和骨董WA-COTTOO 大正ロマンTAISHO-ROMANスタイル 丸椅子MARUISUスツール アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
ST0230
日本
1930年代 和骨董WA-COTTOO 大正ロマンTAISHO-ROMANスタイル 丸椅子MARUISUスツール
| サイズ |
幅 495mm 奥行 495mm 高さ 440mm 座面奥行 320mm 座枠高 380mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
デニムの和骨董企画パートⅡ、大正ロマンTAISHO-ROMAN編のアイテムです。
こちらは骨董ファンのお客様より入手しましたメイドインジャパンの「丸椅子」です。
大正から昭和初期のものということで入荷してきました。
今から1世紀近く前に作られたもの、ということになります。
アールデコとアールヌーヴォーを足して2で割ったような、大正時代の日本独特のフォルム・・。
そんな曲線と直線を組み合わせたレトロモダンな和骨董を、
デニムでは「大正ロマンと」呼ぶことにいたしました。
一般的な理解とちょっと違っていても大目に見てくださいね。
ちなみにデニムの「和骨董」は、
古来からの純日本風「江戸クラシック」、和に洋を取り入れた「明治・大正ロマン」、
独自の近代デザインに発展させた「昭和レトロ」の3部構成としています。
さて、ということでこちらの「丸椅子」。
こちらはデニムでは「大正ロマン」デザインの一つ、とさせていただきました。
英国などで親しまれているレヴォルビング・ラウンドスツールの洋風なフォルムですが、
底面に板状のストレッチャー(脚をつなぐ補強の横貫)をクロスさせた「格子」形を組み合わせ、
日本独特の和洋折衷デザインを構成しています。
現代の私たちが見ても、十分に評価できる素敵なデザインと思います。
使われている素材だって、当時のイギリス家具にも負けていませんよ。
そもそも、英国家具だって、日本の北海道産ミズナラをオーク家具に使用していたくらいですから、
国産楢材のクオリティについては言わずもがなの折り紙付き。
ずしっと比重が高く、硬質なフレーム素材は、
百年という使用の歳月にもびくともしていません。
一級の家具を作り「西欧列強」たちに追いつけ追い越せという、
当時の日本人の意気込みがしのばれるようです。
実際、こちらのスツールは当時の欧米家具をかなり研究して作られたものだったことでしょう。
19世紀のイギリスのヴィクトリアンスツールにとても良く似ています。
そんなスツールですから、張地には英国製の輸入生地、
”ウィリアムモリスWilliam morris”を使っても全く違和感はなし。
こちらの丸椅子、言われなければメイドインジャパンとは思われないでしょう。
本場のヴィクトリアンスツールと実際に見比べたって、なかなかどうして、
決して見劣りしない素敵なデザインではありませんか。
ちなみにこちらのスツール、底面にはお役所で使われていたことを示す「焼き印」が入っています。
京都市の「上京(かみぎょう)区役所」の事務椅子だったということですね。
公共の場で使われていたわけですから、その点でも品質が悪いわけはありませんよね。
京都の上京区は1879年(明治12年)に制定されていますが、こちらの焼き印に使われている「區役所」の旧字体が
「区役所」の新字体に変わったのが昭和24年(1949年)ごろ。
ということはつまり、その間に作られたものということになりますが、感覚的には昭和初期(1920年前後)に
作られたもの、という雰囲気ですね。
ちょうど100年ものくらいの風合いです。
まあ、とにかく、どこで使っても自然で、飾り気のないデザインは、奥ゆかしさを尊ぶ日本人ならではの創造性。
日本のモノづくりのルーツとして、ぜひお孫さんの代まで引き継いでいっていただきたいものです。
アンティーク上級者の方のインテリアコレクションに、ぜひ・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
「大正ロマン」スタイルの回転椅子のご紹介です。
昭和初期あたりの日本で作られたお品です。
座面裏側に「上京區役所」と刻印があります。
やはり当時の回転式丸椅子と言えば、エリートたちが集まる役所のような公共施設でしか
見かけることのできない高級家具だったのでしょう。
入荷時の状態は、緩みなどなく、グッドコンディションでした。
脚にはオークの良材が使用されているのでしょう、ズシリと重く、しっかりとした造りです。
木部の色艶も良い状態を保っています。
大切にお手入れされながら使用されてきたのでしょう。
座面についても近年張りかえられたらしくまだまだ使える状態ではありました。
ただ、高級家具の割にはシンプルすぎて印象が少し弱いかな、とも思われましたので悩んだ末に
華やかなモリスの生地に張り替えることに致しました。
まずはフレームのメンテナンスから始めました。
木製部分は脚先などに欠けがございましたので
違和感のないようにきちんと成形しておきました。
その他、小傷もパテを充てんし、クリーニングを兼ねてサンディング致します。
サンディングの後は水拭きと「CR0290 ハワードHOWARD オレンジオイルOrange Oil 16oz(473ml)」
で落とせる汚れは徹底的に落としましたので、クリーンな印象を持っていただけるものと思います。
気になるスチール製の回転軸も幸いダメージはありませんでした。
ここが傷んでいると厄介なのですが、昇降機能には全く問題ありません。
