スーパーカービングスパニッシュマホガニー ミッドヴィクトリアン ドルフィンランプ アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
LP0049
イギリス
1860年代 スーパーカービングスパニッシュマホガニー ミッドヴィクトリアン ドルフィンランプ
| サイズ |
幅 435mm 奥行 435mm 高さ 2120mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
一見、リプロダクション風のレトロランプに見えますが、
実はかなり古い時代につくられた、本物のアンティークランプです。
19世紀のリアルタイムな「ガス灯」デザイン、
ヴィクトリアンの時代の街灯をモチーフにした室内用のフロアランプになります。
唐草のアールヌーヴォー調デザインがあしらわれた、四面ガラスの風防ケースが
レトロでノスタルジック・・。
明治や大正の頃の日本でも、こんな街灯の並んでいる古い街並みの写真を
見たことがあるような気がしますね。
こちらは、おそらく作られた当時はろうそくやオイル用のランプだったものと思われます。
風防ケースにはリアルなエア抜きの「煙突」がありますからね。
「19世紀中盤のもの」というディーラー情報ですが、詳細を見ると確かにそんな感じ。
デザイン的にも、アールヌーヴォー(19世紀中期)の影響下にある感じです。
素材は、ケースがアンティークガラス付きのハンドメイド感あふれた、ソリッド・メタル(スチール)製。
そして、木部の躯体は、硬く重量感のあるマホガニー無垢製。
このマホガニー材は赤みがとても強く、おそらく植民地時代の中米産スパニッシュマホガニー、
中でもキューバン・マホガニー、あるいはジャマイカンウッドクラスの赤みではないかと思われました。
木部フレームは最高級の「銘木」製、といって良いでしょう。
台座には ”ドルフィン” フットが三つまたに設置され、
その低重心フォルムも相まって、自立の安定感は良好。
一方で、重量はありますが、キャスター付きで移動はらくらく。
インテリアとしての高級感とともに、質の良い実用照明具だな、という印象を受けました。
それは、テーマパークに置かれたような疑似的につくられたものではなく、
本当に使われることが目的で作られた照明、という意味合いです。
人が集まるホールのような場所で、「燭台(しょくだい)」として使われていたのかな、
なんて想像が膨らみます。
年月が重ねられてきた、骨董照明としての「本物」感も身にまとっています。
おそらくは後年、電飾にリプレースされた実用アンティークと思われましたので、
個人宅でも安心してお使いいただけるよう、室内装飾用の家庭用照明器具として
デニムでもしっかりとメンテンナンスさせていただきました。
それでも印象的なインテリアアイテムですので、例えばショップディスプレイとか、
レストランのテラスなどとか、雰囲気を盛り上げたい場所の間接照明としてお使いいただくと
様(さま)になるのではないかと思います。
尚、 ”ドルフィン” といえば、西洋では古来から海洋神 ”ポセイドン” の使いとしてあがめられてきた神聖な動物。
「守り神」あるいは「開運のシンボル」として、建築装飾に古くから用いられてきました。
日本でも16世紀、織田信長が安土城の天守閣に水の神、「鯱(しゃちほこ)」を設置して以来、
「鬼瓦」とともに、建物の「守り神」として各地の城郭装飾に普及。
その「鯱」デザインは19世紀中盤の ”ジャポニズム(日本趣味)” を経て、
西洋の ”ドルフィン” 装飾と結びついたものと推測されます。
イギリスでは、1862年の「ロンドン万国博覧会」により、日本の陶器や置物など
日本文化への関心がとても高まりました。
おそらくこちらの ”ドルフィン” フットは、そんな当時の最先端の流行が盛り込まれたものと思われます。
”ジャポニズム(日本趣味)” の後、ヨーロッパのデザイントレンドは ”アールヌーヴォー” へと移行。
まさにそんなデザインの歴史がリアルに、このランプの意匠に映し出されています。
とても珍しい歴史的価値あるコレクティングランプです。
ぜひアンティーク上級編として・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1860年前後のイギリス・ヴィクトリアン製、ヘビーなスパニッシュ・マホガニーのフロアランプです。
19世紀のロンドンの街灯をイメージさせるレトロなデザイン。
当時の最先端のトレンド、”ジャポニズム” 調デザインの作りの良いウッドランプになります。
元々はキャンドルスタンドやオイルランプスタンドとして使用していた古い照明台を、
電気スタンド仕様にカスタマイズしたリプレイス品、と思われる形跡がありました。
定かではありませんが、デザインから見ても、ほぼ間違いなくヴィクトリアン・アンティーク。
骨董照明として本物のリアルさがありました。
全体的には良好といえるコンディションで入荷してまいりました。
ただ、残念なことに輸入時にランプシェードの風防ガラス4面中1面にひびが・・。
ガラスについては、少なくとも1面は交換の必要がありました。
フレームはダメージはほとんどなく非常に堅牢。
重量バランスも下半身に集まっていて、しっかりと自立します。
構造的には何も問題はありません。
脚裏にはキャスターもついていて、かなり重量のある照明具ですが、
移動性もまずまず良好。
ただ、3本脚デザインですので、移動の際には安全のため、両手を添えて滑らせてくださいね。
ヴィクトリアンのアンティークらしい ”ドルフィン” フットの3本脚デザイン。
接地については入荷時より良好でした。
木部の素材が良好なのでしょう。
尚、木部は黒く塗装されていて、当初は良く見えませんでしたが、
