TB1067
イギリス
1870年代 ヴィクトリアン クロッチマホガニー ターンオーバートップ ティーテーブル
サイズ |
幅 870mm 奥行 440mm 高さ 755mm 最大拡張幅 880mm 収納部内寸・幅 330mm 収納部内寸・奥行 295mm 収納部内寸・高さ 60mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
イギリス・ヴィクトリアンの時代、19世紀後半に製作された、
ターンオーバートップ式の収納付きティーテーブルです。
150年以上経過している高級骨董になります。
当時、富裕層のティーパーティなどで使われていた特注家具かと思われます。
下半身のスタイリッシュなフォルムに対して、天板がちょっと飾り気なさすぎ・・?
いえ、まず見どころはこの天板です。
天板は折り畳み開閉式となっていて、下部にはちょっとした収納スペース付き。
オープン時には盾形の天板形状が左右対称に広がります。
天板は華やかな杢を見せるマホガニー材。
おそらくは当時の高級家具材、スパニッシュ・マホガニーと思われます。
「炎が立ち上がる」ような”クロッチ・マホガニー”の杢を厳選し、贅沢に天板一面に使用しています。
4本の曲線を描く脚も、幕板も、もちろんマホガニー無垢。
ヴィクトリアン独特の "S" 字カーブを描くサーペンタイン(波型)のフォルムが特徴的です。
見事なレリーフを持つ脚は、限界まで細くシェイプされているにもかかわらず、
130年以上経過した現在でも、ほとんど歪みなどは見られません。
非常に高い素材品質、そして正確な設計精度・製作技術で作られていることがわかります。
目の肥えた方ほど、こちらのテーブルの質の高さ、高度な製作技術がお分かりになっていただけることでしょう。
超一級のアンティークとデニムが保証させていただきます。
前置きが長くなってしまいましたが、テーブルデザインはヴィクトリアン期に流行した、
リアルタイムなオールドフレンチ系のシルエット。
当時のポピュラーなブリティッシュデザインです。
その優雅なカブリオールレッグ(獣脚)のデザインと、
ヨーロッパの伝統的な”アカンサススクロール”のデコレーションは、
21世紀の「美的感覚」をもつ私たちさえも充分に魅了する、エイジレスな造形美だと思います。
素材については前述の通りの一級品。
繊維の目は詰み、木肌には華やかな赤みがあって、独特の杢も大変美しい。
磨けば磨くほど、年月を経れば経るほどに、赤銅色に輝くこの逸材は、
トップ面全体を淡い光に包みこんでいます。
相当な技術を持った家具職人と相当な品質の材が出会って
初めてこの世に存在することのできた、究極のヴィクトリアンテーブルといえるのではないでしょうか。
こちらは前後の脚幅をエクステンションし、天板のサイズを2倍に拡張させることのできる
ターンオーバートップのエクステンションテーブル。
別名、エンヴェロープテーブルとも呼ばれています。
エンヴェロープテーブルは、天板下にちょっとした収納スペースがあり、
白布などのリネンを入れておくことができます。
ちょっとしたティーテーブルとしてお役立ていただけるようになっています。
当時の貴族たちがアフタヌーンティーに興じている様子がしのばれますね。
長い歳月を全く感じさせることのない、生き生きとした躍動感すら感じる、工芸品のようなテーブル。
まだまだその役目がついえることなど、私たちが生きている限りではなさそうです。
さらにそのブロンズに輝く、華やかなレッドマホガニーの木肌は、
150年という時が作り上げた“パテナ(古艶)”を身にまとって、ますますその輝きを増しています。
現代ではまず復刻不可能な「奇跡」のような究極のティーテーブルといえるでしょう。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
高級家具の代名詞、ヴィクトリアン期のエンヴェロープ型ティーテーブルです。
貴族の間で流行した贅沢な機能性家具になります。
素材は当時の最高級家具材、スパニッシュ・マホガニー。
スパニッシュ・マホガニーは大航海時代の主にスペイン領だった中米産のマホガニー材で、
現代の最高級材、ホンジュラス産マホガニーが一般材だった時代に高級材とされた、
事実上、史上最高級の逸材です。
スパニッシュ・マホガニーの中でも、天板面には”クロッチ・マホガニー”と呼ばれる、
独特の杢を持つ希少材を使用。
この「炎が立ち上がる」ような杢に当時の富裕層は魅せられ大流行、
今でも高級マホガニー家具には鉄板として使われているほどです。
こちらがそのオリジナルモデルといって良いでしょう。
こちらの天板は、おそらくは無垢ベースの化粧張りと思われますが、
あたかも一枚板のようにも見えます。
仮に無垢の一枚板の天板であれば、「お宝」級のコレクションアイテム、といって良いでしょう。
化粧材か無垢板か、全く分からないほどのウッドワーク。
これほどの技術力ともなれば、おそらくはかなり名の知れたマニュファクチャーの作品と思われます。
脚周りも無垢の構成で、ほぼ全体的にマホガニー無垢仕様です。
収納部の内部構成については、強度を持たせたオーク無垢仕様になります。
アンティーク家具らしい贅沢な高級仕様です。
入荷時のコンディションとしては、古艶がしっかりのっていて
比較的、外観は綺麗な状態でした。
エンヴェロープティーテーブルの特徴、フリップトップ式天板の開閉動作もスムーズで、
ガタつきやぐらつきもなく、構造的にもとても良好でした。
ただ天板も含め、幕板などの各所には小さめの傷がやや多く見られ、全体的に退色が進んでおり、
これほどの逸材がちょっと残念。
そこで天板および躯体全面を、サンディングにより旧塗装を剥離し、
小傷と旧塗装の磨き落しをすることにいたしました。
ただ、経てきた歴史を完全に消してしまうのは避けたいので、
慎重に表面のみを削り落とすことで、材の本来のきれいな素地の姿と時代感を両立させるようにします。
時間のかかる剥離作業でしたが、狙い通り、赤みの華やかな美しい杢が顔を見せました。
その後、普段なら英国製オイルステインでレッドマホガニーカラーに着色するところですが、
こちらは素材品質が高く、着色の必要はありませんでした。
仕上がり後の下記画像の、華やかな赤みのあるボディーカラー、
これはこのテーブルを構成しているマホガニー材の素の色です。
信じられますか?
