TB0765 イギリス 1830年代 ウィリアム4世William IVスタイル マホガニー ドロップリーフ ドロワーテーブル
サイズ |
幅 945mm 奥行 765mm 高さ 720mm 最大拡張幅 1415mm 収納部内寸・幅 430mm 収納部内寸・奥行 585mm 収納部内寸・高さ 55mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から何と170年以上前!
ヴィクトリアンの時代以前、19世紀初期に製作されたコンソールタイプのドロップリーフテーブルです。
リージェンシースタイルの流れを組む“ウィリアム4世WilliamⅣ”スタイルのテーブルです。
ウィリアム4世は1830年から1837年のわずか7年間君臨した、
イギリス・ハノーヴァー朝第5代君主になります。
ちなみに第6代君主は、かの“クイーン・ヴィクトリQueenVictoria”で、
ヴィクトリア女王(1837~1901)はウィリアム4世の姪にあたります。
また、前の時代の第4代君主は“ジョージ4世George Ⅳ”(1820~1830)で、ジョージ4世は皇太子時代から
“リージェント(摂政)”として政務を担当していたことで、彼の時代は“リージェンシー”と呼ばれています。
ウィリアム4世の時代は、そんなヴィクトリアンとリージェンシーの時代に挟まれた、短命な時代。
そのため、デザイン様式としては産出された家具も少量で、家具史的にも地味な印象になってしまっておりますが、
それでも、英国家具の歴史を知るうえでは、とても重要な時代でした。
理由のひとつに、ウィリアム4世の時代は前近代的な(手工業としての)家具産業が、
その規模、技術力ともにピークを迎えていた時代であったことがあげられます。
何でも、熟練した家具職人が何と数千人規模!で存在していたとのことで、
家具産業が当時、最先端の“基幹”産業だったことが想像されます。
またウィリアム4世の時代の家具が重要である2つ目の理由として、
その時代に作られた家具が、「最後の古典主義」様式の家具と言われていることです。
つまり、家具がまだ庶民には手の届かない富裕層の贅沢品だったり、椅子がその人の身分を表していたのは、
このウィリアム4世の時代が最後だったのです。
すなわち、このテーブルは真の意味での古典家具、ということになります。
脚元は現代型のブレックファーストテーブルの原点ともいえる、“スタルクレッグStalk Leg(四つ股の一本脚)”。
“スタルクレッグ”テーブルは、脚が四隅や両端にあるのではなく、
中央に1本、台座式に天板が支えられている構造をもつテーブルのことで、
リージェンシーの時代から高級なダイニングテーブルなどのデザインに多く取り入れられはじめました。
現代でも欧米のクラシック家具のデザインに多く用いられていますね。
そんなアンティーク調テーブルの”マザーモデル”と呼んでも良いかもしれません。
正真正銘の本物です。
装飾もウィリアム4世の時代にふさわしい古典的な伝統様式で、リージェンシーの時代の影響を色濃く残す、
スクロール(渦巻)文様やフルーティング(縦溝彫刻)で飾られています。
もちろん素材は現代とは次元が違う、超一級品。
天板は、一目で良質なものと分かる無垢のマホガ二―です。
21世紀の現代、希少な木材が違法に取引されていることが問題となっておりますが、
そんな希少材と比べてもレベルが違うほどの銘木です。
かつての植民地時代の中米産、スパニッシュマホガニー。
これほど大判の無垢板は、まず現在の木材業者さんでもご覧になったことはないものと思います。
天板の両側が折り畳み式になっていて、拡大させると、全面に広がる希少なリボン杢の杢目が、本当に圧巻です。
幕板部分には対抗面式のドロワーが設けられていて、それぞれ反対側に引き出すことが出来ます。
収納スペースもかなりありますので、実用的なコンソールテーブルとしてお使い頂けます。
素晴らしいマホガニーの無垢材、オリジナル・スタルクレッグ構造のフォルム、当時の流行をしめす装飾、
2世紀近くを経ても歪みや変形の見られない製作技術の高さ、
紛れもなく超一級のアンティーク、そして最高級の無垢の手作り木工家具になります。
一生をともにしたいアンティークテーブルをお探しの骨董ファンの方に。
ぜひお勧めしたい「至高の一品」です・・。
(Buyer/SD)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
200年近く使われてきた無垢の家具です。
存在しているだけで奇跡と思います。
ウィリアム4世の時代のテーブルで、実際に使われてきたものですから、
入荷時の状態が良いわけはない、と思いますよね。
ところがどっこい!
入荷時よりスーパーエクセレントコンディションでした!!
