DT0574 イギリス 1860年代 ミッドヴィクトリアン アルティメットクオリティ イングランドオーク ”ライオン・ヘッド”テーブル
サイズ |
幅 1670mm 奥行 1670mm 高さ 790mm 収納部内寸・幅 525mm 収納部内寸・奥行 630mm 収納部内寸・高さ 85mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
究極のラージサイズテーブルをご紹介させていただきます。
大変見事なイングランド・オークが総無垢で使用された、英国骨董の中でも最高級クラスに入るアンティークテーブルです。
今から約150年ほど前、19世紀半ば、ヴィクトリアン中期の時代に製作された、
ネオ・バロックスタイルのキャスター付ライブラリー/センターテーブルになります。
・・これ、本当に家具? それとも、置きもの?
何て真剣に悩んでしまいそうですが、確かに現代の家具では決してありえない造形。
使うもの、というよりも飾るもの、といった方がしっくりくるような、
アンティークならではのスーパーテーブルです。
まず素材品質に驚かされます。
あたかも「蛍」が飛び回っているかのような、天板一面を彩る「虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)」。
これだけの硬質かつ良質な英国産 ”タイガー・オーク” は今ではまず存在しませんし、
仮に入手できたにしても、現代の材料費や人件費ではまず販売コストが合いません。
それ以前に、現代で同じものを作ることができるかどうか・・。
そもそも、これほどのカーヴィング(彫刻)を仕上げられる彫刻師など、
家具会社に勤務するサラリーマンの職人には絶対に存在しえないでしょう。
造形を得意とする名の知れた芸術家に依頼して、あるいはインドやエジプトのスペシャルワーカーに依頼をして、
数か月かけて仕上げていただけるかどうか・・といったレベルの仕事です。
つまり、実質的にこれから先、もはや生み出されることの無い、唯一無二のテーブル。
このテーブルはハンドメイドの家具のクオリティが、歴史上ピークに達した19世紀のイギリスにおいて、
現代では消滅してしまった優れた家具製作のアーティストと、植物学的に最も置き家具に適したオークの逸材が
未必に巡り合って初めて生まれた、奇跡のようなテーブル、と申し上げることができます。
すなわち、現代では失われてしまった、過ぎ去りし日の「人類遺産」ということ。
本当に貴重な逸品です・・。
何て、ちょっと大げさな前置きでしたが、まあとにかく、
質・デザイン・雰囲気ともに“ホンモノ”の魅力を備えた、すばらしいセンターテーブルになります。
「それにしても、この装飾デザインは一体、何?」
・・て思われますよね。
でもこのテーブルの基本的なデザインは、当時のイギリスの貴族家具としては特別なものではなく、
17~18世紀のヨーロッパ一帯で流行した、“バロック”様式のリプロダクション(復刻品)、
つまりヨーロッパの伝統的なデザインスタイルなのです。
バロックはルネサンスから継続発展した美術スタイルですが、
スケール感、独創性の高さが特徴的な古典様式といわれています。
バロックのオーナメントは古代のモチーフから発展させたものが多く、
ライオン・ヘッド、幾何学文様、アカンサス・リーフ、スクロール等々・・。
まさにこのテーブルにあるような、コッテコテの古典主義(笑)です。
どちらかというとイギリス・バロックというよりもフランスやベルギーなど、
大陸側で製作されることの多いデザインになりますが、イギリスアンティークでは珍しい。
それにしても、その深い歴史性に基づいた圧倒的なスケール感にはただただ、感服いたします・・。
ここまでくると、これはもう、ほとんど家具というよりも「美術品」ですよね。
堅く加工性の悪いイングランドオークの無垢材に、これほどの見事な彫刻を施し、
またライオンや植物、果実などのオーナメントの伝統デザインを採用する点などを見ても、
こちらは貴族お抱えの優秀な家具工房が、もちろんハンドメイドで、
スポンサーのために腕によりをかけて製作したもの、とみてほぼ間違いないでしょう。
いくら家具が花形産業だった時代、とはいえ、特別な依頼でもなければ、
これほど手の込んだ家具を製作することは当時でもまれだったはずですから。
構造的には、“ペデスタルPedestal”テーブルといって、テーブルの脚が四隅、あるいは両端にあるのではなく、
中央に柱があり、台座式に天板が支えられている構造をもつ、特殊なテーブルの部類です。
古くはイギリス18世紀半ばごろ、主に王侯貴族の朝食用テーブル(BreakFast Table)として多くみられたデザインで、
19世紀にはいるとヘップルホワイトなど、著名な家具デザイナーが自身のテーブルデザインに取り入れはじめました。
するとこうした中央柱の台座式テーブルは貴族の間で大人気となり、瞬く間に広く普及。
その後、ペデスタルテーブルは、小ぶりな“トライポッド”型の三つまた脚から大きめサイズの四つまた脚など、
