ジョージアンスタイル マホガニーライティングデスク アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
DK0133
イギリス
1900年代 ジョージアンスタイル マホガニーライティングデスク
| サイズ |
幅 1100mm 奥行 430mm 高さ 725mm 天板高さ 725mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
英国家具の黄金期、ジョージアンスタイルの高級ライティングデスクです。
今から100年ほど前、20世紀初期のイギリスで製作されたジェニンアンティーク(真の骨董)になります。
アンティークとしては装飾が少ないこちらのデスク。
何とも凛々しいエクステリアですね・・。
すらっとしたフォルムに高級感が漂うルックス。
英国ジョージアン様式を継承した伝統デザインです。
デニムサイトでも何度も紹介させていただいております通り、
”ジョージアン”とは、一般的にジョージGeorge 1世から4世までの治世下を指しています。
ジョージ1世(1714-1727)から2世(1727-1760)までの治世下を”アーリージョージアン”、
ジョージ3世(1760-1820)時代を”ジョージアン”、
ジョージ4世(1820-1830)時代を”レイト・ジョージアン”(1812-1830はリージェンシーとも)、と呼んでいます。
中でもジョージ3世の時代のイギリスは、世界で初めて産業革命が興り、国力が飛躍的に増大した時代でした。
イギリスが「世界の工場」と呼ばれ、世界の覇権国「大英帝国」に成り上がる礎を築いたのが、
ジョージ3世の治世下だったのです。
とはいえ、はたしてジョージ3世が「名君」だったのかどうかは・・どうなのでしょう?
歴史に詳しい方に一度聞いてみたいですね。
しかし、王室の公費を削り、浮いたお金で主要な議員たちを買収し、自身の政策を実行する遂行力、
また、科学技術の進歩に関心が強く、出生ではなく実績で学者を評価するバランス感覚など、
国益にかなった君主であったことは間違いなさそうです。
彼は華美を嫌い、倹約家だった性格から、イギリスでは「農夫のジョージFarmer George」とも呼ばれていました。
まさにその名のとおり、デザイン様式は質素を好み、前時代のクイーンアン様式とは対照的に、
彫刻などの装飾は一転して控えられるようになり、デザイン性よりも実用性が重んじられました。
これが「イギリス家具の黄金期」、ジョージアン期の家具の最大の特色です。
マホガニーが材料の主流だったこの時代は、上流階級でも装飾の控えめなオールドフレンチ、
あるいはモダンギリシャ様式などが主流で、一般の家具でもその影響のもと、
同様にデザインが簡素な傾向がありました。
そう、まさにこちらのデスクのように、です。
こちらのデザインはフランスルイ15世Louis XV様式の流れをくむ、当時流行の“オールドフレンチ”スタイル。
特に目を引く4本の美しいレッグラインは、実用強度限界まで細くストレートにシェイプされ、
20世紀初頭のエドワーディアンスタイルの影響が感じられます。
このフォルムとエクステリアデザインを1世紀近くもの間、維持することを可能にしたのは、
その素材の良さとともに、製作をしたキャビネットメーカーが一流の「業(わざ)」を持っていた事の証明。
これからも長く安心してお使いいただける高級デスクと思います。
主材は、もちろん家具の最高級材、ソリッドマホガニーになります。
その独特な天板の縞模様は、何と、無垢の一枚板!
