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チェコ
2010年代 トンTON ベントウッドレボルビングチェアNo503コントールKONTOR /ブラックレザー168
※カラーは木目を生かしたエボニー(黒檀色)、シート生地は黒革です。
サイズ |
幅 580mm 奥行 550mm 高さ 790mm 座面高 470mm 肘掛高 695mm 座面奥行 450mm 座枠高 440mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
150年以上の歴史をもつトーネットファミリーのベントウッド(曲げ木)・レボルビングチェア、
No503 コントールKONTOR(ドイツ語のオフィス)です。
※こちらのオフィスチェアは、デニムがブラックレザーシート(黒本革)に指定しましたメーカー特注品になります。
アンティークではなかなか見つけることのできない曲げ木の「肘掛け付き回転椅子」です。
アンティークファンに方はお探しの方も多いですよね。
筆者も長いこと探していますが、アンティークのベントウッド・レボルビングチェアは、
まだ2、3度しかイギリスのアンティークマーケットでは出会ったことはありません。
もともと生産数が少なかったのか、それとも回転部の金属部が100年程度で寿命を迎えて破棄されてしまうのか、
あるいは単に所有者が手放さないだけなのか・・?
などと、いろいろと理由を想像したりしますが、どうもわからないんですよね。
ある文献によれば、回転軸をもつベントウッドチェアは、かなり古い時代から
旧トーネット社のレギュラーアイテムとして存在していたようです。
それもロッキングチェアとは違って、19世紀後半からのオフィス需要で生産数も相当数あったらしいのです。
ただオフィス需要は限られた国の需要だった可能性もありますので、
イギリスでは曲げ木回転椅子は当時あまり輸入されていなかっただけなのかもしれません。
イギリスにはオフィスチェア自体は多数存在していましたし。
ドイツやオーストリア、あるいはアメリカなどを回ってみれば結構探し出せるのかもしれません。
回転部の金属疲労に関しても、使い方にもよるのでしょうけど、素材自体は堅牢な鋳鉄製ですので、
単に歳月が経過したからといって自然劣化が必ずおこるものではありません。
古いミシンの鉄脚などを見ればそれはよくわかります。
過去の大半が壊れて捨てられてしまったということはないと思います。
とすれば、アンティーク品があまり出回ってないのは、お持ちの方が手放さないケースが多いのでしょうか?
今でもつくられているスツールですが、中古品やヴィンテージ品ですらほとんど見かけないのですから、
やっぱりそうなのかもしれませんね。
“ワークチェア”(事務椅子)といっても、基本的に無垢の家具ですし、
使えば使うほど味が出てきますし、何度でも再生はできますし(状況にもよりますが)、
一度手に入れたら手放さなくなるのは、なんとなく理解ができます。
それならば、アンティークファンの皆さま、
もし「曲げ木回転椅子」お探しでしたら、まずは新品を手に入れてみてはいかがですか?
アンティークと全く同じデザイン、というわけではありませんが、使われている素材はほぼ変わっておりません。
しかも旧トーネット社のチェコ工場でつくられたお品ですから、由緒正しき正規品、もちろんデニムのお墨付きです。
ピカピカですけど、エボニー(黒檀)なカラーが本物のアンティークと良くなじみますよ。
いつの日か、本物のアンティークに育ててあげてください。
良いアンティークのベントウッド・レボルビングチェアに出会ってしまったら?
