DK0188
イギリス
1880年代 ヴィクトリアン Sシェイプシャッター スーパータイガーオーク ロールトップデスク
サイズ |
幅 1270mm 奥行 820mm 高さ 1280mm 天板高さ 780mm 収納部内寸・幅 550mm 収納部内寸・奥行 600mm 収納部内寸・高さ 35mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀末、イギリスで製作された高級アンティーク、“ロールトップ(蛇腹巻上げ式)”のオフィスデスクです。
どっしりと迫力のあるイングランド・オーク総無垢の躯体。
そして、"S"シェイプのローラーシャッター・・。
これぞ、英国アンティークの真骨頂と呼びたいですね。
あめ色に育ったダーク目のオークカラーが、どちらかといえば男性的なイメージですが、
丸みを帯びた、やさしげな直線基調のフォルムですので、
女性の方がお使いになられても、とっても「さま」になると思います。
デザインベースは19世紀末の“ダービーデスク”と同様の、
古くから英国のオフィスシーンで使われてきたオフィスデスクのスタンダードデザイン。
こちらのデスクの外観上のアクセントともなっている、シェル型のハンドルデザインが、
ひとクラス上の上質感を感じさせます。
製作メーカーは不明ですが、これほどのデスク、かなり高度な技術やノウハウを持つ、
家具の専業メーカーでなければ製作するのは間違いなく困難と思います。
デニムではこのデスクを全て当時のまま、オリジナル仕様に沿ってレストアし、
21世紀の現代においても実用家具としてお使いいただけるように再生いたしました。
ロールトップと連動した引き出しのロックシステムなど、すべての機能が維持されています。
しかも素晴らしいのは、素材の良質なオーク材は引き出しの底板、背板や側板の鏡板など、
見えない部分の構成材ですら、贅沢な総無垢でつくられています。
しかも1世紀もの期間、ほとんど歪み一つ見せていない銘木級のマテリアルです。
またウェーブを描くロールトップ、そしてゆとりのあるニーホールデザイン、収納十分な8ドロワー、
ロールをあければ映画の1シーンに出てきそうな、緻密に構成された整理だな・・などなど、
細部を見てもアンティークのオフィスチェアがよく似合う、生粋のブリティッシュ・デザインになります。
「蝶」のように開く、珍しいロールトップのアンティークキーも英国製の高級品に交換済み。
気持ちよくお使いいただけます。
元々ついていたキーロックは残念ながら壊れていましたが、撤去されず残っていたため、
19世紀ものであることを確認しました。
正真正銘のビクトリアン・メイドです。
また躯体全体が、”タイガー・オーク” と呼ばれるイングランドオーク材で構成。
ヴィクトリアンのオーク家具ならではの、虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)で彩られた逸品です。
以上、希少な実用的かつ最高級クラスのアンティークロールトップデスクになります。
アンティーク上級者様の期待にも充分お応えできることと思います。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1880年前後のお品で、140年以上を経過したジェニンアンティーク(真の骨董)の最高級デスクです。
21世紀のインテリアの中でも決して古さを感じさせないデザイン。
レトロモダンな雰囲気がとてもかっこいいアイテムです。
通常のデスクよりも数cmほどワイドが少し広目かな、という立派なルックスですが、
ニーホール(膝を入れるスペース)もその分広めにとられていて、
使用感にも十分配慮がされているように感じられました。
とても真摯に製作された良質な家具と思います。
素材は独特の虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)が現れたイングランド・オーク。
背板やデスク内の構成材にさえ無垢材が使われている、総無垢仕上げのスーパーアンティークです。
入荷当初はホコリまみれで、実際かなり手ごわいコンディションにみえました。
ただ、チェックしてみると、外装・構造面で致命的なダメージはありませんでした。
それどころか、ヴィクトリアンメイドとしては稀に見るほどのグッドコンディションと思われました。
要注意の抽斗(ひきだし)のロックシステムも、仮組みしてみると、ちょっと調整すれば容易に再生できそう。
細かな部品を除けば、大きな破損らしい破損はありません。
もちろん使用痕や傷、汚れなどは年代なりにありますが、アンティークとして常識の範囲内のもの。
これらは、再塗装である程度目立たなくすることはできそうでした。
唯一、ロールトップのオリジナルロックが壊れていて、修理が困難でしたので、
そのパーツだけは現代英国製の新品ロックセットに交換させていただくこととします。
塗装は全体的にかなり色あせている感じでしたので、
時代感を残したアンティーク塗装を全面的に行う事といたしました。
天板やデスク面には小キズなどの使用感が顕著でしたので、
この面も含め、傷んだ塗装面は全面的にサンダーなどで削り落し、旧塗装面は総剥離して再塗装いたします。
さて、修復作業はまず、全体のメンテナンスも兼ねて、デスクの上部を解体して点検し、
