GF0003 イギリス 1930年代 カルナkarna タイガーオーク バーリーシュガーツイスト キャビネットグラモフォン
サイズ |
幅 860mm 奥行 480mm 高さ 810mm 収納部内寸・幅 340mm 収納部内寸・奥行 440mm 収納部内寸・高さ 310mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
20世紀前半に製作された、ツイストミュージックキャビネット一体型の高級モデル、
完動品のアンティークグラモフォンになります!
※こちらのグラモフォンのレコード再生が視聴できます。
下記サイズコメント欄をご覧ください。
※また、こちらのキャビネットグラモフォンお求めいただいた方には、お好みのレコード盤を10枚差し上げます!
こちらからお選びください。
一般的に蓄音器は、イギリスアンティークとして、”グラモフォン”と呼ばれていますが、
正確に言うとそれは、英コロムビア社製の蓄音器の製品名。
商品名には”グラフォノラGrafonola”と名付けられています。
こちらの蓄音器については、”カルナkarna”というロゴマークがついています。
アンティークのグラモフォンでは比較的見かける商標ですが、
この”カルナ”という商標に関する情報はほとんど存在していないため、この”カルナ”が商品名なのか、
メーカー名なのかすら、判明してはおりません。
おそらく商品の仕様的に、HMVグラモフォンの後に出てきたメーカー名ではないかと思われます。
基本的に20世紀初期当時のグラモフォンは、コロムビア社製が寡占していた市場と思われますので、
ほぼHMVグラモフォンに匹敵する後発商品と見てよろしいのではないかと思います。
さて、それにしてもなんと見事なネオバロックデザインのサイドキャビネット。
当時の蓄音機は、機械を収納するケースが大変素晴らしく、
アンティークマーケットではそのケースだけをサイドボードなどとして使われているのをよく見かけます。
こちらもそんな家具調蓄音器(?)の一つ。
黄金色に輝くゴールデンオークの美しく堅牢な造形は、タイガーオークの虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)も美しく、
ほぼパーフェクトに当時の容姿を今に伝えています。
家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、本当に美しいです。
このキャビネットだけでも価格分の価値は間違いなくあると思います。
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!
ところでちょっと話は変わりますが、12月6日は「音の日」だったって知っていました?
そう、かの発明王“トーマス・エジソン”が蓄音器を発明した日、ということだそうです。
でも、エジソンの発明したレコードは、ほどなく姿を消すことになる「円筒式」というレコードで、
私たちが一般に知っている「円盤式」のレコード再生システムを開発したのは
“エミール・ベルリナー”というドイツ系アメリカ人だったこと、以前にもご紹介しましたね。
彼はエジソンと「円盤型 VS 円筒型」の普及競争に勝利し、1895年、アメリカに
“ベルリーナ・グラモフォン”という蓄音器の製造・販売会社を設立します。
そして“ベルリーナ・グラモフォン”社は1901年、”ビクタートーキングマシン”社と名を変え、
さらに発展していきます。
一方、この米グラモフォン社は、1897年に英グラモフォン社を設立します。
しかし英グラモフォン社は短命で、1931年には英コロムビア社と合併をしています。
ちなみにその会社は・・現在の英EMI社です。
こちらのキャビネットグラモフォンについては、ケースのデザインに特徴があり、
このようなデザインが流行したのが、1890年から1900年代にかけて。
しかし、こちらの”カルマ”が作られたのは、現地ディーラー情報や製品の完成度から見て、
1920~40年前後、第一次大戦後から第二次大戦前につくられたものと考えるのが妥当な線でしょう。
ディーラーの評価通り、コレクションアイテムレベルの骨董品です。
機械については、どの程度のレベルのコンディションなのかは専門ではありませんので
骨董品レベルでしか表現できませんが、稼働状況はとても良好だと思います。
すべての機能は完ぺきに稼働しています。
ゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量、全てがオリジナルに近い状態を維持していると思います。
音についてはノイズは若干混じりますが、それが単に針のせいなのか、レコードのせいなのか、
本来の音がわからないので私感ですが、デニムの耳にはとても良い音に聞こえます。
どこかで聞いたような(遊園地で聞いたような?)懐かしい音です。
もちろん、詳しい専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
聞く人の「耳」、そして「心」をわしづかみにして離さない、”サウンド”です。
些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)
ぜひそのサウンド、聞いてください・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
美しいタイガーオーク材で製作されたキャビネット一体型の高級蓄音器です。
内部にはレコードの収納スペースに使用できるラックがあります。
この蓄音器は、拡声するラッパを本体に収納したホーンレスタイプです。
音は横型の右観音扉の開放具合で音量調整できるようになっています。
※扉は両観音扉に見えますが、左側の扉はデザインだけのダミー扉です。
開くことはできません。
初期の蓄音器よりも進んだモデルと思われます。
扉を全開にするとかなり大きな音になり、また低音が響くようになります。
外装は、家具職人が製作するレベルの本格的な高級キャビネットです。
英国伝統デザイン独特のゴールデンオーク材が、内・外部共に使用されていて
そのフォルムの美しさを際立たせています。
入荷時のコンディションについては、機械がやや稼働がぎこちない状態でしたが、
内部機構を取り出し、硬化したほこりやグリスのたまりを取り除き、
調整後は、問題なく使用可能な状態になりました。
内部機構はサウンドボックス、ターンテーブル、スピードレギュレーター、内部のゼンマイ動力etc..
