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HC0448  1 イギリス 1870年代 ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

Lc27-4_1203
ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

サイズ 幅 500mm  奥行 650mm  高さ 805mm  座面高 480mm  座面奥行 410mm  座枠高 365mm  

アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。

Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)

今から何と!150年ほど前、イギリス19世紀中盤、
ヴィクトリアン全盛期に製作された、大変貴重なサロンチェアです。

今ではほとんど流通しているのを見なくなった、
ヴィクトリアン中期のオールド・アンティークチェアになります。

・・ヴィクトリア女王治世下には、“ヴィクトリアン”様式と呼ばれる、
貴族趣味の古典家具が数多く生み出されました。

20年ほど前までは、そんなヴィクトリアンメイドのアンティークも、
普通に日本に輸入されていたようですが、さすがに最近ではその流通量も減少してきたようです。

特に19世紀中盤以前の良品になると、今ではほとんど皆無と言って良いでしょう、
日本ではお目にかかる機会自体、めっきり少なくなってしまいました・・。

そんな時代背景の中、デニムに久しぶりに、間違いなく一級品といえる
良質なヴィクトリアン中期のアンティークチェアが入荷してくれました。

「ヴィクトリアンの椅子」として1世紀半もの時を経ていながらも、
今なお、すばらしいコンディションをキープし続けている数少ない椅子のひとつです。

価格は当然のように高価になってしまいますが、「良質な19世紀の椅子」という希少性は、
近い将来、「資産価値」のかたちで、充分ご満足いただける評価となって返ってくることと思います。

長い目で見れば決して割高なものではないと信じております。

外観的には、俗に“ヴィクトリアンスタイル”と呼ばれる、オールドフレンチテイストのデザイン。

背もたれが「気球」の形をしたバルーンバックフォルムに、
スクロール(渦巻)モチーフのカブリオールレッグ(獣脚)。
特に背もたれが大きく傾斜したバルーンバックは、”スプーンバック”とも呼ばれ、より希少性が高いです。

ふんだんに彫刻などの装飾の施されたチェアに比べれば、
ちょっとすっきりと質素には目に映るかもしれませんが、それでも見る人が見れば分かります!

カントリーサイドの名家が好む当時のオールドフレンチスタイル。
まさにヴィクトリアンの時代ど真ん中の、リアルタイムなオリジナルデザインです。
とても骨董的価値の高いエクステリアになります。

さらに、背の中央のオーナメントは、当時流行した“スピアポイント”(矢じり)オーナメントを
何かの文様に合わせてアレンジしたように思われますが、本当に見事なデザインセンスです。

このチェアには隅々にまで、製作者の家具師としての才能を十分に感じさせる、
クリエイティビティに満ち溢れています。

でも実は、何よりもこちらのチェアで最も特筆すべき点は、この素材、そして質感。
・・本当に素晴らしすぎます。

これはマホガニーはマホガニーでも、世界最高級のマホガニーといわれる、
“キューバン・マホガニー”であろう、と推測しております。

“キューバン・マホガニー”を知る人はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、
現代の家具素材で「最高級」といわれる“ホンジュラス・マホガニー”が、「並」クラスだった時代に
「最上級」クラスのマホガニー材として珍重されていた素材です。

その次元の違うレベル、お分かりいただけるでしょうか。
すなわち、木の宝石、“ブラジリアン・ローズウッド”に匹敵する高級材。

紛れもなく世界最高級のソリッドマホガニーの一つといえるでしょう。

この磨けば磨くほど目の詰まった繊維が艶を高め、また歳月を経れば経るほど赤銅色に輝く逸材を、
デザインに合わせて極太に削り出し、総無垢で使用。
しかも、マホガニー独特のリボン杢の杢がきれいに見えるような木取りまでする、というこだわりようです。

今や失われてしまった地球の自然遺産、そして人類の文化遺産が、
まさにここにある、といっても過言ではないでしょう。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)

ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)

美しい曲線のスプーンバックを持ったマホガニーチェアが入荷して参りました。
1860~70年頃のお品ということです。
今から150年ほど前に作られたもの、ということになります。

