DK0171 イギリス 1870年代 スーパークオリティオーク ヴィクトリアン グリーンマン ニーホールデスク
サイズ |
幅 1365mm 奥行 710mm 高さ 1300mm 天板高さ 800mm 収納部内寸・幅 445mm 収納部内寸・奥行 460mm 収納部内寸・高さ 85mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀半ば、レイト・ヴィクトリアンのイギリスでつくられたライティングデスクです。
最高級のジェニン・アンティークス(真のアンティーク)になります。
つま先から頭のてっぺんまで全く隙のない、完璧なジャコビアンの貴族仕様。
こちらは19世紀のアンティークになりますが、約400年前の17世紀バロック様式の正統な血筋を感じます。
英国生粋の本格的なつくりです・・。
そして前面の引き出しには・・“グロテスク”。
“グロテスク”とは、15世紀末から16世紀にかけてのルネサンス期に流行した、人のカタチをした家具や建築の文様。
もともとの起源は、ローマの暴君、あの皇帝ネロの“黄金宮殿”にまでさかのぼります。
1480年、ネロの宮殿が発掘されたとき、人工洞窟(グロッタ)を飾っていた絵画や浮き彫りの文様が
当時のヨーロッパの人々を大変驚かせ、
その文様に影響を受けたあの偉大なイタリアの画家ラファエロが、
バチカン宮殿の回廊(ロッジア)にグロテスク装飾を用いたのは有名な話です。
それ以来、文様として注目を受けるようになった“グロテスク”は
一気にヨーロッパ中へ普及し、各国で高級家具などに、
ルネサンス様式のオーナメントとして取り入れられるようになりました。
そんなグロテスク装飾。
英国では“グロテスク”の文様の一種で、髪の毛やひげが植物の茎や葉になっていたり、
下半身がアカンサス等の植物になっていたりする植物が擬人化された文様を
一般に“グリーン・マン”と呼んでいます。
“グリーン・マン“は「豊潤」や「多産」等、おめでたいことのシンボル。
日本的に言えば、ちょっとコワモテのえびす様、といったところなのでしょう。
「福」を呼び込むといわれるグリーンマン装飾のアンティーク家具は、
昔からアンティークファンの方にはとても人気があります。
新品家具にはなかなかないデザインでしょうし、
何より、製作できる彫刻職人は限られていますし、良質なイングランドオークももはや入手は難しい状況です。
昨今の世の中の状況を見ても、これからますます人気は上昇し、
希少性は高くなっていくことでしょう。
骨董家具ながら、現代生活にもジャストサイズで、たっぷり収納のできる
実用的なニーホールデザインである点も見逃せないポイントです。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません。
ご検討の方は、お早めに・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
ハンドメイドで製作された最高級のライティングデスクです。
素材はオーク無垢。
おそらく英国原産イングランドオークでしょう。
抽斗(ひきだし)内部、底板なども全てのパーツに無垢材が使用されています。
現代ではほとんど見られない豪華仕様です。
入荷された段階で、すでに構造的にはとてもしっかりしておりました。
念のため程度のクランプ締めで、充分すぎるほどの実用強度に達するものと思います。
それほど大きいというほどのサイズのデスクではありませんが、総無垢なので重量はそれなりにあります。
躯体を支えるのは8つのキャスター。
特に仕様上に不都合はないと思いますが、オリジナルの時代のスチールキャスターと思われ、
さすがに現代キャスター同様に、滑るように動く、というわけにはいきません。
といっても、ガタつきやぐらつきがあるわけではなく、ホイールの向きを合わせれば、
今でも普通に滑らせてお一人でも移動させることができます。
現時点のメンテナンスでは、オリジナルキャスターをクリーンアップして再利用いたしますが、
頻繁に移動をお考えの場合には現代の新品キャスターへの交換をいたしますので
お求め時にその旨お申し付けください。
※作業工賃は無償ですが、部品代はご負担ください。
あるいは、現在天板高が80cmとやや高めですが、キャスターを外して直置き型にしますと、
75.5cmと、標準的な現代のデスク天板高になります。
キャスターを外してご利用ご希望の場合にもお求め時にお申し付けいただければ、
無償対応してお送りいたします。
さてコンディション説明の続きですが、塗装の状態は、多少年代による退色はあるものの大きな損傷は無く、
補修箇所はほとんどありませんでした。
ただしトップのレザーについては劣化が激しく、こちらは残念ながら交換を必要としていました。
茶の本革でしたので、アンティークらしくて良かったのですが、実用アンティークとしては限度を超えた状態でした。
ということで、レザートップの交換を中心に、基本メンテをしっかりと行うことといたしました。
まずは構造的なメンテナンスから。
本体フレームは接合の緩みはありませんでしたが、無垢の家具ですので、
念のため程度にはジョイントの締め直し作業を行ないました。
フレーム全体がゆがんでしまわないよう、水平に注意しながら組み直しを行いました。
もちろんガタつきぐらつきはありません。
抽斗などはすべりも良く、こちらは調整不要でした。
なお、こちらのニーホールデスクは橋げた型の構造になっていますが、
輸送時など、5つに分解できる構成になっています。
分解できる構成は上から、「天飾り」、「上棚」、「デスク天板(左右中央引き出し1段付き)」、
「左袖」、「右袖」、の5つです。
→分解は、「天飾り」、「上棚」、「デスク天板(左右中央引き出し1段付きおよび左右袖)」の3ブロックの誤りです。
狭い場所への搬入にも便利です。
5つ全てダボという突起を差し込んで組み上げる仕様になっています。
お一人でも設置は可能です。(お二人なら尚可です。)
お届け時には分解されてお届けいたしますので、
