OC0062A チェコ 2020年代 トンTON ベントウッドレボルビングチェアNo503コントールKONTOR/アンティークフィニッシュ
サイズ |
幅 520mm 奥行 540mm 高さ 795mm 座面高 440mm 肘掛高 710mm 座面奥行 475mm 座枠高 440mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
150年以上の歴史をもつトーネットファミリーのベントウッド(曲げ木)・レボルビングチェア、
No503 コントールKONTOR(ドイツ語のオフィス)です。
※こちらのオフィスチェアは、デニムがアンティーク塗装を施したオリジナル品になります。
アンティークではなかなか見つけることのできない曲げ木の「肘掛け付き回転椅子」です。
アンティークファンに方はお探しの方も多いですよね。
筆者も長いこと探していますが、アンティークのベントウッド・レボルビングチェアは、
まだ2、3度しかイギリスのアンティークマーケットでは出会ったことはありません。
もともと生産数が少なかったのか、それとも回転部の金属部が100年程度で寿命を迎えて破棄されてしまうのか、
あるいは単に所有者が手放さないだけなのか・・?
などと、いろいろと理由を想像したりしますが、どうもわからないんですよね。
ある文献によれば、回転軸をもつベントウッドチェアは、かなり古い時代から
旧トーネット社のレギュラーアイテムとして存在していたようです。
それもロッキングチェアとは違って、19世紀後半からのオフィス需要で生産数も相当数あったらしいのです。
ただオフィス需要は限られた国の需要だった可能性もありますので、
イギリスでは曲げ木回転椅子は当時あまり輸入されていなかっただけなのかもしれません。
イギリスにはオフィスチェア自体は多数存在していましたし。
ドイツやオーストリア、あるいはアメリカなどを回ってみれば結構探し出せるのかもしれません。
回転部の金属疲労に関しても、使い方にもよるのでしょうけど、素材自体は堅牢な鋳鉄製ですので、
単に歳月が経過したからといって自然劣化が必ずおこるものではありません。
古いミシンの鉄脚などを見ればそれはよくわかります。
過去の大半が壊れて捨てられてしまったということはないと思います。
とすれば、アンティーク品があまり出回ってないのは、お持ちの方が手放さないケースが多いのでしょうか?
今でもつくられているスツールですが、中古品やヴィンテージ品ですらほとんど見かけないのですから、
やっぱりそうなのかもしれませんね。
“ワークチェア”(事務椅子)といっても、基本的に無垢の家具ですし、
使えば使うほど味が出てきますし、何度でも再生はできますし(状況にもよりますが)、
一度手に入れたら手放さなくなるのは、なんとなく理解ができます。
それならば、アンティークファンの皆さま、
もし「曲げ木回転椅子」お探しでしたら、まずは新品を手に入れてみてはいかがですか?
アンティークと全く同じデザイン、というわけではありませんが、使われている素材はほぼ変わっておりません。
しかも旧トーネット社のチェコ工場でつくられたお品ですから、由緒正しき正規品、もちろんデニムのお墨付きです。
ピカピカですけど、アンティークなダークブラウンが本物のアンティークと良くなじみますよ。
いつの日か、本物のアンティークに育ててあげてください。
良いアンティークのベントウッド・レボルビングチェアに出会ってしまったら?
