DT0529 イギリス 1920年代 スーパークオリティ チッペンデールスタイル スパニッシュマホガニー エクステンションテーブル
サイズ | 幅 1300mm 奥行 1060mm 高さ 720mm 最大拡張幅 1805mm |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
イギリス1920年頃に製作された、大変見事なマホガニー材の最高級アンティークテーブルです。
オーバルな天板全面に広がる、素晴らしいマホガニーのリボン杢・・。
「赤銅色の宝石」とでも表現したくなるような、
そんな見事なスパニッシュマホガニー独特の縞模様の杢目です。
このような杢目、現代ではすでに化粧材(薄くスライスした突板)ですら、見ることはできなくなっています。
ましてや、現代最高峰のホンジュラス産マホガニーが、一般材として使われていたころの世界最高のマホガニーです。
家具史上、究極の逸材と申し上げても何ら過言ではないと思います。
その材は比重が重く、繊維のキメが細かい独特の質感を持つ、中米産のスバニッシュマホガニー。
旧スペイン領から輸入されているマホガニーだったので、そのように呼ばれています。
磨けば磨くほど、その赤銅色に輝く色艶は深みを増し、経年においてもその精度は比類なく高いといわれています。
また、巨木が多かったのも特徴で、このような上流階級が使う最高級のテーブルの天板に、
大判のスパニッシュマホガニー無垢材が好んで使われたということです。
さて、マホガニーのお話が長くなってしまいましたが、
こちらは“ワインドアウト(エクステンション)”と呼ばれるタイプのダイニングテーブル。
天板の中央にサブの拡張天板を付け外しすることができ、
普段は小さく、必要時には大きく使える、とても便利な実用家具です。
英国のアンティークテーブルは主に4本脚タイプと2本脚タイプが存在しますが、
こちらの4本脚には、脚をつないでいる補強材(ストレッチャー)がないため、椅子の収納性が非常に良いです。
デザインについては、イギリスアンティークの中でも、高い人気を誇る“チッペンデール”スタイルになります。
“チッペンデール”はデニムサイトでも何度もご紹介しております通り、
カブリオールレッグ(獣脚=猫脚)の“クロウ&ボウル”フットスタイルを特徴とした、
イギリス家具の伝統的な様式デザイン。
まだまだ古典家具が現役、という製作された時代性もあり、より華やかなエクステリアに仕上げられています。
ゆるい“S”字を描くやさしい脚の曲線使いや、ゴージャスかつエレガントな帆立貝の紋章、
そしてアカンサススクロールレリーフのオーナメントは、伝統を忠実に踏襲しつつ、
不必要なデコレーションは廃することで、現代のインテリアスタイルにも対応する
まとまりの良いデザインとなっています。
オーバルなエッジラインは、木の葉が連なる ”リーフエッジ” の演出で引き締めています。
それらは華やかな赤みを帯びた、最高級マホガニーの木肌にふさわしい一級のデザイン。
もちろん、そのマテリアルとなるマホガニー材は、いまでは入手不可能な、
厚く太い1枚板を削り出したものです。
現代ではかなわぬ気の遠くなるような高級仕様です。
そして、高価な無垢1枚板の最高級マホガニーの拡張板を中央にセットすれば、最大サイズは2m近くに!
6人が余裕を持って座れ、場合によっては8人がけにまで対応します!!
現代でも十分実用的にお使いいただけるダイニングテーブルです。
2人から8人まで対応できる機能性、時を超えた究極の美“チッペンデール”デザイン、
そして、現代の最高級マホガニーが中級クラスだった時代の最高級マホガニー、という「格」の高さ・・。
まさにコレクタブルズ(収集目的のアンティーク)クラスの逸品です。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
20世紀初めごろに製作されたイギリス家具最高級のダイニングテーブルです。
ほぼ100年もののジェニンアンティーク(真の骨董)になります。
入荷時より実用アンティークとしてほぼパーフェクトに近いエクセレントコンディションでした。
これほどの高級家具ですから、長年定期的にメンテナンスを受け、維持されてきたのでしょう。
素材はさすがアンティーク、と思わせる、重量感のあるソリッド・マホガニー。
今や無垢のマホガニーは入手不可能な超・希少材ですから、
これだけの厚みのある無垢板を天板全面に使うなんて・・、
現代では考えられないことですね。
しかも現代のマホガニーとは色、艶、質感の高さの点で比べ物にならない程のアンティークマホガニー。
きめの細かさ、耐久性、強度、全てが最上位です。
こちらのテーブルは拡張板(中板)が一枚付属しております。
取り外し式のハンドルを回すとセンターからパカッと割れて、その間に拡張板をはめる仕組みです。
このタイプのテーブルを、イギリスアンティーク家具業界ではエクステンションテーブルと呼んでいます。
伸縮のある無垢の素材にもかかわらず、また、100年を経過した可動式のテーブルながら、
今なお、高い精度を保っていますが、伸縮軸を支えるスチールのパーツに変形、緩みが有り、
ハンドルを回転させる際に不自然なアソビが出て回しにくい状態でした。
こちらは叩き直し、矯正して、しっかりと回せるように固定致しました。
拡張板も1世紀のわずかな精度誤差程度で、突き合わせはほぼぴったりといって良いと思います。
拡張の動作もスムーズです。
このテーブルの全体構造は、強度の必要な接合にはほぞ組み、無垢の動きのある箇所には木ねじによる接合、と
良く考えられた構成です。
またその素晴らしい素材と木取り、精度の高い製作技術には全く感心いたしました。
入荷時、脚周りに緩みのある他はおおむねしっかりとしていましたが、各接合部は一通り見直しをします。
ばらせる所はクリーニングの都合も考慮していったん取り外し、緩みのある個所は、
ドライバーやクランプで締め直しをしております。
外観的には入荷時、天板の表面に多少小傷、色むら等がございました。
作業の合理性が追求される現代では再現できないような、素晴らしいピアノポリッシュでしたので
入荷時の塗装面を剥離をすることについてはとても悩みました。