右回りで伸びていき、左回りで降りていきます。
ただ、目いっぱい伸ばすと、ゆらつきが出るので、
伸ばすのは実用的には数センチ程度、ほどほどでご利用された方がよろしいかと思います。
もちろん、回転軸は汚れを磨き上げたのち、オイルメンテをして動きを良くしています。
続いて塗装です。
サンディングで白木に近い状態にしましたので、
カラーはお好みで濃くも薄くもできます。
ただ、一度濃くしてしまうと、薄い色にするのは大変なので、
やや薄めの「あめ色」くらいにします。
このくらいにしておけば、あとでお好みで濃くもできますし、
お使いいただくうちに、自然にアンティークブラウンに育てていただくことも可能です。
保湿用オイルを刷り込み、しっかり乾燥するまで待ってから
天然素材由来のシェラックニスを塗布します。
虎斑杢の入ったゴールデンオークの良い味が出ています。
塗装の後、いよいよシートの張り替えにかかります。
剥がしてみますと分厚いベース板が現われました。
何度かの張替を経験しているらしく、使われていたクッションはウレタン素材となっておりました。
更には、かつては背もたれがついていた形跡も明らかになりました。
破損したものか、故意に外したものか、想像することしかできませんが、
おそらくはヨーロッパのオルガンスツールのような、低めの背もたれがついていたのではないでしょうか。
使う用途によっては背もたれが邪魔になることもあるので、
何代目かの所有者様が、お張替えの時にでも撤去してしまったのでしょう。
今でも背もたれを設置する「ほぞ」は残っていますので、オリジナルで作れないこともありませんが、
元のデザインがわからないので、「修復」ではなく「創作」になってしまいます。
なので、ここでは手を出さずにおきます。
こちらの椅子の経歴がうかがわれる貴重な証拠です。
ベース板は無垢板の宿命の反りが生じていましたが椅子としての機能に問題はありません。
できるだけフラットな状態に加工し、新しいウレタン素材のクッションを硬質、軟質の二種類重ね、
下張りで形を整えます。
どこの椅子張りやさんでもできるメンテナンス性の良い構造です。
将来のお張替えの心配はありません。
表の生地には「FB0169 モリスMorris レスター " Leicester "」 を選びました。
アクセントに共生地のパイピング使いに鋲をあしらいました。
ゴールデンオークの脚部と紺地のモリスのコントラストが美しく、レトロ感を保ちつつも
ほかの家具に負けない引き立った存在にしていると思います。
後は組み上げて完成です。
お届け前には天然密蝋ワックスでさらに磨きをかけてのお渡しとなります。
最初の印象とはがらりと変わり美しい一脚に仕上がりました。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
人気アイテムのスツールです。
こちらは昭和レトロな雰囲気でいいですね。
座面はやや大きめですので、ピアノスツールとして使われていたのでしょうか。
スツールって1脚あると大変便利だと思いますよ。
場所をとりませんし、高さがないのでテーブルの下にスッと入れておけます。
ちょっと休憩、ちょっと作業、とフルに活躍してくれそうです。
座面のモリスのファブリックが、シックで華やかに仕上げています。
こだわりのスツールをお探しの方、ぜひこの機会にご検討下さい!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | 和骨董WA-COTTOO 大正ロマンTAISHO-ROMANスタイル 丸椅子MARUISUスツール | |||
| 品番 |
ST0230
|
管理番号 | Lot16-8_0423 | |
| 販売価格（税込） | 32,400 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 495mm 奥行 495mm 高さ 440mm 座面奥行 320mm 座枠高 380mm ※回転機構につきましては、昔ながらの、座面を回すだけで昇降が出来るタイプとなっております。 ※サイズは最小値を記載しています。 ※最大のサイズは、高さ585ｍｍです。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Aランク 送料目安：3,190円～4,290円
（沖縄 5,720円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 椅子/Chair ＞ スツール／ベンチ | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | 日本 | 年代 | 1930年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | 日本 | 年代 | 1930年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | １級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ミディアム系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 年代なり | |||
| 交換・改造 | なし | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ａ | |
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合 計：0円
