DK0174 イギリス 1890年代 グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke ヴィクトリアン オーク ロールトップデスク
サイズ |
幅 1520mm 奥行 810mm 高さ 1290mm 天板高さ 770mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀末、すなわちレイト・ヴィクトリアンの時代、
イギリスで製作された高級アンティーク、“ロールトップ(蛇腹巻上げ式)”のオフィスデスクです。
どっしりと迫力のあるオーク総無垢の躯体。
そして、"S"シェイプのローラーシャッター・・。
これぞ、英国アンティークの真骨頂と呼びたいですね。
ややダークな、深みのある“ゴールデン”オークカラーがどちらかといえば男性的なイメージですが、
丸みを帯びた、やさしげな直線基調のフォルムですので、
女性の方がお使いになられても、とっても「さま」になると思います。
デザインベースは19世紀末の“ダービーデスク”と同様の、
古くから英国のオフィスシーンで使われてきたオフィスデスクのスタンダードデザイン。
製作メーカーは”グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”。
そう、あの ”スタッキング・ブックケース” で有名なイギリスの名門企業です。
グローブヴェルニッケのスタッキングブックケースといえば、
今では超・高級骨董、コレクティングファニチャー(収集目的の家具)の代表格。
世界的なオークションハウスでも非常に高値のつく高級骨董です。
もともとグローブヴェルニッケとは、19世紀後半から20世紀前半に大きく発展したオフィス家具メーカーでした。
何も、「書庫」だけ作っていたキャビネット専門メーカーだった、というわけではありません。
元来、質の良い天然木無垢の家具メーカーとして名をあげた、高級家具ブランドだったのです。
そんな、英国アンティークの専門業者であれば知らない人はいないほど、
著名な高級家具メーカーであったグローブヴェルニッケが、
その最盛期に作ったデスクがこちらのロールトップデスク。
オフィス家具メーカーの主力商品といえば、キャビネットなどの収納もそうですが、
やはり花形はオフィスチェア、そしてオフィスデスクでしょう。
こちらは通常のデスクよりも一回り大きい目のワイド152cm。
明らかに、現代で言うところの ”プレジデントデスク” として製作されています。
オフィスデスクのトップメーカーが、その企業のトップ・エグゼクティブのために作った「力作」。
その品質の高さは推してご想像いただければ、と存じます。
当時のグローブヴェルニッケのフラッグシップ・モデルといっても過言ではないかもしれません。
全てが良質なイングランド・オーク総無垢、という躯体でありながら、
120年以上を経た現在も、歪み一つ見せることなく品質が維持されています。
なんという素材品質と設計精度の高さでしょう。
しかも、素材の良質なオーク材は引き出しの底板、背板や側板の鏡板など、
見えない部分の構成材ですら、贅沢な無垢材でつくられています。
しかも1世紀もの期間、ほとんど歪み一つ見せていない銘木級のマテリアル。
躯体全体に広がる、"タイガーオーク"の「虎斑杢」は他に類をみないほどの見事さです。
また、一般的な”デスク”という個体としても、見どころは満載。
S字ウェーブを描く見事なフォルムのロールトップ
余裕のあるニーホールスペース、収納十分な8ドロワー、
ロールをあければ映画の1シーンに出てきそうな、エレガントかつ緻密に構成された整理棚・・などなど。
「蝶」のようなシルエットの、ロールトップのキーホールカバーも貴重な当時のオリジナル品。
1898年2月14日の刻印入り。
とても価値があります。
もちろん、オリジナルの ”グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke ” のメーカープレートもしっかり残っています。
デニムではこのデスクを全て当時のままにレストアし、
21世紀の現代においても実用家具としてお使いいただけるように再生いたしました。
ロールトップと連動した引き出しのロックシステムなど、すべての機能が維持されています。
希少な実用的かつ最高級クラスのアンティークロールトップデスク。
しかも、19世紀ヴィクトリアンメイドの ”グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke ” ブランド。
もはやこれ以上の説明は不要でしょう。
高価なお品ではありますが、「破格のバーゲンプライス」と申し上げさせていただきます。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1898年製造と思われるお品で、120年以上を経過したジェニンアンティーク(真の骨董)の高級デスクです。
素晴らしい風格を持つ、名門家具ブランド、
”グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”社製のコレクティングファニチャーになります。
素材はダークな古艶で引き締まった、ソリッドオーク。
背板やデスク内の構成材にさえ無垢材が使われている、総無垢仕上げの最高級仕様です。
入荷時、状態をチェックしてみると、外装・構造面で致命的なダメージは一切ありませんでした。
100年物なのに信じられない良好さです。
よほど扱いの良いオーナーのもとで使われていたのでしょう。
めずらしい、というか、とても運の良いデスクのように思われました。
