DC1068 オーストリア 1890年代 トーネットTHONET No124 パネルバック ベントウッドチェア
サイズ | 幅 400mm 奥行 460mm 高さ 865mm 座面高 470mm 座面奥行 340mm |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀末から20世紀初期につくられた旧トーネット社のベントウッドチェアです。
大変貴重なコレクターズアイテムです。
こちらはまだ、トーネット社がウィーン本社の時代のモデルと思われます。
正式なモデルコードは”No124”。
”パネルバック”と呼ばれる背に入った、アールヌーヴォー調のエンボス柄がアンティークらしく、
コレクターの間で非常に人気の高いモデルです。
※エキストラフォトに当時のカタログ抜粋があります。
当時、トーネット社の人気モデルは、こぞって競合企業のJJコーン社やフィッシェルFischel社が
コピー版を製造していたので、おおよそ人気のモデルはうかがい知ることはできます。
もちろんこのNo.124も各社から販売されていました。
人気モデルの証明です。
パネルバックチェアは、背のプライウッドに各社それぞれ、独自のエンボス柄をデザインし、
ウィーンのカフェシーンを彩っていました。
昔のウィーンの古い写真に、しばしばその姿を見せることから、
当時の郷愁も誘い、現在でもコレクターたちの垂涎の的となっています。
現在でもNo124タイプ自体はつくられておりますが、そのエンボス柄は今では見られません。
アンティークならでは、です。
こちらはトーネット社独自の植物をモチーフにしたアールヌーヴォー調エンボス。
おそらくは将来にわたっても、新品の状態では二度とお目にかかれることはないでしょう。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
旧トーネット社オリジナルのベントウッドチェアNo.120です。
素材はもちろんヨーロピアンビーチ材。
いつも感じますが、19世紀もののビーチ材は現代のヨーロピアンビーチとは
ちょっと杢目が違うように感じられます。
素材もそうですが、アンティークのベントウッドと現代のベントウッドの最大の違いは、
材料となる丸棒の太さが現代は均一であるのに対し、
アンティークは、そのデザインに合わせ、1本1本削り込まれていて、
くびれがあったり先細りしていたりして、フレーム自体に美しいフォルムが備えられていること。
例えば、このNo.124と現代品を比べてみてください。
その笠木(背あて)のライン、脚のライン・・。
まさに「ウィーンの曲線」とも言うべき美しさです。
さて、入荷時のコンディションは、当時ものとしてはエクセレント級でした。
トーネット社の当時の紙ラベルと刻印はしっかりと確認でき、
このNo.124が1888年代から1920年代につくられたものであることがわかります。
そして座枠の構造をチェックすると、19世紀のモデルの特徴、スカーフジョイントではなく、ノックダウン式。
およそ1890年前後のものでしょう。
尚、No.124の誕生したのが1870年代~80年代ですから、こちらはごく初期の製造モデルといって良いでしょう。
間違いなくコレクターズピースです。
約120年程経過しているお品ですが、致命的な欠点は無く、
全体的にはフルレストアされたエクセレントコンディションといって良いと思います。
ご留意点はありません。
ベニヤシートも19世紀のオリジナル。
エンボスはやや薄れてはいますがまずまずきれいです。
貴重なコレクターズコンディションです。
さて、メンテナンスについてですが、躯体には大きな損傷がなかったため、
色あせていたフレームのリフレッシュ塗装と、接合部の締め直しを中心に、
基本メンテナンスをしっかりと行いました。
ベントウッドチェアは接合部分の多くが木ねじでのジョイントになっていますので、
ジョイント部に致命的なダメージがあることは少ないです。
こちらも大きな損傷はありませんでしたので、
緩みや破損がないかどうかのチェックを行い、増し締めを行っています。
逆に木ねじなどは金属疲労で折れていたりすることも多いので、弱っているネジは、
同時期のしっかりとしたアンティークねじに交換し、締め直しました。
そういった基本的なメンテナンスだけでも、アンティークチェアとしてご利用に不安は感じられず
構造的な強度には特に問題はありません。
接着を必要とする木部同士の接合部などについてはきちんと締め直しも行っています。
塗装面には、全体的に目立ったような傷は特にございませんが、
フレームの色あせや若干の使用感、細かい小傷などがありましたので、
細かいサンドペーパーで表面を整え、アンティーク風に天然樹脂製のシュラックニスで塗装の再生を行いました。
定期的に蜜蝋ワックスなどで磨き続けていただければ、良い状態を長く維持することができ、
これからもさらに長い年月使用できると思います。
座面の裏側までもきちんとクリーニング済みですので、全体が清潔な状態です。
この後、完全な塗装の乾燥を待ってワックスで仕上げを行います。
貴重なオリジナルトーネットのアンティークですので、細かなところまで、
手抜きなく、しっかりとメンテナンスに手を尽くしました。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
希少性がとても高いモデル、オリジナルトーネットのNo.124です。
現在も世界各地で生産され続けているベントウッドチェアですが、
現ドイツ人のミヒャエル・トーネットがウィーンのカフェに広めたのが最初でした。
その美しい曲線美は、またたく間にヨーロッパ中のカフェシーンに広がり、
ベントウッドの生産もオーストリアからチェコ、ポーランドへと拠点を移し大量生産が始まり、
のちには北米、南米、そしてアジアへ、と世界中に拡大していきました。
今では私たちのごく身近に存在する、愛すべき食卓椅子です。
でも、元をたどれば・・、
ミヒャエル・トーネットが生きていた初期のトーネット社から、全ては始まっているのです。
背もたれのエンボスはきれいに残っていて、
アンティーク上級者の方にもきっとご満足いただける、とても貴重な逸品だと思います。
この機会をぜひお見逃しなく!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | トーネットTHONET No124 パネルバック ベントウッドチェア | |||
品番 |
DC1068
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管理番号 | Lot15 -20_0613 | |
販売価格(税込) | 23,760 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 400mm 奥行 460mm 高さ 865mm 座面高 470mm 座面奥行 340mm | |||
送料ランク・重量 |
B/2ランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送:同ランクの椅子をもう1つ同梱できます。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> ダイニングチェア/キッチンチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > ベントウッド/トーネット |
商品プロフィール | ||||
原産国 | オーストリア | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&ニス&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | オーストリア | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ローズウッド | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | その他 | |||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | なし | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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