DK0182 イギリス 1950年代 ジョージGeorge IIIスタイル クオリティオーク クイーンアンミニデスク/ローボーイ
サイズ |
幅 810mm 奥行 445mm 高さ 755mm 収納部内寸・幅 160mm 収納部内寸・奥行 300mm 収納部内寸・高さ 60mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から70年ほど前、20世紀中盤のイギリスで製作された、
“ ジョージGeorge III” スタイルのミニデスク/ローボーイです。
こちらは、いわゆる”ローボーイ”と呼ばれるテーブル形状のチェストになりますが、サイズ的には
ライティングデスク用途にお使いいただけますので、”デスク” のカテゴリーにてご案内させていただきました。
さて、トップのお写真を見ていただければ・・その端正なスタイリングに、
大きな存在感と格調の高さをお感じいただけることと思います・・。
具体的には、まず目を引く4本脚の美しいレッグラインは、贅沢にも1本の材料から削り出されたもので、
イギリス “ジョージアン” 様式の流れをくむ、クイーンアン特有の、緩やかで大きなS字カーブへと、
見事なまでの”カブリオールレッグ”(獣脚)フォルムにシェイプされています。
英国生粋の家具様式を正統に継承しつつ、一方では、20世紀当時の生活様式をサイズに反映、
質実が伴った優良なミニデスク/収納付きテーブルであることがよく分かります。
製作をしたキャビネットメーカーは、明らかに一流の業(わざ)、製作ノウハウを持っていますね。
素材はイングランドオーク。
ジョージアンの時代のオーク家具を忠実に再現することが目指されているようで、
デコレーションとなるような装飾性はなく、代わりにアウトラインのフォルムをダイナミックにシェイプ、
まさに「18世紀家具の黄金期」、質素なショージアンスタイルの”ローボーイ”が復刻されています。
ニーホールを飾る”サーペンタイン(波型)”のシェイプや、
引き出し前板の「玉縁(モールのような縁飾り)」、スワンネックのブラスハンドルなど、
ジョージアンのローボーイには必須のディテールです。
また、引出しの底板から背板、見えない構成材まで、
全てのパーツはイングランドオーク総無垢を使用。
もちろん合板や針葉樹などは一切使われておりません。
しかも、そんな素材やデザインのみならず、その製造方法さえも、
250年前の当時の工法が用いられているほどの徹底ぶり。
例えば、天板上や側面の接合部には、丸い木ダボの頭が見えていますが、
これは釘や金具を使用しない「ほぞ組」ならではの補強方法の痕跡。
18世紀以前の家具製作で行われていた、”テノンペグ”と呼ばれる木釘あとです。
マシンメイドの現在では決して行われない補強方法になります。
さらに、引き出しの接合部を見てみると、現代でも使われている「蟻組み」という工法が確認できますが、
やはりこの仕口に関しても、マシンメイドではなくハンドメイドで製作されていることが主張されています。
ちなみに、現代の「蟻組み」では機械で削りだしているため全ての「蟻」の組み幅が同じになってしまいますが、
アンティーク家具のようなハンドメイド工法では、組み幅を細めたり広げたり、
「蟻」を不均等にデザインすることが可能。
実は、アンティーク家具では、この部分には製作者のデザイン的な主張が盛り込まれているんですよ。
「わが工房ではこんなに美しい蟻組みができるんだぞ」・・って。
気を付けて引出しの角(接合部)を見てみてください。
一目でわかるようになりますよ。
いかにも工業的な「蟻組み」工法に対して、ハンドメイドの「蟻組み」には、
確かに人の手のぬくもり、造形美が感じられます。
他にも探せば、こだわりの手加工の後を見つけることができそうですが、
それより何より、やっぱり特筆すべきは、”エイジング”のテクニックですよね。
家具のプロが見ても250年前の本物のジョージアン家具かと見紛うほどの完璧な「時代」加工技術。
小傷をちりばめることは経験で出来そうなものですが、
木肌の目の詰まり具合の表現、色艶、木のタンニンと呼ばれる細かな経年のシミなどは
一体どのようにしてつけているのでしょうか?