これだけのきれいなタケノコ杢をこれだけの面積使えるなんて、現代では考えられない高級仕様です。
わかる人だけがわかる最高級材ですが、いつかきっと正しい評価を受ける日が来ることでしょう。
“ダブテイリング”(引き出しの接合部)の仕様により、
このテーブルがハンドメイドのオーダー家具であったことを示しております。
富裕層の家庭で使用されていた、高級注文家具だったものでしょう。
ご婦人のランティングデスク、あるいはドレッシングテーブルとして使われていたものと思います。
華奢で、繊細なテーブルですが、その上質感は間違いなく一級のアンティークの存在感です。
歴史を知るパーフェクトなデザイン、そして伝統工法を完全再現する技術力、
さらに適材適所で最高の素材を見極める、家具工房としての経験値・・。
英国の名工が製作した逸品であることに、微塵も疑いはありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1900年ごろにハンドメイドで製作されたジェニンアンティーク(真の骨董)のレディースデスクです。
素材はマホガニー無垢です。
構造材にはイングランドパインと思われる材料が使用されていますが、
いずれも目立った反りやゆがみを起こしていない銘木級の良材。
天板から背板、抽斗(ひきだし)内部まで、全面にわたり無垢材が使用されています。
見る人が見ればわかる銘木の総無垢、豪華仕様です。
ワシントン条約の準レッドリスト(絶滅危惧種)である中米産マホガニーを、
一枚板の大判でデスクトップに使うなど、現代ではほとんど見られない、というよりも
もはや作ることができないアンティークならではの貴重なデスクです。
抽斗の前板にはクロスバンディングという帯状の化粧張りが施されていて、
ストリンギングという線象嵌で飾られています。
また抽斗を良く見ていただくとわかりますが、前板の周囲には「玉縁」というモールがついています。
これはジョージアンスタイルの特徴です。
手間をいとわずに、当時のデザインを忠実に再現した優良な家具であることがわかります。
さて、入荷された段階で小さな傷が少し見られましたが、年代を考えればコンディションは良好でした。
本体フレームは接合の緩みはありませんでしたが、華奢な脚でしたので念には念を入れて
しっかりとジョイントの締め直し作業を行ないました。
結果、ガタつきはありません。
抽斗(ひきだし)などはすべりも良く、こちらは調整不要でした。
ただオリジナルキーが付属していなかったので、デニムが英国バーミンガムより直輸入しております、
新品のリプロダクションキー、「CR0159 真鍮製キャビネットキー/キドニー 66サイズ」を
合鍵として製作させていただくことといたしました。
現状、ロックアンロックは問題なくご利用いただけます。
ちなみに、ロックは中央の抽斗のみについていて、
両袖の4杯の抽斗はキーホールカバーはデザイン上ついているものの、
ロックは設定されておりません。
現代感覚で考えると、鍵はないのですから、両袖の抽斗は鍵穴飾りのないデザインにしてしまえば、
製作が省力化されて良かったのでは、と、合理的に考えてしまいますが、
当時の高級家具ではそんな効率論よりも、何よりも伝統が重んじられた、ということなのでしょう。
かつての18世紀ジョージアンデスクには、すべての抽斗にロックが設定されていました。
それゆえ、20世紀になって、デスクにロックが不要な風潮になってきたとしても、
キーホールのないデスクの抽斗の前板デザインなどあり得なかったのでしょう。
由緒正しい英国生粋の伝統家具工房で作られたことがうかがえます。
ということで、両袖のキーホールカバーはデザイン上のダミーということになりますが、
中央のロック付きのキーホールカバーと同じ、本ものがついていますので、
鍵を設定しようと思えば、後付けながら設定することは可能です。
話が横道にそれましたが、以上のとおり構造的な問題はなく、長くお付き合いいただける状態です。
構造補修の後は、塗装前の下準備。
まずはクリーニングです。
クリーニングは、躯体の内側など、構造補修の際にあらわになった部分を、同時並行で行っています。
隅々までしっかりクリーニングしました。
なかなかこういう機会でもないとクリーニングのしにくい場所です。
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュ 473ml」や「CR0290 HOWARD オレンジオイル 473ml」を使用し
100年来の汚れもしっかりと落とす事ができました。
クリーンな印象を持っていただけると思います。
塗装の状態は、多少年代による退色があったのと、天板には細かい傷が多かったので
天板は全面サンディングの後、再塗装することにいたしました。
さすが一枚板の無垢板天板、華やかな赤みのあるきれいなマホガニーのタケノコ模様が出てきました。
サンディングは逆さまにひっくり返して脚の裏まで徹底的に行いました。
引き出し内部もしっかりとおこなっています。
落としきれない汚れは若干残ってはいますが、かなりさっぱりときれいになりました。
塗装状態は、全体的に色褪せている感じがありましたので、
細かい番手のスチールウールで全身磨いた後、英国直輸入のオイルステインでカラー調整。
もちろん時代感は残すように配慮して慎重に行います。
フィニッシュは環境にやさしい天然塗料のシェラックニスで仕上げ塗装いたしました。
天板は周囲の色に合わせ、再塗装しています。
予想通り、アンティークマホガニーならではの美しい木目が現れました。
