ST0183 チェコ 2010年代 トンTON ベントウッドレボルビングスツールNo505ピアノPIANO /ブラックレザー168
サイズ |
幅 420mm 奥行 420mm 高さ 460mm 座面高 450mm 座面奥行 405mm 座枠高 450mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
150年以上の歴史をもつトーネットファミリーのベントウッド(曲げ木)・レボルビングスツール No505 ピアノPIANOです。
※こちらのピアノスツールは、デニムがブラックレザーシート(黒本革)に指定しましたメーカー特注品になります。
アンティークではなかなか見つけることのできない曲げ木の「回転椅子(スツール)」です。
アンティークファンに方はお探しの方も多いですよね。
筆者も長いこと探していますが、アンティークのベントウッド・レボルビングスツールは、
残念ながらまだ一度もイギリスのアンティークマーケットでは出会ったことはありません。
もともと生産数が少なかったのか、それとも回転部の金属部が100年程度で寿命を迎えて破棄されてしまうのか、
あるいは単に所有者が手放さないだけなのか・・?
などと、いろいろと理由を想像したりしますが、どうもわからないんですよね。
ある文献によれば、回転軸をもつベントウッドチェアは、かなり古い時代から
旧トーネット社のレギュラーアイテムとして存在していたようです。
それもロッキングチェアとは違って、19世紀後半のオフィス需要で生産数も相当数あったらしいのです。
ただオフィス需要は限られた国の需要だった可能性もありますので、
イギリスでは曲げ木回転椅子は当時あまり輸入されていなかっただけなのかもしれません。
イギリスにはオフィスチェア自体は多数存在していましたし。
ドイツやオーストリア、あるいはアメリカなどを回ってみれば結構探し出せるのかもしれません。
回転部の金属疲労に関しても、使い方にもよるのでしょうけど、素材自体は堅牢な鋳鉄製ですので、
単に歳月が経過したからといって自然劣化が必ずおこるものではありません。
古いミシンの鉄脚などを見ればそれはよくわかります。
過去の大半が壊れて捨てられてしまったということはないと思います。
とすれば、アンティーク品があまり出回ってないのは、お持ちの方が手放さないケースが多いのでしょうか?
今でもつくられているスツールですが、中古品やヴィンテージ品ですらほとんど見かけないのですから、
やっぱりそうなのかもしれませんね。
“ワークチェア”(事務椅子)といっても、基本的に無垢の家具ですし、
使えば使うほど味が出てきますし、何度でも再生はできますし(状況にもよりますが)、
一度手に入れたら手放さなくなるのは、なんとなく理解ができます。
それならば、アンティークファンの皆さま、
もし「曲げ木回転椅子」お探しでしたら、まずは新品を手に入れてみてはいかがですか?
アンティークと全く同じデザイン、というわけではありませんが、使われている素材はほぼ変わっておりません。
しかも旧トーネット社のチェコ工場でつくられたお品ですから、由緒正しき正規品、もちろんデニムのお墨付きです。
ピカピカですけど、エボニー(黒檀)なカラーが本物のアンティークと良くなじみますよ。
いつの日か、本物のアンティークに育ててあげてください。
良いアンティークのベントウッド・レボルビングスツールに出会ってしまったら?
その時は、「浮気」もありだと思いますけど・・。
TON17 1_0715
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
こちらは新品未使用品になります。
製造はチェコの民間企業TON社にて行われております。
デニムがTON社より直輸入してご案内いたします。
チェコはポーランドとともにベントウッドの原材料となる、良質なヨーロピアンビーチ(ぶな)の産地です。
←当時のぶなの切り出し(チェコ)
旧トーネット社でもウィーン工場の次に、主力工場を1856年、チェコのコリッチャヌイに建設しています。
その後1860年、旧トーネット社は同じくチェコのビストリッツェに第三の工場を建設しています。
この旧トーネット社のチェコ・ビストリッツェ工場を、1953年、TON社が受け継ぎ、
旧トーネット社の伝統技術を今に伝えているのです。
※2003年TON社ビストリッツェ工場。手前赤い屋根が旧トーネット・ビストリッツェ工場
ちなみに”TON”とは「曲げ木家具製造工場」のチェコ語の頭文字ということです。
さて、以下こちらのスツールについてご紹介します。
アンティークでは、ベントウッドスツールはチェアに比べると数が圧倒的に少なくて、
チェアよりも値の張るアイテムも多いほどです。
でも本来は背もたれのない分、チェアよりもお安くて良いはずですよね。
こちらのスツールはそんな原理原則に従いましたお値打ち品です。
でもデニムの目利きで仕入れているわけですから、もちろんアンティークのベントウッドスツールを徹底的に研究した上で、
出来るだけアンティークの仕様に近い形でご案内させていただいております。
例えば、オリジナル・トーネットのスツールについて、ごく初期の1859年のカタログには登場しておりませんが、
1873年のポスターには掲載されておりますので、当時の基本デザインは確認できます。
※1873年カタログポスターの拡大図
こちらがオリジナル・トーネット、No5001(回転スツールNo1)の初期型です。
イラストなので詳細まではわかりませんが、脚の形状も含め、140年間ほとんどデザインを変えていないことがわかります。
ちなみに下のモデルがその後のトーネット標準モデルNo5001 (左上と左中)です。
※1904年カタログ オフィスチェア商品ページ
こちらではリングストレッチャー(脚をつないでいる円形の補強材)が使われていますが、
現モデルはクロスストレッチャーに変わっています。
理由は合理化による部品共用のため、脚部自体がオフィスチェアと共通になったからだと思います。