コード抜きの通し穴を整備した際、削り粉が出てきて、素材がマホガニーであることが判明しました。
それもこの強い赤み、今までの経験からして、キューバンマホガニークラスのもの。
少なくとも、植民地時代の中米産スパニッシュマホガニーであることはほぼ間違いないでしょう。
硬く、きめが細かく、150年の歳月を経ても歪み一つ見せていません。
このように「銘木」の木肌を隠す塗装をしてしまうのは、ちょっともったいなくも感じてしまいました。
まあ、デザイン的に「漆」のような黒塗りが必要だったのでしょうけど・・。
ランプシェード部はスチールフレームで、アンティークガラスの風防付き。
ケースの上部は「煙突」(煙が抜ける)構造になっていますので、
内部のランプソケットを外せば、ですが、実際にろうそくを立てたり、オイルランプを置いたりできます。
ということで、入荷時のコンディションは、良好といえば良好でしたが、
リアルなアンティーク感がちょっと強いかな、という感じでしたので、
室内にも違和感なく設置していただけるよう、少しきれい目な感じでメンテナンスしていくことといたしました。
具体的には、全体のリフレッシュと電気用品の整備、およびガラスの交換がメインのメンテナンスとなりました。
まずは、構造補修とともに、木部フレームの支柱、ランプシェード、と
各パーツに分解しクリーニングを行ないます。
脚の接地はしっかりしていましたが、重要な部分ですので、真鍮キャスターは再度チェック。
キャスターは、年代的には一度くらいは交換されたものと思われますが、
それなりに年季を経たアンティークキャスター。
とはいえ、まだまだホイールの回転性もよく、十分実用品としては現役のコンディションです。
当面交換の必要はありません。
接地のガタつきぐらつきの確認とともに、キャスターのオイルメンテ&クリーニングなどもして、
安心して長くお付き合いいただけるよう構造点検いたしました。
次に、古い配線やソケットなどの電気部品はすべて撤去。
あとで、日本製と英国製の新品電気パーツにすべて交換します。
構造点検が終わったら、今度は分解清掃。
まずはランプケースのクリーンアップです。
ブラックペイントがされていますので、スチールの腐食などはほとんど見られない状態。
ところどころ、ペイントの剥がれてる箇所がありましたので、
そうした点についてはラッカーペイントで目立たないようにタッチアップ処理をしています。
内部は、かなり昔に火がたかれていたようにすすけていましたので、ブラッシングでクリーンアップ。
風防ガラスもすべて外してしっかり磨き上げました。
その前に、メンテナンスに先立ち、交換ガラスを探しておかなければなりません。
現状のガラスはヴィクトリアン当時ものかどうかはわかりませんが、アンティークガラスであることは確か。
レトロな地紋の入った型ガラスになります。
似たようなアンティークガラスを探すことは非常に困難なので、
輸入物、国産もの、の数多くの新品ガラスの中から近い色、柄ものを探していきました。
その中で、かなり似たタイプの型ガラスを発見。
近いものがなければ、4面とも変えざるを得ないことも覚悟していましたが、
これなら1面だけ交換しても違和感はなさそう。
実際装着してみると、ほとんど違和感はありませんでした。
よくよくチェックしてみなければ、型ガラスのパターンの違いは判らないレベルです。
※下記エキストラフォトで違いをご参照ください。
新品ガラスのデザイン名は、「昭和レトロ」。
照明本体が、”ジャポニズム(日本趣味)” デザインなのですから、ガラスがぴったりなのも当然ですね。(笑)
木部はやや表面に経年劣化がありましたが、概ねブラックペイントの状態は良好。
多少剥がれて下地の出ている部分のみ補色して、できるだけ雰囲気を変えないように艶合わせだけ行いました。
ちょっとペイントが剥がれて下地の出ている箇所からも、赤みのある木肌がのぞいていました。
良質なスパニッシュマホガニー材であることを確認しています。
ブラックペイントは、ペンキやラッカーなどの石油系の合成樹脂塗料ではなく、
何か「漆塗り」のような、カシュー塗料のような感じでした。
従いまして、オリジナルの雰囲気を変えないように、リフレッシュ塗装。
英国直輸入のオイルステイン塗料と、天然樹脂製のシェラックニスで、薄目にフィニッシュいたしました。
きれい目のアンティーク家具風に仕上がっております。
木部のフィニッシュは天然蜜蝋のビーズワックスです。
全体的にきれい目になったことで大時代的な雰囲気がマイルドになり、
現代インテリアとしてお使いいただける雰囲気になったのでは、と思います。
尚、配線・コンセント・スイッチ共に新品電気パーツを使用しております。
ソケットのみ英国製、その他の電気パーツは日本製です。
電気の安全検査をして、ご利用に問題のないことはきちんと確認しております。
電球は口金がE17のタイプになります。
白熱灯、LED球どちらでもOKです。
白熱灯の場合は60W以下推奨ですが、LED球の場合にはもう少し照度の明るい電球も使えると思います。
E17口金の電球は、家電量販店でしたら、普通に販売されています。
※使用可能なサンプル球を1つお付けいたします。
その他、コンディション面では特にご留意点はございません。
以上、とても貴重な高級コレクティングランプとして、
隅から隅までしっかりとメンテナンスいたしました。
こちらは読書灯などとして手元を照らす照明ではなく、
周りの空間全体をムーディーにぼんやりと明るくするのにとても適しています。
エントランスホールやリビングやベッドルームのコーナーに適しているのではないかと思います。
もちろん、ショップディスプレイとしては最適ですね。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします!