その時は、「浮気」もありだと思いますけど・・。
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Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
こちらは新品未使用品になります。
製造はチェコの民間企業TON社にて行われております。
デニムがTON社より直輸入してご案内いたします。
チェコはポーランドとともにベントウッドの原材料となる、良質なヨーロピアンビーチ(ぶな)の産地です。
←当時のぶなの切り出し(チェコ)
旧トーネット社でもウィーン工場の次に、主力工場を1856年、チェコのコリッチャヌイに建設しています。
その後1860年、旧トーネット社は同じくチェコのビストリッツェに第三の工場を建設しています。
この旧トーネット社のチェコ・ビストリッツェ工場を、1953年、TON社が受け継ぎ、
旧トーネット社の伝統技術を今に伝えているのです。
※2003年TON社ビストリッツェ工場。手前赤い屋根が旧トーネット・ビストリッツェ工場
ちなみに”TON”とは「曲げ木家具製造工場」のチェコ語の頭文字ということです。
さて、以下こちらのオフィスチェアについてご紹介します。
アンティークでは、オフィスチェアは一般のサイドチェアに比べると数が圧倒的に少なくて、
希少性により値の張るアイテムはとても多いです。
でもこちらのオフィスチェアは、アンティークのようにコンディションに気にすることはないにもかかわらず、
アンティークよりも○割はお安く入手できるお値打ち品となっています。
でもデニムの目利きで仕入れているわけですから、
もちろんアンティークのベントウッドオフィスチェアを徹底的に研究した上で、
出来るだけアンティークの仕様に近い形でご案内させていただいております。
例えば、オリジナル・トーネットのオフィスチェアについて、ごく初期の1859年のカタログには登場しておりませんが、
1873年のポスターには掲載されておりますので、当時の基本デザインは確認できます。
※1873年カタログポスターの拡大図
一番右がオリジナル・トーネット、No5501の初期モデルです。
この時点ではまだこちらのNo503コントールのベースとなるモデル、No5503はカタログに存在していませんでした。
No5501は、ミヒャエルトーネットの息子、アウグスト・トーネットがデザインしたNo6009の下半身に
回転脚を装着したモデルです。
肘掛け付き回転椅子のNo1とも呼ばれています。
そのNo5501の下半身を共通に、上半身をNo6003に差し替えたのが、No5503、肘掛け付き回転椅子No3です。
ちなみに下の写真はその後のトーネット標準モデルとなったオフィスチェアシリーズ(左上がNo5503 。左下はNo6003)です。
※1904年カタログ オフィスチェア商品ページ
細部の形状や仕様などはもちろん変わっているとは思いますが、
基本的に100年以上、変わらぬデザインでつくられ続けていることがわかります。
座面サイズは旧トーネットが直径47cm、座面高は47cm(46~66cm)とあります。
一方、現在のチェアは直径48cmで座面高は46cm(46~66cm)です。
サイズもほとんど変わっていません。
基本的にオフィスチェアに関しては、アンティークとほとんど変わっていないように思います。
オリジナルのアンティークトーネットのスタイルをそのままイメージしていただけると思います。
そして座面に関しては、おなじみのエンボス入り板座からケインシートまで様々に用意されておりますが、
こちらの座面生地は実用的にお使いいただけるよう、デニムでクッションシートに指定させていただきました。
専門店デニム別注ですので当然張り地にはこだわりまして、
使用感、そして風合いにご満足いただけるようブラックレザー(本革)張りとさせていただきました。
毎日のご利用で、「味」を深めていっていただければと思います。
もちろん将来のお張替にも対応できます。
最後に、カラーはアンティーク風なエボニー(黒檀色)系といたしました。
現代のウレタン塗装になりますが、その分、耐久性は高く、アンティークの最大の弱点、
水分でニスが白化してしまう欠点もありません。
一般のご家庭ではもちろん、レストランなどの業務用としても存分にご活用いただけます。
ただし、現代塗装とはいえ、木目を生かした半透明のダーク色ですので、
無垢の家具らしさは残されておりますし、本物のアンティークと並べても不自然さはありません。
以上、アンティークを知り尽くしたデニムだけに、徹底的に仕様にはこだわらせていただきました。
アンティークではなかなか手に入らないベントウッドレボルビングオフィスチェアを、まっさらな新品の状態で。
ぜひ長くご愛用いただければ幸いです。
(ご注意点)
当ベントウッドチェアは昔ながらの製造工程で製作されるため手作業も多く、
現代の生産設備に比べれば手作りに近い商品になります。
そのため商品価値に影響しない程度のわずかな小傷、色むら等がある場合もございますが
不良品ではございませんので、あらかじめご了承いただきたくお願い申し上げます。
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
こちらのベントウッドレボルビングチェアは、前述の通り旧トーネットNo5503がベースモデルです。
(No5503は1904年カタログ写真のオフィスチェア商品ページ左上です。)
そのNo5503は、No6003の上半身に回転脚を装着したモデルですので、
基本的にデザインベースはNo6003ということになります。
