HC0242 イギリス 1880年代 インレイドローズウッドチェア
サイズ |
幅 425mm 奥行 495mm 高さ 875mm 座面高 500mm 座面奥行 375mm 座枠高 380mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
希少なローズウッドのサイドチェアが入荷いたしました!
今から120年以上前、19世紀後半のイギリス・レイトヴィクトリア期に製作された客間用の椅子です。
何と、凛々しいフォルム・・。
バランスの良い一級のデザインです。
でも、この時代のデザインとしてはエキセントリックなスタイルだったかもしれません。
時は豪華絢爛な“ヴィクトリアン”スタイル華やかしころ、でしたから・・。
おそらくこのチェアのデザインは18世紀のフランス、“ルイ16世”様式をベースに、
シェラトンやアダムスタイルの要素を盛り込んだ、デザイナーズ仕様と思われますが、
とても完成度の高いデザインで、製作者独自の感性が強く主張されているように見えます。
20世紀に入れば、“エドワーディアン”(1901~10)スタイルの椅子が、
このチェアと近い容姿を見せることになりますが、この時代にしてこのデザイン・・。
かなり家具に対して造詣の深いオーナーの発注品、または製作者の作品だったものと思います。
しかも素材は木の宝石、家具の最高級材ローズウッドです!
固く強い、ゆがみをほとんど見せないその性質は、
楽器のヴァイオリンなどに使用されるほどの最強マテリアルです。
その材があればこそ、実用強度限界にまで細くシェイプされたフレームの、
スレンダーデザインが今尚、キープされているものと思います。
良く計算された非常にレベルの高いプロポーションです。
わかりにくい言い回しで恐縮ですが、要はデザインが補強の役目を果たしつつ、
また逆に補強がデザインとして生かされている、ということ。
う~ン、玄人好みの素晴らしい椅子ではありませんか。
そしてこの細いフレームを引き立てるように、植物文様の「象嵌(インレイ)」と、
ピンストライプのストリンギングと呼ばれる「線象嵌」がこのチェアの家具のクラスを証明するかのように施されています。
まさに疑う余地のない、「無銘の名作椅子!」とご紹介させていただきます・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1880年ごろのジェニンアンティーク(真の骨董)です。
素材は削るとバラの香りがするという希少な銘木、ローズウッドになります。
伐採することが禁止となって久しいローズウッドは現代では非常に貴重な材料です。
突板での使用でさえもほとんど見かけない現在では、
無垢材で椅子のフレームとして使用するなどまずあり得ないことでしょう。
こちらのお品はローズ無垢フレームのサロンチェア4脚セットで入荷しました。
4脚そろっていることだけでもその希少性はかなりのものです。
さすがに120年ほども経過した真のアンティークチェアですから
それなりに使用感はございますが、椅子としての機能は損なわれていませんし、
日常使用に耐えられる程度の構造的なメンテナンスは行っております。
基本的なメンテナンスとして接合部分は組みなおしを行っていますので
安心してご利用いただける実用アンティークです。
さて、コンディションの詳細ですが、まず、背もたれの細かい彫刻部分などに
いくつか薄いひびや小さな欠けを確認いたしました。
4脚共、一通りチェックの上、気になる個所は全て補修を行っております。
ある程度の細かい傷は残っておりますが、アンティークとして気になるものではなく
状態としてはかなり良くなったものと思います。
また入荷時、座面は生地もクッションもかなり損傷が進んでいました。
そのためシート部分は総交換を行っております。
クッションは一部再利用可能な馬毛などの詰め物は残し、
新品の硬軟2層ウレタンを合わせることで座り心地を向上させました。
現代家具に匹敵するクッション性です。
張り地には高級輸入生地では定評のある、マナトレーディングさんの“ポルカ”をセレクトいたしました。
麻混のさらっとした良質な輸入生地で、立体感のある植物柄が質感の高さを感じさせます。
張り方はオリジナルに忠実に、マチを取り、エッジにパイピングを立てた仕様とさせていただきました。
丁寧に縫製し、美しい仕上がりとなったものと自負しております。
フレームはシート製作前にクリーニングを行っております。
オイルステインでさっと磨いて塗装のメンテナンスも行いました。
天然蜜蝋ワックスによる磨き上げもその時点で行って仕上げてあります。
非常に素晴らしい仕上がりでエクセレントコンディションの逸品となりました。
実用家具としても、鑑賞用のインテリアとしても、素晴らしいアイテムだと思います。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/KB)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
“ルイ16世”様式をベースにした、シェラトン風のデザイナーズチェア・・。
高級アンティークの中でも一級品のチェアとご案内させていただきます。
大きく“S”字ラインを描く、後ろ脚のサイドビュー、限界まで細くシェイプされた前脚のテーパードレッグ、
希少なローズウッド材に施されたインレイ(象嵌)とストリンギング(線象嵌)等・・。
詳細をチェックすれば、19世紀の匠の手による工芸品であることは明らかです。
またデザイン・外観だけでなく、その実用性も体になじむようで、
気持ち良さに感心いたしました。
全体的に細身のパーツで構成されてはおりますが、
実際座ってみると、そのしっかりとした作りには驚かされます。
軽く、美しく、強い・・全ての家具製作者が目指す椅子の理想形がここにあります、
・・なんてちょっと言い過ぎでしょうか。
座面はクッションごと総交換した新品仕様。
植物柄のクラシカルなパターンがアンティーク・ローズウッドともグッドマッチングです。
当店でフルメンテナンスも行い、パーフェクトなコンディションとなっております。
きっと目の肥えた骨董ファンの方でもご納得いただけるレベルのアンティークです。
質、実、デザイン、コンディションともにそろった、超・一級品のアンティークと評価しております。
ぜひ次代へと引き継いでいっていただきたい19世紀の遺産です。
マホガニー、ウォルナットの家具とも相性は良好です。
「本物」をお求めの方!ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/YM)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | インレイドローズウッドチェア | |||
品番 |
HC0242
|
管理番号 | prc27-6_0905 | |
販売価格(税込) | 58,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 425mm 奥行 495mm 高さ 875mm 座面高 500mm 座面奥行 375mm 座枠高 380mm サイズは幅425mm×奥行495mm×高さ875mm、座面高500mmです。 座面奥行375mm、座枠高380mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> サロンチェア/ホールチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1880年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1880年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | エルム | |||
主要素材の材質 | 化粧材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 布 | |||
その他の素材のカラー | 白系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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