※アンティーク塗装ですので、現代のウレタン塗装のように、水や熱、傷にそれほど強くはありません。
ハードなご利用をお考えの場合にはガラストップやビニールトップなどをご検討ください。
取っ手のループハンドルは入荷時のオリジナルです。
年代の割にきれいですので、後年に交換されたものかもしれませんが、
間違いなくジョージアンスタイルの高級品です。
入荷時オリジナルを再利用させていただきました。
もちろん金具類は一つ一つ磨きあげております。
真鍮無垢なので何年経っても磨けば光ります。
ご利用上、状態に問題のないことは確認しています。
インレイ(象嵌)のようにはめ込まれているキーホールカバーは、素材がちょっとわかりませんでした。
時代的にはベークライトが存在していた時代だとは思いますが、ちょっと違うような気がします。
人工的な樹脂のようにも見えますが、天然素材、例えば象牙のようにも見えます。
確かなのは、既製品ではなく、特注で作られたものであること。
型抜きの時と思われる傷がついていましたので・・。
その傷がちょっと気になりましたので、ホワイトラッカーでタッチアップ補修して消し込んでいます。
出荷時にはもう少し目立たなく手を入れなおしますが、完全になじまず気になるようでしたら、
シンナーなどでこすれば元の状態に戻すことは可能です。
まあ、あまり目立たないとは思いますが・・。
全体的には、実用アンティークとしても、アンティークインテリアとしても、
全く問題のない素晴らしい仕上がりです。
仕上げには塗装の完全乾燥を待って、天然蜜蝋のビーズワックスで磨きこんでお届けいたします。
今後、長い期間お使いになれる素晴らしいデスクだと思います。
年代やデザイン、コンディションなどを考えれば、
非常に入手困難で貴重なアイテムでしょう。
高級骨董だけに隅々まで手を尽くしました。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YD)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
とても華やかなライティングデスクです。
クイーンアンらしい、思わずなぞってしまいたくなるような猫脚の曲線に、
マホガニーの特徴であるダークレッドカラーが、艶とともに輝いていますね。
一目見て、素材と造りの良さが伝わってくるお品です。
書斎でお使いになるのはもちろん、
リビングなどでサイドデスクとしてお使いいただくと、空間が華やぎそうです!
きっと一生お付き合いしていただける、お気に入りの家具になるのでは・・、と思っております。
とにかく、このプライス以上の価値を感じる、高級感あふれるライティングデスクです。
骨董ファンの方でしたら、きっとその価値を認めていただけるものと思っております。
サイズやスペース的にも大きすぎず、小さすぎず、ジャストサイズのデスクスペースは、
ちょっとした現代生活のワークテーブルに最適ではないでしょうか。
ぜひ、ご検討ください!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
↑白紙はA4サイズです。
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | ジョージアンスタイル マホガニーライティングデスク | |||
| 品番 |
DK0133
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管理番号 | Lc25-8_0312 | |
| 販売価格（税込） | 216,000 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 1100mm 奥行 430mm 高さ 725mm 天板高さ 725mm ※天板有効域は、幅1090ｍｍ×奥行425ｍｍです。 ※左右引き出しサイズは、幅245ｍｍ×奥行335ｍｍ×高さ85ｍｍです。 ※中央引き出しサイズは、幅420ｍｍ×奥行335ｍｍ×高さ85ｍｍです。 ※ニーホールサイズは、幅370ｍｍ×高さ530ｍｍです。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安：7,535円～13,035円
（沖縄 18,865円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 家具/Furniture ＞ デスク | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ウォルナット | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | １級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ミディアム系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 金属 | |||
| その他の素材のカラー | 素材色 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 少ない | |||
| 交換・改造 | あり | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ａ | |
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