さまざまなバリエーションが見られるようになり、
中央柱の構造も1本柱から2本柱、3本柱・・と増加し、こちらのような4本柱のラージサイズテーブルや
脚自体を2つ3つと備えたマルチレッグのロングサイズ “ピラーテーブル”Piller Tableも派生していきました。
19世紀半ばにはペデスタルタイプのテーブルはヨーロッパ中に広がって、貴族層には大人気だったようですので、
まさにこちらのテーブルは、そんな時代を背景にしてデザイン設計された、
当時のリアルタイムな最先端のセンターテーブルだったということになりますね。
出所情報は不明ですが、入荷時の状態の良さから見て、デニムでは
公共的な施設内のホールテーブルとして使われていたのではないかと推測しています。
あるいは大きなマナーハウスでライブラリーテーブルとして、また、ホテル内でセンターテーブルとして、等
いずれにしても、お客様をお迎えするような空間で使われていたテーブルだったことと思います。
珍しく、4方向に広がる引き出し収納が付いている点も、ゲストに対するホスピタリティなのでしょう。
おそらくこれからも出会う事はほとんどないと思われる、スーパーアンティーク、
”ライオン・ヘッド” テーブル。
次代へ自信をもって残していっていただける確かな「家財」、
超・一級のコレクティング・ファニチャーになります。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
19世紀半ば頃に製作された最高級アンティークテーブルです。
素材には最高峰の家具材、”タイガーオーク”とも呼ばれるイングランド・オークが使用されています。
天板に広がる「虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)」が大変見事です。
もちろん、化粧材の突板などではなく、無垢の天板です。
脚部に関しましても、無垢のオーク材を削り出したもの。
現代家具のようにモールドの彫刻を張り付けた装飾ではありませんよ。
贅沢な仕様にはびっくりですが、それよりも、
この硬質なオークをここまで細かく立体造形できる技術には、もっと驚かされますね。
当時でもトップクラスの職人技だったことと思います。
ほとんど博物館クラスのアンティークですね。
さて、メンテナンスの話になりますが、こちらは150年~160年も経過したジェニン・アンティーク(真の骨董)。
おそらく長年大切にメンテナンス・保存されてきた高級骨董と思われますので、
それほど大がかりなレストア作業の必要はないと思われました。
実際、経年による色あせ・劣化などは見られましたが、それ以外は目立ったダメージはないグッドコンディション。
150年前のものですので、外観上それなりにちょっとした補修あとは見受けられましたが、
全て些細なキズ消し程度のもの。
年代を考慮すれば全体的にコンディションはパーフェクト級と思います。
構造面でも全く問題はありませんでしたので、古いものですが日常使いにも強度は十分と思われました。
その他、特別なご留意点もありませんでした。
こちらのテーブルには、ゲームテーブルのように、4杯の引き出しが備えられていますが、
驚くほどに引き出しの出し入れはスムース。
調整の必要すらありませんでした。
まあ、1世紀半も経過した家具であることを考えれば、奇跡的、といっても良いくらいかもしれませんね。
とはいえ、もちろんデニムでは一通り分解して、接合部などの締め直しなど、
基本メンテナンスを行っておりますし、古いものですので、
クリーニングも、デニム独自配合のメンテナンスオイルを使用し、裏の裏まで徹底的に行っています。
塗装面では、全体的に退色した色味を、英国製のオークカラーのステインで補い、
トータルで違和感のないように調色いたしました。
あまり濃くなりすぎないように、入荷時オリジナルに近い感じのアンティークブラウンに仕上がっております。
仕上げについては全体を天然樹脂製シュラックニスで一面塗装再生いたしました。
天板は多少、シミや小キズなど、気になる使用感がありましたので、表面はサンダーで削り、
気持ちよくお使いいただけるようにリフレッシュさせていただきました。
もちろんアンティークらしさは失われないよう時代感を残したうえで、ニスコーティングいたしました。
脚回りに関しましても、時代感を残しつつ、やはり小キズなどは補修し、
脚の裏まで全面塗装とさせていただきました。
こちらも元々、彫刻などには目立った欠損はありませんでした。
最も傷をつけやすい足回りにダメージがあまりないところを見ると、このテーブルが、
日常的に使われていたダイニングテーブルというよりも、
特別な場所に置かれていたセンターテーブル、と考えた方が自然ですね。
ご参考まで。
ちなみに、脚裏には150年前当時のオリジナルと思われるキャスターが付けられています。
真鍮製と違ってスチール製ですので、この巨体を150年間にわたってしっかりと支え続けています。