特に、レストアラーもなかなか手を出しにくい、蛇腹状のシャッター部分についても、
まったく問題のない状態でした。
造りの良さはさすがグローブ ヴェルニッケ製、といったところで、分解して確認したところ、
ほれぼれするほどしっかりとしたつくりとなっていて、このデスクの質の高さを裏付けているようでした。
要注意の抽斗(ひきだし)のロックシステムも、仮組みして確認したところ、まったく問題ありませんでした。
これは本当に運が良い。
左右の抽斗に加えて真ん中の抽斗も、ロック・アンロックと正常に動作いたししました。
もちろん外観的には使用痕や傷、汚れなどは年代なりにありますが、アンティークとしては常識の範囲内のもの。
これらは、再塗装である程度目立たなくすることはできそうでした。
塗装は全体的に色あせている感じでしたので、時代感を残したアンティーク塗装を全面的に行う事といたしました。
天板やデスク面には小キズなどの使用感が顕著でしたので、
この面だけは古い塗装をサンダーなどで削り落し、旧塗装面は剥離して一面再塗装することにいたします。
無垢の家具だからこそできるメンテナンスです。
さて、修復作業はまず、手の届かない部分のクリーニングも兼ねて、デスクの上部をできるだけ解体して各部点検し、
接合部をしっかりと再度組み直しをすることから始めました。
上部分解の際には、内部の棚の内側など、あらわになった部分を隅々までしっかりクリーニングしました。
なかなかこういう機会でもないとクリーニングのしにくい場所です。
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュ 473ml」や「CR0290 HOWARD オレンジオイル 473ml」を使用し
100年来の汚れもしっかりと落とす事ができました。
クリーンです。
クリーニング中には細かな部分も同時にチェックします。
デスク内部の棚は、小引き出しなどが出し入れできるようになっていますが、
同時に棚割りの仕切りも全て取り外し可能になっています。
よくできた作りです。
お写真では整っていてわからないと思いますが、2枚ほど仕切りが欠品しています。
紛失したというよりも、仕切りが細かすぎて前所有者様が撤去した、といった感じです。
また引出し内にも仕切りが何枚か抜けていますが、使用上特に必要性がなさそうでしたのでお付けはしておりません。
必要がございましたら、薄板を使用できるサイズにお切りしてお付けいたしますので
その旨お求め時にお申し付けください。
※別途材料費がかかります。(オーク材以外の材料になる場合もございます。)
残っている仕切り板などは、多少割れなどもありましたが、
全て修復して使えるようにしてあります。
塗装面では、全体をハンドサンディングで整え、ダークオーク色の英国製ステインで染色したのち、
天然樹脂のシェラックニスを使用し、表面仕上げしました。
小傷や多少の色むらは残っているものの、時代感が感じられる程度に雰囲気良く仕上がっています。
天板やデスクトップ、および袖机に収納されている拡張天板は前述の通り、
キズやしみが多かったので、旧塗装は電動サンダーで削り落しました。
無垢の家具ならではのメンテで、これで気持ち良くお使いいただけると思います。
深い線傷やしみは消し込めない箇所もありましたが、あまり気にならない程度と思います。
歴史を感じる風合いは残し、光沢をつけましたので、なかなか渋い感じの仕上がりとなりました。
オーク無垢の鏡板の虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)も引き立ち、
とても彩り鮮やかです。
構造的には特に問題はありませんでしたので、各部の点検及び可動部の微調整をしっかり行いました。
一番気になるシャッターの滑りはとても良く、蛇腹の組み付けもしっかりとした状態でした。
これからも長く安心してお使いいただけるものと思います。
底面には、キャスターが付いていて、こちらも「CR0248 Uncle Bill オールメタルポリッシュ 113g」にて
しっかりとクリーンアップおきました。
左右2つずつ、計4つついていて、全て入荷時のオリジナルです。
動きはさすがに当時物だけあって現代のように滑るように、とはいきませんが、
差し当って現状交換は必要のない状態です。
組み上げた後、このキャスターのおかげで、総無垢の重量級の巨体を、
お一人の力で位置移動させることが可能になっています。
もちろん、キャスターを外して直置きにすることも可能です。
2cm前後は天板高が下がると思います。
必要な場合にはお求め時にその旨お申し付けください。
※無償対応です。
さて、前述しました抽斗(ひきだし)のロックシステムの件ですが、
このタイプのデスクの抽斗には、ロールトップの扉の動きに合わせて連動するオートロックが設定されています。
ロールトップ(じゃばら扉)を全開にすると、自動的にロックがはずれ、抽斗が出せるようになっているのです。
逆にじゃばら扉を下に下ろすと、じゃばら扉と同時に引き出しにもロックがかかる仕組みになっております。
これは非常に調整の難しい作業なので、これが正常に行なわれるだけでもこのタイプのデスクとしてはかなりの価値があります。
レストアされていない、安価で販売されているロールトップデスクは、
ほとんどこの機能が失われている可能性があります。
尚、このからくり式のロックシステムはロールトップを開けると、自動的に
引き出しも開けられるようになっている便利な機能ですが、ロールトップ半開では引き出しのロックは外れません。
完全にロールトップを奥まで全開することでロックが外れて引き出しが開けられるようになります。
その点ご留意の上、ご利用ください。
