PA0125
イギリス
1890年代 Fruits and flowers on mossy bank / oil painting
サイズ | 幅 380mm 奥行 40mm 高さ 320mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
まるで”ブローチ”のような・・「絵画」というよりも”アクセサリー”のように愛らしい。
ヴィクトリアン当時もののオーバルフレームに収められた、とてもかわいらしい静物画Still Lifeです。
英国のディーラー情報によれば、1890年代から1900年代にかけて、
おそらくレイトヴィクトリアンの時代に描かれたものということです。
作者はイギリス人の女性オイルペインター、
”エブリン・チェスター”Evelyn Chester (1875-1925) 。
お花や果実の静物画に特化し多くの作品を残している、かなり著名な作家です。
エブリン・チェスターの作品は、世界3大オークションハウスである、
サザビーズ、ボナムス、クリスティーズでも、定期的に見かけるほど有名。
彼女の作品はほとんどが、かわいらしい小さなサイズの”フルーツ&フラワー”の絵画なので、
探されているコアなファンの方にはたまらないコレクションなのでしょう、
常に人気をキープしているヴィクトリアンアーティストのひとり、ということです。
そんなコレクションアイテムの彼女の作品ですが、筆者が見た作品がたまたまそうだったのかもしれませんけど、
不思議なことに、どのフレーム=額装を見ても、作品に負けず劣らず、とってもキュート。
特に女性が好みそうな額装が多いように思いますので、きっと彼女のファンの方には女性が多く、
その女性ファンの方たちの好みでフレーミングされた作品が多かったからなのかな?
なんて、一人勝手に想像しています。
まあ、とにかく、彼女の作品は率直に言って、とにかくかわいらしい。
人気があるのも納得の、女性ならではの印象的な描写です。
ちなみに、こちらの入手経路は、イギリス東部ノーフォークのアンティーク絵画ディーラーより入手しました。
作家オリジナルペイントのまぎれもない本物です。
ディーラー情報によれば、出所は、ノースサフォークにある公営施設からの放出品とのこと。
そのお屋敷はヴィクトリアンの時代に建てられた古いものらしいので、
こちらの絵が描かれた当初から所有されていた可能性があります。
こちらの作品はレイトヴィクトリアン(1890年代)からエドワーディアン(1900年代)の制作
ということでしたので、100年くらいは経過している古い作品です。
が、しかし、そうは思えないほどのコンディションの良さ。
キャンバスではなくボード(板材)に描かれた100年ものでありながら、
ほとんどダメージらしいダメージもなく、フレームもヴィクトリアンものとは思えないほど美しい。
どちらかというと、美術品というよりも、素敵なアンティークインテリアとしておすすめしたいです。
でも、ネームバリューだって十分、アンティークアート上級者の方にもご満足いただけるもの。
コレクションとしても不足はありません。
全く、デニムがお勧めできない理由はどこにもありませんね・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
19世紀終わりから20世紀初め頃のジェニン・アンティーク(真の骨董)、
1世紀ほどの歴史が経過したオリジナル(肉筆)油絵になります。
作者は”エブリン・チェスター”Evelyn Chester (1875-1925) 。
魅力あふれるお花や果実を写実的に描いた、独自の世界観をもつオイルペインターです。
Lot 332
E. Chester Still life of fruit on a mossy bank, 43 x 58.3cm
US$ 670 - 1,000
上の作品は、彼女の典型的な静物画。
フルーツが好き、フラワーが好き、そして絵が好き・・、
そんな描く人見る人の感情をストレートに描いた快作です。
第三者的な目線で描いているように見えて、思いっきり感情移入されているよう。
彼女自身、本当に果物や植物が好きだったのでしょう、ね。
ちなみにこの作品、世界3大オークションハウス、ロンドンの ”ボナムスBonhams” に出品された作品なのですよ。
ボナムスといえば、アンティークファンの方ならご存知の通り、
クリスティーズ、サザビースとともに、3本の指に入る名門オークションハウス。
そこで扱われているということが、どのような評価を得ているか、彼女の絵の「格」については、
もはやくどくどと説明の必要はありませんね。
もちろん下記エキストラフォトにも掲載しましたが、クリスティーズでも彼女の作品は同様に扱われていました。
ちょっと古いデータですが、その価格1500GBP(英ポンド)。
今ではもう少し相場は上がっているのではないでしょうか。
こちらは、そんな彼女の静物画の一つ。
作品に年代はありませんが、サインは確認でき、独特の表現、デザインや構図、そしてタッチなどからして、
本人のオリジナルであることは明らかです。
コンディションにつきましては、保護ガラスなどはありませんが、絵画には大きなダメージはありません。
全体的に古びた風合いや、アンティーク・オイルペイント特有の絵の具の薄いひびはありますが、
骨董絵画としては良好な部類と思います。
特に気になる色あせも感じられませんし、劣化も少なさそうです。
絵画は板材に描かれていますが、木割れなどはなく、
素敵なヴィクトリアンスタイルのゴールドギルトゲッソ・オーバルフレームに装填されています。
額装は背面のクラフト紙がはがされていました。
リマウントされている可能性もありますが、ただ、額の状態からして、
およそ絵画と同じころにつくられたものであることは間違いなさそうです。