ところで、そのNo6003というモデルは、アームチェアの中ではダントツにアンティークでも流通量は多いし、
人気、知名度とも非常に高いのですが、その販売年度や由来についてはほとんど知っている人はいません。
唯一触れていた文献では、近代建築の祖、“オットー・ワグナー”がデザインした
有名な、オーストリア・「ウィーン郵便貯金局」の椅子、として紹介されていました。
たしかに建築デザインの関係の方ならご存知の通り、ウィーン郵便貯金局の「証券室」にNo6003が置かれています。
他にもウィーン郵便貯金局にはオットー・ワグナーが実際にデザインした有名なアームチェアやスツールがあって
混同されやすいのですが、ワグナーがウィーン郵便貯金局のデザインを開始したのは1905年。
No6003はすでに1904年の旧トーネットのカタログに掲載されていましたから、
ウィーン郵便貯金局でワグナーがデザインしたとするのはちょっと年代が合いません。
今までアンティークを見てきた限りでは1890年代にはすでに存在していたデザインのようですから、
ワグナーデザインとすれば、ウィーン郵便貯金局以前に制作し、
ウィーン郵便貯金局で活用した、と見るのが正しいと思います。
それよりもむしろ、No6009の流れをくんでいるところから、アウグスト・トーネットに近いトーネット社内デザイン、
と見るのが自然ではないかと思います。
ワグナーがウィーン郵便貯金局で使ったNo6003は、独特のカラーリングが施されていますが、
それはオリジナルデザインではなかったから色だけオリジナルにした、という見方もできますし。
いずれにしても、トーネットのオフィスチェアは1873年には定番商品化されていたかなり古いアイテムです。
オリジナルトーネットの中でも、No4ダウムやNo14などと同様に、
ミヒャエル・トーネット、そして息子たち5人のDNAを色濃く残した直系のアイテムなのです。
アンティーク同様、100年はお使いいただけるハイクオリティのベントウッドオフィスチェアです。
ご自宅用に、あるいは業務用に、ワークチェアとしてこだわりのレボルビング(回転)チェアをお探しの方、
ぜひこの機会にご検討ください!
きっと貴方の一生のパートナーにしていただけると確信しています。
※こちらは海外メーカーからの取り寄せとなりますが、入荷までに3ヶ月前後お時間をいただく場合がございます。納期につきましては、お問い合わせくださいませ。
ベントウッドオフィスチェアは、1873年の旧トーネット社のカタログポスターにすでに登場していました。
下の写真は1904年の商品カタログです。(No5503は1904年カタログページ左上です。)
↑座はブラックレザー(本革)になります。
くるくる回すだけで伸びていきます。くるくる・・。
最大時には座面高690mmになりますが・・。
実用的には150mmアップ程度にしておいてくださいね。
↓4つまたのフットスタイルも、多少構成は違いますが、19世紀にすでに存在しています。
でもいまや“4スター”(4本脚)ベースはPL法のため5本脚に取って代わられています・・。貴重品です。
↑座枠の接合部“フィンガージョイント”です。
↑スリーポイントの鋳鉄が座面を支えます。
剛性感があってしっかりしています。
回転軸に、こちらも接着剤無しのビス止めされた4本脚。
ノックダウン方式です。
↑右はデニムのアンティーク塗装仕上げです。↓
↑アンティーク塗装モデルはメーカーより未塗装で輸入し、デニムがアンティーク家具と同様の仕上げをしています。↓
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | トンTON ベントウッドレボルビングチェアNo503コントールKONTOR /ブラックレザー168 | |||
品番 |
OC0025
|
管理番号 | TON13-4_0223 | |
販売価格(税込) | 49,680 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 580mm 奥行 550mm 高さ 790mm 座面高 470mm 肘掛高 695mm 座面奥行 450mm 座枠高 440mm ※回転機構につきましては、昔ながらの、座面を回すだけで昇降が出来るタイプとなっております。 ※最大205mm(47cm~68cm)の座面高エクステンションが可能ですが、実用的には100mm~150mm程度の伸長(座面高570~620mm)とお考えください。 ※「座面高」は床からクッションの頂点までの高さを計測しています。 実際に座られた際の座面高は「座枠高」もご参照いただき、座面高~座枠高の範囲内とお考えください。 | |||
送料ランク・重量 |
80kgサイズ 送料目安:1,836円~5,270円
(沖縄 9,190円)
ヤマト便による配送:日時の指定はできません。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> オフィスチェア/デスクチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 現代のベントウッドコレクション > トン/TON |
商品プロフィール | ||||
原産国 | チェコ | 年代 | 2010年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | チェコ | 年代 | 2010年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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