接合部をしっかりと再度組み直しをすることにいたしました。
上部分解の際には内部の棚など、あらわになった部分を隅々までクリーニングしました。
なかなかこういう機会でもないとクリーニングのしにくい場所です。
ロールトップについては、構成しているすだれ状のじゃばら部分が剥がれ始めていたので、
裏張りの張替を必要としていました。
張りかえればローラーシャッターの滑りはとても良くなり、これからも長く安心してお使いいただけるものと思います。
組みなおす前には本体側(下部)もしっかりクリーニングを行いました。
ひっくり返して底板や引き出しの内部まで丁寧にクリーニングして、まずまず清潔な状態になりました。
落としきれないインクシミなどはサンドペーパーにより削り落したりもしています。
※引き出しには多少インクあと程度は残っています。エキストラフォトご参照
尚、抽斗内にはつけ外し出来る仕切り板が付属しています。
仕切りを設置できる抽斗内の全ての箇所分の仕切り板はありませんが、
実用上、必要十分な枚数の仕切り板は残っているものと思います。
底面には、移動用のキャスターが設置されています。
左右2つずつ、計4つついていて、製作当時のオリジナルと思われるヴィクトリアンのキャスターです。
点検したところ、多少動きが硬くなっておりますが、強固なスチール製キャスターですので、
すぐに交換を要する状態ではなさそうでした。
組み上げた後、このキャスターのおかげで、総無垢の重量級の巨体を、
お一人の力でも位置移動させることが可能になっています。
さて、前述しました抽斗(ひきだし)のロックシステムの件ですが、
このタイプのデスクの抽斗には、ロールトップの扉の動きに合わせて連動するオートロックが設定されています。
ロールトップ(じゃばら扉)を全開にすると、自動的にロックがはずれ、抽斗が出せるようになる仕組みです。
逆にじゃばら扉を下に下ろすと、じゃばら扉と同時に引き出しにもロックがかかります。
これは非常に調整の難しい作業なので、これが正常に行なわれるだけでもかなりの価値があります。
レストアされていない、安価で販売されているロールトップデスクは、
ほとんどこの機能が失われている可能性があります。
尚、このからくり式のロックシステムはロールトップを開けると、自動的に
引き出しも開けられるようになっている便利な機能ですが、ロールトップ半開では引き出しのロックは外れません。
完全にロールトップを奥まで全開することでロックが外れて引き出しが開けられるようになります。
その点ご留意の上、ご利用ください。
※引き出しが開かないなどの場合には、完全にじゃばら扉が奥まで上がりきっていることを確認してください。
こちらのロックシステムは、細かな部品は製作いたしましたが、ロックパーツ自体は損傷がありませんでしたので、
ちょっと部品の位置調整をしただけで調子よく正常に機能をするようになりました。
ロックシステムは当時のまま、完全なオリジナルの状態です。
そして、ロールトップのロック(中央のメインの鍵)には、
「CR0046 真鍮製バタフライキーロックセット/ロールトップデスク用 80×37」を取り付けます。
キーホールカバーはもともと欠落していましたので、一式交換となりました。
ほぼアンティークのものと同じ型、デザインなので、ロックアンロックは気持ちよく機能しています。
こちらのロックセットには、キーが2本ついていますので、万が一、
シャッター内にキーを置き忘れたままロックされてしまったとしても、
別の場所にスペアキーを保管しておけばロック解除できますので安心ですね。
また、ロックを取り付ける前には、このじゃばら扉自体の張り替えも行っています。
じゃばら扉は1本1本の細い棒が連ねられているもので、この連結が悪くなると開け締めにストレスがかかり、
最悪の場合、動かなくなります。
このじゃばら扉の張替はかなり大変な作業なので、この張替も
安価なロールトップデスクでは行われていない可能性があります。
左右の両袖机の引き出しはじゃばら扉と連動したオートロック式になっていますが、
中央の引出しはロックはなく、常にフリーで開くようになっています。
扉の動き、引き出しや袖板の滑り、脚の接地など、一般的な構造部分のチェックは時間をかけて行い、
接合部の緩みなどについては、締め直しをしっかりと行っています。
構造的な補修作業が完了した後、外観を仕上げていきます。
塗装面は、全体をハンドサンディングで整え、ダークオーク色の英国製ステインで染色したのち、
天然樹脂のシェラックニスを使用し、表面仕上げしました。
小傷や多少の色むらは残っているものの、雰囲気良く仕上がっています。
天板やデスクトップは前述の通りキズやしみが多かったので、旧塗装は電動サンダーで削り落しました。
各部、良質なイングランドオークの杢が顔を出しました。
サンディングによる塗装剥がしは無垢の家具ならではのメンテ。
概ねシミなども消え、気持ち良くお使いいただけると思います。
深い線傷やシミは消し込めない箇所もありましたが、アンティーク家具としては
ほとんど気にならない程度と思います。
塗装剥離後のアンティーク塗装でとろりとした光沢がつき、
なかなか渋い感じの仕上がりとなりました。
その他、外観で気になる傷や欠けなどについては、こまごまと一つひとつ、丁寧に補修で消し込んでいき、
