BD0027 イギリス 1950年代 アーコールERCOL No358 ウィンザー デイベッド シングルフレーム
サイズ |
幅 2140mm 奥行 950mm 高さ 745mm 座面奥行 550mm 座枠高 320mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今やイギリスアンティークの超・人気ブランドとなった、アーコールErcol社製のヴィンテージファニチャー。
その中でも、こちらはめったにお目にかかれないマニア垂涎モデル、”358 ウィンザーベッド” になります。
ウィンザーベッドは、現在ではアーコール社の商品ラインアップに存在していません。
ただ、ウィンザーベッドにはもともと3つのラインアップがあり、そのうちの1アイテムは
今でも作られ続けている超・人気モデルです。
アーコールマニアの方ならご存知でしょう、ウィンザーベッドの3つのラインアップとは、
”355 スタジオカウチ(背もたれ付き)”、”357 ウィンザーベッド(フットボードなし)”、
そしてこちらの ”358 ウィンザーベッド(フットボードあり)”。
フレームをすべて共通する、いわゆる「三兄弟」のラインアップになります。
今でも作られ続けているのは、”355 スタジオカウチ(背もたれ付き)”。
有名なアーコールオリジナルのロングセラーモデルになります。
これらのウィンザーベッド「三兄弟」の歴史は古く、さかのぼること半世紀以上前、
1956年のカタログにはすでに登場しています。
旧来のウィンザースタイルに英国伝統の”ダブルシェーズロング”のフォルムを組み合わせた、
そのデザインの先進性もさることながら、
何よりも、シェーズロングと言えばクラシカルな「高級家具」が常識だった時代に
むき出しの無垢フレームにワックスフィニッシュ、という大衆向け機能家具に仕上げたことが、当時は画期的でした。
ヨーロピアンビーチの良材で構成されたヘッド&フットボードのスポークは見事なループを描き、
1950年代、アーコール社がオリジナルのウィンザーデザイン商品として、
自信を持って世に送り出した商品であったことがうかがえます。
当時のアーコール社のフラッグシップモデルだったことでしょう。
その後、1960年代までは、この3ラインアップが続いていましたが、
1970年代になると、”357 ウィンザーベッド”と、”358 ウィンザーベッド” はカタログからドロップ。
”355 スタジオカウチ” のみの1アイテムの展開となりました。
まあ、”355 スタジオカウチ” は、背面パネルの背もたれが、脱着式となっていて、
外せば、”357 ウィンザーベッド” や ”358 ウィンザーベッド” と同じになるわけですから、
商品ラインが整理されていく段階で357と358が消えていってしまうのは無理からぬことといえますね。
今では、”355 スタジオカウチ” の美しいフォルムばかりが脚光を浴びていますが、
そもそもはアーコールが持つ当時の最先端技術を結集して誕生させたフラッグシップモデル、
ウィンザーベッド三兄弟の1アイテムだった、というわけなのです。
”355 スタジオカウチ” についていえば、その評価は陰ることはなく、
現在でもアーコール社のウィンザーシリーズの代表作として君臨しています。
驚愕するのは、その価格。
現地価格もさることながら、新品の ”355 スタジオカウチ” は何と、日本の販売価格が70万円超!
