DK0185
イギリス
1870年代 ヴィクトリアン クオリティオーク グリーンマン レザートップニーホールデスク
サイズ |
幅 1370mm 奥行 740mm 高さ 750mm 収納部内寸・幅 595mm 収納部内寸・奥行 475mm 収納部内寸・高さ 85mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀半ば、レイト・ヴィクトリアンのイギリスでつくられたライティングデスクです。
最高級のジェニン・アンティークス(真のアンティーク)になります。
つま先から頭のてっぺんまで全く隙のない、完璧なジャコビアンの貴族仕様。
こちらは19世紀のアンティークになりますが、約400年前の17世紀バロック様式の正統な血筋を感じます。
英国生粋の本格的なつくりです・・。
そして前面の引き出しには・・“グロテスク”。
“グロテスク”とは、15世紀末から16世紀にかけてのルネサンス期に流行した、人のカタチをした家具や建築の文様。
もともとの起源は、ローマの暴君、あの皇帝ネロの“黄金宮殿”にまでさかのぼります。
1480年、ネロの宮殿が発掘されたとき、人工洞窟(グロッタ)を飾っていた絵画や浮き彫りの文様が
当時のヨーロッパの人々を大変驚かせ、
その文様に影響を受けたあの偉大なイタリアの画家ラファエロが、
バチカン宮殿の回廊(ロッジア)にグロテスク装飾を用いたのは有名な話です。
それ以来、文様として注目を受けるようになった“グロテスク”は
一気にヨーロッパ中へ普及し、各国で高級家具などに、
ルネサンス様式のオーナメントとして取り入れられるようになりました。
そんなグロテスク装飾。
“グロテスク”の文様の一種で、髪の毛やひげが植物の茎や葉になっていたり、
下半身がアカンサス等の植物になっていたりする植物が擬人化された文様を
英国では一般に“グリーン・マン”と呼んでいます。
“グリーン・マン“は「豊潤」や「多産」等、おめでたいことのシンボル。
日本的に言えば、ちょっとコワモテのえびす様、といったところなのでしょう。
「福」を呼び込むといわれるグリーンマン装飾のアンティーク家具は、
昔からアンティークファンの方にはとても人気があります。
新品家具にはなかなかないデザインでしょうし、
何より、製作できる彫刻職人は限られていますし、良質なイングランドオークももはや入手は難しい状況です。
昨今の世の中の状況を見ても、これからますます人気は上昇し、
希少性は高くなっていくことでしょう。
骨董家具ながら、現代生活にもジャストサイズで、たっぷり収納のできる
実用的なニーホールデスクのデザインである点も見逃せないポイントです。
しかも全段の引き出しにキーロック付きというセキュリティ。
現代家具にはない機能性です。
さらに完璧にレストアされたエクセレントコンディション。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません。
ご検討の方は、お早めに・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
ハンドメイドで製作された最高級のライティングデスクです。
素材はオーク無垢。
おそらく英国原産イングランドオークでしょう。
抽斗(ひきだし)内部、底板なども全てのパーツに無垢材が使用されています。
現代ではほとんど見られない豪華仕様です。
入荷された段階で、すでに構造的にはとてもしっかりしておりました。
念のため程度のクランプ締めで、充分すぎるほどの実用強度に達するものと思います。
それほど大きいというほどのサイズのデスクではありませんが、総無垢なので重量はそれなりにあります。
脚裏に移動のためのキャスターはついておりません。
後述いたしますが、こちらは3分割できる構成ですので、分解すれば何とかお一人でも移動は可能です。
塗装の状態は、多少年代による退色はあるものの大きな損傷は無く、
補修箇所はほとんどありませんでした。
ただしトップのレザーについては劣化が激しく、こちらは残念ながら交換を必要としていました。
実用アンティークとしてはすでに限度を超えた状態でした。
ということで、レザートップの交換を中心に、基本メンテをしっかりと行うことといたしました。
まずは構造的なメンテナンスから。
本体フレームは接合の緩みはありませんでしたが、無垢の家具ですので、
念のため程度にはジョイントの締め直し作業を行ないました。
フレーム全体がゆがんでしまわないよう、水平に注意しながら組み直しを行いました。
もちろんガタつきぐらつきはありません。
抽斗などはすべりも良く、こちらは調整不要でした。
なお、こちらのニーホールデスクは橋げた型の構造になっていますが、
輸送時など、3つに分解できる構成になっています。
分解できる構成は上から、「デスク天板(左右中央引き出し1段付き)」、
「左袖」、「右袖」、の3つです。
狭い場所への搬入にも便利です。
接続は、左右の袖の天面にある突起を、デスク天板側の底面の凹み部分にはめ込むだけ。
工具不要で乗せるだけの組み上げ仕様になっています。
お一人でも設置は可能です。(お二人なら尚可です。)
組み上げた後は意外にしっかりとしたもの。
体重をかけてもまったく不安感はありません。
お届け時には分解されてお届けいたしますので、
設置時に組み上げに手が必要な場合には、配達のドライバーさんにその旨ご依頼ください。
※工具を使用しない設置は無償対応です。
さて、次に外装のリフレッシュ。
