TB0809 イギリス 1940年代 ギローGillow マホガニーゲームテーブル
サイズ | 幅 840mm 奥行 420mm 高さ 760mm 最大拡張幅 840mm 収納部内寸・幅 210mm 収納部内寸・奥行 280mm 収納部内寸・高さ 45mm |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
英国高級アンティーク家具の代表ブランド、
ギローGillow社製のゲームテーブルが入荷しました!
ギローといえば、英国アンティークファンの方ならだれでも一度はあこがれる、
最高級のマニュファクチャーブランド。
イギリスのアンティークディーラーはこぞって、人気のあるギローの家具を買い集め、
中には手っ取り早く、ギローのアンティーク家具だけを販売する専門店も少なくないほど。
英国の家具オークションなどでは、言うまでもなく常連ブランドです。
ギローといっても、数の上ではワーリング&ギローWaring and Gillow社製の家具が圧倒的にメジャーでしょう。
ワーリング&ギローとは、19世紀末、オリジナルのギロー オブ ランカスター社と
リヴァプールのワーリング社が合併した合弁会社です。
ワーリング&ギローのブランド母体は言うまでもなくギロー社。
18世紀の名門家具ファクトリーといえば、ギロー、スメーSmee、ホーランドHollandなど、
いくつかその名をあげられますが、ギローはその中でも筆頭格でした。
ギロー社は、1695年、Robert GillowがランカスターでスタートしたCabinet Makerに始まります。
元々、船大工だったギローは、西インド諸国への度重なる航海で、
現地の最上級“マホガニーの輸入ルートを開拓。
西インド諸国との二国間貿易は順調に運び、ギローは18世紀の「マホガニーの時代」の先鞭を付けます。
その後、Gillow社はイギリス屈指の高級家具メーカーとして急速に拡大していきました。
当時の最先端の家具メーカーといえば、時代のファッションリーダー。
顧客はもちろん王侯貴族、大邸宅を持つお金持ちの人々が中心です。
イギリスのロイヤルファミリーさえも、ご用達だったということでした。
ただし、奢る平氏も久しからず、量産家具の時代を経て、時代は大きく変わり、
1961年にはギロー社は事実上、倒産してしまいます。
一時代を築いたギロー社の歴史は、家具史の盛衰の歴史、と言ってもよさそうです。
今回紹介させていただいたこちらの同社製のテーブルは、メーカープレートがあり、
ワーリング&ギロー社製であることがわかります。
英国ヴィクトリアンスタイルの典型的なデザインながら、
Gillow社ならではの、厳選された素材と高い技術力で作られた「最高級」と呼ぶにふさわしいゲームテーブルです。
ミッドセンチュリーに近い時代に製作されたテーブルとは思えない程の、見事な造形技術。
そのデザインは18世紀のイギリス・ロココ、“クイーン・アン”様式を完璧に継承しているものです。
“クイーン・アン”様式とはご存知の通り、1702年に即位したアン女王の治世下で流行した家具スタイル。
あの世界初の家具デザイナー、“トーマス・チッペンデール”がデザインの基にした家具様式としても有名です。
ハーフムーンスタイルの天板、並び立つ4本の美脚は「猫脚」とも呼ばれる、
動物の脚を模した“カブリオールレッグ”・・。
その脚は限界まで細くシェイプされ、D型の天板フォルムとともに、
正統なクイーンアン・プロポーションが表現されています。
そしてこちらのテーブルには、そんなインテリア性からは想像ができないような機能性をも保有しています。
あたかもハードカバーの書籍を開くかのような、フリップトップ式のエクステンション機能を所持し、
壁際に置くホールテーブルとしてだけではなく、
往年にはゲームテーブルとして、本来の役割を務めていたようです。
“ハーフムーン”ゲームテーブルとは、テーブルの脚が半円形の四隅にあり、
一般的に直線の辺に1本、台座式に天板が支えられている構造をもつサイドテーブルの総称です。
そもそも”ゲームテーブル”などと呼ばれていた軽食用のテーブルというものは、
そのようなゲームに興じる生活スタイルをもつ王侯貴族クラスのだけのもの。
一般家庭には縁のなかったテーブルだったことでしょう。
富裕層相手に商売をしていたギローが、
このような貴族向けのゲームテーブルをつくるのは当然のことでした。
天板全面にはリボン杢の美しい、”マホガニーのギロー”ならではのをスパニッシュマホガニーを使用。
そのベース材は何と、マホガニーの一枚板と思われる大判の豪華な無垢板です。
そして目立った劣化を見せない内側の天板の化粧張り、クロスバンディング(帯状の化粧張り)は、
非常に高い蒸着技術のギロー社でなければ作れなかったはずです。
基本的に実用家具というよりもコレクタブルズ(収集目的のアンティーク)クラスになりますが、
天板がオープンする機能やしっかりとしたつくりの良さは、
少なくとも200年(あと1世紀)はゆうに実用にも耐えられると思われます。
インテリアとしても、“S”字を描くやさしい脚の曲線使いや、ゴージャスかつエレガントなレリーフのオーナメントは
不必要なデコレーションを廃することで、現代のインテリアスタイルにも対応するまとまりの良いデザインとなっています。
一生をともにしたいアンティークテーブルをお探しの骨董ファンの方には、
ぜひお勧めしたい「至高の一品」といえそうです。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
人気のゲームテーブルのご紹介になります。
きれいな外観ですが、1920~30年頃の古いお品ということです。
素の状態ではハーフムーン型のコンソールテーブル。
一方、広げれば円形のテーブルに。
天板を支える可動式の後ろ脚には収納スペースが一体型になっています。
カードや小物などの保管に便利です。
非常に素材品質が高く、つくりのしっかりしたテーブルだな、と思っていたところ、
メーカーは、アンティークファンならだれもが知る、あのワーリング&ギローWaring and Gillow社製。
さすがのクオリティです。
素材はもちろん良質なマホガニー。