また用途もピアノ使用に主眼が置かれたことも合わせて、結果、
昔に比べて今のレボルビングスツールは一回り大きくなっているようです。
座面サイズは旧トーネットが直径37cm、座面高は47cm(42~64cm)とあります。
一方、現在のスツールは直径で42cm、座面高は46cm(46~67cm)です。
背の高さはほとんど変わっていませんが少し幅広になりました。
ただし、全体のアウトラインというかそのフォルムは、アンティークとほとんど変わっていないように思います。
オリジナルのアンティークトーネットのスタイルはしっかりイメージしていただけると思います。
そして座面に関しては、おなじみのエンボス入り板座からケインシートまで様々に用意されておりますが、
こちらの座面生地は実用的にお使いいただけるよう、デニムでクッションシートに指定させていただきました。
専門店デニム別注ですので当然張り地にはこだわりまして、
使用感、そして風合いにご満足いただけるようブラックレザー(本革)張りとさせていただきました。
毎日のご利用で、「味」を深めていっていただければと思います。
もちろん将来のお張替にも対応できます。
最後に、カラーはアンティーク風なエボニー(黒檀色)系といたしました。
現代のウレタン塗装になりますが、その分、耐久性は高く、アンティークの最大の弱点、
水分でニスが白化してしまう欠点もありません。
一般のご家庭ではもちろん、レストランなどの業務用としても存分にご活用いただけます。
ただし、現代塗装とはいえ、木目を生かした半透明のダーク色ですので、
無垢の家具らしさは残されておりますし、本物のアンティークと並べても不自然さはありません。
以上、アンティークを知り尽くしたデニムだけに、徹底的に仕様にはこだわらせていただきました。
アンティークではなかなか手に入らないベントウッドレボルビングスツールを、まっさらな新品の状態で。
ぜひ長くご愛用いただければ幸いです。
(ご注意点)
当ベントウッドチェアは昔ながらの製造工程で製作されるため手作業も多く、
現代の生産設備に比べれば手作りに近い商品になります。
そのため商品価値に影響しない程度のわずかな小傷、色むら等がある場合もございますが
不良品ではございませんので、あらかじめご了承いただきたくお願い申し上げます。
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
こちらのベントウッドレボルビングスツールは、前述の通り1873年には定番商品化されていました。
オリジナルトーネットの中でもかなり古いアイテムです。
この1873年というのは、偉大な創始者、ミヒャエル・トーネットの死後、2年目に当たります。
一般的に、この1873年に出そろったトーネットの商品ラインアップが、
旧トーネットの基本構成、“クラシック・トーネット”と言われています。
ミヒャエルの死後、社業を受け継いだアウグスト・トーネットをはじめとする5人の息子たちは、
これまでのトーネットのベントウッドチェア&ファニチャーの品質向上の努め、
さらに時代のニーズに対応する商品の拡充に尽力しました。
そして2年後、彼ら、すなわちトーネット一族の努力がひとまず完成の域に結実します。
それが1873年。
したがってこの年が実質的に、トーネットの紀元元年、といっても良いのかもしれません。
つまり、このレボルビングスツールも、No4ダウムやNo14などと同様に、
ミヒャエル・トーネット、そして息子たち5人のDNAを色濃く残した直系のアイテムなのです。
アンティーク同様、100年はお使いいただけるハイクオリティのベントウッドピアノスツールです。
ご自宅用に、あるいは業務用に、ワークチェアとしてこだわりのレボルビング(回転)スツールをお探しの方、
ぜひこの機会にご検討ください!
きっと貴方の一生のパートナーにしていただけると確信しています。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | トンTON ベントウッドレボルビングスツールNo505ピアノPIANO /ブラックレザー168 | |||
品番 |
ST0183
|
管理番号 | TON13-4_0223 | |
販売価格(税込) | 34,560 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 420mm 奥行 420mm 高さ 460mm 座面高 450mm 座面奥行 405mm 座枠高 450mm ※回転機構につきましては、昔ながらの、座面を回すだけで昇降が出来るタイプとなっております。 ※最大205mmの座面高エクステンションが可能ですが、実用的には100mm~150mm程度の伸長(座面高550~600mm)とお考えください。 ※「座面高」は床からクッションの頂点までの高さを計測しています。 実際に座られた際の座面高は「座枠高」もご参照いただき、座面高~座枠高の範囲内とお考えください。 | |||
送料ランク・重量 |
佐川急便180 送料目安:2,890円~4,780円
佐川急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> スツール/ベンチ
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 現代のベントウッドコレクション > トン/TON |
商品プロフィール | ||||
原産国 | チェコ | 年代 | 2010年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | チェコ | 年代 | 2010年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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