ディーラーからもオリジナルフレームと思われる旨、情報提供されています。
現状、フレームとマウント部分に歪みなどは確認できません。
100年経過した無垢のフレームとしては許容範囲内程度の変形、と思われます。
額装に関しては、多少の擦れや汚れはありますが、年代を考えればかなり良好と思います。
リフレームされた、というよりもレストアされたような感じです。
目立った損傷はありません。
塗装はしておりませんが、デニム独自のメンテナンスオイルで保湿のみ行っております。
かなりリフレッシュされたのではないかと思います。
傷も年代なりの「味」としてご理解いただける範囲と思います。
また汚れも慎重にクリーニングを行い、かなり綺麗になりました。
尚、それらの作業により、絵画への影響は全くありません。
フレームは安っぽいものではなく、ヴィクトリアンの無垢材ベース、高級ギルトウッドゲッソフレームです。
描かれている絵画自体につきましては、基本的にデニムでは一切手を加えません。
また、不具合があるもの以外は、裏板を開けることもいたしません。
全体的に古めかしさはあっても不潔な感じはないと思います。
絵のクオリティも高く、骨董美術としては高く評価できるのではないでしょうか。
額のデザインも絵画をより一層、格調高く演出しています。
裏側にはフックがついていてしっかりしていましたので、新品のひもをつけ、
そのまま再利用させていただきました。
また、背面を封印していたクラフト紙がはがされていましたので、張り直しを行っています。
以上、ご利用上の支障はありません。
とても良い雰囲気のアンティーク絵画と思います。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします!
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
このピンクのお花、チューリップ・・かな?
だとすれば、季節はきっと、春。
気分はウキウキ。
みずみずしいグレープやアップルを目の前にして、自然と頬も緩んでいたことでしょう。
・・こちらの作者、エブリン・チェスターのバイオグラフィーは入手できませんでした。
でも、彼女の一連の作品を見れば、なんとなくその人柄は想像できそう。
彼女はきっと、絵画の一分野として、「静物画」という科目を選んだのではないのではないか、と思います。
いや、とっかかりは、そうして選んだのかもしれません。
でも描いてみて分かったのでしょう、自分に向いていると。
本当に楽しかったに違いありません。
本当に、彼女はお花や果物を描きたかったのだと思います。
彼女の作品には、女性が楽しんで描いている「喜び」に満たされているようです。
きっと純粋に女性らしい感性を持つ女性だったのではないでしょうか。
多少アンバーなトーンでも、受ける印象は妙に明るい。
描写は写実的でも、とても女性的で明るく象徴的。
やさしい筆のタッチで、見る人の心まで柔らかくしてくれそうです。
芸術家にありがちな、堅苦しい奥の深さは良い意味で、ありません。
彼女のエモーションというフィルターを通しているので、とても情緒的な絵になっていて、
何だかホッとできる作品と思います。
全くの筆者の想像ですが、彼女はある程度裕福な家柄で、
生活のために絵を描いているわけではなく、趣味のように創作していたのではないでしょうか。
ゆったりと流れる19世紀の時の中に身を任せ、
「あら、このお花、素敵・・」
「あ、この果物もおいしそう・・」
と自身の感性のまま、かわいらしい小さな絵を、楽しんで描いていたに違いありません。
そしてその作品はかわいらしいヴィクトリアンフレームにパッケージングされ、
あたかも女性のアクセサリーのように、世の中に旅立って行ったのでしょう。
・・なんて、とりとめのない雑感になりましたが、
アンティークインテリアのアクセントとして、お部屋に飾っていただければ、と思います。
こちらの作品は英国のアンティークディーラーが歴史ある施設より初だしで入手した、
間違いなく価値あるオイルペインティング。
素性の確かな作品です。
額装などもオリジナル性が高く、作品については特に修復歴もなさそうなグッドコンディションです。
ぜひ、本物を知るアンティークファンの方に後世へ引き継いでいっていただきたいものです。
とても好感のもてるアンティーク・ピクチャーです。
(Sales/YM)
↑1997年のちょっと古いデータですが、クリスティーズ・ケンジントンの競売結果です。
その価格1500GBPですが、今ではもうちょっと相場は上がっていそうです。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | Fruits and flowers on mossy bank / oil painting | |||
品番 |
PA0125
|
管理番号 | Lot16-9_0430 | |
販売価格(税込) | 88,560 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 380mm 奥行 40mm 高さ 320mm | |||
送料ランク・重量 |
ゆうパック120 送料目安:1,770円~2,340円
(沖縄 2,490円)
ゆうパックによる配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 装飾品/Decor > 絵画/写真/美術品 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | 一部メンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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