DK0191
日本
1930年代 和骨董WA-COTTOO 昭和レトロ 欅KEYAKI 文机FUZUKUE 2ドロワーフミデスク
サイズ | 幅 875mm 奥行 575mm 高さ 360mm 収納部内寸・幅 380mm 収納部内寸・奥行 360mm 収納部内寸・高さ 60mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
デニムの和骨董企画パート3、 昭和レトロSHOWA-RETRO編の商品です。
こちらは骨董ファンのお客様より入手しましたメイドインジャパンの「文机(ふづくえ)」になります。
小ぶりなサイズの文机ですが、当時ものとしては標準的なサイズ感と思います。
昭和初期の製作ということで入荷してきました。
今から1世紀近く前に作られた真の骨董家具、ということになります。
デニムではこちらの純・和骨董な「文机」を、
北欧ヴィンテージ風にナチュラルリメイクさせていただきました。
・・アールデコとアールヌーヴォーを足して2で割ったような、大正時代の洋風デザインから、
日本に洋風デザインが深く根付きはじめたころの、昭和初期のシンプルなフォルム。
戦後の昭和後期にはポップなテイストが取り入れられますが、
そんなレトロモダンな和骨董家具を、デニムでは「昭和レトロ」スタイルと呼ぶことにいたしました。
一般的な理解とちょっと違っていても大目に見てくださいね。
ちなみにデニムの「和骨董」は、古来からの純日本風「江戸クラシック」、
和に洋を取り入れた「明治モダン」、独自の洋風デザインに発展させた「大正ロマン」、
の4部構成としています。
さて、収納スペースがあって、和室ではデスク、洋室ではカフェテーブルとして使えるローテーブル、「文机」。
万能な機能性を持つ日本伝統の和家具になります。
ちなみに文机は、座卓やちゃぶ台などと比べてもはるかに古い家具になります。
もともと神様にお供えするような、地面に直接置けないような供物などをのせるために作られた
4本脚の台が「文机」のルーツ。
記録では平安時代のころには、すでに「つくゑ」として存在していたようです。
その後、「つくゑ」は読み書きをするための台に変化していきますが、
私たちが一般にイメージする「文机」のデザインは、
西欧デザインの影響を受けた明治~大正時代に形作られたようです。
こちらはまさにそんな大正ロマンなイメージ通りを受け継いだ、昭和初期の「文机」。
デザインから見て一般家庭で使われていたもののように思われますが、
こうした質の良い文机を持てたのは、きっと中流以上の良家だったことでしょう。
したがって、一般大衆向け家具であるちゃぶ台などと比べて品質に差が少なく、
良品の多いのが、「アンティーク文机」の特徴と言えます。
洋家具のように直して使うことが可能だった、ということも
永く使い続けられている理由のひとつかもしれません。
こちらの文机を見てください。
1世紀近くは経過しているというのに、全く変形を見せない素材と、
ほぞ組の設計精度の高さ、そして使い勝手を配慮した機能性。
実に素晴らしいです。
戦前の昭和の初期、と言えは約100年近く前ですから1900年代前半のころです。
このころのヨーロッパの、ローテーブルと比べてみてください。
全く遜色なく、既に同等、いや使い勝手の良さでは勝っているのではないかと思います。
小ぶりでも容量充分の2ドロワーは、雑多な小物の整理などに活躍してくれそうで、
現代でも今なお、実用性は十分ありそうです。
和室はもちろん、洋風なアンティークのリビングにもピッタリなインテリア性です。
ソファセットのセンターテーブルとしても、全く役不足ではないクオリティと思います。
アンティーク上級者の方に。
自信をもって”コレクティングファニチャー”としておすすめいたします・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
とても雰囲気の良い日本の文机をご紹介いたします。
手頃な大きさの机上面を持つ、とても使い勝手が良さそうなローデスクです。
天板の下には抽斗が二つ備えられてています。
どのような場所で使われていたのでしょうか。
どのような人たちが使っていたのでしょうか。
同じ日本人として、そんなことを思いめぐらす楽しみがこの文机にある気がします。
素材は欅(けやき)。
天板は杢が厳選された木取りの無垢板、引き出し内部の底板にはベニヤ材も使われていますが、
底板は後年交換されたものかもしれません。
それ以外は総無垢仕様です。
日本の家具らしい両側のロの字型の脚には、接地面に角アールの造型が施され、
実用性のあるデザインがなされています。
ロの字型の脚の内側には、これも和風な3本の格子状のデコレーションが入ります。
他の文机よりもワンランク上のレベルの個体であることを感じさせられるアクセントです。
机の構造としては、入荷時からとてもしっかりしていました。
日本の近世から現代までを辿ってきた家具だということを考えると、この状態の良さには驚かされました。
しかし外観面についてみてみると、当然ながらそこには年代なりの傷や痛みなどがありました。
表面は汚れが顕著で、それなりに骨董家具的な雰囲気はありましたが、
どちらかといえばダーティーな色合いの印象。
このようなコンディションのお品でしたので、
基本的なメンテナンスを丁寧に行い、外観を中心にリフレッシュしていくことに致します。
まずは、接合部などの緩みがないかを一つ一つ確認します。
極端な問題はありませんでしたが、念のために全体を締め直すことに致しました。
これで、次のメンテナンスのタイミングが来るまでしっかりとした形を保つことができます。
4本の脚にはがたつきぐらつきはなく、抽斗の動きも微調整しましたので良好です。
天板は欅の無垢板を4枚接ぎ合わせた構成。
反りや歪みなく、良材であることが伺われましたが、接ぎ合わせが緩んできていたので、
