HC0432 イギリス 1850年代 ミッドヴィクトリアン ウォルナット バルーンバックチェア
サイズ |
幅 460mm 奥行 500mm 高さ 890mm 座面高 505mm 座面奥行 350mm 座枠高 410mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から160年以上前、英国ヴィクトリア女王治世下、“ヴィクトリアン”中期のイギリスで製作された、
可愛らしいフォルムのパーラー(客間用)チェアです。
なんとキュートなプロポーションなのでしょうか・・。
エレガントかつ柔らかな曲線を描くフロントレッグライン、
見事な調和を見せるスプラット(背)&バックレッグのデザインバランス、
サーペンタイン(波型)・フォルムのシート・・。
誰が見てもご納得いただける、最高級の様式デザインだと思います。
そして何より、19世紀の「匠」が仕上げたスプラットバック(背もたれ)の造形、
さらにフレンチスタイルの“ヴィクトリアン・カブリオールレッグ”(獣脚)は、
数あるアンティーク・バルーンバックチェアの中でも一級品の仕上げぶりと思います。
質実ともに最高級のアンティークとご紹介させていただきます。
ところで専門的な話になりますが、ヴィクトリア期、
特に中期の“ミッド・ヴィクトリアン”と呼ばれる時代の家具デザインは
バロック様式やゴシック様式の入り混じった折衷型といわれておりますが、
この独特な、背が気球の形をした“バルーンバック”と呼ばれるタイプのチェアは、
ちょうどこのミッド・ヴィクトリアンにつくられ始めた、この時期オリジナルのチェアデザインになります。
その後、このデザインのチェアは定番のチェアスタイルとして、
現在でもつくられるなど広く普及していきましたが、その元となる、
“オリジナルモデル”とでも呼ぶべきバルーンバックチェアが、この椅子なのです。
文字通り、まさにこのチェアが「本物」で“リアルタイム”なバルーンバックチェアなのです。
正真正銘の本物です。
(Buyer/SD)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1850年ごろ製作のジェニンアンティーク(真の骨董)です。
何といっても背と脚に施された彫刻が目につく、
ウォルナット製の大変美しいチェアです。
150年以上も経過したチェアで、接合部分の少ない構造なのですが、
接合部分が少ないと言うことで、使用時、負荷の力の分散箇所が少ないと言うことですね。
力が特定個所に集中しやすいため、残念なことに後ろ脚に欠損が見られました。
そのため、まずは欠損部分の修復から始めました。
新しく木を補強し、ダボでしっかり固定しましたので、
強度的はほとんど回復致しました。
そのほか、全体的にフレームはしっかりとはしていましたが、
念のため、安心して長くお使いいただけるよう、
さらなる締め直しにより、ジョイント強化しております。
背もたれの彫刻につきましても、大きな傷や欠けなども無く、塗装の状態もまずまずでした。
まず全体的にサンディングを行いました。
木部は全てオイルステインでさっと磨いて塗装面の細かい傷をメンテナンスして、
フレーム内側までしっかりとクリーニングも行っています。
木部メンテナンスの後は全面再塗装を行いました。
当時も使用されていた天然樹脂製のシェラックニスを薄く繰り返し塗布し、
時代感は残しつつ、つややかにリフレッシュさせました。
座面に関しましては生地に破れがあり、張替えを行うことにいたしました。
クッションも底が抜けていましたので、麻布テープを現代の強化ゴムバンドに交換。
オリジナルの高級クッション=馬毛は再利用しながら、厚みが元通りになるよう、
新品ウレタンを合わせて仕込み、詰め物を製作しました。
生地には、英国を代表するファブリックブランド、アーサーサンダーソン社の人気商品、
「FB0003 サンダーソンSanderson ウェイブリッジ "Weybridge" DVIPWE203 」をセレクト致しました。
生地のベースカラーはやさしい生成りで、
アンティーク風なお花がプリントされています。
ブレード(縁飾り)には日本のトリムのトップメーカーMOKUBA(モクバ)製、
「FB0120 MOKUBA 9209K-12 」をセレクト致しました。
立体感のあるとても凝ったデザインのトリムです。
木部フレームについては、小傷や色むら等はアンティークレベルですが、
いずれも商品価値や実用性には影響しない、「味」レベルのものです。
150年という、気の遠くなるような年月を経過しながらも、
当時の状態を完全に維持している素晴らしいアンティークチェアです。
素晴らしいパーソナルチェアになると思います。
自信をもってお勧めできる一級品のバルーンバックチェアです。
(Restorer/YS)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
人気のバルーンバックチェアです。
優美なプロポーションはもちろんのこと、
繊細なレリーフはクラシックな英国らしいデザイン。
当時は、このチェアにふさわしいレディが座っていたのでしょうね・・・。
フレームの柔らかな曲線、脚と背のデザインバランス、
レリーフが美しいスプラット(背あて)に加え、
デニムがチョイスしたモリスのファブリックが、
最高にエレガントなチェアに仕上げています。
バルーンバックチェアといえば、アンティークの定番ですし、
こちらの商品は、アンティークのバルーンバックの中でも
上位クラスに位置づけられる椅子だと思います。
1850年代につくられたというオリジナル性、グッドバランスなデザイン性、
大切に扱われてきたことが伺えるクオリティ、当店が精魂こめて仕上げたコンディション・・。
高価なチェアですが、それでも将来的にも価値を失わないアンティークチェアですから、
長い目でお考えいただければ、決して高すぎる価格ではないと思います。
次代に引き継いでいくべき無銘の名作椅子です。
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/SD)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ミッドヴィクトリアン ウォルナット バルーンバックチェア | |||
品番 |
HC0432
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管理番号 | Lc23-11_0912 | |
販売価格(税込) | 43,200 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 460mm 奥行 500mm 高さ 890mm 座面高 505mm 座面奥行 350mm 座枠高 410mm ※座面高はクッションの頂点で測っておりますので座ると沈み込み幅がございます。 実際に座られた際の座面高は座枠高+αとお考えいただいた方がよろしいかと存じます。 | |||
送料ランク・重量 |
B/2ランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送:同ランクの椅子をもう1つ同梱できます。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> サロンチェア/ホールチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1850年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1850年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | パイン | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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