おそらくはコレクティングファニチャーとして、まめにお手入れをされてきたか、
近年に英国現地でレストアされたものか、どちらかでしょう。
まず構造面では、ほぞ組は割としっかりしていました。
基本的に1段チェストに脚をつけた構造ですから、部材が変形してしまうと、
色々な箇所に影響が出やすい設計のはずですが、天板は水平を維持していますし、反りもほとんど感じられない状態。
また、フラップ(拡張板)の稼働も良好ですし、引き出しの出し入れも問題なし。
この細い脚回りでも、実用強度は保たれていますし、がたつきやぐらつきもありません。
出来るだけ細かく、脚の裏まで、また分解もしてチェックいたしました。
塗装は色あせや小傷など、使用感は感じられる状態。
これはいたしかたないですね。
このまま時代仕上げをする手もありますが、やはりレストアラーとしては、「ダイヤの原石」は磨きあげたいもの。
「家具の宝石」=スパニッシュマホガニーの色艶を全塗装で再生しようと思います。
以上、全般的に年代を考えれば悪くはないコンディションでした。
特にご留意点もありません
しいて言えば、キャスターの動きがちょっと悪いかな、というくらいです。
ただ、こちらは状態から見て、170年前のオリジナルキャスターの可能性もありますので、安易に交換はできません。
特に頻繁に移動させる予定がなければ、現状でもご利用に差し支えはないと思います。
もし移動性を重視するのならば、デニムでは動きの良い英国製の高級キャスターをそろえておりますので、
お求め時に交換の旨、お申し付けください。
オリジナルキャスターはもちろん、別途添えてお届けいたします。
さて、実際に行いましたメンテナンス作業に関しまして。
まずは構造面の再確認。
脚はほぞなどが折れたり割れたりしている部分はありませんでした。
多少、ゆるみの感じられる接合部に関しましては、締め直しをさせていただき、補強しておきました。
その他、構造面に関しては、自立の垂直/水平も含めて、実用には全く問題ない程度に再生されています。
脚元のガタつきも、キャスターのがたつき以外は出てはいません。
フレーム自体の設置性に関しては全く問題ありません。
天板の反りはほぼない、と言って良いレベルです。
ありがちな段差や拡張板の下がりもほとんどなく、調整不要でした。
2世紀を経てもこの精度、本当に驚くべき素材品質、そして職人技です。
本当にミラクルなテーブルです。
その他、引き出しも見えない構造材にまで、マホガニー無垢が使われていながら、
不具合のある箇所は一切ありませんでした。
次に全体のクリーンアップ。
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 16oz(473ml)」と
「CR0290 HOWARD オレンジオイルOrange Oil 16oz(473ml)」を使用し、保湿とともに磨きあげを行います。
金具類やキャスターも状態確認ののち、
専用クリーナー、「CR0287 アンクルビルUncle Bill カパー, ブラス&メタルポリッシュ235ml」で
往年のゴールドに磨き上げています。
真鍮無垢なので何年経っても磨けば光ります。
そして仕上げ塗装。
無垢のテーブルなのでサンダーを使い、旧塗装を全剥離します。
・・結果、予想通り素晴らしい赤みのある、かつ筋目の良い、”スパニッシュマホガニー” があらわになりました。(喜)
尚、旧塗装の剥離は、過度に削ってしまわないよう、最低限の塗装面だけを削りおとしています。
そのため深めのへこみや線傷などは多少残っておりますが、
いずれもアンティークの味程度に感じていただけるレベルです。
お写真にてご確認ください。
レッドマホガニーのオイルステインで着色した後、英国伝統の天然樹脂製シェラックニスで全面塗装いたしました。
仕上がりはお写真の通りです。(エクセレントです!)
きれい目ながら、アンティークらしい仕上がりとなりました。
以上で一通りのメンテは完了。
塗装の乾きを待って天然蜜蝋のビーズワックスで磨きあげてお届けいたします。
とにかく、かなりの強運で生き残ってきたラッキーなテーブルと思います。
メンテには手を尽くしましたが、何せ200年近くも使われてきたものですから
多少のことは大目に見てやってください!
(特に拡張板は、上から体重をかけるなど、激しい使用は避けてくださいね。)
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/SD)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
大変貴重なアンティークの入荷です!
今から170年前のイギリスで製作された、高級アンティークテーブルです。
素材はソリッド・マホガニー・・。
スクエアの折りたためる天板は、美しい杢目にパテナ(古艶)、
脚は使い勝手の良い四つ股一本柱のペデスタル構造、
しかもキャスターが付いて移動はお一人でも行えますし、
ご利用時には6人掛けができるほどのユーティリティ性。
完璧ですね!
非の打ちどころはありません。
ぜひ一生涯のパートナーとして、長く共にしていただきたいテーブルです。
高価なお品ですが、きっと将来にわたっても、ご満足いただける資産評価を受けることになるはずです。
長い目でお考えになってみてください。
この機会に、ぜひご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ウィリアム4世William IVスタイル マホガニー ドロップリーフ ドロワーテーブル | |||
品番 |
TB0765
|
管理番号 | Lc25-2_0130 | |
販売価格(税込) | 270,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 945mm 奥行 765mm 高さ 720mm 最大拡張幅 1415mm 収納部内寸・幅 430mm 収納部内寸・奥行 585mm 収納部内寸・高さ 55mm ※小さい方の引き出しサイズは、幅310mm×奥行585mm×高さ55mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > ダイニングテーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1830年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1830年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | なし | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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