素材は銘木クラスのアンティークマホガニーで造形されています。
おそらくマホガニーの中でも最上級と言われるキューバンマホガニーと思われます。
素晴らしい品質に裏付けられた風格あるチェアです。

目が詰まっていて華やかな赤みを持つ「家具材の宝石」ともいわれるキューバンマホガニー。

数々のマホガニー家具を見てきたデニムでさえも、まれにしか見ることの無い、
美しい輝きを持つ逸材です。

さらには、シート生地についても、フレームに引けを取らない貴重なヴィンテージファブリック。

一目一目手仕事で編み上げられたイギリスならではの”タペストリー”の生地が張られております。
薄いベージュ地に、色鮮やかなお花のブーケをあしらった、プチポワンのようなフラワータペストリーです。



状態につきましては、入荷時よりグッドコンディションでした。
木地の色艶も良く、接合部の緩み、脚のガタつきもそれほどありませんでした。

もちろん日常的に使用されてきた家具ですので、さすがに小傷などの使用感はありましたが、
全て標準的なもので、目立たなく修正可能な範囲内でした。

シート生地についても、前述の通りの貴重な生地ですが、
幸いなことに目立ったダメージはありませんでした。

座面については、20世紀以降ではあまり見かけない、
ドロップイン(座面をはめ込む)タイプのオールドスタイル、19世紀式となっています。

20世紀タイプのように座枠にはめ込む座面ではなく、
座枠の上に乗せてずれないように工夫されている方式です。

のせるクッションにはかなりの厚みが持たされていますが、これはこのタイプ(外れる座面)では珍しく、
内部にコイルスプリングを詰めているためと思われます。

なぜこのようにスプリングを入れてまで座面のクッションに厚みが持たされているのかは不明ですが、
おそらく想像するに、こちらのチェアはもともと座面の低いナーシングチェアだったようですので、
座面に厚みを持たせることで、普通の座面の高さまでかさ上げするのが目的だったのではないかと思います。

ですので、スプリングの入った座面は普通は沈み込みが大きくなるのが普通ですが、
こちらの座面は見た目のぷっくりした印象からすると、意外にも座りごこちはやや硬めな感触。

硬めといっても座面の沈み込みが見た目よりも少ないといった意味ですが、
そのためにナーシングチェアながら座面高が標準的な約48cmのままとなり、
普通の椅子のようにお座りいただけます。

いずれにせよ、外観的には悪くないですし、生地も使用感程度で、
クッションもしっかりとしていますので、充分現状で現役使用可能。
このままの状態を活かす方向で作業を進めてまいります。

ということで、メンテナンスの実施内容ですが、
構造面での増し締めから始まりワックスがけに至る、標準的なメンテナンスをしっかり行っていきます。

オリジナルシートをそのまま利用して再生してまいりますので、
クリーニングにも重点的に時間を割いていきましょう。

それでは早速、まずは構造補強に重要な接合部の締め直しから。

元々構造的な状態は良かったのですが、念のため程度に増し締めはしてあります。
この先さらに長くお使い頂ける実用強度となりました。

現状、ぐらつき、ガタつきはございません。

次に美観を整えていきます。

細かな生活傷にはあらかじめ木部用のパテを充填しておきます。
このちょっとしたひと手間で、かなり仕上がりの見栄えが良くなります。

その後、木製部分に軽くサンディングを施して、積年の汚れや塗膜の濁りの原因となる古いニスを
落としつつ、小傷も均してしまいます。



素晴らしいマホガニーの杢が現れました。

サンディングで出た粉や、その他もろもろの汚れは水拭きと
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 16oz(473ml) 」でスッキリと取り除きます。