設置時に組み上げに手が必要な場合には、配達のドライバーさんにその旨ご依頼ください。
※工具を使用しない設置は無償対応です。
さて、次に外装のリフレッシュ。
まずはクリーニングから。
逆さまにひっくり返して脚の裏まで徹底的に行いました。
大変なのは引き出しの内部。
1つ1つ汚れ落としを行っていきますが、
全部で13杯もありますから時間もかかります。
メンテ全体を通して一番手のかかる作業でした。
まあ何はともあれ、前オーナーの使い方が良かったと思われ、ひどいダメージもなく、
汚れを落としただけでかなりクリーンアップされました。
塗装状態は、全体的に色褪せている感じがありましたので、
細かい番手のスチールウールで磨いた後、英国直輸入のオイルステインでカラー調整し
環境にやさしい天然塗料のシェラックニスで塗装いたしました。
幸い大きな傷も特になく、かなり外観はリフレッシュされたと思います。
そして塗装後、全体を組み上げ、各部の塗装色をチェック。
引き出しにロックをつけて木部本体は完了です。
ロックは引き出し全部13杯についており、いずれもロックは生きておりました。
撮影時には合鍵の製作は間に合いませんでしたが、
ロック自体は正常に稼働していましたので、お届け時にはロックをメンテナンスし、
鍵をお付けしてお届けいたします。
メンテの最後は革の張替です。
まずは古いレザーをきれいにはがしとります。
ノリが残ると新しく革を張っても凸凹になってしまいますので、
丁寧に時間をかけて剥ぎ取りました。
交換するレザーは、英国アンティークらしく、落ち着いたグリーンレザー(本革)をセレクトいたしました。
「FB0139 本革(濃緑) ニューソフト M4-041」です。
革は国産大手革メーカーに出したデニムの特注品で、ステアハイド(成牛革)になります。
このデスクの天板に掘られた溝のサイズに合わせ、当デスク専用に薄くすいていただきました。
ジャコビアンオークのアンティークブラウンとグリーンレザーがとてもバランス良く調和し、
大人っぽく仕上がっていると思います。
実用アンティークとしても、アンティークインテリアとしても、全く問題のない素晴らしい仕上がりです。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、天然蜜蝋のビーズワックスで磨きこんで仕上げます。
今後、長い期間お使いになれる素晴らしいデスクだと思います。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
人気の高級骨董、コレクティングファニチャー、
“グリーンマン” ニーホール(両袖)デスクになります。
グリーンマンは、東ローマ(ビザンチン)帝国の美術品にも見ることができる大変古い装飾デザインです。
見た目は少々おどろおどろしいですが、「福」を呼び込んでくれる象徴と考えられていますので、
そういう観点でよくよく見れば、かわいらしいキャラですよね。
ついグリーンマンの印象が強すぎてそちらの話ばかりに終始してしまいがちですが、
こちらのデスクは、ごらんのようにとてもバランスの良い、ヴィクトリアン独特のネオ・バロックデザイン。
とても好感の持てるニーホールデザインとデコレーションのバランスで、
デスクとしてのインテリア性も高く評価できます。
これだけ圧倒的な存在感がありながら、不思議にどんなインテリアにも馴染んでしまうところは、
なかなかどうして、比類のないアンティークと思います。
もともとは貴族階級がキャビネットメーカーにオーダーした150年前の注文家具。
家具としての物的な価値は言うまでもありません。
人気、希少性、品質、すべてが高い次元でそろった最高級骨董です。
今まで重厚なジャコビアン系のアンティークを敬遠されていた方にも
ぜひお試しいただきたいアイテムです。
”グリーンマン”を我が家に迎えたいと思われた方、
ぜひお早目のご検討よろしくお願いいたします!
(Sales/YM)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティオーク ヴィクトリアン グリーンマン ニーホールデスク | |||
品番 |
DK0171
|
管理番号 | LC33-13_0807 | |
販売価格(税込) | 385,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1365mm 奥行 710mm 高さ 1300mm 天板高さ 800mm 収納部内寸・幅 445mm 収納部内寸・奥行 460mm 収納部内寸・高さ 85mm ※収納部内寸表記は中央の引き出しサイズです。 ※上台の高さは305mmです。 ※上台の引き出しは左右ともW208mm×D240mm×H77mmです。 下台の引き出しは左右ともW250mm×D470mm(1段目は458mm)×H115mm(1段目は84mm) です。 ※デスク天板の有効寸法はW132mm×D47mm(中央部計測。周囲の飾りぶちは除く。両サイドの奥行はD39mm)です。 ※ニーホールの内寸は、上部でW47mm(下部は43mm)×H61mmです。 ※キャスター設置によるかさ上げされた高さは45mmです。(外すと45mm低くなります) | |||
送料ランク・重量 |
Eランク 送料目安:16,555円~30,085円
(沖縄 45,155円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1870年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1870年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 革 | |||
その他の素材のカラー | 緑系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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