DK0155 イギリス 1900年代 スーパークオリティ アンガスANGUS スモールロールトップデスク
サイズ |
幅 840mm 奥行 765mm 高さ 1125mm 天板高さ 775mm 収納部内寸・幅 410mm 収納部内寸・奥行 585mm 収納部内寸・高さ 60mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀末から20世紀初頭にかけて、すなわちレイトヴィクトリアンからエドワーディアンの頃、
イギリスで製作された高級アンティーク、“ロールトップ(蛇腹巻上げ式)”のスモールオフィスデスクです。
オーク総無垢の重厚な躯体ながら、ちょっと小振りな片袖タイプのデザイン。
そして、英国オフィスデスクの定番、"S"シェイプのローラーシャッター・・。
これぞ、英国アンティークの真骨頂と呼びたいですね。
ややダークな、深みのある“ゴールデン”オークカラーがどちらかといえば男性的なイメージですが、
全体的に小振りで、丸みを帯びたやさしげな直線基調のフォルムですので、
女性の方がお使いになられても、とっても「さま」になると思います。
デザインベースは19世紀末の“ダービーデスク”と同様の、
古くから英国のオフィスシーンで使われてきたオフィスデスクのスタンダードデザインです。
製作メーカーは”アンガスANGUS”。
19世紀後半から20世紀初めごろまで存在していたといわれる会社で、
ロールトップ式のオフィスデスクではかなり有名だった高級ブランドです。
英国アンティークの専門業者であれば知らない人はいないほど、
高い技術に基づくハイクオリティなデスクをつくっていたことで著名な高級家具メーカーです。
以前にもデニムではアンガスのロールトップデスクを輸入していますが、そちらはANGUS MANCHESTER。
結構珍しいものでしたが、こちらは質実ともに有名なANGUS LONDONの刻印。
資料が少ないのでわかりませんが、おそらくマンチェスター表記よりも、
ロンドン表記の方が新しいものと思われます。
マンチェスターは1880年以前につくられたもの、ロンドンは、1890年から1900年頃のアンティークを多く見かけます。
こちらはその1900年頃のものと思われるロンドン刻印。
どちらにしてもアンティークのオフィスチェアがよく似合う、
生粋のブリティッシュ・メイドであることに違いはありません!
S字ウェーブを描くロールトップ、そしてオーク無垢の重厚な框組(かまちぐみ)で構成された高度な構造設計、
収納十分な4ドロワー、ロールをあければ映画の1シーンに出てきそうな、緻密に構成された整理だな・・などなど。
「蝶」のように開く、珍しいロールトップのアンティークロック金具も貴重な当時のオリジナル品。
とても価値があります。
デニムではこのデスクを全て当時のままにレストアし、
21世紀の現代においても実用家具としてお使いいただけるように再生いたしました。
ロールトップと連動した引き出しのロックシステムなど、すべての機能が維持されています。
しかも、素材の良質なオーク材は引き出しの底板、背板や側板の鏡板など、
見えない部分の構成材ですら、贅沢な無垢材でつくられています。
その素材品質は1世紀もの期間、ほとんど歪み一つ見せていない銘木級のマテリアル。
さらに100年以上の歳月を経過し、アンティーク家具だけが身にまとうことのできる、
見事な”パテナ”(古艶)までも装っています。
素晴らしいコレクティングファニチャー(収集目的の家具)です。
希少な実用的かつ最高級クラスのアンティーク・スモールサイズロールトップデスクになります。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1900年前後のお品で、100年以上を経過したジェニンアンティーク(真の骨董)の高級デスクです。
素晴らしい風格を持つ、名門家具ブランド、アンガス社製のコレクティングファニチャーになります。
しかもなかなか見つけることのできない、片袖のスモールサイズ。
アンティーク家具として、とても貴重なお品です。
素材はダークな古艶で引き締まった、ソリッドオーク。
背板やデスク内の構成材、底板や仕切り板にまで無垢材が使われている、完全総無垢仕上げの最高級仕様です。
