SF0020 イギリス 1890年代 マホガニーヴィクトリアンセティ
サイズ |
幅 1420mm 奥行 620mm 高さ 1010mm 座面高 530mm 座面奥行 530mm 座枠高 440mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
究極のスーパー・セティ(2人掛けタイプの椅子)が入荷しました!
何と!今から1世紀以上前、19世紀末のイギリスで製作された、
英国伝統家具様式“ヴィクトリアン”スタイルのフルハイドレザーセティです。
・・あぁ、何という美しいプロポーションなのでしょうか!
ぞくっ、と鳥肌が立つほどの素晴らしさです・・。
どのような感性が、このような造形の創造を可能にするのでしょうか?
神に選ばれた人間だけが持つ、文字通り、“ゴッド・ハンド”なくしては
このような作品を生み出すことは不可能ではないかと思っております。
・・なんて、独り言が長すぎですね。
ところで、製作された時代は、19世紀の「世紀末」・・。
以前に“セイキマツ・ブレンド”という、“レイト・ヴィクトリアン”の椅子を特集させていただいたことがありました。
その椅子たちは、さまざまな過去の美しい家具様式を身にまといながらも
世紀末当時に蔓延した“デカダン運動”(退廃的な美術志向)のためか、何の製作哲学もなく、
ただ・・ただ・・「美」だけを追求して作られたように感じました。
でもその椅子たちも既に100年を経過して、真の骨董品、“ジェニン・アンティーク”として日本に渡って来た今では、
独特の“パテナ”(古艶)と呼ばれるオーラを身にまとい、
「世紀末の遺産」と呼ぶにふさわしいほどの風格を身につけていたのです。
そして・・このセティについても同じ「におい」を感じました。
単なる「作品」としての出来の良さを超えた、大いなる「時」の重みを感じずには容れません。
このセティが製作された時代は、ヴィクトリア女王の治世下、繁栄を謳歌した「大英帝国」も、
ブルジョアジーの台頭で貴族政治から民主政治へと歴史が動こうとしている頃でした。
また世界史的にも、国力の上がった列強各国が、植民地政策の利害から
ついには第一次世界大戦への階段を上り始めようとする激動の時代でもありました。
さらにデザイン史上では、ウィリアム・モリスをはじめとする“アーツアンドクラフツ”の美術復興活動から
“アールヌーヴォー”、そして“アールデコ”へと続くモダンデザインが胎動していました。
それは、かつてない激動の時代だったことと思います。
そのような時代を生きた19世紀の「匠」はこのセティで何を表現しようとしたのでしょうか・・?
“ネオ・ロココ”とも呼ばれる“ルイ15世”様式と“エリザベス”様式の混成デザインをベースに
アカンサスの伝統的なオーナメントデザインで装飾を重ね、
2つの大きなラウンド・パッドを持つ、オリジナリティあふれる背面デザインで
ありがちなヴィクトリアンスタイルとの差別化を図っています。
脚元の、極限まで細くシェイプされた“ガブリオールレッグ”はお約束ですね・・。
エレガントで、かつ格式を感じる究極のプロポーション・・。
まさに「人智を超えた」出来栄えといえるのではないでしょうか・・。
サイズは幅1420mm×奥行620mm×高さ1010mm×座面高530mm、
座面奥行530mm×座枠高440mm(肘掛まで660mm)です。
※座面高はクッションの頂点まで計測しておりますのでかなり高い位置にあるように見えますが、
実際座りますと10cm近く沈み込みます。
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
フルメンテナンスを施した、アンティークとしてはほぼパーフェクトなコンディションです。
がたつきやぐらつきの接合部チェック、木肌のクリーニング、ステイン塗装、
ビーズワックスによるコーティング仕上げ、そしてもちろん、
フルハイドレザー(総本革)による椅子張り総交換・・とフルメニューを行っております。
現代の新品家具にも匹敵するほどの状態です。
堅く強い、総無垢のマホガニー材は1世紀の時を経ても、狂いをほとんど見せず、
まだまだこれから先、100年は使えるのではないかとも思えてしまいます・・。
コレクタブル・アンティーク(収集目的の骨董家具)クラスのお品ですが、
充分に「カウチソファ」としての実用家具の役目は果たしていただけるものと思っております。
前述しました椅子張りのフルハイドのブラックレザーは、国産牛のステアハイド(成牛)ですが、
やや厚手のやわらかい、高級ソフトレザーを選択しております。
しかも!
お写真をよーくご覧になってください・・。
全ての面につなぎ目のない「1枚革」を使用しているのがお分かりになるでしょうか?
