硬化したほこりやグリスのたまりを取り除き、
調整後は、問題なく使用可能な状態になりました。
内部機構はサウンドボックス、ターンテーブル、スピードレギュレーター、内部のゼンマイ動力etc..
現状オリジナルの状態で全く問題ありません。
マシンオイルも良く潤滑されていて、近年まで良くお手入れがされていたのだと思います。
全てまだまだ状態は現役でした!
キャビネットの背面には片観音の扉があって、動力部が良く見えるようになっています。
おそらく日常的なメンテナンスをしやすくするための扉と思われ、
このおかげで、機械のメンテナンスが行き届いていたのでしょう。
しかし、なぜ鍵付き扉になっているのかは不明。(壊されないように?)
拡声のための前方の扉には鍵はありません。
鍵は天蓋の扉にも設定されています。
キーについてはオリジナルが付属していませんでしたので、
デニムストックのアンティークキーで適合するものをおつけいたします。
もちろん、オリジナルではありませんので現状動きは渋めですが、ロック本体は生きていますので、
キーの調整を行って動きを良くした後、お送りいたします。
尚、レコード針は当時もののケースに入った専用品が付属しておりました。
※下記エキストラフォトご参照。
ただ見た目では、それが未使用品なのか、使用済み品なのか、通常、数回使用すると針を交換するものだそうですので、
外観上では区別ができません。
恐縮ですが、雑音の多いものが使用済み品と思われますので、付属の針を使いまわしてみてご確認ください。
現代でも蓄音器用の新品針を販売しているお店はあるそうですし、また、少し研いで再利用する事も可能だそうですので、
楽しみながらいろいろと研究なさってみてはいかがでしょうか。
一方、ケースの外装面でも塗装面の経年劣化は少なく、ほとんど手を入れる必要がない状態でした。
修復としましては、若干の退色を補うことと小キズやクラックなどのタッチアップ補修が中心。
とはいっても長く良い状態を保っていただけるよう、塗装については、
一通り、全面的にサンディングで下地を整え、オイルステインで色調整をしました。
仕上げには天然樹脂塗料のシェラックニスでを使用し、全面的にリフレッシュ塗装をしています。
脚元には、高級家具同様のソケットタイプの真鍮キャスターが装備されていて、
移動時にはとても便利です。
さすがに当時もののオリジナル品と思われますので、動きはちょっと渋めになってはいますが、
まだまだ交換の必要はない現役の状態で、オリジナルを磨きあげて再利用させていただきました。
ソリッドブラスですので、何年経っても磨けば光るパーツです。
内部はクリーニングをメインに行ないました。
強力パワーのダスターガンを使い、埃を追い出し、クリーンアップしています。
機械部はスチール部分などにやや錆の浮いている箇所があります。
完全に落とすことは困難ですが、簡易的な金属磨きとオイルメンテナンスでさび落としは行なっております。
グリスアップは既に十分行われていました。
尚、レコードを乗せるターンテーブルのフェルトはちょっと劣化が気になったので、
お張り替えをさせていただきました。
気持ちよくお使いいただけると思います。
尚、使用方法ですが、まず、本体の天蓋を開け、ターンテーブルにレコードをセットしたら、
向かって右側面の3つのレバーのうち、一番手前のレバーを「STOP」の位置(奥に押し込んだ状態)にします。
次に一番奥のハンドルを時計回りに40～50回ほど(ゼンマイが開放されている状態の場合で)、止まるまでゆっくり回します。
そうするとディスクを回す動力源のゼンマイが巻きあがります。
そして先に押し込んだレバーを「STOP」から「START」(手前に引いた状態)に移動すると
ターンテーブルが回転いたしますので、レコードの一番外周の溝の上にそっと「針」をのせます。
停止は「START」から「STOP」に移動すると回転盤にロックがかかり、回転が止まります。
またゼンマイが伸びきっても停止します。
留める際は先にサウンドボックスの「針」(アーム)を元の位置に戻しておいた方が良いでしょう。
その他、右側面の真ん中のレバーは回転速度調整レバーとなっています。
これは、1分間に何回転といった指定はできないので、耳を頼りに回転を早めたり、遅めたりすることしかできませんが、
右へまわしていくと曲が遅くなり、逆回しで早くなるような仕組みです。
左へどんどんまわしていくとレバーは抜けてしまいますが、レバーを抜けるまで回してしまうと、
動力が異音を発しますので、適度な位置で留めておいてください。
現状ちょうどよいと思われる位置にセットしてあります。
このポータブル蓄音器で奏でるアナログ音楽はとても、気持を豊かにしてくれます。
実際、レコードなどのアナログ音楽には、CD、DVD等のデジタル技術では、
表現できない音域が再生可能といわれていますが、
そんな科学的な根拠に加えて、スピーカーの原点ともいえるオルゴールのようなストレートなサウンドが、
きっと私たちを心地良くさせてくれるのだと思います。
コレクターの方ばかりで無く、初心者の方にも簡単に楽しくご使用出来ます。
自信を持ってお勧めできる素晴らしいお品です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素敵なアンティークが入荷しました!
100年以上前のイギリスで製作された、オーク製外装の蓄音器グラモフォンです。
骨董品ですが、単に曲を聴くだけでしたら、全く知識のない初心者の方でも、すぐに簡単にご利用いただくことができます。
とてもシンプルな操作です。
ハンドルを回すだけでレコードを聴く事が出来ます。
レトロな音には、何だかほっこりします・・。
機械的にも、何か物理的な障害でも起こらない限り、当面メンテナンスの必要はありません。
安心してお使いいただけます。
どこかで聞きかじった話ですが、現代のデジタル音では、どうしても発音できない音域の周波数があるとのこと。
それが、アナログのレコードプレーヤーならその音を表現できるそうなのです!
今でもレコードマニアの方がいらっしゃるのは、そういう音域に魅かれているのかもしれませんね・・。
もちろん!
ディスプレイやインテリアのアクセントとしてもおすすめのアイテムです。
ぜひお早めにご検討ください!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
↑扉の開放具合で音の大きさが調整できます。
↑手前からスタートストップレバー、スピード調整つまみ
動力巻きあげハンドルです。
↑ハンドル以外も、3つのレバーは全て外すことができます。
↑扉の開放具合で音の大きさが調整できます。
↑キャビネットはキャスターラックと2段構成になっています。
↑附属品はこちら(交換針)です。
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | アーツ&クラフツ ゴールデンオークキャビネットグラモフォン | |||
| 品番 |
GF0002
|
管理番号 | Lc20-11_1122 | |
| 販売価格（税込） | 118,800 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 570mm 奥行 550mm 高さ 1140mm ※下の天板のサイズは、幅490mm×奥行390mm×高さ250mmです。 ↓どうぞ、ご視聴ください！ | |||
| 送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安：7,535円～13,035円
（沖縄 18,865円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 装飾品/Decor ＞ 蓄音器 | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1910年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン＆ニス&ワックス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1910年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | マホガニー | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | １級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ミディアム系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 金属 | |||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 年代なり | |||
| 交換・改造 | 年代なり | |||
| 実用性 | 年代なり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ａ | |
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