入荷時、状態をチェックしてみると、外装面ではかなり使用感がありました。
特にデスクトップ周りは傷やインクしみ、落書きなどがかなり多く、リフレッシュにかなりてこずりそうな感じ・・。
おそらく前オーナーは学生だったのでしょう、絵の具汚れやら落書きやらは、多分大人じゃないですよね。
デスクの奥には、かの”プレスリー”のピンバッチが入っていたので、女子学生が使っていたのかもしれません。
まあ、どうでもいいことですけど、子供にこんな高級な学習机を買い与えるなんて、
相当なお金持ちの家庭だったことは間違いなさそうです。
構造面では、ロールトップならではのロックシステムが不能な状態で、脚元のキャスターも利用不能、
さらには引き出しも敷居が落ちて出し入れすらできない状態でした。
これは大変・・。
ただ、よくよく見てみると、状態はかなりひどそうでしたが、修理不能な致命的なダメージは一切なく、
さすがにつくりの良い高級家具だけあって、きちんとメンテナンスすれば、
いずれの箇所も完全再生が可能な状態であることがわかりました。
とても素性の良いデスク、というか運の良いデスクだと思いました。
特に、慣れたレストアラーでもなかなか手を出しにくい、蛇腹状のシャッター部分については、
まったく問題のない状態でした。
造りの良さはさすがアンガス製、といったところで、分解して確認したところ、
ほれぼれするほどしっかりとしたつくりとなっていて、このデスクの質の高さを裏付けているようでした。
不能となっていた抽斗(ひきだし)のロックシステムも、部品は残っていたので仮組みして確認したところ、
まったく構造的には問題ありませんでした。
これは本当に運が良い。
右袖の3段の抽斗に加えて真ん中の抽斗も、ロック・アンロック正常に動作いたしました。
もちろん外観的には使用痕や傷、汚れなどは年代なりにありますが、アンティークとしてはまあ常識の範囲内のもの。
これらは、再塗装である程度目立たなくすることはできそうでした。
塗装は全体的に色あせている感じでしたので、時代感を残したアンティーク塗装を全面的に行う事といたしました。
天板やデスク面には小キズなどの使用感が顕著でしたので、
この面だけは古い塗装をサンダーなどで削り落し、旧塗装面は剥離して一面再塗装することにいたします。
無垢の家具だからこそできるメンテナンスです。
ということで、修復作業はまず、構造点検から。
デスクをできるだけ解体して各部点検し、接合部をしっかりと再度組み直しをすることから始めました。
これだけの価値あるデスクですので、扉の動き、引き出しや袖板の滑り、脚の接地など、
一般的な構造部分のチェックにも時間をかけて行い、基本的な構造補修、締め直しなどはしっかりと行っています。
釘を使わないダブテイル(蟻組み)の接合部は、総無垢の収縮のため、
多少の緩みもありましたが、さすがにこれだけの高級家具ともなると、
長く使えるよう、修理ができることを前提にジョイントは設計されています。
しっかりと各所の接合強度は再生されました。
次は長年の汚れ落とし。
上部分解の際には、内部の棚の内側など、あらわになった部分を隅々までしっかりクリーニングしました。
なかなかこういう機会でもないとクリーニングのしにくい場所です。
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュ 473ml」や「CR0290 HOWARD オレンジオイル 473ml」を使用し
100年来の汚れもしっかりと落とす事ができました。
クリーンです。
塗装面では、全体をハンドサンディングで整え、ダークオーク色の英国製ステインで染色したのち、
天然樹脂のシェラックニスを使用し、表面仕上げしました。
小傷や多少の色むらは残っているものの、時代感が感じられる程度に雰囲気良く仕上がっています。
天板やデスクトップは前述の通りキズやしみが多かったので、旧塗装は電動サンダーで削り落しました。
無垢の家具ならではのメンテで、これで気持ち良くお使いいただけると思います。
深い線傷やしみは消し込めない箇所もありましたが、あまり気にならない程度と思います。
歴史を感じる風合いは残し、光沢をつけましたので、なかなか渋い感じの仕上がりとなりました。