エイジングされた家具とは言え、すでに半世紀以上経過していますから、
もしかして本物のアンティークの経年変化?と勘違いしてしまうほどの見事なエイジング。
もともと古材でつくられたのなら別ですが、半世紀くらいではこれほどの風合いにはなりませんからね。
一応、アンティーク家具を長年見てきたプロの目として、
アンティークというには、どことなく使われている材料が若いな、と肌感覚では感じますが、
何も知らされず、一見では本物の18世紀ジョージアン家具と見間違えてしまうかもしれません。
それにしてもこれほどの技術、一体どこのキャビネットメーカーなのか、とっても興味があります。
余談が長くなりすぎてしまいましたが、とにかく申し上げたいのは、
本物の18世紀ジョージアン家具と全く同等の品質ながら、実用家具としての品質レベルは、
アンティーク家具とは比較にならないほど高い、という、アンティークファンにとっては
ありがたくもうれしい家具、ってこと。
決して証明はできませんが、これから先、200年はご愛用頂ける文字通りの「家財」です。
ご自身のパートナーというよりも、代々、家系の中で引き継いでいっていただくにも、
決して役不足の家具ではない、と思います。
というか、むしろそういう使われ方がもっもふさわしいかも、と信じています。
全くデニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
ジョージスリーのクイーンアンミニデスクの紹介です。
見た目の風合いから、とても古そうな家具に見えますが、
まだ半世紀もののヴィンテージファニチャーです。
素材はイングランドオーク無垢。
アンティークのオーク家具にしばしばみられる縞杢のオーク材が、贅沢にも総無垢で使用されています。
風合いは何となくまだ若い感じのする材ですが、
材そのものの品質はアンティークオークそのものです。
製作工法もアンティークの時代そのもの。
今では失われた技術が投入されていますので、過去の技術が継承されている老舗工房、
かつ相当に技術力の高い家具工房でハンドメイドされたことが想像されます。
製作されたのが半世紀ほど前のようですが、このようなアンティークそのものの家具を作れる工房が、
今でも残っているのでしょうか?
ちょっと気になりますね。
さて、入荷時のコンディションですが、かなり良好な状態でした。
外観的にもエクセレント、塗装面の劣化も少な目と言える程度でした。
もちろん、エイジング加工が施されていますので、あて傷や擦り傷、色ムラなどは多数存在します。
ただ、それらはあくまでこの家具の装飾としての位置づけになりますので、
例えば「傷が少なめ」と申し上げましたら、「本当についたダメージが少なめ」、
という意味合いとしてご理解くださいね。
天板を中心に使用感が少々ありましたが、
部分補修すればほとんど分からなくなる位の軽いダメージでした。
商品価値を損なうほどのダメージは内外ともにほぼ無いと思います。
構造的にも、接合部の緩みすら、ほぼなし。
それなりに経年の緩み程度があってもおかしくなさそうですが、よほど製作精度が高かったのでしょう。
念のため程度に締め直しを行っておけば、これからも十分に実用強度を長く保持できるでしょう。
塗装面に関しては、全体として木肌の表面に多少日常使用された傷などが目立ちましたが、
「面」できれいにしてしまうと不自然になってしまうので、
「部分」的に気になりそうな小傷を消したり、汚れを落としたりと個別対応をすることにいたします。
できるだけ色艶、風合いは変えずにリフレッシュ塗装をすることにいたします。
それでも印象としてはきれいになったとお感じいただけるレベルにはなるでしょう。
まずは構造のチェックを行います。
クランプで脚周りの構造を中心に念のため程度ですが締め直しいたしました。
充分な剛性感が保持されています。
ご利用に不安はありません。
優良な英国家具ですので、仮に将来、接合部が緩んでも、
何度でも実用強度を取り戻すことができます。
引出しの出し入れ具合、滑りも入念にチェックしてあります。
製作精度が高いのでしょう、引き出しの滑りも微調整程度でした。
続いては気になる小傷を硬質パテなどで埋め、着色します。
気になる小傷だけを目立たなくして、全体的にきれい目な印象を作ります。
その後はクリーニングを兼ねて、天板を中心に全体的にごく薄く、決して風合いは変化させないように
表面の汚れも見落とすようにサンディングを致します。
また、コンプレッサーで埃を吹き飛ばし、引き出しの内部、底面当、全体的に水拭き、オイルメンテもします。