アンティークならではのスーパーマホガニーです。
引出しの中までマホガニーで構成された、高級仕様。
さらに引出し側板にはメーカープレートがきらりと輝いています。
入荷時のコンディションとしては、塗装の色つやも良い状態を維持しており、
構造的にも大きな問題はありません。
グッドコンディションでした。
天板のフェルトについては消耗品ですので、
お貼り替えする方向でメンテナンスを進めていくことになりました。
まずは構造のチェックから。
ゲームテーブルの特徴、フリップトップ天板の開閉動作もスムーズで、
つき合わせの精度はいまだ高いレベルにあります。
直線の辺の中央にある脚を引き出しますと、拡張板の支えとなります。
こちらの脚の動き、天板の開閉も良好でした。
念のため、補強程度の増し締めを施しました。
全体に華奢な作りですが、安定感はあります。
次に、外観のリフレッシュ作業にかかります。
まずは旧フェルトを剥がし、張替に備えます。
天板には塗装仕上げ面には若干の傷が見られましたので、軽くペーパーを当てて均し、
塗装の下準備をしておきます。
その他、脚部などにも、全体にペーパーをかけます。
その後、基本の水拭きと「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュ16oz(473ml) 」で
ていねいにお掃除いたしました。
清潔感を持ってご使用いただけるものと思います。
金具類はすべて入荷時オリジナルです。
こちらも状態は良好です。
真鍮無垢の高級品でしたので、一つ一つ取り外し、ピカピカに磨きあげました。
無垢製ですので何年経っても磨き上げるだけで、魅力的なゴールデンカラーが蘇ります。
仕上げ磨きには「CR0248 アンクルビルUncle Bill オールメタルポリッシュ113g」、
および「CR0287 Uncle Bill カパー, ブラス&メタルポリッシュ 235ml」を使用しました。
細かい点ですが、金具類がピカピカですと全体がぐっそ引き締まって見えます。
続いて塗装の工程に入ります。
まず英国製のレッドマホガニーカラーのオイルステインにて色味を引き締めます。
非常に杢目のきれいなアンティーククラスのマホガニー材が使用されておりますので、
とても良い雰囲気に染まりました。
フィニッシュは天然素材由来のシェラックニスにて艶だしコーティング。
マホガニーらしい色艶が復活、より一層引き立ち、かなり良い感じになったと思います。
もちろん、きれい目ながらアンティークらしさは失われておりません。
そして、いよいよ最終工程。
天板トップの貼り込みです。
元々はグリーンのフェルト仕様でしたが、より汎用的に活用できるよう、
デニムではレザーにお張替することにいたしました。
セレクトしたカラーは落ち着いたレッド。
「FB0140 本革(エンジ) ニュースムース Q6-633」です。
デスクトップ用に特に薄く仕上げてもらっています。
グリーンからレッドへ、かなりのイメージチェンジになりますが、
マホガニーの赤と相性が良く、華やかに仕上がっていると思います。
隅々まで手を尽くしました。
元々がグッドコンディションに恵まれていましたので仕上がりも良好です。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、
全体を英国直輸入、天然の蜜蝋ワックスで磨き上げて仕上げます。
さすが名高いギロー社製のテーブル。
仕上がりも一クラス上に感じます。
本当に素晴らしいコレクティングファニチャーです。
自信をもってお勧めできる最高級のアンティークです。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
英国ロイヤルファミリーも愛用したギローGillow社製の高級アンティークの入荷です。
クイーンアンスタイルのゲームテーブルです。
その高い装飾性は、さすがギロー。
他とは一線を画す圧倒的なゴージャス感です。
ゲームテーブルというくらいですから、上流階級の調度品だったことは容易に想像できますね・・。
美しく輝く、華やかなレッド・マホガニーの色艶は、
まさに、アンティークならでは・・です。
もちろん、見た目だけではありません。
天板をハードカバーの書籍のように広げて、倍のサイズに拡張できるような機能も備えています。
半円型のコンソールテーブルから、円形のオケージョナルテーブルへ、
あっという間に早変わりします。
つくりはとてもしっかりとしておりますので、現代の生活でも、
収納付のサイドテーブルとして、様々なシーンでお役立ていただけるのではないでしょうか。
現代家具にはないこの味わい・・。
そして、世界にいくつも存在していない、貴重な逸品です。
ぜひ、この出会いにご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ギローGillow マホガニーゲームテーブル | |||
品番 |
TB0809
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管理番号 | Lc26-16_0917 | |
販売価格(税込) | 138,240 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 840mm 奥行 420mm 高さ 760mm 最大拡張幅 840mm 収納部内寸・幅 210mm 収納部内寸・奥行 280mm 収納部内寸・高さ 45mm | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1940年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1940年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 革 | |||
その他の素材のカラー | 赤系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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