いろいろな革張りソファをご覧になっていただければご理解いただけると思いますが、
「高級ソファ」といわれる現代家具でも、背面にまでつなぎ目のない「1枚革」を使用している商品は
なかなか見当たらないと思います。
仕方なくセンターで2枚をつなぎ合わせてみたり、デザインでつなぎを自然に見せてみたり・・。
結構、そんなソファが多いのではないでしょうか。
革はあくまで天然素材ですから、傷がついていたり、色むらがあったりと、なかなか大きな面積がとりにくいんですよね。
とくに量産品では難しいと思います。
ですので、国内の大手革供給メーカーに成牛2頭分の革シートをオーダーして、
その中できれいなシートのみを厳選して使用いたしました。
それによって、ほとんど、傷、色むらのない仕上がりになっております。
1点もののリメイクソファだからこそ、成し得たワザです。
ぜひ永くご愛用いただき、味わい深く馴染ませていっていただきたいと思います。
フレームは前述のとおり当時の高級材、マホガニーの総無垢です。
お写真でもご覧いただけますとおり、これだけの細いフレームにもかかわらず、
100年以上の年月を経ても、一切の歪みを見せない究極のマテリアルです。
カラーはマホガニーらしい、華やかな赤みの感じるもので、手入れの良さを感じさせる、美しい艶で覆われています。
アンティークらしい、最高級の風合いだと思います。
ちなみにマホガニーはマホガニーでも、産地によってその質にはかなり違いがあったようで、
西インド諸島から輸入された“ジャマイカ・ウッド”と呼ばれる、世界最高クラスのマホガニーから
人気の高かったキューバ産などの“スパニッシュ・マホガニー”、
中級クラスといわれた(といっても現代の南洋材に比べれば次元が違いますが)“ホンジュラス”産マホガニー等、
それぞれ木目や木質、色味には違いがあったようです。
今となってはこの椅子に使われているマホガニーの産地など知る由もありませんが、
この赤銅色の木肌、そして軽く、固く、強い質感・・はたしてこの椅子に使われているこの素材の特徴は
どこの産地のマホガニーなのでしょうか?
それは・・ご想像にお任せします。
いずれにしても、ご覧のように良い木質で、当時のプロポーションを
21世紀の今日までもパーフェクトに維持し続けています。
レリーフは入念にチェックさせていただきました。
目立ったダメージはありません。
仕上げには馬毛ブラシで蜜蝋ワックス&ブラッシングを実施して磨きをかけております。
クッションはウェビングテープ、コイルスプリングを総交換、
構造は変えずにアンティークらしいオリジナルの座り心地は残しながらも、
詰め物は新しい現代のウレタンに交換することで、座り心地や耐久性にも配慮しております。
革とフレームの境を縁取っているのは、イタリア製の真鍮連結鋲です。
黒に映える渋い金色で、“パイピング”よりも数段高級感があります。
特にご留意される箇所はありません。
もちろん生活骨董品ですので、色むら、小傷はアンティークレベルですが、
前述の通り、ほぼ完全なアンティークです。
・・いかがでしょうか?
100年前の当時の雰囲気も損なわず、その往年の風格を現代によみがえらせつつも、
21世紀の生活空間に違和感なく溶け込める、
完璧なリメイク&レストアチェアが完成したと自負しておりますが・・。(自画自賛)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
アンティークチェアを買おうか、それともアンティークチェアのリプロダクション(復刻品)を買おうか、
迷われている方に、ぜひ、もうひとつの選択肢があることをお教えしたいです!
もうひとつの選択肢とは・・ここでご紹介したような、アンティークの“リメイクチェア”です!
・・アンティーク品というものは、オリジナルの状態をそのままのカタチで残すことを基本にしています。
修復をするにしても、なるべくパーツなども交換することなく
オリジナルに忠実に修理したものの方が価値が高いといわれていますし、
特に美術品クラスのアンティークになると、状態が良く実用性が高くても
パーツ交換などがされていると「改造品」として価値が下がってしまいます。
でも・・。
たとえ「改造品」でも、その時代、その時代に愛用されるため、当世風に「改造」されるんだったら、
・・何も悪いことではないですよね?
そうして忘れられることなく、永い間、大切に愛用され、次の世代へと引き継がれていく・・。
失ってはならない大切な「過去の遺産」を守っていくこと・・、
最近、そんな使命感に目覚め始めました・・。
なんちゃって!(笑)
・・と余談が長くなってしまいましたが、
そんなわけで、素材の良さを生かしつつ、現代の家具にもフィットする、
スーパーハイクオリティのレザー・ソファを製作してみました。
クラシカルなイギリス・アンティークの雰囲気にはもちろんぴったりですが、
超・高級現代家具と組み合わせていただいても全く違和感なく、また全く引けをとらず、
そのまれに見る存在感をお楽しみいただけるのではないでしょうか。
しっかりとしたつくりで安心してご利用いただける実用アンティークです。
価格的には相当高価になりますが、それでも一般的な業界の掛け率で価格設定をすると
おそらく三桁に近い値がついてもおかしくはないクオリティーではないでしょうか?
かなりお買い得価格のつもりです!!
可能であればぜひ一度、現物をご覧になってみてください!自信作です!
ぜひご検討を!
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | マホガニーヴィクトリアンセティ | |||
品番 |
SF0020
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管理番号 | Prc9-7_0317 | |
販売価格(税込) | 401,200 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1420mm 奥行 620mm 高さ 1010mm 座面高 530mm 座面奥行 530mm 座枠高 440mm サイズは幅1420mm×奥行620mm×高さ1010mm×座面高530mm、 座面奥行530mm×座枠高440mm(肘掛まで660mm)です。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> セティ/ソファ
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 革 | |||
その他の素材のカラー | 黒系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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