AC0435 イギリス 1800年代 スーパークオリティ ジョージアン ダブルボウバック ウィンザーアームチェア
サイズ | 幅 550mm 奥行 620mm 高さ 1070mm 座面高 450mm 肘掛高 705mm 座面奥行 350mm 座枠高 450mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から何と200年以上前、18世紀末のジョージアン期、
イギリスで製作された、ウィンザースタイルのハイバックアームチェアです。
アンティークファンの方ならご周知の”プレミアムチェア”ですね。
英国アンティークの中では昔から常に高値で取引されてきた
コレクティングファニチャー(収集目的の高級骨董)の代表格、ダブルボウバックウィンザーです。
それも、骨董業界では最も価値があるといわれる、正真正銘、本物の ”ジョージⅢスリー・ウィンザー” になります!
あまりアンティークに馴染みのない方ですと、
「え? この値段、うそでしょ?」
「なんでこんな古い椅子が、こんなに高値?」
と思われることでしょう。
それはそうですよね。
良く見なければわからない似たような家具が、
ともすれば新品でこのチェアの10分の1くらいの値段で売られているのですから。
でも・・そもそも両者は根本的に違うのです。
比較すること自体にどだい無理があるのです。
現代のリプロダクション(復刻品)では、良くできてはいても、
あくまでそれは多くの家具の中での、1つの椅子の種類、というだけに過ぎません。
つまりそれらは売買を目的とした「商品」。
「効率化」という商業主義のもと、「こだわり」という「作る側」の論理で製作された家具の一つにしか過ぎません。
一方、19世紀以前、このようなハイバックアームチェアは人の身分を示す「象徴」でした。
決して売り買いされるためにつくられた商品ではありません。
つまり、商売上の利益を優先するような家具製作とは無関係で、
必要だからその材料を使い、必要だからそのデザインをし、必要だからその工法を用いる、
つまり、「座る人ありき」でつくられた階級社会における献上品なのです。
要するに、使う人の利益と製作方法の筋道のみが通っていて、
作る側の論理とか商売の合理性などは全く無視された、極めて不合理な概念でつくられているのです。
・・と、このような説明でご理解いただけますでしょうか?
単なるマスプロダクション(量産品)とオーダーメイド(1点もの)という違いだけではありません。
「世俗」と「芸術」くらいの違いはあると思います。
話が抽象的?
ちょっと大雑把な話でしたが、もう少し具体的なお話をしますと、
高価なウィンザーチェアは、材料にエルムElm(ニレ)とユーYewwood(イチイ)が使われているものが多いです。
それはなぜか?
単純な話、その材料がもっとも良い、最適だからです。
エルムは硬く目が詰んでいて木目が良く、使われるほどに人肌になじんできます。
ローズウッドのカントリー版、的なイメージです。
ユーはこちらのボウバック(背もたれの笠木)の曲げ木に使われている材料。
普通、曲げ木といえばユーではなくビーチ(ブナ)ですよね。
それはなぜかというと、ビーチは豊富に入手が可能で量産に向いているからです。
商業主義的な考えを捨てて、本当に曲げ木にふさわしいのは何か、
つまり、割れなどを起こさず、粘りがあって、長期間弾力を保ち続けることができる材料は何か?
そう考えれば、それは誰もが知るところでしょう、そう、「弓」の柄(え)に使われている材料です。
かつて、命を左右した戦闘道具は決して曲げ木の割れなど、許されませんでした。
だからこそ、弓にはユーウッドが使われていたのです。
ただし、エルムもユーも、大量に入手することは困難で、品質も安定せず、製造も容易ではありません。
ですから商業的な家具材としてはこれらの材料は全く不向きなのです。
しかし厳選された材で作ることのできる1点物ならば、話は違います。
エルム&ユー以外に勝るものはありません。
これが現代の家具作りと昔の家具作りとの大きな相違点です。
・・以上、古い椅子が高いというのはこういうことなのです。
でも、あくまでヨーロッパという地域特性などを加味してご理解くださいね。
相場的にはそれぞれのチェアの現状でのコンディションにもよりますし。
コンディションの点でいえば、こちらのチェアはほぼパーフェクトです。
永年大切に使われて、使われて・・人の手の摩擦で全ての角が取れた、丸い木肌。
決して人工的には再現ができない、100年もののアンティークだけが持つ、独特の質感。
長年、人の体重を支え続けながらも、ほとんど歪みを見せない屈強な躯体・・。
ホント、最高です。
まだまだアンティークワックスでまめに磨きこんだら、どんどんつやが深みを増していくことと思います!