こちらもしっかり締め直しています。
実用家具として安心してご利用いただける状態です。
形や構造が安定したところで、次に古い塗装を剥がしていきます。
またその過程で、家具の表面の汚れや傷などもできる限りとっていくようにします。
サンダーも使用しましたが、細かなところや最後の仕上げは手で丁寧に行います。
古い塗装の下に隠されていた、無垢のケヤキの豊かな表情が現われてきました。
塗装面の剥離後、今度はクリーニング。
100年の汚れ落としを行います。
抽斗のなかも丁寧にクリーニングし、オレンジオイルにて拭きあげます。
乾き気味だった木の表面が生き生きした表情を持ち始めました。
一通りの準備ができたところで、本体の外装仕上げを行います。
サンディングでは白木状態にまで磨き上げましたので、
カラーはお好みで濃くも薄くもできます。
ただ、一度濃くしてしまうと、薄い色に戻すのは大変なので、
ここでは北欧家具風に、ナチュラルな蜜蝋ワックス仕上げにすることといたします。
ナチュラルな白木仕上げにしておけば、あとでお好みで濃くもできますし、
このまま蜜蝋ワックス仕上げを続けていただければ、
自然な「あめ色」のアンティークブラウンに育てていただくことも可能です。
天板はもちろん、脚周りにもとてもきれいな欅の木目の表情が出ています。
入荷時には汚れで杢がわかりませんでしたが、この家具の素材の良さをアピールする意味でも
ナチュラル仕上げが良さそうに思われました。
時の流れが感じられながら、同時に清潔感のあるナチュラルな雰囲気を併せ持つ、
大変美しい仕上がりとなりました。
尚、抽斗の取っ手はシンプルなU字型の鋳物が付いていました。
ただ、片方が欠損していましたので、交換する必要がありました。
ノブ型やペンダント型、プルハンドル型、リング型など、いろいろな取っ手のデザインがあり、
どれでもそれなりの見栄えにはなりますが、
ここでは英国ジョージアンスタイルのスワンネック型ハンドルをチョイスいたしました。
「CR0060 真鍮製スワンネックハンドル 99×48」です。
英国18世紀のジョージアン家具といえば、直線基調のシンプルなルックスが特徴。
こちらの文机のデザインに通じるところがありますからね、良く似合っていると思います。
現代の新品金具になりますが、アンティーク調仕上げがされていますので、
その点でも違和感なく設置できました。
白木の躯体に、アンティークゴールドのスワンネックハンドルのアクセントが、
英国風の和骨董らしい雰囲気かと思います。
以上、貴重で大切な日本アンティークとして、隅々まで丁寧に、しっかりとメンテナンスを行いました。
お届け前には天然蜜蝋ワックスでさらに磨きをかけてのお渡しとなります。
和骨董としてだけではなく、いろいろなシーンに合わせてお使いいただける、
そんな文机に仕上がったと思います。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/GT)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今から100年近く前の日本で製作された文机です。
どこか日本の懐かしさを感じさせるお品です。
ケヤキ無垢板の天板はしっかりと木目が出ていますし、
つるつるより、木のぬくもりの感じられる天板は、やはり良いですね・・。
和室だけでなく、洋風インテリアのお部屋にも合いそうです。
気になる状態ですが、デニムできちんとお手入れさせていただいているので、
1世紀近くも経っているとはいえ、まだまだ現役でお使いいただけるお品です。
これから150年、200年と、日本文化を継承していただきたいと思います!
今では、収納付きのローテーブルとしてお使いいただけるかと思いますが、
小ぶりなサイズなので、例えば壁沿いにおいて飾り棚として、あるいはテレビ台としてもお使いいただけます。
当時の高級品である日本の最高級家具材を使用したケヤキ無垢天板の文机、フミデスク。
和骨董ならではのバリュープライスです!
ぜひ、お早めにご検討ください!!
(Sales /TJ)
↑アーコールチャイルドチェアCC0088とのマッチング例。お子様用のデスクとしても。↓
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | 和骨董WA-COTTOO 昭和レトロ 欅KEYAKI 文机FUZUKUE 2ドロワーフミデスク | |||
品番 |
DK0191
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管理番号 | LOT25-5_0920 | |
販売価格(税込) | 36,300 円 | 在庫数 | 1 | |
サイズ | 幅 875mm 奥行 575mm 高さ 360mm 収納部内寸・幅 380mm 収納部内寸・奥行 360mm 収納部内寸・高さ 60mm | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
家具/Furniture
> テーブル
家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | 日本 | 年代 | 1930年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ビーズワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | 日本 | 年代 | 1930年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ナチュラル系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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