アンティークの時代感は残しつつ、きれいめな印象をもっていただけるような雰囲気に仕上げました。
以上、これほどの骨董家具ですので隅々まで手を尽くしました。
長く安心してお使いいただける状態と思います。
最後に塗装の完全乾燥を待って、全体を天然蜜蝋ワックスで磨きあげて仕上げます。
実用家具として、資産価値をもつコレクタブルズ・アンティークとして、
担当職人が自信を持ってお勧めさせていただきます。
ぜひ一生のパートナーとしてご使用いただければ幸いです。
(Restorer/YM)
※こちらのデスクは、上下2つ(下は袖机が左右2つと中央部の接続部品)に分解が可能です。
基本的に発送時には分解してお送りいたしますので配達員が組み立て設置いたします。
(組み上げた状態での発送も可能ですが、破損防止のためにも、遠方の場合には分解発送の方がよろしいかと思われます。)
組み立てはアートSDさんにデニムから依頼いたします。(組み立て料金は送料に含みます。セール時除く)
尚、設置時に組み上げ作業がスムースに行えるよう、連結ビスなどを現代の+(プラス)ネジに交換させていただく場合がございます。
その旨ご了承ください。
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
アンティークロールトップデスクは「デスクの王様」、と言ったところでしょうか。
もったいぶらない天板の大きさやアンティークならではの杢目使いは、実用家具とは思えない豪華な輝きを放ち、
大胆で荘厳な雰囲気を漂わせています。
現代のデスクの追随を許さないデザイン性、機能性がアンティークデスクの特徴かと思います。
現代と違って、IT機器などのなかった時代のデスクですが、天板のスペースはPCワークには十分ですし、
両袖には便利な拡張板もありますので、現代でもパソコンデスクとして充分ご活用いただけると思います。
内部の整理棚には、書類などだけではなく、周辺機器やメディア類を区分けして入れておいても良いですね。
実用性の高いアンティーク・コレクションといえるでしょう。
素材の質、デザインのバランス、仕上げの技術等、
3拍子そろった最高級クラスのアンティークだと評価しております。
インテリアとしてはアンティークな存在感がたっぷり、
お部屋を格調高く落ち着いた雰囲気に演出していただけます。
虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)の見事なタイガーオーク総無垢仕様で、
これほどのコンディションの良質なロールトップデスク、なかなか見つけることはできないと思います。
自信を持ってお勧めできるデスクです!
この機会にぜひご検討ください!!
(Sales/TJ)
◆こちらの商品は分解が可能な商品です。
マンションなど、組み上げた状態では搬入が難しい場合でも、こちらは分解可能な商品ですので、
一般的な搬入口であれば設置は可能かと思います。
デニムで組み立て図を作成し、アートセッティングデリバリーさんにお渡しいたしますので、
お客様は設置場所のみご指示いただきます。
組み立て料金は送料に含みます。(セール販売時は別途3,000円+税ご負担いただきます。)
尚、特定地域のアートさんによってはねじ締めだけはお客様に行なっていただく場合もございます。
↑キーは2本つきです。
↑白紙はA4サイズです。
↑マウス台としても丁度いい大きさです。↓
↑キャスターが付いているので、お一人の力で移動可能です。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ヴィクトリアン Sシェイプシャッター スーパータイガーオーク ロールトップデスク | |||
品番 |
DK0188
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管理番号 | LC39-25_0719 | |
販売価格(税込) | 297,000 円 | 在庫数 | 1 | |
サイズ |
幅 1270mm 奥行 820mm 高さ 1280mm 天板高さ 780mm 収納部内寸・幅 550mm 収納部内寸・奥行 600mm 収納部内寸・高さ 35mm ※上記収納部サイズは、中央引き出しです。 ※天板有効域は、幅1170mm×奥行700mm(棚下奥まで。棚手前までは47cm)です。 ※両袖引き出し内寸は左右共通で、幅245mm×奥行640mm、深さは左右1段目:深さ85mm、左2~4段目(右は2段目まで):深さ110mm、右3段目:深さ275mmです。 ※ニーホールサイズは、幅515mm×奥行740mm×高さ645mm(引き出し最下部まで。中央部は685mm)です。 | |||
送料ランク・重量 |
Eランク 送料目安:16,555円~30,085円
(沖縄 45,155円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1880年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1880年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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