HC0337 イギリス 1900年代 エドワーディアン インレイサイドチェア
サイズ | 幅 410mm 奥行 450mm 高さ 930mm 座面高 470mm 座面奥行 380mm 座枠高 430mm |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
とても美しいチェアが入荷いたしました!
1900年頃に製作された“シェラトン”スタイル系のエドワーディアンチェアです。
※こちらのチェアはHA0113 エドワーディアン インレイカーバーチェアと2脚ペアで入荷いたしました。
1901年から1910年までの間、イギリスではエドワード7世の治世下になりますが、
その期間を一般に“エドワーディアン”と呼称いたします。
この椅子はちょうどその“エドワーディアン”のころに製作された、
当時のオンタイムなデザインのダイニングチェアになります。
“エドワーディアン”のデザインは、良く言えば英国らしいスタイルですが、
ネガティブに表現すると我々東洋人にとっては、ヨーロッパ独特のややアクの強いデザイン、
と捉えられる向きもないことはないです。
でも、この椅子に関してはそんなアクの強さなど全く感じさせない、
プレーンですっきりとしたデコレーション&プロポーションです。
万人受けが良いデザイン、というわけではありませんが、
少なくとも永くお付き合いいただくには“プレーン”なデザインが好ましいですよね。
ちょっと控えめながら効果的に演出されたストリンギング(線象嵌)の技術は高く、
チェアの製作レベルを如実に表しています。
素材の質については言わずもがな、1世紀もの間、
この繊細なプロポーションを寸分の狂いもなくキープしていることが確かな証明でしょう。
率直に言って最高級レベルのチェアです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1900年ごろに製作されたジェニンアンティーク(真の骨董)チェアです。
素材には家具の高級材、ソリッド・マホガニーが使用されています。
カーバーチェアとサイドチェアの2脚ペアでの入荷でした。
いずれもこれだけ繊細なデザインでありながら、しかも、それなりに使われていた形跡もあるというのに、
一切、破損などのダメージはなく、また歪みすらほとんど感じられないのは、ちょっと驚きでした。
せいぜいご留意点として、強いてお伝えするとしたら、線象嵌がほんの数ミリ程度、
それぞれのチェアに1箇所ずつ、欠損があった程度です。
それも同質の木片を埋め込むことで簡単に解消できるレベルでした。
とはいえ、入荷時の状態は全体的にはあまり芳しいものではありませんでした。
シートは抜け落ち、木肌の色は白っぽくあせてしまっていて、ほこりまみれ。
接合部は大部分はずれていて、ガタつきぐらつきはひどい。
2脚共、かわいそうなくらいの悲惨な状態でした。
おそらくある時期に相当使い倒されたため、座面が破れ、ガタぐらが出て、使いづらくなり、
屋根裏などにしまいこまれてしまっていた、そんなところではないかと・・。
ただ、救いは、逆に全くメンテをされないままおそらく何年も放置されていたこと。
中途半端に粗悪な塗装や組み直しをされてしまうと、後年、レストアラーが大変な苦労をすることもあります。
その点、もともと素晴らしい技術でつくられていたチェアでしたので、
それが経年で劣化していたとはいえそのままの状態でいたことは、筆者にとっては大変幸運なことでした。
おそらく王道のメンテナンスで完全に再生されると推測できました。
まずはガタつきやぐらつきの解消から。
釘などはもちろん使われていることはなく、緩んでいる接合部のほぞの古い「にかわ」(接着剤)を剥がし、
組み直しをして再接着。
この作業も元の椅子としての出来が良いため、比較的楽な作業でした。
一晩固定させ、完全にしっかりと固まりました。
次に、塗装の再生。
ある程度、古い塗装を剥がして再塗装をしたいのですが、細い線象嵌が入っているため、
線象嵌の損傷を危惧し、表面をペーパーでならす程度に押さえておきました。
それでもある程度は艶も回復し、色抜けもきれいなレッドマホガニーに染まり、
かなりリフレッシュされました。
最後は椅子張り。
メンテの最初に、既に抜け落ちていた座面は撤去済みでしたが、クッション材には高級材「馬毛」が使われていました。
ただ、椅子張りは2度ほど交換されていたようで、古い「綿」が「馬毛」と絡み合ってしまい、
馬毛のみ再利用することができませんでした。
そのため、クッションは総交換。
強化ゴムバンドのウェビングテープ(底バネ)に、薄めのチップウレタンと厚めのスポンジで感触を調整し、
ふわふわの綿シートで下張りをしました。
そして、表生地にはエドワーディアンデザインにふさわしい、19世紀末のモリスデザイン、
ヴァインVineの新色、ブラックベースの「FB0138 モリスMorris ヴァイン"Vine" PR7613/3」を使用いたしました。
縁飾りには、華やかさと実用性を兼ねて「CR0030 ネイルヘッドトリム アンティーク」で引き締め、
エドワーディアンらしい、落ち着いた中にもゴージャス感を感じる仕上がりになったと思います。
アンティーク上級者の方のご期待にも添える品質です。
お届け前には、天然蜜蝋ワックスでしっかりと磨き上げて仕上げます。
全身しっかりとメンテナンスしてスーパーエクセレントコンディションに仕上がっております。
充分にお勧めできるお品です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
繊細で華麗なスタイルのインレイチェアです。
赤みのある華やかなマホガニーの木肌は、まだまだ充分艶もあって、
永く大事にされてきたことが良くわかります。
かなり細身のフレームながら、メンテ済みで強度は保持しておりますので、
日常的にもお使いいただけるほどしっかりとしております。
座面は、モリスの「ヴァイン」黒ベースで新しくお張り替えしております。
とてもシックな仕上がりになりました!
きっと将来的にもそれだけの価値は認められる椅子だと信じております。
質、デザイン、コンディションともに3拍子揃った、
高級アンティークと評価しております。
こちらは、アームチェアとペアで入荷しております。
良質な高級マホガニーチェアを
リーズナブルプライスにてご案内させていただきます!
ぜひ、この機会にご検討ください。
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | エドワーディアン インレイサイドチェア | |||
品番 |
HC0337
|
管理番号 | LC9-12_1029 | |
販売価格(税込) | 45,150 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 410mm 奥行 450mm 高さ 930mm 座面高 470mm 座面奥行 380mm 座枠高 430mm | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> サロンチェア/ホールチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 布 | |||
その他の素材のカラー | 黒系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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