ひっくり返して脚の裏まできちんとお掃除いたしましたので、
全体に清潔に感じていただけるものと思います。

こざっぱりとなった木肌には英国製のオイルステインで
レッドマホガニーカラーを引き締めつつ、油分を補給致します。

さらに英国から輸入しました天然樹脂性シェラックニスで塗装致しました。



天然素材に由来する優しい半透明のブラウンで、塗り重ねによって深みが増します。

もちろん、アンティークマホガニーとの相性は完璧です。

きれい目ながらアンティークらしい風合いは失われておりません。
赤みもより一層引き立ちました。

往年の姿が復活しました。

最後は座面のクリーニングを行います。

まずは叩いたり強力エアダスターで吹き飛ばしたりしながら
出来るだけ内部の埃を追い出します。

続いて、水でぬらしたタオルを固く絞り、表面的な汚れや、水溶性の汚れを丁寧に落として行きます。

更に「CR0307 HOWARD Naturals アプホールスタリークリーナー 」を併用し、
水では溶けにくい汚れを浮かせて除去していきます。



現状、経年による退職などは感じられますが、気になるシミや破れなどはありません。

シートの取り付けに関しましては、シート底面の内枠をフレームに落とし込むだけの簡単仕様です。
しかしながらぴったりフィットしていますので、
普段ご使用になる上でずれたり不都合があるようなこともないと思います。

構造面から外観細部に至るまで、全体を丁寧にメンテナンス致しました。

塗装が完全乾燥したのち、人にも家具にも優しい天然の蜜蝋ワックスで磨きあげます。

とても上品な高級アンティークチェアに仕上がりました。
これほどの美しいマホガニーチェアはなかなか見つけられないと思います。

担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。

(Restorer/MJ)

ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)

とても優美なプロポーションで、華やかなチェアです。

140年以上経過していますが、全く色あせることのない素晴らしいフォルムです。

素材の質感も、アンティークのレッド・マホガニー特有の深みのある艶が、最高級の風合いです。

ニードルポイントの座面も素敵です。

フレームの柔らかな曲線、脚と背のデザインバランス、
座ると、何だか包み込んでくれそうな安心感があります。

高価なチェアですが、それでも将来的にも価値を失わないアンティークチェアですから、
長い目でお考えいただければ、決して高すぎる価格ではないと思います。

次代に引き継いでいくべき無銘の名作椅子です。
ぜひこの機会にご検討ください!

(Sales/TJ)

★EXTRA PHOTO

ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

 

ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

 

ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

 

ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

 

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スペック表

※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。

商品基本情報
品名 ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア
品番
HC0448
管理番号Lc27-4_1203
販売価格(税込) 108,000 円 在庫数 0
サイズ 幅 500mm  奥行 650mm  高さ 805mm  座面高 480mm  座面奥行 410mm  座枠高 365mm  
送料ランク・重量 Bランク   送料目安:4,400円~7,040円 (沖縄 10,010円)  らくらく家財宅急便による配送になります。
※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。  
商品分類 クラス
デザイン
ユース
ランク
カテゴリ 椅子/Chair  >  サロンチェア/ホールチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection  >  無銘の名作椅子
商品プロフィール
原産国 イギリス 年代1870年代
メーカー デザイナー
主要素材
主要素材の材質
主要素材の等級
商品の無垢率
カラー
塗装・仕上げステイン・ニス・ワックス仕上げ
その他素材
その他の素材のカラー
メンテナンス状況
コンディション 傷の程度
目立つ傷
交換・改造
実用性
商品プロフィール
原産国 イギリス 年代1870年代
メーカー デザイナー
主要素材ウォルナット
主要素材の材質無垢材
主要素材の等級S級
商品の無垢率90%以上
カラーミディアム系
塗装・仕上げ
その他素材
その他の素材のカラー白系
メンテナンス状況フルメンテナンス
コンディション 傷の程度年代なり
目立つ傷少ない
交換・改造なし
実用性あり
商品評価
デニムの総合評価
商品評価
デニムの総合評価

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椅子/Chair  >  サロンチェア/ホールチェア  |  無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection  >  無銘の名作椅子

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品番
HC0448
ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア
品名

ヴィクトリアン キューバンマホガニー スプーンバックチェア

販売価格(税込) 108,000 円
通常価格 105,000 円
   
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