このレッドマホガニーが自然由来の色だなんて・・。
よりダイレクトにそのマホガニーを感じていただけるよう、
環境対応のウレタンクリア塗料でポリッシュに仕上げました。
現代塗装ではありますが、時代感を残すように配慮しながら塗装いたしましたので、
アンティーク感は失われない一方、各部つやつやできれいめな印象、かなり良い感じになったと思います!
脚部を中心とした装飾や彫刻は150年という歳月を考えればまずまず状態は良く、
目立った欠損もほとんど見られず、きれいに整っております。
構造的にもグッドコンディションを長年維持し続けています。
脚元はガタつきやぐらつきもなく実用コンディションを維持していましたが、
これほどのテーブルですのでもう一度総チェックし、一通り締め直しております。
ティーテーブルにも、ワークテーブルにも、実用テーブルとして今尚お使いいただけます。
安心してお使いいただける状態です。
さて、こちらのテーブルは天板の拡張方式に特徴のあるお品です。
まずは後ろ脚を引いていただくと、スライドレールが伸びて収納ケースが現れます。
次に2重に折りたたまれている天板を、ハードカバーの本のように開き、
先に広げた脚の上に開いた天板をのせることで、天板を2倍の大きさに拡張する仕組みです。
拡張を司るヒンジ金具の調整はしっかり行っていますので、
現状動作はとてもスムースに行えます。
尚、天板は無垢ベースで重量がありますので、開閉時のアクションは優しく行ってくださいね。
(勢いよくバタンと開け閉めすると傷のつく場合があります)
天板下の収納スペースはそれなりに広さがありますので、テーブルクロスやランチョンマット、コースターなど、
ちょっとした小物類の収納には便利かと思います。
尚、今回のレストアにあたっては、しっかり内部までデニムのメンテナンス用品、
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 473ml」や
「CR0290 HOWARD オレンジオイルOrange Oil 473ml」で磨きあげています。
全体的にクリーンにお感じいただけるものと思います。
気持ちよくお使いいただける状態です。
もちろん、金具類も一つ一つ取り外しチェック後、磨き上げを行っていますので、
隅々までぴかぴかな状態です。
お届け前には、メンテナンスのフィニッシュとして塗装の完全乾燥を待ち、
全体を英国直輸入、天然の蜜蝋ワックスで磨き上げて仕上げます。
以上、これほどの高級アンティークですのでしっかりと隅々まで手を尽くし、
エクセレントコンディションに仕上がりました。
自信をもってお勧めできる素晴らしい高級骨董です。
(Restorer/KM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
美しいフォルムとクロッチ・マホガニーの杢が印象的な、ヴィクトリアンのエンヴェロープテーブルです。
150年以上経過したスーパーアンティークです。
贅沢にも、スパニッシュ・マホガニー無垢で構成された躯体は、
今でも全く色あせることのない美しさです。
質の高さは素材面だけではありません・・。
四隅に配置された4本柱の脚もまた一級のウッドワーク。
美しい彫刻とそのフォルムはヴィクトリアン家具ならではの芸術性です。
もちろん本物のアンティークらしい独特の色つや、風合いも充分にあって、
きっとリビングを格調高い雰囲気に演出していただけると思います。
さらに、大きくバタンと開く天板の拡張性、ユーティリティの高さ!
現代に使用する家具としても十分に機能的です。
折り畳み時はパソコン台などのワークテーブル/スモールデスクとして。
縮小時は壁沿いに配置しやすく、ちょっとした飾り棚などにもちょうど良い形状、そしてサイズ感です。
そして拡張時には、2人用の軽食用テーブルとしてお役立ていただけます。
気品と高いデザイン性がありながら、幅広い機能性をも兼ね備えたパーフェクトなテーブル。
アンティーク上級者の方にもきっとご満足いただけるお品です。
インテリア性、デザイン性、実用性、そして骨董としてのプレミアム性と、
4拍子そろった最高級のコレクティングファニチャーと評価しております。
ぜひ、次代への遺産として。
この機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ヴィクトリアン クロッチマホガニー ターンオーバートップ ティーテーブル | |||
品番 |
TB1067
|
管理番号 | LC39-20_0517 | |
販売価格(税込) | 176,000 円 | 在庫数 | 1 | |
サイズ |
幅 870mm 奥行 440mm 高さ 755mm 最大拡張幅 880mm 収納部内寸・幅 330mm 収納部内寸・奥行 295mm 収納部内寸・高さ 60mm ※拡張時の天板高は735mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1870年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ウレタンクリア仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1870年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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