LC0164 イギリス 1860年代 スーパークオリティ ヴィクトリアンローズウッド ジェントルマンズチェア
サイズ |
幅 670mm 奥行 860mm 高さ 995mm 座面高 410mm 肘掛高 590mm 座面奥行 525mm 座枠高 285mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
スーパークオリティアンティークが入荷したしました!
今から140年以上前、ヴィクトリアン中期に製作された、ソリッド・ローズウッド製の最高級オープンアームチェアです。
何という美しい椅子なのでしょうか・・。
「息を呑む」、「言葉を失う」という形容句以外、
この椅子の「美」を表現する日本語はこの世に存在しないと思います。
興奮を沈めつつ、この椅子を客観的に眺めてみると、
まず感銘を受けるのが、そのエクステリアデザイン・・。
こんなに芸術的で端正なスーパーチェアが
フリーハンドで図面を書き起こさなければならなかった時代に製作可能だったなんて・・。
いや、フリーハンドだからこそ製作が可能だったのでしょう。
大量生産技術では現代家具の脚元にも及ばなかった時代の椅子ですが、
「試作」レベルの技量の高さは、もしかすると歴史上ピークを迎えていた時代だったのかもしれません。
ジェニン・アンティーク(100年を経た真のアンティーク)、
それも最高級アンティークチェアならではの美しいシルエットです。
デザイン的には、優雅な家具を生んだミッド・ヴィクトリア期のネオロココ様式がベースになっていて、
当時貴族の中で流行していた“バルーンバック”フォルムを採用、
またカブリオールレッグ(猫足)の脚先には18世紀末のフレンチスタイルをベースに
独自のハイレリーフでアクセントをつけるなど、
「高級家具」を意味する、イギリスの家具の伝統工芸が随所に盛り込まれた超・一級品です。
当時の幅広スカートを着用された貴婦人方が、
サロンで優雅にご愛用されていた状況を想像させられませんか。
しかも素材には当時の家具素材の最高級マテリアル、“ローズウッド”を使用。
それもこの時代ならではの木の宝石、至宝“ブラジリアンローズ”と思われる
最高級の銘木を、無垢材で削りだし構成させるという、気を失いそうになるほどの贅沢仕様なのです。
バイオリンなどの、博物館クラスのローズウッド製古典楽器と同等クラスに位置づけられるべき、
究極のプレミアムチェアではないでしょうか。
皆様もきっと筆者同様、現物をご覧になったらきっと深い「ため息」をもらされることと思います・・。
これほどの椅子ですから、もちろん、デニムでも最高最善のメンテナンスを施しております。
キャスターはイギリス老舗ブラスワーカー製の白陶器製ホイールをイギリスより取り寄せ、交換装着、
ウッドフィニッシュにはイギリスの老舗ブランド、マイランズ社製のシェラックニスとビーズワックスで磨きました。
メンテナンス用品にも一切の妥協はありません。
まぎれもなく、複数のレストアラーが総力を挙げて仕上げた最高の”スーパージェントルマンズチェア”です。
お勧めできない理由はどこにもありません。
どうぞ、一生の伴侶となさってください・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
銘木クラスのローズウッド材で製作された最高級アンティークチェアです。
木質、構造、デザイン、座り心地、いずれもすばらしいお品です。
現代の家具製作環では復刻がかなわないと思われるほどのレベルです。
入荷時、構造的には前脚に若干のグラつきが確認されたくらいです。
おそらくコレクションとして所有されていたものと思いますので、定期的にメンテナンスは受けていたのでしょう。
外観の経年劣化以外、不具合は全くありませんでした。
基本メンテのクランプ締めを行ない、グラつきはすでに解消されています。
さてフレームのオーナメント(彫刻)ですが、ほぼ原型そのままに残っておりました。
が、長年の使用につき、目立たない部分にわずかなクラックは何箇所か、確認いたしました。
美術品の修復をする心構えで、丁寧に補修させていただきました。
こちらの彫刻は後年の装飾のようにモールド(別体のパーツを張り付けしたもの)ではなく、
フレームの無垢材を削りだして製作されています。
このような銘木を無垢削りだしで使用するというのは、それがどのような価値を意味するか、
お分かりになる方にはお分かりいただけると思います。
製作技術、材料の希少性ともにトップクラスのアンティークといえます。
さて、ちょっとした彫刻のクラック以外は、木部に大きな傷、ダメージなどの補修個所はありません。
脚元などに細かい傷は多少ございますが商品価値を損なうほどのものではないでしょう。
座面もおそらくそれほど遠くない時代に張り替えられたものでしょう。
西欧らしいモノトーンのピンクサテン地です。
これほどの椅子ですからかなり良い生地が使われているものと思います。
多少の使用感はありますが、目立った切れや擦れ、汚れなどはなく、
よほど交換したい生地がない限りは、当面交換の必要はありません。
生地の縁を飾るトリムについてもオリジナルなのですが、
背面についてのみ、はがれてしまって何もない状態となっていました。
最もオリジナルのトリムに近いデザインでは、「FB0114 MOKUBA 0170K-40」が
かなり近いデザインでしたので、背面のみ、そちらを張り込みさせていただきました。