まずはクリーニングから。
逆さまにひっくり返して脚の裏まで徹底的に行いました。
大変なのは引き出しの内部。
1つ1つ汚れ落としを行っていきますが、
全部で9杯もありますから時間もかかります。
メンテ全体を通して一番手のかかる作業でした。
まあ何はともあれ、前オーナーの使い方が良かったと思われ、ひどいダメージもなく、
汚れを落としただけでかなりクリーンアップされました。
塗装状態は、全体的に色褪せている感じがありましたので、
細かい番手のスチールウールで磨いた後、英国直輸入のオイルステインでカラー調整し
環境にやさしい天然塗料のシェラックニスで塗装いたしました。
幸い大きな傷も特になく、かなり外観はリフレッシュされたと思います。
そして塗装後、全体を組み上げ、各部の塗装色をチェック。
引き出しにロックをつけて木部本体は完了です。
ロックは引き出し全部9杯についており、いずれもロックは生きておりました。
撮影時には合鍵の製作は間に合いませんでしたが、
ロック自体は正常に稼働していましたので、お届け時にはロックをメンテナンスし、
鍵をお付けしてお届けいたします。
メンテの最後は革の張替です。
まずは古いレザーをきれいにはがしとります。
ノリが残ると新しく革を張っても凸凹になってしまいますので、
丁寧に時間をかけて剥ぎ取りました。
交換するレザーは、英国アンティークらしく、落ち着いたグリーンレザー(本革)をセレクトいたしました。
使用した革は「FB0056 本革(緑)デコラス 」です。
革は国産大手革メーカーに出したデニムの特注品で、ステアハイド(成牛革)になります。
このデスクの天板に掘られた溝のサイズに合わせ、当デスク専用に薄くすいていただきました。
ジャコビアンオークのアンティークブラウンとグリーンレザーがとてもバランス良く調和し、
大人っぽく仕上がっていると思います。
実用アンティークとしても、アンティークインテリアとしても、全く問題のない素晴らしい仕上がりです。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、天然蜜蝋のビーズワックスで磨きこんで仕上げます。
今後、長い期間お使いになれる素晴らしいデスクだと思います。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
人気の高級骨董、コレクティングファニチャー、
“グリーンマン” ニーホール(両袖)デスクになります。
グリーンマンは、東ローマ(ビザンチン)帝国の美術品にも見ることができる大変古い装飾デザインです。
見た目は少々おどろおどろしいですが、「福」を呼び込んでくれる象徴と考えられていますので、
そういう観点でよくよく見れば、かわいらしいキャラですよね。
ついグリーンマンの印象が強すぎてそちらの話ばかりに終始してしまいがちですが、
こちらのデスクは、ごらんのようにとてもバランスの良い、ヴィクトリアン独特のネオ・バロックデザイン。
とても好感の持てるニーホールデザインとデコレーションのバランスで、
デスクとしてのインテリア性も高く評価できます。
これだけ圧倒的な存在感がありながら、不思議にどんなインテリアにも馴染んでしまうところは、
なかなかどうして、比類のないアンティークと思います。
もともとは貴族階級がキャビネットメーカーにオーダーした150年前の注文家具。
家具としての物的な価値は言うまでもありません。
人気、希少性、品質、すべてが高い次元でそろった最高級骨董です。
今まで重厚なジャコビアン系のアンティークを敬遠されていた方にも
ぜひお試しいただきたいアイテムです。
”グリーンマン”を我が家に迎えたいと思われた方、
ぜひお早目のご検討よろしくお願いいたします!
(Sales/YM)
↑一つとして同じ顔はありません。一つ一つハンドメイドで製作された証しです。
↑キーは撮影備品のため、実際のキーデザインは変わります。↓
↑分割ができますので搬出入には便利です。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ヴィクトリアン クオリティオーク グリーンマン レザートップニーホールデスク | |||
品番 |
DK0185
|
管理番号 | LC39-18_0412 | |
販売価格(税込) | 242,000 円 | 在庫数 | 1 | |
サイズ |
幅 1370mm 奥行 740mm 高さ 750mm 収納部内寸・幅 595mm 収納部内寸・奥行 475mm 収納部内寸・高さ 85mm ※収納部内寸代表サイズは中央の引き出し内寸サイズです。 ※左右両袖の内寸サイズは、深さ以外各段共通で、幅250mm×奥行475mm、深さは85mm(1段目)/110mm(2~4段目)です。 ※ニーホール部内寸は、幅555mm×高さ585mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1870年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1870年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 革 | |||
その他の素材のカラー | 緑系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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