古いウィンザーには、脚先が削れて少し脚が短くなっていることが良く指摘されますが、
こちらはほとんど削れはなく、その点でも使われている状態は良かったと言えます。
また、最も負荷のかかりやすいアームレストにもダメージがあったりすることはありません。
デザインは、ウィンザーの中でも最も人気の高い「二段」タイプのボウバック・ウィンザースタイル。
ハイバックが体に馴染むようにフィットします。
人気に裏打ちされた座り心地の良さがそこにあります。
硬い座面もお尻にフィットし、長時間座っても傷みを感じない”サドル・シート”、
極めて人間の着座姿勢に対し、的確な角度と位置に配置された”ダブルボウ”、
座り心地の安心感に直結する、高い強度とインテリア性を兼ね備えた
三つ葉のベースバックと硬質なスポーク・・。
まったく、お勧めできない理由はどこにもありません。
ぜひ次代へ引き継いでいただきたい、“コレクタブル・アンティーク(収集目的の骨董品)”です・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
長年使用していた年季は感じますが、それが全て良い「味」に変化しているベリーグッドコンディションです。
歴代のオーナーが、まめにお手入れされていたようです。
さまざまな種類のあるウィンザーチェアの中で、こちらは背の高いダブルボウバックデザイン。
もちろんハンドメイドで製作され、また製作上、最も手間のかかるデザインになりますが、
構造的に大きな破損も無く、使われ方もとても丁寧に愛用されていたものと思われます。
もちろん長年使用されてきたアンティークですので、例えば入荷時、
間接が外れてたりしていましたが、接着がはがれていただけで、
ダメージというわけではありませんでした。
でも、全てが「直して使い続ける」ことを想定してつくられているため、
このようにパーツが外れてしまうことで逆に他に影響が出ず、2次災害が起こらないような構造になっていて、
いつまでも当時のままの姿が保たれ続けている、というわけですね。
よく考えられた構造です。
素材については、アームや背もたれ部分は、ユーウッドを使用した無垢のベントウッド(曲げ木)製です。
ビーチ材や合板が主流の今ではなかなか見る事がありませんね。
座面の素材は無垢のニレ材で、素材も変化の少ない良いものを使っています。
ヨーロッパ産独特の杢目をもつ、東洋産のニレとはちょっと違う質感の一枚板の座面で
こちらも接ぎあわせの多い現代品とは根本的に質が違います。
すべてが良質でとても優良なアンティークと思います。
さて、具体的なメンテナンスですが、入荷時、アームや脚の接合部に関して、
多少のグラつきがありましたので締め直しを行いました。
現在、ガタつき、グラつきはありません。
とてもしっかりとしていて安心感があります。
塗装に関しては、やや乾燥気味でしたが、長い歳月を経て良い色にヤケていました。
この何とも言えないあめ色の木地を生かすため、オイルステインによる着色はしないことはもちろん、
リフレッシュ塗装すら行わないことにいたしました。
200年前のまっさらの状態に時計の針を戻して作業完了。
正真正銘、当時のままの姿にいたしました。
ただし、保湿と素地調整のため、デニムの蜜蝋ワックスでウッドトリートメントは行うことといたします。
ワックスコーティングはクリーニングを兼ねて、脚の裏まで徹底して磨きあげております。
しっとりとしつつ、とてもクリーンになりました。
時代感を残した未塗装仕上げにより、より一層いい感じのアンティークになったと思います。
次のオーナー様が、これからの数百年、味わいを深めていっていただければと思います。
もちろん小さな傷、色むらなどは多少ありますが、気になるようなものは無いと思います。
一見、外観は何の手も入れていない経年のままのように見えるかもしれませんが、
職人が丸一日以上かけて小傷や汚れは全面サンディングで削り落とし、その結果、木肌はすべすべ。
とてもクリーンな印象です。
ただ良い感じの傷は消さずに、要所要所で残していますので、時代感は失っておりません。
あえて残された傷は、全て「味わい」レベルのもので常識的な範囲内のものです。
傷も外見上のデザインとなっていますので、全体的に見たダメージは非常に少ない印象、と思います。
かなり古い椅子になりますが、当面、特別なメンテナンスの必要はなく、ご留意点もありません。
お届け前にはフィニッシュとして、再度、英国製の天然蜜蝋ワックスで隅々まで磨き上げて仕上げます。
艶やかな仕上がりで自信をもってお勧めできるエクセレントなスーパーアンティークです。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
とにかく、一度座ってみていただきたい椅子です。
肌に馴染むように、体にフィットします。
とても座り心地の良い椅子です。
元の設計、デザインも良かったのでしょう、
それに加え、長い年月が人の体に馴染むように変化したのかもしれません。
つくられたのは今から220年ほど前の1800年代。
日本は江戸時代、ヨーロッパでは、かのナポレオンが皇帝に即位したころの年代です。
そんな時代のウィンザーアームチェアが、ここ日本にやってきました!
無垢のエルムが醸し出す艶・・。
絶妙なカーブが作り出す温かみのある雰囲気・・。
現代にも通用する、いや、逆に現代には決してつくれない素晴らしい椅子だと思います!
さらに、イギリス生粋の伝統家具でありながら、日本の「和」の空間にもなじみやすく、
ヨーロッパだけではなく、日本でも大変人気の高いチェアでもあります。
2世紀以上前のお品でありながら、傷みの少ないグッドコンディションで入荷し、
さらに当店でも丁寧にお手入れさせていただいておりますので、これからも永くお使いいただけます。
素材、デザイン、コンディションともに揃った、パーフェクトなアンティークだと自信を持ってお勧めいたします!
実用のみならず、骨董品としても充分に資産価値をもつコレクションです。
一生をともにするパートナーとして、いかがでしょうか。
この機会にお早めにご検討ください!!
(Sales/SZ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ ジョージアン ダブルボウバック ウィンザーアームチェア | |||
品番 |
AC0435
|
管理番号 | Lc31a-10_0509 | |
販売価格(税込) | 110,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 550mm 奥行 620mm 高さ 1070mm 座面高 450mm 肘掛高 705mm 座面奥行 350mm 座枠高 450mm | |||
送料ランク・重量 |
Cランク (110 kg) 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > アームチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1800年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1800年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | スチール | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ナチュラル系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。