ユーズドのヴィンテージモデルでも、プレミアがついて国内外で50万~60万円ほどが相場となっています。
”357 ウィンザーベッド” や ”358 ウィンザーベッド” のシングルベッドモデルも、
355と同じようにカウチとして使えることから、同様に価格は高騰。
デニムではこちらのウィンザーベッド、できる限り低めの価格に設定させていただきましたが、
それでも、まず見つけることはできない1950年代の初期モデルのヴィンテージアーコール。
希少性では現行品のスタジオカウチよりもはるかに上ですから、やはり高級家具のレベルになりましたね。
ご容赦ください・・。
プレミアムモデルで、かつ、グッドコンディションのウィンザーベッド。
おそらく355ではなく、357でもない、 ”358 ウィンザーベッド” をデニムでご紹介できるのは、
これが最初で最後になるかもしれません。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません。
ご決断は今のうちに・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1950~60年代に製作されたアーコール社の代表作、”358 ウィンザーベッド” です。
ヨーロピアンビーチ無垢のベントウッド(曲げ木)のウィンザー・ボウバックと
ソリッドエルムのフレームを持つ、1950年代デビューの画期的なモデルです。
メーカーはもちろん信頼の英国ブランド、アーコール社製になります。
正式名称は、”No.358 Windsor Bed with bow-shaped head and foot end" 。
1950年代の発売当時、こちらのモデルには、フットボードのないNo357、別体の背もたれのついた、
No355(スタジオカウチ)の3種のバリエ―ジョンモデルがありました。
その後、別シリーズにベッドのラインアップができたことにより、
ウィンザーのベッドシリーズは背もたれのつけ外しができるNo355(スタジオカウチ)のみに集約され、
1970年代以降は、No357、358のベッド専用モデルは廃番となってしまいました。
したがって、No357、358は、1950年代から60年代のアーコール社ごく初期の頃、
わずかな期間だけ製作されたウィンザーシリーズ・オリジナルモデルとして
大変貴重なコレクターズアイテムとなっています。
価値あるコレクティングファニチャーです。
一方では、No355(スタジオカウチ)の人気の過熱ぶりを考えれば、そこまで知られたモデルではありませんので、
アーコールのカウチソファをお探しだった方にはねらい目といえるかもしれません。
背もたれのある/なし以外は、現行品のスタジオカウチと全く同じフォルムですので、
壁に沿わせて設置して、背あてにクッションを置いていただければ、
全くスタジオカウチと同じようにお使いいただけます。
さて、入荷時の状況といたしましては、さすがに半世紀以上前のモデルだけあって、使用感は否めない状況。
接合部の貫も緩んでいて、フルメンテナンスを必要としている状況でした。
当時もののマットレスは処分されてしまったのでしょう、欠品している状態。
ゴムバンドのウェビング(マットレスをのせる編まれた底ばね)も、
全てだらんと伸び切ってしまっている状況でした。
もちろん、ゴムバンドのウェビングについては、デニムで販売している、
アーコール用のラバーベルトで底ばねを再構成可能。
当店ならラバーベルトは常に在庫しており、将来的にも必要に応じてお張替えは可能です。
ただ、ウェビングについてはフレームのレストア時に同時にお張替えいたしますが、
マットレスにつきましては、当店でも提携先の別会社に依頼することになりますので、
次のオーナー様のご意向をうかがってから、当店てへご用命があればご用意をさせていただくことといたします。
当店で製作するマットレスにつきましては、詳細は、
「CR0356 アンティークベッド用シングルサイズ マットレス【オーダーメイド】」を
ご参照いただければと存じます。
※アーコールウィンザーベッドのマットレス製作イメージ
上記のCR0356では、特注品になりますのでクッションの堅さや表皮の生地などもお選びいただけます。
※ホテルなどで一般的に使われる標準のコイルスプリングのクッション仕様で、約8万円程の製作費用となります。
サイズにつきましては、頭部と脚部側のカーブも型紙を取った上で、フレームに合わせてお作り致します。
レストアにつきましては、フレームの組み直し、および全面的なリフレッシュ塗装を行いました。
まずは構造補修から始めます。
接合部の緩んでいる箇所を確認して組み直し。
幸い、割れなどのダメージは一切ありませんでしたので、再接着することで、
新品当時の強度が回復できるものと思われました。
作業後、構造面の強度をしっかりと確認。
接合部の締め直しから接地のガタチェックまで、構造補修はフルメニューを行っております。
塗装は基本的に旧塗装を全面剥離。
汚れ落としも兼ねて、フレーム裏や脚先、バックボードの隅に至るまで、
隅々まで剥離作業を行っていきます。
目の粗いサンディングに始まり順に細かいサンディングと移行しながら
塗装面をきれいに整えていきます。
大きなサイズで、かつ細い棒状のため、機械を使いことができず、
すべて手作業でサンディングを行わなければならないため、相当な時間と労力を要しましたが、
数日かけて、何とか50年前当時の木肌にまで、剥がしきることができました。
その後、オリジナルではラッカー塗料、あるいはワックスフィニッシュだったかもしれませんが、
外観が当時ものと同じように感じていただけるよう、現代の環境対応した2液ウレタン塗料にてフィニッシュしました。