※引き出しが開かないなどの場合には、完全にじゃばら扉が奥まで上がりきっていることを確認してください。
こちらのロックシステムは、ロックパーツ自体は全く損傷がありませんでしたので、
ちょっと部品の位置調整をしただけでとても調子よく正常に機能をするようになりました。
ロールトップのロック(中央のメインの鍵)についても、当時のオリジナル品。
正常に動作しています。
鍵穴飾りには、”Feb. 14 98(93?)” とあります。
パテントの取得日かもしれませんが、19世紀ヴィクトリアンメイドであることは確かです。
ちなみに、引き出しの内側には”グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”のメーカープレートも入っています。
大変貴重だと思います。
その他、外観で気になる傷や欠けなどは、こまごまと一つひとつ、丁寧に補修でつぶしていき、
金属製の金具類も全て外してしっかりと磨き上げ、
アンティークの時代感は残しつつ、きれいめな印象をもっていただけるような雰囲気に仕上げました。
これだけのデスクですので、扉の動き、引き出しや袖板の滑り、脚の接地など、
一般的な構造部分のチェックにも時間をかけて行い、締め直しなどはしっかりと行っています。
隅々まで手を尽くしました。
長く安心してお使いいただける状態と思います。
最後に塗装の完全乾燥を待って、全体を英国製天然蜜蝋ワックスで磨きあげて仕上げます。
実用家具として、資産価値をもつコレクタブルズ・アンティークとして、
担当職人が自信を持ってお勧めさせていただきます。
ぜひ一生のパートナーとしてご使用いただければ幸いです。
※こちらのデスクは、上下3つ(上1台/下は左右2台)と付属パーツに分解が可能です。
搬入の際、戸口が狭いなどの場合には分解してお送りいたしますのでお求め時にその旨お申し付けください。
組み立てはヤマト運輸さんにデニムから依頼いたします。
組み立て料金もデニムが負担いたします。(セール時販売を除きます)
(Restorer/GT)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
アンティークロールトップデスクは、「デスクの王様」と言ったところでしょうか。
もったいぶらない天板の大きさや贅沢な木目使いは、実用家具とは思えない豪華な輝きを放ち、
大胆で美しい雰囲気を漂わせています。
現代のデスクの追随を許さないデザイン性、実用性がアンティークデスクの特徴だと思います。
現代と違ってOA機器などのなかった時代のデスクですが、天板スペースはキーボードを置いても余裕の広さですし、
両袖には拡張板もありますので、現代でもパソコンデスクとして充分実用的にご活用いただけると思います。
内部の整理棚には、書類などだけではなく、周辺機器やメディア類を区分けして入れておいても良いですね。
アンティークという高級骨董としてだけではなく、一般的な家具としてみても、
素材の質、デザインのバランス、仕上げの技術等、
3拍子そろった最高級の天然木製オフィスデスクと評価しております。
インテリアとしてももちろんアンティークな存在感たっぷり、
お部屋を上品で落ち着いた雰囲気にしてくれるかと思います。
総無垢仕様で、これほどのパーフェクトコンディションのロールトップデスク、
なかなか見つけることはできないと思います。
しかもこちらは、アンティーク家具のコレクションブランド、”グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke”。
その資産価値は上がることはあっても下がることはまずありません。
自信を持ってお勧めするデスクです!
この機会にぜひご検討ください!!
(Sales/TJ)
◆こちらの商品は分解が可能な商品です。
マンションなど、組み上げた状態では搬入が難しい場合には、デニムで組み立て図を作成し、
ヤマト運輸さんにお渡しいたしますので、一般的な搬入口であれば設置は可能かと思います。
組み立て料金はデニムにて負担させていただきます。
(ただしセール時販売は設置料金はお客様ご負担になります。)
※特定地域のヤマト運輸さんによってはねじ締めだけはお客様に行なっていただく場合もございます。)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | グローブ ヴェルニッケGlobe Wernicke ヴィクトリアン オーク ロールトップデスク | |||
品番 |
DK0174
|
管理番号 | LC34-2_1127 | |
販売価格(税込) | 440,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1520mm 奥行 810mm 高さ 1290mm 天板高さ 770mm ※収納部内寸の代表サイズは、中央引き出しです。 ※天板有効域は、幅1430mm×奥行700mm(棚下奥まで)×高さ450mm(棚含む)です。 ※ニーホールスペース(脚の入る空間)幅640mm×高さ630mmです。 ※引き出し内寸サイズは左右共通、幅320mm×奥行630mm、高さ(深さ)は右下以外全て105mm・右下(3段目)250mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Eランク 送料目安:16,555円~30,085円
(沖縄 45,155円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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