現状オリジナルの状態で全く問題ありません。
マシンオイルも良く潤滑されていて、近年まで良くお手入れがされていたのだと思います。
全てまだまだ状態は現役でした!
躯体は家具サイズで、小さなサイドボードといったイメージ。
でも、実は動力部はかなりコンパクトにできていて、
レコードの収納スペースと音の出るホーンに大きくスペースが割かれています。
心なしか、今までのグラモフォンと比較して、音量が大きく、また音域が広いように思います。
また躯体が大きく機械が小さいことで手入れもしやすく、
このおかげで、機械のメンテナンスも行き届いていたのかもしれません。
商品の性格上、「実用状態」というと語弊があるように思いますが、
アンティーク品という前提で申し上げれば、不具合のない完動品、と申しあげられると思います。
尚、専用のレコード針は、当時もののケースに入ったデッドストックと思われる品と
キャビネットに付属している「針入れ」に収められている針が、かなりの数、付属しておりました。
※下記エキストラフォトご参照。
ただ見た目では、それが未使用品なのか、使用済み品なのか、外観上では区別ができません。
通常、数回使用すると針を交換するものだそうで、何度も再利用された針は雑音が多くなります。
恐縮ですが、雑音の多いものが使用済み品と思われますので、付属の針を使いまわしてみてご確認ください。
見た目で使用品とわかる針ですと、レコード盤を傷める可能性もありますので、
そのような針はご利用されないようお願いいたします。
現代でも蓄音器用の新品針を販売しているお店はあるそうですし、
また、少し研いで再利用する事も可能(?)だそうですので、
楽しみながらいろいろと研究なさってみてはいかがでしょうか。
一方、ケースの外装面でも塗装面の経年劣化が目立おりましたので、
普通の家具同様、リフレッシュ塗装をする必要がありました。
長く良い状態を保っていただけるよう、塗装については、全面的にフルメニュー。
内外ともにサンディングで下地を整え、オイルステインで色調整をしました。
仕上げには天然樹脂塗料のシェラックニスでを使用し、全面的にリフレッシュ塗装をしています。
もちろん退色を補ったり、小キズやクラックなどのタッチアップ補修なども、あわせて行っています。
内部はクリーニングをメインに行ないました。
強力パワーのダスターガンを使い、埃を追い出し、クリーンアップしています。
表側の機械部はニッケルメッキでしょうか、艶のくすみはありますが、さびなどはなくきれいな状態です。
ひとつひとつパーツをチェックしつつ、磨きこんでいます。
天板の開閉を司るヒンジやラッチ金具もニッケルメッキのようですが、
ラッチ金具はとても複雑な構造でよくできています。
開けるときも閉じるときも、天板を目いっぱい開くことで、OPEN→CLOSEを繰り返す仕組みとなっています。
使い勝手はとても良いと思います。
裏側の動力機械部分はやや錆の浮いている箇所があります。
完全に落とすことは困難ですが、簡易的な金属磨きとオイルメンテナンスでさび落としは行なっております。
グリスアップは既に十分行われていました。
尚、レコードを乗せるターンテーブルのフェルトはオリジナルと思われますが、
ほとんど気になる劣化はないと判断いたしましたので、お張り替えは致しませんでした。
クリーニングはしていますので、気持ちよくお使いいただけると思います。
また、ホーンの前面にある(現代的に言うとスピーカーのカバー)ネットが破れていましたので、
薄いレース生地でお張替えをさせていただきました。
オリジナルに近い雰囲気のレース生地を輸入生地の中から取り寄せ、お合わせしましたので
ほとんど違和感はないと思います。
使用した生地は、マナテックスさんの”オミック”という高級レース生地です。
細かい部分まで手抜きはありません。
さて、演奏の使用方法についてですが、まず、本体の天蓋を開け、ターンテーブルにレコードをセットしたら、
ターンテーブル「向かって左手前のブレーキレバーを奥側に(ストップ位置に)動かします。
次に外側右手のハンドルを時計回りに40~50回ほど(ゼンマイが開放されている状態の場合で)、ゆっくり回します。
そうするとディスクを回す動力源のゼンマイが巻きあがります。
そして奥に向いたブレーキレバーを手前に移動するとターンテーブルが回転をはじめますので、
レコードの一番外周の溝の上にそっと「針」をのせます。