前側と後ろ側を同時に見ることはないので、ほとんどトリムの前後のデザイン違いは気にならないと思います。
内部のクッションは、高価な馬毛とアンティークのコイルスプリングが
麻布のウェビングテープで吊られている構造と思われます。
まだまだ、交換時期は先と思われます。
オリジナルの座面生地につきましては、界面活性剤のクリーニングフォームでしっかりと清掃しています。
次に脚もとのキャスターですが、4つのキャスターの内、後ろのキャスター2つの傷みがかなり目立っていました。
この2つは交換する以外なさそうです。
前脚のキャスターも汚れがひどかったので、合わせて4つとも交換とさせていただきました。
キャスターには「CR0062 セラミック製ホワイトチャイナホイール グリップネック真鍮キャスター29サイズ」を使用しています。
元々の“ヴィクトリアン・ホワイトチャイナホイール”に合わせた高級リプロダクション(復刻品)です。
古くから製作している(アンティークに実際使用されている)キャスターの新品ですので、
実際のアンティークキャスターと比較しても全く遜色はありません。
木部には、イギリス古来からのダーク系ローズウッドステインで色抜けを補い、
天然樹脂製のシェラックニスで時代感を残しつつアンティークフィニッシュいたしました。
その後、塗装の完全乾燥を待って、ダークカラーの天然蜜蝋ワックスでしっかりと艶やかに磨き上げて仕上げます。
以上、最も最適と思われるメンテナンスを、考えられるあらゆる手を尽くし、
一切手を抜くことなくしっかりと行いました。
元々のクオリティの高さも引き立つ素晴らしい仕上がりになりました。
是非お勧めしたい至高の逸品です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
イギリスアンティークの中でも、実用アンティーククラスでは最高位にランクされる、
オープンアームチェアになります。
当時の富裕層が特注した高級パーソナルチェアです。
そのデザインの美しさ、造形の機能性、構造の合理性など、
どの観点から見ても家具としての出来は最高級で、
ショーウィンドウなどのディスプレイにも十分お役立ていただけるレベルにあります。
この椅子を置くだけで、そのお部屋はひとクラスもふたクラスも
格調高い空間に演出していただけそうです!
またデザイン・外観だけでなく、その実用性も体になじむようで、
座り心地の良さに感心いたしました。
当店で丁寧にメンテナンスも行い、アンティークとしてはエクセレントなコンディションとなっております。
素材は、木の宝石“ローズウッド”・・。
質感も超・一級で、きっと目の肥えた骨董ファンの方でもご納得いただけるレベルのアンティークです。
また、張り地はオリジナルのピンクサテン地。
ローズ柄のアンティークピンクの生地が、ローズウッドカラーと相まって、とても華やかな雰囲気に仕上がっています。
男性オーナーのために作られたものか、サイズは標準クラスですが、
きれいなピンク生地は、女性が使われていたのではないかと想像されますね。
質、デザイン、コンディションともに3拍子揃った、
最高級アンティークと評価しております。
140年以上を経ても全く色あせることのない、
それどころか、ますます評価の高まっていきそうな、すばらしいフォルムです。
確かにデニムの中でもトップクラスに値の張るパーソナルチェアですが、
これほどのクオリティの素材をこれほど手を尽くし、時間と費用をかけて仕上げたことを考えますと、
相場的にはかなりリーズナブルなのではないかと思っております。
価格に関しましては、長い目で見てお考えいただければ幸いです。
「本物」のアンティークを知ってらっしゃる方、アンティーク上級者の方に、ぜひお勧めいたします。
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ ヴィクトリアンローズウッド ジェントルマンズチェア | |||
品番 |
LC0164
|
管理番号 | Lc20-3_0927 | |
販売価格(税込) | 291,600 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 670mm 奥行 860mm 高さ 995mm 座面高 410mm 肘掛高 590mm 座面奥行 525mm 座枠高 285mm ※座面高はクッションの頂点で測っておりますので座ると沈み込み幅がございます。 実際に座られた際の座面高は座枠高+αとお考えいただいた方がよろしいかと存じます。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> ラウンジチェア/ロッキングチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&ニス&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | エルム | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 布 | |||
その他の素材のカラー | 赤系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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