そして最後は、塗装した各部のパーツを組み上げて完成です。
各部の再点検及び可動部の微調整をしっかり行いながら、しっかりと木ねじで組み付けていきます。
一番気になるシャッターの滑りはとても良く、蛇腹の張りもしっかりとした状態でした。
まだまだ、これからも長く安心してお使いいただけるものと思います。
底面には、キャスターが付いていて、この重量級の躯体を一人で移動できるようになっています。
ただ残念ながらキャスターは2つ欠損。
残りの2つも動きが悪くなっていたので新品に交換いたしました。
組み上げた後、このキャスターのおかげで、総無垢の重量級の巨体を、
女性でもお一人の力で位置移動させることが可能になっています。
ただ、頻繁な移動は想定していなかったと思い、重量のかかる片袖側のキャスターがかなり内側に位置しています。
ご想像いただければわかるかと思いますが、キャスターというか、台車などの車輪は
外側につければつけるほど、動きが良くなります。
横から押す力を受けやすくなりますからね。
逆に中央側につけると、横から押す力で躯体が傾いてしまうので、4輪の車輪に均等に力が加わらず、
動かしずらくなってしまいます。
それでも、あまり端につけると、何十年単位で考えれば、支えのない中央が自重で落ち込んでしまうので、
躯体に歪みの出る可能性がある。
重量級の家具などで長期間動かさないのであれば、中央寄りにキャスターをつけた方が躯体への影響は少ない、
そんな考えで、重量を支えるのに最適な位置に設置したのでしょう。
なので移動させるときには、少し持ち上げ気味にしておさないと動かしづらいです。
でも状態をご理解いただいていれば、特にご利用上には不便はないと思います。
さて、前述しました抽斗(ひきだし)のロックシステムの件ですが、
このタイプのデスクの抽斗には、ロールトップの扉の動きに合わせて連動するオートロックが設定されています。
ロールトップ(じゃばら扉)を全開にすると、自動的にロックがはずれ、抽斗が出せるようになっているのです。
逆にじゃばら扉を下に下ろすと、じゃばら扉と同時に引き出しにもロックがかかる仕組みになっております。
これは非常に調整の難しい作業なので、これが正常に行なわれるだけでもこのタイプのデスクとしてはかなりの価値があります。
レストアされていない、安価で販売されているロールトップデスクは、
ほとんどこの機能が失われている可能性があります。
尚、このからくり式のロックシステムはロールトップを開けると、自動的に
引き出しも開けられるようになっている便利な機能ですが、ロールトップ半開では引き出しのロックは外れません。
完全にロールトップを奥まで全開することでロックが外れて引き出しが開けられるようになります。
その点ご留意の上、ご利用ください。
※引き出しが開かないなどの場合には、完全にじゃばら扉が奥まで上がりきっていることを確認してください。
こちらのロックシステムは、ロックパーツ自体は全く損傷がありませんでしたので、
ちょっと部品の位置調整や抽斗のスライドレールの復旧などは必要でしたが、
メンテナンス後はとても調子よく、正常に機能をするようになりました。
さすが、長年の使用に耐えられる設計がなされているメープル社のアンティーク家具です。
まだまだこの先100年はお使いいただけると思います。
ロールトップのロック(中央のメインの鍵)についても、100年前の貴重なオリジナルロックでした。
しかも動作は良好。
しかし残念ながらキーのみ消失。
デニムが輸入・販売しておりますロールトップデスク用の「CR0046キーロックセット」のキーを流用し、
合鍵を製作させていただきます。
※撮影時は時間の関係上、ダミーキーで行っております。
お届け前までに製作させていただきます。
鍵穴飾りについては、ロゴが刻印されたオリジナルパーツですので、もちろん磨き上げて再利用しています。
ちなみに、おなか側の引き出しはロールトップのロックとは別に、単独でもロックができるようになっています。
もともと家具メーカーがこんなに手の込んだダブルロックをつけたとは思えないので、
もしかすると後付けの鍵なのかもしれません。
どうしても見られたくない(手紙など)書類などがあり、単独でもロックできるようにした、と。
まあ、理由はどうでも、ロックはきちんと生きているので、こちらも撮影時には間に合いませんでしたが、
