クイーンアンスタイル バール・ウォルナット レザートップ ハーフムーンカードテーブル アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
TB1039
イギリス
1900年代 クイーンアンスタイル バール・ウォルナット レザートップ ハーフムーンカードテーブル
| サイズ |
幅 830mm 奥行 430mm 高さ 755mm 最大拡張幅 830mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
イギリス1900年代に製作された、クイーンアンスタイルのフリップトップ式ゲームテーブルです。
本当にすばらしいフォルム・・。
時代を超えた永遠の「美」と呼びたいですね。
テーブルとしてのつくりも非常に上質。
限界まで極細にシェイプされたストレートなカブリオールレッグ(獣脚)、
端正なD型フォルムのテーブルトップ、
見事な製作精度、造形技術です。
デザインはもちろん、英国伝統様式を継承。
そのデザインは18世紀のイギリス・ロココ、“クイーン・アン”様式を完璧に受け継いでいるものです。
“クイーン・アン”様式とはご存知の通り、
1702年に即位したアン女王の治世下で流行した家具スタイル。
あの世界初の家具デザイナー、“トーマス・チッペンデール”が
デザインの基にした家具様式としても有名です。
ハーフムーンスタイルの天板、シンメトリーなファニアー(扇状)のバール・ウォルナット、
そして「猫脚」とも呼ばれる並び立つ4本の美脚は、まさにクイーンアンスタイルのシンボル。
そしてこちらのテーブルには、そんなインテリア性からは想像ができないような機能性をも保有しています。
あたかもハードカバーの書籍を開くかのような、フリップトップ式のエクステンション機能を所持し、
壁際に置くホールテーブルとしてだけではなく、
往年にはゲームテーブルとして、本来の役割を務めていたようです。
さすが優れた機能性を持つ英国家具。
現在ではゲーム用途とともに、ティーテーブル用途にもお使いいただけるよう、
テーブルトップをフェルトからレザーに変更いたしましたが、
このテーブルの本質的なユーティリティは、今もなお、全く失われておりません。
まさに、大英帝国時代のブルジョアジーが使用していたような、
高級テーブルを彷彿とさせるものです。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
拡張天板式のフリップトップテーブルです。
カードゲームテーブルとして作られたアンティーク家具になります。
ゲームテーブルといえば、アンティークの時代には富裕層必携だったアイテム。
どの家具工房でも手掛けていたテーブルかと思いますので、アンティーク家具としては、
その種類も多く、構成も、デザインも、各社様々な工夫が凝らされていて、見るのがとても楽しいです。
全体としては基本的な構造は同じなのですが、同じだからこそ、逆に物的な比較がしやすく、
各社の技術レベルの違いが良くわかります。
そういう点から申し上げますと、こちらのテーブルの製作技術レベルは、
トップレベル、と言ってよろしいかと思います。
例えば、以前に入荷した”ワーリング&ギローWaring and Gillow”社製のゲームテーブル。
古典家具メーカーとして「最高品質」で名高い、かのギローのテーブルと比較しても、
そちらとほぼ同等クラス、あるいは勝るとも劣らないレベル、と申し上げれば、
イメージされやすいでしょうか。
具体的には、まず素材のバール・ウォルナット。
1万本に1本といわれるバール杢の厳選された材を、ファニアー(扇状)の化粧張りで、
天板と幕板の母材に蒸着されているわけですが、
100年以上経過しても、全く劣化の見られないベニヤリングの技術力。
もちろんベース材のマホガニー無垢の素材品質や、
過去のメンテナンスが良かったということもあるのでしょうけど、
もともとの化粧材の製作技術の高さがなければ、これほどの状態が維持されることはありえないでしょう。
さらに、造形技術や製作精度も非常に高い。
フォルムの正確さはお写真でもお分かりいただけるかと思いますが、
歪みの生じやすい極細の脚、無垢板の合わせ天板、といった難しい仕事も、
1世紀経過した今でも、その品質レベルが維持されているのは本当にすごいことだと思います。
ということで前置きが長くなりましたが、以下、入荷時のコンディションについて、です。
前オーナーの扱いも良かったことでしょう、
外観は古艶もしっかりのっていて、比較的綺麗と言える状態でした。
ゲームテーブルの特徴、フリップトップ天板の開閉動作もスムーズで、
つき合わせの精度はいまだ高いレベルにあります。
接地もガタつきやぐらつきなく、構造的にもとても剛性感があり良好でした。
ただ天板には小さめの傷がやや多く、多少使用感が気になる状態でしたので
全面サンディングによる小傷の削り落しをし、剥離塗装をすることにいたしました。
当時のままの、見事なウォルナットのバール杢が顔を出しました。
まさに天然のアートです。
とはいえ、さすがに1世紀も経過すると、部分的な色むらが気になる状況になってしまいますので、
極力、着色しすぎない程度にウォルナットカラーの英国製ステインで色調整。
その後シェラックニスでフレンチポリッシュに仕上げました。
ベース材がマホガニー無垢ということもあり、赤みのある色艶が一層引き立ち、
かなり良い感じになったと思います。
全体的に、外装の塗装状態は良好です。
脚元は多少のガタつき程度はありましたが、おおむね良好、
念のため接合部は総チェックし、全て増し締めし直しております。
ストレッチャー(脚をつなぐ横貫。補強材)がなく、細い脚ですが
