ベントウッド スーパーライト エキシビション ハイチェア アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
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HC0490
イギリス
1890年代 ベントウッド スーパーライト エキシビション ハイチェア
| サイズ | 幅 400mm 奥行 270mm 高さ 1000mm 座面高 530mm | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀末ごろ、イギリスで製造されたと思われるベントウッドチェアです。
めずらしいバックレスト付きのハイスツールモデルになります。
「曲げ木椅子」といえば、何といってもトーネット社のNO.14が有名ですが、
元祖トーネット社の曲げ木技術の特許が切れた19世紀末以降、
トーネット社以外にも優れたベントウッドチェアを作る家具メーカーが出てくるようになりました。
たとえば、フィスケル社やムンドス社等、トーネット以外にも
そんな歴史に名を残した著名な曲木家具メーカーは多く存在します。
こちらの椅子のメーカーはラベルや刻印が見当たりませんので、どちらの家具メーカーか判断はできませんが、
品質的に見て、トーネット社かあるいはJJコーン社クラスの大手企業の量産品ではなく、
量産品を作るためのプロトタイプ的な、試作モデルのような印象です。
いや、試作というには完成度が高すぎるかも。
これはこれで完成された、販売目的の「展示品」といった方が的を得ていそうな感じがします。
ところで、家具メーカーのトーネット社が、世界的な一大企業として出現するまで、
19世紀以前の家具業界は、成長産業とはいえ、まだまだ小規模な家具工房が多く存在していました。
そのような家具工房は、人通りのある場所にショールームを設置し、自社の商品を展示。
商品情報を発信するとともに、自社の技術力をアピールしていました。
いわゆるオーダーメイド型の家具製造が中心だったわけです。
こちらのベントウッドチェアはおそらく、
そうしたオーダーメイドモデルの1つだったのではないかという見立てです。
明らかに、数多く作ればコストダウンできる、というパーツでは構成されていないので、
そうした旧来型家具工房の作品である可能性が高いと思います。
しかしながら、その品質にはイギリスの老舗家具工房らしいデザイン性の高さが見られますし、
精度の高い製作技術も持ち合わせていて、仕上げも非常に高品質です。
スキルの高い伝統家具工房によるオーダーメイド品、というのは的を得ていると思うのですが、
それ以上に、実際に展示品としてショールームに飾られていたレベルのクオリティかと思います。
ここでは、英国老舗家具工房の”エキシビション” (展示用)チェアとしてご案内させていただきます。
決して言い過ぎとは思っておりません。
どのような経緯で作られたチェアであれ、実際に現品を見ていただければ、
“椅子好き”の方ならこの椅子の価値はお分かりいただけることと思います。
最もお気に入りの場所に置いておきたくなる、芸術品のような1脚です。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
100年以上経過したジェニン・アンティーク(真の骨董)のベントウッドチェアです。
とにかく、軽い。
その軽さには驚きました。
イタリアの椅子に、木製椅子としては世界一軽い、と謳った ”スーパーレッジェーラ” という椅子がありますが、
いや、こちらの方が軽いだろ、と率直に思いました。
※実際に計量はしていませんが・・。
まあ、スリムな椅子でケインシート(籐張り座面)ですから、見た目も軽量級に見えるとは思いますが、
意外に普通の椅子よりも背は高いんですよね。
体積としては、普通の椅子とそれほど変わらないように思います。
しかし、普通の椅子よりもはるかに軽い。
それは、パーツ1つ1つが、とにかく細く削りこまれていることが重量の軽さに貢献しているのだと思います。
そうした繊細な椅子ですので、日常のヘビーユースにはやはり少々向いてはいません。
基本的にコレクションアイテムとしての1脚になります。
ただもちろん普通に成人男性を受け止めるだけの強度はもちろんありますので、
座面も小さめですし、傍らに置いておくのには邪魔にならず、
ちょっと家事の合間に腰掛けるキッチンスツール用途にもとても便利で、
実用アンティーク品として十分ご利用いただけます。
もともと「飾り椅子」用途だったと思われ、入荷時より状態は良好でした。
しかしながら、スレンダーなハイチェアなので安心してお座りいただけるよう、
当店で締め直し、塗装などを含むフルメンテナンスをしっかりとさせていただきました。
素材はヨーロッパの良質なビーチ材(西洋ぶな)と思われます。
ところどころにビーチ材特有のきらきらとした輝きがちりばめられた杢目が見えます。
座面のケインシートも150年近く前のオリジナルと思われますが、きれいに残っていますね。
コレクションとしても1級品です。
ちなみに、イギリスからはベントウッド ”エキシビション” (展示用)チェアとして入荷してまいりましたが、
あくまでこれはデニムの見立てですが、
確かに製作した工房の代表作である”エキシビション” モデルではあるかもしれませんが、
”ベントウッド”は一切、使われていないように見られました。
つまり「曲木」で構成部品を作ったのではなく、無垢の材料を削りだしてつくった、
旧来型の伝統的な製法の椅子、と見立てております。
それは杢目を見ればわかるのですが、「曲木」の場合は当然杢目も、曲げられたカーブに沿って曲がっていきます。
でもこちらのチェアは、杢目が曲がっていない、カーブでは杢目の繊維が断絶しているんですよね。
脚先やシートの座枠でさえ、曲木ではなく削り出し。
要するに、こちらは無垢の削り出し家具なんですよね。
おそらくは、「大流行しているベントウッドチェアを、無垢の家具工房の我々が、
従来の無垢の家具工法でベントウッドチェアと同じデザインの椅子を作ってみました」、
といった試験的な作品ではないかと思っております。
余談ですが、19世紀半ば、まだトーネット社がベントウッドチェアを完成させてばかりのころ、
やはり同じように、トーネット社のような成功を夢見た、オーストリア・ウィーンの小さな家具工房たちが、