また、無垢材とはいえ、剥離は木材に負担のかかる作業でもあります。
しかしここは気持ちよくお使いいただくことを優先することとし、
天板一面、木の素地まで古い塗膜を剥がすことといたしました。
すると、思っていた以上に、かなり赤みの強い良質なマホガニー材が現われました。
剥離を選択して正解だったと思っています。
その他、脚部など全体的に旧ニス層の表面は、汚れもろともサンディングで削り落しておきます。
ちなみに、マホガニーの繊維に入った古いニスが黄色く変色している部分がありますが、
これはアンティーク業界では「金のちり」と呼ばれていて、アンティークとしての価値を高めるプラス要素です。
見慣れないと違和感をお感じになるかもしれませんが、わかっている方には好感を持っていただける要素となります。
お気に留めておいていただければ幸いです。
さて、サンディングで出た削りかすやら積年の汚れやらを水拭きと
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュ 473ml」を使用してキレイにお掃除いたします。
いつもの事ながら、細かいパーツに関しても抜かりありません。
ハンドルは金属磨きと塗装まで、ハンドル穴飾りの真鍮パーツも、
別途、しっかりとお手入れしておきました。
塗装は英国直輸入のオイルステインで調色。
マホガニーの赤みを引き立てる、レッドマホガニーカラーを使用しております。
フィニッシュは天然樹脂製のシェラックニスで艶だし致しました。
理想の色艶になるまで何度も塗り重ねて仕上げております。
木の素地まで磨き込んだ甲斐あって、木目が光の角度によってキラキラと表情を変える、
マホガニー本来の美しさが引き出されました。
その他、小傷・色むら等は全体に使用感程度に若干見られますが、
アンティークとして「味」と感じられるレベルだと思われます。
彫刻には目立った欠損はありません。
100年前のオリジナルの状態をほぼ維持しております。
脚裏には入荷時、キャスターが付いていた形跡はあるものの、ついておりませんでした。
すでに穴が開いているので、デニムがイギリスから直輸入しております真鍮キャスターを、
ポン付けするだけで装着はできるのですが、念のため、天板までの高さを測ってみると72cmほど。
これは現状で、日本の規格としてはちょうどいい高さになります。
なので、このままの状態でお出しするか、キャスターをつけてお出しするかは
次のオーナーになる方にお決めいただくことといたしました。
ちなみに、キャスターをつけた場合には4~5cmほど天板の高さが高くなります。
現状の場合には、傷つき防止のフェルトを貼ってお届けさせていただくこととし、
キャスターの場合には、恐縮ですが、キャスター代のみ実費ご負担をお願いいたします。
※工賃は無償対応です。
お求め時にご希望をお申し付けください。
以上、これほどの家具ですので、隅から隅まで手を尽くしました。
実用的にも、がたつき、ぐらつきなどはなく、
安心してお使いいただけるベストコンディションになっております。
素晴らしいアンティークインテリアであり、ご期待に沿えるコレクティングファニチャーです。
充分お奨めに値する至高の逸品です。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素晴らしいフォルムのチッペンデールスタイルのエクステンションテーブルです。
それにしても・・、圧倒される存在感です!
カブリオールレッグ(獣脚)に、“ボウルアンドクロー”、
そして天板のエッジング、美しいマホガニーのパテナ(古艶)、木目の柾目トーン・・。
完璧ですね!
まさにため息ものの美しさではないでしょうか。
ただでさえソリッド・マホガニーのエクステンションテーブルは、それほど流通していないというのに、
これだけのクオリティを誇る無垢材テーブルは、
アンティーク上級者の方でもなかなか目にする機会はないのではないでしょうか。
もし、今これだけの材料で同じテーブルを作ったとしたら、
一体いかほどになってしまうのか、見当もつきません・・。
というよりも、既に保護のためワシントン条約で伐採が全面禁止になっているマホガニー材ですから、
新しくつくる、ということ自体、無理というものですが。
状態も、アンティークとしてはきちんと手入れをされ、大切に扱われてきたことが伺われるものです。
オリジナルのハンドル付きも貴重なポイントです。
素材の質感、デザインのバランス、仕上げの技術、そして実用性まで、
全てがパーフェクトなお品だと評価しております。
英国伝統のチッペンデールスタイルを受け継ぎ、
最高級の素材と技術で製作された、まがうことなき真のアンティーク。
ぜひ次の世代へと引き継いでいっていただきたい、
19世紀のヘリテイジ、「生活文化遺産」です。
きっと将来、ご満足いただける評価を受けることになるはずです!
(Sales/TJ)
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商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ チッペンデールスタイル スパニッシュマホガニー エクステンションテーブル | |||
品番 |
DT0529
|
管理番号 | Lc27-6_1217 | |
販売価格(税込) | 356,400 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 1300mm 奥行 1060mm 高さ 720mm 最大拡張幅 1805mm | |||
送料ランク・重量 |
Eランク 送料目安:16,555円~30,085円
(沖縄 45,155円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > ダイニングテーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | なし | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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