SF0004 イギリス 1890年代 ヴィクトリアンソファ
サイズ |
幅 1700mm 奥行 700mm 高さ 900mm 座面高 440mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀末、イギリス・ヴィクトリア期の後期に製作されたハイクラスのソファです。
“リスペクタビリティrespectability”という語のもつ意味をご存知でしょうか。
そう、「世間的に認められた、立派な社会的地位」といったくらいの意味ですが、
当時のイギリスの社会観を描写するには最適の言葉です。
「・・・何のハナシ?」
でも、もうちょっとお付き合いください。
時はヴィクトリア女王が即位した19世紀半ば、
イギリスでは産業革命を経て空前の大好況期を迎えようとしていました。
特にヴィクトリア中期と呼ばれる1850~1873年の間は、
「世界の工場」イギリスに世界各国より百万の富が流れ込み、イギリス経済は超ピークに。
当時の中産階級=産業ブルジョアジーは莫大な富を手にすることになりました。
すると当時の支配階級=地主貴族は、カネを手にして急に発言力を強めたブルジョアジーに対し、
おもしろいはずはありません。
「この成り上がりものが!」ってところだったでしょう。
カネがあれば偉いってわけじゃわけじゃないんだ!と。
今で言えば、近○球団買収で話題を呼んだライ○ドアのハナシみたいなものですかね?
さて、富を得て欲しいもの全てを手にしたブルジョアジー、足りないものは何?
それは・・・そう、“ジェントルマンシップ”でした。
例えば、聖職者や医者、弁護士といった職業を目指すこと、
例えば、良家のご子息と結婚すること、例えば格式の高い家に住むこと・・・。
つまり、金儲けよりも職業が重要だ、と言い出したんですね。
カネは私利私欲のために行動した一時の結果でしかない、が、
公職やその地位は、世のため社会のために働いた尊い結果だと。
そんな尊い職業を目指す精神、それが“ジェントルマンシップ”ということ・・・と
貴族階級は古くからの伝統的な社会規範をぶち上げ、ナリキンを真っ向否定したのです。
おもしろくないのはブルジョアジー。
そりゃあ、そうですね。
せっかくお金持ちになったのに。
カネを得た彼らがどうしても欲しかったもの・・・、
それこそが、“リスペクタビリティrespectability”でした。
世間に認められたい。
「格」が欲しい。
そんな想いをもつブルジョアジーたちの生活空間が「格式高い」ものであったことは想像に難くありません。
特に空間を演出するインテリアには高い関心があったと思います。
例えば、サロン(客間)には間違いなくこんな「威厳」を感じさせるソファがあって・・・。
(ここがオチです。)
長話にお付き合いいただきありがとうございます。
最後にもう一言。
現代でも「格式高い」ソファはもちろん存在します。
でもそれは、格のある「デザイン」ですよね。
言ってみれば「クリエイティビティ」です。
今から100年以上前につくられたこのソファの「格」、それはデザインではありません。
そのソファに座ることが許された「身分」や「地位」の記号です。
ブルジョアジーたちの切なる想い、“リスペクタビリティrespectability”が
具現化されたものなのです。
・・・なんだか訳のわからないことを言ってるやつだとお思いでしょうが、
要するに、「ホンモノ」は重みが違う、ってこと。
(おいおい、これだけ語っといてそれだけかよ!)
真のアンティークチェアをお探しの方に、ぜひお譲りしたいです。
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
全体的にはエクセレントコンディションです。
このソファは今から6年ほど前にイギリスでフルレストア(完全修復)されていますので
現代品にほぼ匹敵する強度とクオリティを持っています。
使用に際しての不安は全くありません。
フレームはソリッド・マホガニーです。
年代を感じさせる傷や多少の欠けは見られますが、アンティークとしては雰囲気レベルのものです。
木肌はしっとりとした自然な風合いで、その風格にふさわしく、充分な高級感が感じられます。
シート生地はユーズドコンディションになります。
とはいっても、写真でご覧いただけるように、擦れや傷、シミなどはなくとてもキレイです。
一番劣化しやすいアームレストや座面の部分も特にダメージは見られませんので
十分ご納得いただけるコンディションだと思います。
唯一、背面の生地に対して前面の生地の色にはやや経年変化の退色が感じられますが、
そのあたりは布地であればどんな生地でも宿命ですので、ご理解をいただければと思います。
柄のパターンは19世紀の英国伝統デザインを髣髴とさせる素敵なデザインですね。
生地の素材に関しましては、すみません、良くわかりません。
でもそれではご判断が難しいと思いますので、
一応、生地の特徴的なところをご説明させていただくと、
・手触りはさらっとしていて、涼しい感じで、やや艶がある
・綿などのようにゴワッとした感じではなく、目が細かく柔軟性があり、スベスベしている
・印象としては、シルクっぽい感じの質感
といった感じの生地です。
ちなみに、当方で全面クリーニングは済ませておりますので、
衛生面ではご心配なくお使いいただけます。
コンディションや素材の雰囲気など、
詳細写真を「エキストラフォト」に少々多めにアップいたしましたので、
ご覧いただければ幸いです。
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
例えば、著名な家具メーカーの超高級ソファのカタログをご覧になってみてください。
・・・確かに素敵ですよね。
現代のものには現代のもののクリエイティビティがあり、そこに素晴らしさがあります。
でも、その超高級ソファと、この100年前のソファを見比べた時、
古いからといって、見劣りしてしまうでしょうか?
・・・私は決してそんなことはないと思います。
それどころか、レストアされたとはいえ、100年の歳月を経た風格には
時代を超越する重みと存在感があります。
決して現代の超高級ソファにもひけをとるものではありません。
フランス・ルイ16世様式の影響を受けたと思われる、いわゆるヴィクトリアンスタイルの伝統デザインに、
詰め打ちされた真鍮の鋲などのディテール・・・。
スタイルや仕上げの点を含め、どんなソファにも位負けすることはないと思います。
一生お付き合いいただけるアンティークとして、自信を持っておすすめさせていただきます。
重厚なダークオーク系の家具を中心としたインテリアに、
この風格のあるアンティークソファはしっくり馴染ませることができるはずです。
また一方では、華やかなファブリックの柄がお部屋の良いアクセントにもなってくれると思います。
是非この機会にご検討下さい。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ヴィクトリアンソファ | |||
品番 |
SF0004
|
管理番号 | Sc05-0_0000 | |
販売価格(税込) | 176,400 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1700mm 奥行 700mm 高さ 900mm 座面高 440mm サイズは1700mm×奥行700mm×高さ900mm(座面の高さ440mm)です。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> セティ/ソファ
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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