現代家具はメーカー各社ともウレタン塗装が主流になってきておりますので、
アーコールの現代家具も、クリアやカラーモデルに関しては、ラッカーからウレタンに
今では変更されているのではないかと思います。
※ウレタン塗料はラッカーに比べて高価ですので、量産メーカーによっては引き続きラッカー塗装の会社もございます。
ヴィンテージアーコールの雰囲気を壊すことなく、ウレタン塗料ならではの利便性で、
お色を調整しながらきれい目に仕上げられたものと思っております。
古いアーコール家具のように蜜蝋ワックス仕上げも可能でしたが、
やはりヴィンテージものになると、お色のムラ加減が気になる場合もありますからね。
現代の最新のウレタン塗料はその点でとても優れています。
再塗装時の剥離性も高いです。
塗装が完全に乾燥した後、新品のゴムバンドをお張りして、
作業が全て完了いたしました。
以上、これほどの貴重な高級骨董ですので、隅々まで手抜きなく、
しっかりとメンテナンスいたしました。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、
英国製の天然蜜蝋ワックスで隅々まで磨き上げて仕上げます。
自然な仕上がりでバンドも張替え済みの極上コンディション、
優良なヴィンテージアーコールになります。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
とても希少なアーコール社のウィンザーベッドです。
カウチベッドとして、ソファ的にもお使いいただけるシングルベッドサイズのモデルですから、
高い人気を誇るヴィンテージアーコールのなかでも特に人気が高騰しているモデルです。
現在でもアーコール社のラインアップに存在している、
同型の ”355 スタジオカウチ” と同じシリーズのモデルになりますが、
スタジオカウチで言えば、日本の輸入モデルの新品価格は何と、三ケタに届きそうな○○万円!
すでに名作椅子クラスのプレミアムソファとはいえ、この価格は・・。
とはいえ、ヴィンテージ・デイベッドの価格も、現地の需要増に伴って値上がりが続き、
やはりその相場はイギリス現地でも、少なくとも3000ポンド以上の値が付けられています。
※現在1£=約¥165
新品とヴィンテージアーコール、いずれも価格相場が高騰してしまっておりますが、
それでも日本では、現行 ”355 スタジオカウチ” の新品価格は、ヴィンテージモデルの相場の1.5倍以上。
ユーズドに抵抗のない方でしたら、価格的にはヴィンテージモデルをご購入される事をお勧めいたします。
それでなくてもデニムでは、家具の歴史を変えたマイルストーンとして、
その「生き証人」としてのヴィンテージモデルをおすすめさせていただきます。
経年を経たその風合いには、「本物」の歴史の重み、存在感があります。
創世記のアーコール社が作った半世紀以上前の「本物」の意欲作が、
新品復刻モデルの3分の2程度の価格で入手できるなんて、おそらく今だけではないかと思います。
今後はヴィンテージモデルはますますの急騰も予想されています。
しかもデニムが現地で厳選し、かつ、丁寧にフル・メンテナンスを手掛けたこちらの逸品。
お早めにご検討される事をお勧めいたします。
尚、現状マットレスはついておりませんが、もちろん、デイベッドの形状にお合わせした、
特注マットレスも、デニムでご手配可能です。
この機会にぜひご検討ください!
(Sales/SW)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | アーコールERCOL No358 ウィンザー デイベッド シングルフレーム | |||
品番 |
BD0027
|
管理番号 | LC37-5_1112 | |
販売価格(税込) | 396,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 2140mm 奥行 950mm 高さ 745mm 座面奥行 550mm 座枠高 320mm ※最大高はヘッドボードの高さです。 ※フットボードの高さは600mmです。 ※フレーム内寸はW1940mm×D910mm×H(床から連結フレーム上辺までの高さ)320mmです。 ※マットレスの最適サイズはW1870mm×D860mm(前後にカーブあり。寸法はカーブの頂点)です。 | |||
送料ランク・重量 |
Eランク 送料目安:16,555円~30,085円
(沖縄 45,155円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> セティ/ソファ
家具/Furniture > ベッド/寝具 無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > アーコール/ERCOL |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1950年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ウレタン仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1950年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | スチール | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ライト系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 木 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。