その時は、「浮気」もありだと思いますけど・・。
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
こちらは新品未使用品になります。
チェコ・TON社製のベントウッドチェア ”No503 KONTOR”に、デニムがアンティークフィニッシュをした商品です。
デニムがTON社より白木の状態で直輸入し、アンティーク家具と同様の塗装法、
つまり、150年前当時と同じステイン&シェラックニス塗装で往年の姿をよみがえらせてみました。
←未塗装状態のベントウッドチェア
TON社のあるチェコは、ポーランドとともにベントウッドの原材料となる、良質なヨーロピアンビーチ(ぶな)の産地です。
旧トーネット社でもウィーン工場の次に、主力工場を1856年、チェコのコリッチャヌイに建設しています。
その後1860年、旧トーネット社は同じくチェコのビストリッツェに第三の工場を建設しています。
この旧トーネット社のチェコ・ビストリッツェ工場を、1953年、TON社が受け継ぎ、
旧トーネット社の伝統技術を今に伝えているのです。
※2003年TON社ビストリッツェ工場。手前赤い屋根が旧トーネット・ビストリッツェ工場
ちなみに”TON”とは「曲げ木家具製造工場」のチェコ語の頭文字ということです。
さて、以下こちらのオフィスチェアについてご紹介します。
アンティークでは、オフィスチェアは一般のサイドチェアに比べると数が圧倒的に少なくて、
希少性により値の張るアイテムはとても多いです。
でもこちらのオフィスチェアは、アンティークのようにコンディションに気にすることはないにもかかわらず、
アンティークよりも○割はお安く入手できるお値打ち品となっています。
でもデニムの目利きで仕入れているわけですから、
もちろんアンティークのベントウッドオフィスチェアを徹底的に研究した上で、
出来るだけアンティークの仕様に近い形でご案内させていただいております。
例えば、オリジナル・トーネットのオフィスチェアについて、ごく初期の1859年のカタログには登場しておりませんが、
1873年のポスターには掲載されておりますので、当時の基本デザインは確認できます。
※1873年カタログポスターの拡大図
一番右がオリジナル・トーネット、No5501の初期モデルです。
この時点ではまだこちらのNo503コントールのベースとなるモデル、No5503はカタログに存在していませんでした。
No5501は、ミヒャエルトーネットの息子、アウグスト・トーネットがデザインしたNo6009の下半身に
回転脚を装着したモデルです。
肘掛け付き回転椅子のNo1とも呼ばれています。
そのNo5501の下半身を共通に、上半身をNo6003に差し替えたのが、No5503、肘掛け付き回転椅子No3です。
ちなみに下の写真はその後のトーネット標準モデルとなったオフィスチェアシリーズ(左上がNo5503 。左下はNo6003)です。
※1904年カタログ オフィスチェア商品ページ
細部の形状や仕様などはもちろん変わっているとは思いますが、
基本的に100年以上、変わらぬデザインでつくられ続けていることがわかります。
座面サイズは旧トーネットが直径47cm、座面高は47cm(46~66cm)とあります。
一方、現在のチェアは直径48cmで座面高は46cm(44~65cm)です。
サイズもほとんど変わっていません。
基本的にオフィスチェアに関しては、アンティークとほとんど変わっていないように思います。
オリジナルのアンティークトーネットのスタイルをそのままイメージしていただけると思います。
そして座面に関しては、クッションシートからケインシートまで様々に用意されておりますが、
こちらの座面はアンティークファンの方のご期待に添えますよう、
アンティークと同様の"インタルシア"シート(エンボス座面)に指定させていただきました。
※現在オフィスチェアにエンボス座面の設定はなくフラット座面のみとなります。
毎日のご利用で、「味」を深めていっていただければと思います。
最後に、カラーはダークブラウンのアンティーク仕上げといたしました。
古来からの自然塗料による塗装になりますので、水分や熱でニスが白化してしまう欠点はありますが、
お使いいただければお使いいただくほど、艶が増し、「味」わいが深まってゆく長所があります。
何よりも、何年経っても再塗装が容易にでき、その度に新品当時のように
リフレッシュさせることのできる大きなメリットがあります。
耐久性は高いものの、経年で自然劣化が進み、
劣化すると再生が困難になる現代塗装とは、全く正反対の性質です。
塗装の性質さえご理解いただければ、一般のご家庭ではもちろん、
レストランなどの業務用としても存分にご活用いただけます。
以上、アンティークを知り尽くしたデニムだけに、徹底的に仕様にはこだわらせていただきました。
アンティークではなかなか手に入らないベントウッドレボルビングオフィスチェアを、まっさらな新品の状態で。