【発送時のご注意】
こちらは輸送中の破損防止のため、ランプシェードのガラスは外した上、別梱包にしてお送りいたします。
ガラスはマイナスねじで締め付ける「抑え縁」で固定されているだけですので、どなたでも簡単にお取り付けは可能です。
(下記エキストラフォトご参照)
ただし、お取り付け時ガラスの縁で手を切ったりされないよう、手袋をつけて作業されるなど、
十分気を付けて慎重にお取り付け作業を行ってください。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素敵なアンティークランプが入荷いたしました!
今から150年以上前にイギリスで製作されたフロア用のドルフィンランプです。
現代にはないアンティークランプ特有の「やわらかい」光・・。
こんなランプがあったら、一日の疲れも癒されそうです。
印象的でレトロなルックスも、インテリアとしてお楽しみいただけるのではないかと思います。
実用的には、電気部品類はLED球もご利用いただける新品パーツ構成。
アンティークな外観とは裏腹の、安心の電気用品です。
読書灯にはなりにくいですが、ムーディーな雰囲気を演出する間接照明として、
リビングやベッドルームなどでお役立ておただけると思います。
エントランスやテラスなどでも素敵なアクセントになりそう。
何といっても、 ”ドルフィン” は「開運のシンボル」ですからね。
ショップディスプレイや、バーやパブの室内照明にもぜひご利用ください。
なかなか見つけることが難しい、銘木 ”スパニッシュマホガニー” 製「ガス灯」風フロアランプです。
アンティークとしての希少性も高いです。
お探しだった方、この機会にぜひご検討ください!
(Sales/TJ)
【お知らせ】
◆当店では、経済産業省令で定める電気用品の区分に従い、電気用品の製造又は輸入の事業を行う届け出をしています。
◆当店で販売する2001年以降に製造・輸入された照明器具は、経済産業省の定める電気用品安全法に基づき、
安全基準を満たした商品(丸いPSEマークつき)のみ販売しております。
◆2001年以前に製造・輸入された照明器具につきましては、経済産業省の定める適合性検査を行い、
安全性を確認した上で、PSEマークを表示(または旧電取法マークを確認)して販売いたします。
◆1968年以前に製造され、電気用品安全法の技術基準に適合しないアンティーク照明器具などはPSEマークを表示できませんが、
法令に定められた自主検査を行い、安全性を確認した上で経済産業省の特別承認制度により販売いたします。
★EXTRA PHOTO
↓下の写真の左面が交換した新品ガラスです。
↑左は新品ガラス、右はオリジナルのアンティークガラス。↓
↑左は新品ガラス、右はオリジナルのアンティークガラス。↓
良く地紋をチェックすれば地紋のパターンに違いがあります。
↑シェード内のガラスは、中央の抑え縁をマイナスねじで締めて固定されています。↓
(発送時はガラスを外してお送りします)
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | スーパーカービングスパニッシュマホガニー ミッドヴィクトリアン ドルフィンランプ | |||
| 品番 |
LP0049
|
管理番号 | LC37-14_0121 | |
| 販売価格（税込） | 176,000 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 435mm 奥行 435mm 高さ 2120mm ※幅×奥行の値はランプシェードケースの最大幅です。 ※3つまた脚の幅×奥行は最大幅750mm×2本間480mmです。 ※コードの長さは約1.8ｍです。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Eランク 送料目安：16,555円～30,085円
（沖縄 45,155円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 照明/Lighting ＞ フロアライト | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン＆ニス／ブラックペイント仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ウォルナット | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | Ｓ級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 金属 | |||
| その他の素材のカラー | 黒系 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 年代なり | |||
| 交換・改造 | 年代なり | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ｓ | |
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商品数：0点
合 計：0円