お届け前までに製作させていただきます。
あと、後付けといえば、脚元のニーホール内に棚がつけられていました。
これはいかにも、といった感じで、色の違う松材の板をのせただけのものでしたが、
確かに使う上では便利そうですし、スペースの有効活用にもなっていましたので、躯体と同色にきれいに仕上げて
きちんと棚受けもしっかり取り付け直しさせていただきました。
よろこんでいただける仕様かと思います。
その他、外観で気になる傷や欠けなどは、こまごまと一つひとつ、丁寧に補修でつぶしていき、
アンティークの時代感は残しつつ、きれいめな印象をもっていただけるような雰囲気に仕上げました。
以上、これほどのアンティークですので、隅々まで手を尽くしました。
長く安心してお使いいただける状態と思います。
最後に塗装の完全乾燥を待って、全体を英国製天然蜜蝋ワックスで磨きあげて仕上げます。
実用家具として、資産価値をもつコレクタブルズ・アンティークとして、
担当職人が自信を持ってお勧めさせていただきます。
ぜひ一生のパートナーとしてご使用いただければ幸いです。
※こちらのデスクは、上下2つ(下はさらに左右で2つ)に分解が可能です。
搬入の際、戸口が狭いなどの場合には分解してお送りいたしますのでお求め時にその旨お申し付けください。
(破損防止のためにも、遠方の場合には分解発送させていただく場合がございます。)
組み立てはヤマト運輸さんにデニムから依頼いたします。(組み立て料金もデニムが負担いたします。ただしセール販売品は除きます)
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
イギリスらしい格式あふれる、素晴らしいデスクだと思います。
デザイン性も視野に入れた、この現代デスクの規範のようなグッドプロポーションは、前から見ても横から見てもさらには後姿さえ、人前にさらしたくなるほどのハンサムぶりです。
背板まで無垢ですので、当たり前といえば当たり前ですね。
きっちり、天然の蜜蝋ワックスで磨き上げておりますので、背面も隠す面ではありませんよ。
アンティークならではの素材品質とエポックメイキングな機能性、そしてそれがあって初めて実現したデザイン性、また年季を経た色・艶・風合い・・。
現代の最新家具製作技術をもってしても全く同じものをつくることはまず不可能ではないでしょうか。
そう、アンティークデスクだけが持つ、この“オンリーワン”性をご理解いただければ、
「こんなに古いデスクがこんな価格?」・・と思われた方も、納得いただけるものと思っております。
とにかく、素材の質、デザインのバランス、仕上げの技術等、3拍子そろった最高級のアンティークだと評価しております。
アンティークらしい存在感も充分で、インテリアとしてもきっと空間を落ち着いた雰囲気に演出していただけると思います。
100年を経過した真のアンティークですが、
まだまだこれからも充分永くお付き合いいただける状態です。
このデスクにふさわしいチェアもご用意しております!
ぜひ、合わせてご検討をl
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ アンガスANGUS スモールロールトップデスク | |||
品番 |
DK0155
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管理番号 | Lc28-10_0603 | |
販売価格(税込) | 259,200 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 840mm 奥行 765mm 高さ 1125mm 天板高さ 775mm 収納部内寸・幅 410mm 収納部内寸・奥行 585mm 収納部内寸・高さ 60mm ※天板有効域は幅730mm×奥行650mmです。 ※右側引出しは幅250mm×奥行585mm×高さ1・2段目105mm・3段目260mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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