多少動きは渋くなっていますが、まだまだ実用範囲内の状態です。
デザインからして製作当時の貴重なオリジナル品と思われましたので、クリーンアップして再利用をしております。
さしあたって新品交換する必要はないと思います。
現状、普通に床の上をこれらのキャスターで滑らせることが可能です。
最終仕上げには塗装の完全乾燥を待って、英国製の天然蜜蝋ワックスで丁寧に磨き上げてお送りいたします。
全体的にしっかりと磨きあげますのでより一層良い艶がでてくると思います。
以上、これほどの家具ですので、メンテナンスには手抜きなく、
しっかりと時間をかけて実施させていただきました。
尚、お受け取りの際にご留意点がございます。
発送の際は、構造的に天板と脚の接合部にダメージを受けやすいので、天板と脚を外したうえで発送いたします。
固定の仕方は、脚部に天板を乗せ、下から木ネジ(12本)で固定するだけですので、
どなたでも簡単に取り付けられますが、大きく重いものですので、ご希望があれば、
当店より配送のヤマト運輸さんに組み立て設置の依頼をさせていただきます。
お求め時にその旨お申し付けください。
※別途3,000円税抜の工賃をご負担いただきます。
手を尽くして仕上げた、まれにみる最高級のアンティークテーブルです。
自信をもってお勧めできる素晴らしいコレクターズアイテムだと思います。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
かつてない、大変貴重なアンティークの入荷です!
今から150年前のイギリスで製作された、
“ミッドヴィクトリアン”の高級アンティーク、”ライオン・ヘッド” テーブルになります。
素晴らしい “イングランド・オーク” 総無垢製です。
空間を彩る大判の ”タイガー・オーク" 天板、さらにインテリアとして大きな存在感を放つデザイン性、
しかも実用的なキャスターが付いていて移動はお一人でも行えますし、
大きな引き出し2杯+通常サイズの引き出し2杯の計4杯のゆとりの収納スペース付き。
”オクタゴン(八角形)”フォルムなので、ご利用時には8人が余裕で着座できるほどのユーティリティ性。
まさに「宮廷家具」クラスの優れた商品性、と言えそうです。
完璧ですね!
アンティークとして非の打ちどころはありません。
ぜひ一生涯のパートナーとして、長く共にしていただきたいテーブルです。
高価なお品ではありますが、これほどの価値あるデザイン&素材品質のライブラリーテーブルともなれば、
きっと遠い将来にわたっても、ご満足いただける資産評価を受け続けることになるはずです。
長い目でお考えになってみてください。
かつては日本円で3ケタに届くほどだったスーパーな”ドルフィン”スタイルの
”ライオン・ヘッド” アンティークテーブルです!
おそらく世界的に見ても、相当に数の少ない最高級クラスのプレミアムファニチャーになります!
一家の財産として。
この機会にぜひご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ミッドヴィクトリアン アルティメットクオリティ イングランドオーク ”ライオン・ヘッド”テーブル | |||
品番 |
DT0574
|
管理番号 | LC33-19_0925 | |
販売価格(税込) | 550,000 円 | 在庫数 | 1 | |
サイズ |
幅 1670mm 奥行 1670mm 高さ 790mm 収納部内寸・幅 525mm 収納部内寸・奥行 630mm 収納部内寸・高さ 85mm ※幅×奥行は角を対角線で計測した最大値です。 辺の対角線での計測値は1545mmです。 ※天板周囲には飾り面が38~40mmあります。 飾り面を除くフラットな部分の天板有効エリアの寸法は、 角-角の計測で1590mm、辺ー辺の計測で1475mmです。 ※引き出し内寸は、4杯中ラージサイズ2杯の最大内寸値です。 奥行の最小値は610mmです。 ※4杯中スモールサイズ2杯の最大内寸値は、幅×深さはラージサイズと共通で、 奥行が最大内寸値395mm(最小値は奥行370mm)です。 ※キャスターのかさ上げ分は約30mmです。(外せば天板高が下がります。) ※床から幕板下部までは高さ650mmです。 ※発送は天板と脚を外してお送りします。 お受け取りの際、ねじ回しをご用意いただき、付属の木ねじ(12本)にて固定をお願いします。 | |||
送料ランク・重量 |
Fランク 送料目安:23,375円~40,645円
(沖縄 0円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > ダイニングテーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&ニス&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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