接地には安定感があります。
脚部を中心とした造形はとても状態が良く、欠損もほとんどなし、
きれいに整っております。
天板の拡張については、単純に、天板を「本の表紙を広げるように」持ち上げると、
ゲームテーブルが展開します。
天板を開く前には、まず後列にある3本の脚の中央の脚を引っ張り出しておくのですが、
ここにはちょっとした小物入れがあって、気が利いています。
小物入れスペースはカードゲームのためのカード入れ、および備品入れかと思いますが、
引き出し内の中央スペースには、仕切り板が斜めに装着されており、
カードの出し入れがしやすいように収納が工夫されています。
また引き出しの上部にはフェルトが張られていますので、天板に傷がつくのを防止できるようになっています。
こちらはデニムで新品フェルトに張り替えさせていただきました。
さて、天板を開くと、半円だった天板が正円形のラウンドテーブルに変身。
トップにはカードゲームに興ずるテーブルらしく、もともとの入荷時には、
一面フェルトが張られていました。
このフェルトはやや使用感がありましたので、
次のオーナー様が気持ちよくお使いいただけるようにお張替えをいたします。
同じフェルト地でも良かったのですが、今ではカードゲームをする方も少ないでしょうから、
ここではオケージョナルにご利用いただけるよう、レザー(本革)張りとさせていただきました。
レザーには「FB0139 本革(濃緑) ニューソフト」を使用。
安心の日本製、優良なステアハイド(成牛革)になります。
ヌメ革と違ってクロム鞣しレザーですので、革の表面には多少の撥水効果もあり、
ティーテーブルなどの用途にも対応できるようにしてあります。
汎用的にお使いいただけると思います。
入荷時の古いフェルトを剥がすと、ベースのマホガニー無垢が現れました。
貴重なバール・ウォルナットと家具材の宝石マホガニー材のハイブリッド仕様。
もう、いうことなし、ですね。
以上、これほどの高級骨董ですので、隅から隅まで丁寧に、
時間をかけてメンテナンスいたしました。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、天然の蜜蝋ワックスで全体を磨き上げて仕上げます。
しっかりと手を尽くしたエクセレントコンディションの仕上がりです。
自信をもってお勧めできる素晴らしいお品です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
クイーンアンスタイルのゲームテーブルです。
ゲームテーブルというくらいですから、上流階級の調度品だったことは容易に想像できますね・・。
美しく輝く、華やかなバール・ウォルナットの色艶は、
まさに、アンティークならでは・・です。
もちろん、見た目だけではありません。
天板をハードカバーの書籍のように広げて、倍のサイズに拡張できるような
エクステンション機能も備えています。
半円型のコンソールテーブルから、円形のオケージョナルテーブルへ、
あっという間に早変わりします。
つくりはとてもしっかりとしておりますので、現代の生活でも、
収納付のサイドテーブルとして、様々なシーンでお役立ていただけるのではないでしょうか。
テーブルトップはフェルトから撥水性のあるレザーにお張替えいたしましたので、
ティーテーブルやワインテーブルとしてもお使いいただけます。
現代家具にはないこの味わい、
一方では、現代家具以上の機能性・・。
世界にいくつも存在していない、貴重な逸品です。
アンティーク上級者様も納得のクオリティです。
ぜひ、この出会いにご検討ください!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
※↑白紙の用紙はA4サイズです。
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | クイーンアンスタイル バール・ウォルナット レザートップ ハーフムーンカードテーブル | |||
| 品番 |
TB1039
|
管理番号 | LC38-39_1005 | |
| 販売価格（税込） | 110,000 円 | 在庫数 | 1 | |
| サイズ |
幅 830mm 奥行 430mm 高さ 755mm 最大拡張幅 830mm ※拡張時の天板高は730ｍｍです。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安：4,400円～7,040円
（沖縄 10,010円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 家具/Furniture ＞ テーブル | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン・ニス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | パイン | |||
| 主要素材の材質 | 化粧材 | |||
| 主要素材の等級 | Ｓ級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 革 | |||
| その他の素材のカラー | 緑系 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
| 目立つ傷 | 少ない | |||
| 交換・改造 | あり | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ｓ | |
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