さっぱりとキレイに仕上がったと思います。
引出しのループ型金具は入荷時のオリジナルです。
おそらく製作当時からのものと思います。
真鍮無垢の高級スワンネックハンドルになります。
ジョージアンデザインのシンボルです。
金具は大まかに腐食を落としてから専用のコンパウンド
「CR0248アンクルビルUncle Bill オールメタルポリッシュ113g」にて
一つ一つ丁寧に磨き上げました。
最後は塗装工程になります。
ただし、塗料は使用せずにウッドオイルと蜜蝋ワックスのみで仕上げをいたします。
時代感を損なわないようにすることが最重点ポイントです。
クリーンアップ後、パテ埋め箇所や色ムラ箇所のみ部分塗装で着色をいたしました。
アンティークな雰囲気ながら、全体的に雰囲気は整ったと思います。
仕上げは天然素材由来の蜜蝋ワックス。
部分塗装の各箇所を馴染ませます。
以上、アンティークらしさは失わずにきれい目に仕上がったものと思います。
全体として良い雰囲気です。
これほどの高級家具ですので、隅々まで手を尽くしました。
お届け前には再度天然蜜蝋ワックスでさらに磨きをかけます。
コンパクトで使い勝手の良さそうな実用家具であり、
かつ最高の材を使用し最高の技術で製作された「本物」のアンティーク家具になります。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/KR)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
スラリと伸びたスレンダーな猫脚が美しい、
コンパクトなコンソールテーブル(デスク)です。
とてもシンプルなスタイルですが、シンプルだからこそ、
素材の良さ、スタイルのバランスの良さが十分際立っています。
一応、リプロダクション(アンティークの復刻家具)ということですが、
すでに80年近く経過しているようですので、エイジング技術の高さもあって、
あたかも本物のジョージアン家具のように見えます。
イングランドオーク特有の杢をもつ天板を見ても、
自然な艶、ナチュラルな経年の色つや、テノンペグという工法の痕跡などなど、
本物のアンティークオーク家具ならではの特徴が確かに存在しています。
これほどのクオリティを見れば、この個体が本物のアンティークかどうか、なんてどうでも良いこと。
本物でもリプロでも、「まぎれもない最高の家具」であることは確かなのですから。
素材の質感、デザインのバランス、仕上げの技術、そして骨董家具としての品質等、
3拍子も4拍子もそろった最高級アンティークと評価しております。
コンパクトなサイズですので、限られたスペースで使用するライティングデスク、あるいはパソコンデスクとして、
またはデスクトップミラーなどを置いてドレッシングテーブルとして、
様々な日常シーンでご活用いただけると思います。
また雰囲気が良いので、電話台や玄関ホールでのコンソールホールテーブルとしても、
ジャストサイズではないでしょうか・・。
探してもなかなかこれほどの家具に巡り合えることは少ないと思います。
このご縁に是非ご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ジョージGeorge IIIスタイル クオリティオーク クイーンアンミニデスク/ローボーイ | |||
品番 |
DK0182
|
管理番号 | LC38-3_1021 | |
販売価格(税込) | 181,500 円 | 在庫数 | 1 | |
サイズ |
幅 810mm 奥行 445mm 高さ 755mm 収納部内寸・幅 160mm 収納部内寸・奥行 300mm 収納部内寸・高さ 60mm ※収納部内寸代表サイズは中央引き出しです。 ※左右引出しの内寸は、左右共通で幅160mm×奥行300mm×深さ160mmです。 ※ニーホールは中央引き出し下の突起内寸が幅380mm×床からの突起までの高さ470mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1950年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1950年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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