我も我もと、ベントウッドチェア「もどき」(失礼!)を多数生産します。
それらの中の出来の良いものは、”プロトタイプ”として、今ではベントウッドチェアの中でも
最高級の(高額な)コレクターズアイテムとなっておりますが、
※詳しくはDC1000トーネットTHONET No14プロトタイプ ジョセフネイガーJoseph Neygerモデルをご覧ください。
こちらは、デザイン的に見て、オーストリアのプロトではなく、イギリス製かと思われます。
ただ、ベントウッドプロトが流行っていた時代は19世紀末ではなく、もう少し前の19世紀中盤。
こちらのチェアももしかすると、生産年はもう少し古い時代に作られたのかもしれません。
話は長くなりましたが、無垢材で構成されていながらも、細く長い脚周りにすら目立った反りや歪みは見られません。
非常に高い素材品質であり製造技術です。
もちろんデニムの基本メンテナンスでは、主要な接合部は分解して組み直し済みです。
全ての接合部をチェックし、がたつき、ぐらつきなどはしっかりとチェックさせていただきましたので、
安心してお使いいただける状態です。
またメンテナンスに加え、デザイン的に脚がしっかりと末広がりなので、
もともと見た目からの印象よりも安定感があります。
座面はスツールのように小ぶりです。
逆に言うと、大人の体重で腰かけても頑丈なサイズです。
ケインシートに多少の劣化程度はありますが、目立った切れや擦れ、
使用上に支障のあるダメージはありません。
塗装面では、全体的にアンティークらしく、古艶仕上げといたしました。
アンティークの時代から使用されているフレンチポリッシュでのフィニッシュです。
綺麗めにしながらも、時代感は残すように塗装しています。
いい味がでていますよね。
高級骨董として手抜きなく丁寧に時間をかけて仕上げました。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、天然蜜蝋ワックスで磨き上げた上でお届けいたします。
実用にも鑑賞にも、また資産価値を持つ家財としてもお奨めの1脚です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
“ベントウッドチェア”が過去に最も普及したのは、20世紀前半。
我々日本人が生活空間に「椅子」を取り入れ始めたのが20世紀後半に入ってから。
ということは、本来、日本の私たちには、ベントウッドチェアは
あまり馴染みのないもの、ということになります。
・・・が、何故でしょうか?
“曲げ木椅子”という言葉の響き。
そのブナ材が描き出す優しい曲線。
不思議に郷愁を感じます。
「曲げ木椅子」といえば、インテリアにおいては “モダンデザイン” のルーツ。
日本的な「わび」「さび」のココロには、そもそも
どこかそんなアバンギャルドな一面も含んでいるのかも・・。
ところで、こちらのチェアは、ベントウッドチェアといっても、量産型の普及品ではなく、
旧来の家具工房が1つ1つハンドメイドした、オーダーメイド品と思われます。
時代を席巻した”ベントウッド”チェアのデザイントレンドを取り入れ、
古来から受け継がれてきた、伝統家具の製作技術で仕上げたチャレンジングな ”エキシビション” (展示用)チェア。
ある意味では特殊な商品ですが、そういう「もの」としての成り立ちにもまた、
ものづくりの好きな日本人として共感を持てるところがありますね。
とにかく、いろいろと使い勝手は良好なベントウッドチェア。
日常的にヘビーにお使いいただくには少々繊細過ぎる「飾り椅子」ではありますが、
ちょっとした「脚休め」などとしては有意義にお使いいただけるめずらしいハイチェアです!
信じられないほどの軽さと、曲木フォルムの美しさは、まぎれもなく「無銘の名作椅子」。
超・希少なコレクターズアイテムです!!
高価なアンティークになりますが、いつかきっと資産価値として帰ってくるときは来るはず!
世界に一つだけの1点ものです。
是非この機会にご検討ください。
(Sales/YM)
★EXTRA PHOTO
↑通常のチェアサイズ(THONET No14チェア)との比較の図です。
こちらのチェアのサイズをご確認ください。
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | ベントウッド スーパーライト エキシビション ハイチェア | |||
| 品番 |
HC0490
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管理番号 | LC35-7_0115 | |
| 販売価格（税込） | 66,000 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ | 幅 400mm 奥行 270mm 高さ 1000mm 座面高 530mm | |||
| 送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安：4,400円～7,040円
（沖縄 10,010円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ |
椅子/Chair
＞ サロンチェア/ホールチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection ＞ ベントウッド/トーネット |
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| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ローズウッド | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | Ｓ級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 年代なり | |||
| 交換・改造 | 少ない | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ｓ | |
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商品数：0点
合 計：0円