ぜひ長くご愛用いただければ幸いです。
(ご注意点)
当ベントウッドチェアは昔ながらの製造工程で製作されるため手作業も多く、
現代の生産設備に比べれば手作りに近い商品になります。
そのため商品価値に影響しない程度のわずかな小傷、色むら等がある場合もございますが
不良品ではございませんので、あらかじめご了承いただきたくお願い申し上げます。
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
こちらのベントウッドレボルビングチェアは、前述の通り旧トーネットNo5503がベースモデルです。
(No5503は1904年カタログ写真のオフィスチェア商品ページ左上です。)
そのNo5503は、No6003の上半身に回転脚を装着したモデルですので、
基本的にデザインベースはNo6003ということになります。
ところで、そのNo6003というモデルは、アームチェアの中ではダントツにアンティークでも流通量は多いし、
人気、知名度とも非常に高いのですが、その販売年度や由来についてはほとんど知っている人はいません。
唯一触れていた文献では、近代建築の祖、“オットー・ワグナー”がデザインした
有名な、オーストリア・「ウィーン郵便貯金局」の椅子、として紹介されていました。
たしかに建築デザインの関係の方ならご存知の通り、ウィーン郵便貯金局の「証券室」にNo6003が置かれています。
他にもウィーン郵便貯金局にはオットー・ワグナーが実際にデザインした有名なアームチェアやスツールがあって
混同されやすいのですが、ワグナーがウィーン郵便貯金局のデザインを開始したのは1905年。
No6003はすでに1904年の旧トーネットのカタログに掲載されていましたから、
ウィーン郵便貯金局でワグナーがデザインしたとするのはちょっと年代が合いません。
今までアンティークを見てきた限りでは1890年代にはすでに存在していたデザインのようですから、
ワグナーデザインとすれば、ウィーン郵便貯金局以前に制作し、
ウィーン郵便貯金局で活用した、と見るのが正しいと思います。
それよりもむしろ、No6009の流れをくんでいるところから、アウグスト・トーネットに近いトーネット社内デザイン、
と見るのが自然ではないかと思います。
ワグナーがウィーン郵便貯金局で使ったNo6003は、独特のカラーリングが施されていますが、
それはオリジナルデザインではなかったから色だけオリジナルにした、という見方もできますし。
いずれにしても、トーネットのオフィスチェアは1873年には定番商品化されていたかなり古いアイテムです。
オリジナルトーネットの中でも、No4ダウムやNo14などと同様に、
ミヒャエル・トーネット、そして息子たち5人のDNAを色濃く残した直系のアイテムなのです。
アンティーク同様、100年はお使いいただけるハイクオリティのベントウッドオフィスチェアです。
ご自宅用に、あるいは業務用に、ワークチェアとしてこだわりのレボルビング(回転)チェアをお探しの方、
ぜひこの機会にご検討ください!
きっと貴方の一生のパートナーにしていただけると確信しています。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | トンTON ベントウッドレボルビングチェアNo503コントールKONTOR/アンティークフィニッシュ | |||
品番 |
OC0062A
|
管理番号 | TON13-5_0302 | |
販売価格(税込) | 77,000 円 | 在庫数 | ||
サイズ |
幅 520mm 奥行 540mm 高さ 795mm 座面高 440mm 肘掛高 710mm 座面奥行 475mm 座枠高 440mm ※回転機構につきましては、昔ながらの、座面を回すだけで昇降が出来るタイプとなっております。 ※最大205mm(44cm~65cm)の座面高エクステンションが可能ですが、実用的には100mm~150mm程度の伸長(座面高540~600mm)とお考えください。 | |||
送料ランク・重量 |
佐川急便220 送料目安:4,070円~7,480円
佐川急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> オフィスチェア/デスクチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 現代のベントウッドコレクション > トン/TON |
商品プロフィール | ||||
原産国 | チェコ | 年代 | 2020年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | チェコ | 年代 | 2020年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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