※下記「動画」ご参照。
針はレコード盤の向かって右側に乗せるようにしてください。
左側に乗せると音が悪くなります。
停止はブレーキレバーを「START」から「STOP」位置に移動すると回転盤にブレーキがかかり、回転が止まります。
またゼンマイが伸びきっても停止します。
演奏を止める際は、先にサウンドボックスの「針」(アーム)を上げた方が良いでしょう。
その他、ターンテーブル右手前側のゲージは回転速度調整ゲージとなっています。
これは、右へ動かしていくと曲が遅くなり、逆方向で早くなるような仕組みです。
1分間に何回転といった指定の目盛りはありますが、耳を頼りに回転を早めたり、遅めたりした方が良いかと思います。
現状78回転のレコードは78の目盛りの位置で良いように思いますが、
音源のオリジナル演奏が正直なところよくわからないので、ちょうどよいと思われる位置にセットしてください。
このキャビネット蓄音器で奏でるアナログ音楽はとても懐かしいレトロな音質で、気持を豊かにしてくれます。
実際、レコードなどのアナログ音楽には、CD、DVD等のデジタル技術では、
表現できない音域が再生可能といわれていますが、
そんな科学的な根拠に加えて、スピーカーの原点ともいえるオルゴールのようなストレートなサウンドが、
きっと私たちを心地良くさせてくれるのだと思います。
コレクターの方ばかりで無く、初心者の方にも簡単に楽しくご使用出来ます。
自信を持ってお勧めできる素晴らしいお品です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今から80年前のイギリスで製作された、オーク製外装の蓄音器グラモフォンです。
骨董品ですが、単に曲を聴くだけでしたら、全く知識のない初心者の方でも、
すぐに簡単にご利用いただくことができます。
とてもシンプルな操作です。
ハンドルを回すだけでレコードを聴く事が出来ます。
レトロな音には、何だかほっこりします・・。
機械的にも、何か物理的な障害でも起こらない限り、当面メンテナンスの必要はありません。
安心してお使いいただけます。
どこかで聞きかじった話ですが、現代のデジタル音では、どうしても発音できない音域の周波数があるとのこと。
それが、アナログのレコードプレーヤーならその音を表現できるそうなのです!
今でもレコードマニアの方がいらっしゃるのは、そういう音域に魅かれているのかもしれませんね・・。
もちろん!
ディスプレイやインテリアのアクセントとしてもおすすめのアイテムです。
こちらはキャビネットが人気のツイストレッグででデザインされた、特にレアなアイテムです。
タイガーオークの杢目も素晴らしいです。
さらに、コレクションのレコード収納ができるようになっています。
かなり入手困難なお品です。
ぜひお早めにご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | カルナkarna タイガーオーク バーリーシュガーツイスト キャビネットグラモフォン | |||
品番 |
GF0003
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管理番号 | Lc28-8_0520 | |
販売価格(税込) | 108,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 860mm 奥行 480mm 高さ 810mm 収納部内寸・幅 340mm 収納部内寸・奥行 440mm 収納部内寸・高さ 310mm ※天板有効域は、幅730mm×奥行450mmです。 ↓どうぞ、ご視聴ください! | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 装飾品/Decor > 蓄音器 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1930年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1930年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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